産後コラム

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産後の骨盤歪みをセルフチェック

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後の骨盤歪みをセルフチェック』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後、骨盤が歪みやすい理由

 

女性は妊娠すると、ホルモンバランスが大きく変わります。

 

その中でも「リラキシン」は、出産に向けて分泌量が多くなっていき、出産時に赤ちゃんが出てきやすいように産道周りの筋肉を緩めてくれるのです。

 

リラキシンが分泌されないと、難産になってしまうなど、とても大切な女性ホルモンの一つだ言えます。

 

「リラキシン」の分泌は産後23日で止まりますが、関節や靭帯がゆるみやすい「リラキシン」の影響は半年程残ると言われています。

 

出産のために開いた骨盤は、出産が終わった3か月~4か月と時間をかけて元に戻っていくのですが、その間も関節や靭帯のゆるみやすい状態は続いています。

 

お母さんがたくさんの赤ちゃんグッズを詰め込んだ大きなマザーズバッグをいつも同じ腕や肩だけに下げたり、慣れない赤ちゃんの授乳の際に胡坐(あぐら)をかいていたり、イスに座る時にどちらかの足を組むのが癖になっていたりすると、骨盤が元の位置に戻るどころか、歪んだ形で固定してしまうのです。

 

また帝王切開での出産の場合、分娩による骨盤の開きはありませんが、お母さんの体で起こる出産に向けての準備は経膣分娩の場合と全く同じなので、「リラキシン」の影響での関節や靭帯のゆるみ、骨盤の開きは同じように起きてしまいます。

 

帝王切開でのケースでは、矯正下着や骨盤矯正ベルトなどを使う場合は、お母さんの腹部や子宮の傷や痛みが癒え、産婦人科医からの許可を得られてからということになります。

 

体の痛みをかばいながら無理な姿勢で赤ちゃんの世話をするうちに、骨盤に歪みが生じてしまうことも少なくありません。

 

帝王切開による出産の場合も、産後の骨盤の歪みには同じように注意が必要ですので、覚えておきましょう!

 

あなたの骨盤の歪みをセルフチェック

 

骨盤の歪みの細かな状態については専門家の診断が必要ですが、歪みの可能性については簡単なセルフチェックでも確認することができます。

 

1つでも当てはまる項目があったら骨盤に歪みが生じている可能性が考えられます。

 

日常生活からセルフチェック

 

・気が付くといつも同じ腕で赤ちゃんを抱っこしている

 

・スカートやパンツをウエストサイズに合わせて選ぶとヒップがきつい

 

・両肩の位置、腕の長さ、ウエストライン、ヒップの高さが左右で違う

 

・椅子に座るときは足を組む、床に座るときは横座り、ぺたんこ座り、体操座りが落ち着いて体も楽である。

 

・何をしてもよくならない肩こり、腰痛、に悩まされている

 

・生理不順、生理が重い、ひどい生理痛などに悩まされている

 

・姿勢が悪いと言われることが多くなった。

 

体の動きからセルフチェック

 

◎片足立ち 

 

目を閉じて10秒以上片足で立ち続けることが難しく、バランスを崩して倒れてしまう場合

 

◎その場足踏み

 

足元に目印をつけておき、目を閉じてその場で30回足踏みをし、足踏みを始めた位置か

30cm以上動いている場合

 

◎イスに座り、足を組んでみる

 

イスに座り左右の足を交互に組んだ時、どちらか一方を組みにくいと感じた場合

 

◎仰向けに寝る

 

足の力を抜いて仰向けに寝た時に、足先の倒れ方が左右で違う場合

 

ケースによって症状に違いが出る骨盤の歪み

 

「骨盤の歪み」は、骨盤のずれの向きや歪みの方向により大きく3つに分類できますが、歪みの種類により現われる症状にも違いがあります。

 

◎骨盤の前後の歪み

 

骨盤が前傾(骨盤が中心から前に倒れる)すると、反り腰・ひどい腰痛・背中のハリ・便秘・生理痛・腿のハリ・下腹の出っ張り・たれ尻になりやすいと言われています。

 

骨盤が後傾(後ろに倒れる)すると、猫背・首のこり・胸が垂れる・ポッコリお腹・下半身の代謝悪化による下半身太りが起きやすいと言われています。

 

◎骨盤の左右の歪み

 

骨盤が左右に傾いていると、肩こり・腰痛・腰のくびれの高さが左右で異なる・むくみやすい・O脚になりやすいと言われています。

 

◎骨盤の上下の歪み

 

お尻の筋肉がゆるむことでお尻が垂れたり、お尻の肉がたれてきて太ももまで太くなったりすることがあります。

 

足の長さが左右で違ってしまうことから、長時間の歩行や立ち仕事でひどい腰痛を引き起こすことがあります。

 

骨盤の歪みを放置していると、筋肉のバランスがおかしくなってしまい、血流やリンパの流れが悪くなってしまうので、その結果全身の新陳代謝の低下を招きます。

 

新陳代謝の低下は体調を崩すだけでなく、肌荒れ、シワ、たるみの原因となり、肥満やスタイルの崩れを引き起こす原因にもなってしまいます。

 

又、骨盤が歪んでしまうことで神経を圧迫し、坐骨神経痛、恥骨の痛みなどが現われることもあります。

 

産後の骨盤の歪み対策は産後6か月までに!

 

骨盤の歪みを治す方法は矯正下着からベルト、エクササイズなど様々な解消法が考えられています

 

赤ちゃんの世話をしながら、筋力をつけるためのストレッチを毎日欠かさずすることは難しいですが、ベッドに入るときに気軽に簡単に続けられる運動だけでも続けてみることは大切です。

 

骨盤の歪み対策に効果的な運動やストレッチは、インターネットを検索すればたくさん出てきますし、産後の骨盤矯正に関する書籍も多数あるので、自分に合った方法を見つけて始めてみましょう。

 

また、自分1人で進めようとするのではなく産後の女性の体の変化について夫をはじめとする家族に理解してもらい、協力を得ながら進められるとストレスも少なく前向きに取り組むことができます。

 

産後の骨盤の歪み対策は、女性ホルモン「リラキシン」の影響で骨盤にゆるみが残っている産後6か月までに骨盤矯正を始めることで、効果が現われやすくなります。

 

腰痛や背中・肩・首などにコリや痛みが出ているような状態で、安易な自己判断によるストレッチや筋力トレーニングをすることが、症状の悪化につながることもあります。

 

産後の骨盤の歪みによる様々なトラブルは、医療機関で専門家の診断の下、適切な時期に適切な治療を開始することが何よりも大切です。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。