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産後の便秘と骨盤の関係
投稿日:2021.03.18
わかば整体院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『産後の便秘と骨盤の関係』について書いていきたいと思います(^O^)
産後の便秘と骨盤の関係
女性は生理の周期でもホルモンバランスの変化が胃腸に影響を与えがちですが、最も体質が変わりやすいのが妊娠中から産後です。
骨盤の戻り具合によっては産後も胃もたれや便秘・下痢が続く場合もあり、あまりにも不調が続くと栄養がきちんと体内に吸収されなくなる危険性も。
妊娠中〜産後の胃腸の体質が変わりやすい?
妊娠初期から中期にかけては、ホルモンバランスが生理期以上に急激に変化し、つわり・食べ悪阻もあり食生活が180度変わります。
いろいろな食材をバランスよく食べる以前に、食べられるものを食べて安静にするのが最優先ですから、適切な水分補給をして排尿のサイクルを整えて浮腫み対策をしましょう。
妊娠後期は、胎児が大きくなるにつれて胃腸の位置が変化してうまく働けなくなるため、消化不良・食欲不振・便秘・下痢などのトラブルが増えます。
また便秘になっても子宮の張りが起きないように排便の度に「いきむ」のは避けたいですし、体内の水分は羊水の方に優先されるので便は固くなりやすいです。
そのため、妊娠中の胃腸トラブルから痔になる方がとても増えます。
産後は胃腸の調子が戻ったとしても、出産のために緩んだ骨盤底筋が排便をする筋力も緩めていてすぐには回復できません。
それに加えて出産によるいろいろな傷が癒えるのに少なくとも一ヵ月はかかりますから、妊娠期間と産後を合わせても、約1年は通常の胃腸の動きができないと思っておいた方が良いでしょう。
あまりにも便秘が悪化した時は
自力では難しい時は用量と用法を守って便秘薬を使用しながら、排便の習慣を体が忘れないようにすることも大切です。
便秘は排便が困難になるのが問題なのではなく、腸内環境の悪化から肌荒れや不定愁訴、栄養不足、代謝不全、低体温なども引き起こすことがわかっています。
骨盤の位置を徐々に妊娠前の状態に整えながら、胃腸の働きも不安のない環境へと導いていきたいですね。
わかば整体院では産後ケアに特化した骨盤矯正を行なっております。