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産後の骨盤矯正がよく効く時期
投稿日:2017.09.15
【産後のトラブル】
出産をする時お母さんの体は、赤ちゃんの通り道を用意するために骨盤が自然に開くようにできています。
入院中も意外とゆっくりしている時間はなく、経過によってはトイレに行くのも大変だったり傷の痛みで眠ることができなかったり、産後の生活は想像以上にハードでお母さん自身の体調面には気が回りません。
乳児はまだ首が座っていないこともあり、授乳の姿勢で産後の開いた骨盤に負担がかかることもあります。
そのため、授乳時間の間隔も開き、離乳食が始まって少し余裕が出てきた頃には、お母さん自身の体は疲れがたまり、開いた骨盤の回りの血流が滞って下半身太りしていた・・・冷え性になっていた・・・腰痛が悪化している・・・ということが起こります。
体重はもとに戻ったのに体型は出産前に戻らないといった声は非常によく聞きますが、産後にすぐ体型が戻る人との違いは骨盤の開き具合と筋肉量に関係しているようです。
骨盤の開き具合と体型は密接な関係があり、骨盤は他にも腰痛や首のヘルニアなどとも深いつながりがあるので、産後に下半身太りや冷え性・便秘・腰痛などの症状が悪化したという方は、早めに骨盤のケアをするようにしましょう。
【産後に理想的な食生活】
①ビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物
母乳は白い血液と呼ばれているほど、お母さんの身を削って赤ちゃんへ届けられる栄養たっぷりの栄養源です。
母乳へ優先的にお母さんの体内の栄養素が行き渡るようにできているので、必然的に母体への栄養は不足する傾向にあります。
そのため貧血にもなりやすく、母体にはビタミンやミネラルなどを多く含む野菜をたっぷり摂ることが大切です。
また野菜や果物には血糖値を緩やかに上昇させる働きがあり、よく噛まなければならないので、過食を防ぐことにもつながります。
脂肪分の多い食事は母乳が詰まって乳腺炎になってしまう可能性もあり、血液をサラサラに保つことを意識して様々な種類の野菜や果物をまんべんなく摂ることが、産後すぐのお母さんの仕事の一つとも言えます。
②脂肪分の少ないタンパク質
産後は母乳に栄養が必要となるので、肌や髪の毛にまで栄養分が行き渡るのが難しくなります。
また運動不足になるので筋肉量も低下する傾向にあり、張りのある体型を維持するためにタンパク質は忘れてはならない栄養素です。
特に魚類から摂れるタンパク質、良質な油分は授乳期の母体に欠かせないものですね。
鶏肉もヘルシーなタンパク質としてよく知られています。
野菜とお肉が豊富に摂れて、授乳期の忙しく疲れたお母さんの手間がかからない料理として、鍋の料理は大変有効です。
鍋料理の中でも、塩分の高いものだと水分が溜まってむくみやすくなるので、産後はなるべく薄味の味付けを意識すると良いです。
小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも、鍋料理を大人が食べる前に離乳食として使うことができますので、一石二鳥で栄養のバランスの良い食事と言えます。
③適度な炭水化物
炭水化物は糖質が多いので摂り過ぎると当然痩せにくい側面があります。
しかし、全く炭水化物を摂らないという無理な制限をしてしまうと、ストレスで食べ過ぎてしまいダイエットどころかリバウンドにつながってしまいます。
そして適度に炭水化物を摂り入れることで、体内の脂肪が燃焼しやすくなるというデータもありますので、野菜とタンパク質をしっかり食べた後でお茶碗1杯分ぐらいの炭水化物を摂るようにしましょう。
炭水化物の中でも蕎麦にはタンパク質が多く含まれているので、ダイエットに向いている食材と言えます。
うどんやそうめん・パスタなどには塩分も多く含まれているので、食生活を意識しているのに効果を感じられないという方は、炭水化物を見直してみることをおすすめします。
【骨盤矯正が良く効く時期】
骨盤矯正に最適なタイミングは、産後外出できるようになってから半年ほどの間です。
この間に調整を始めると、癖がついて固まる前に動かしやすく、施術回数も少なく済む場合が多いです。
産後何年も経過してからでももちろん、骨盤矯正は可能ですが、経過した時間の分だけ調整しても戻りやすく施術回数が必要となることを考慮しておきましょう。
肩こり・腰痛・頭痛など、産後しばらく経ってからでは骨盤の状態と結びつけて考えられることが少ないお悩みも、実は骨盤の状態と関係していることがあります。
また早めに骨盤矯正をしておくと、筋肉が正しい位置で効率よく稼働するようになり、特別なトレーニングやエクササイズをしなくても日常生活を普通に過ごすだけで十分な運動効果があることがわかってきました。
これは裏返すと、骨盤が歪んだり緩んだりした状態のままでトレーニングを始めても、運動の効果が十分に発揮されないという意味でもあるのです。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。