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産後ダイエットは骨盤矯正が効果的?
投稿日:2017.05.12
【出産前に体重は何キロ増加するの?】
初めての出産を控えたママは、出産前にどのくらい体重が増えるのか気になるところですよね?
いくら赤ちゃんを育てるためとはいえ、食べたものの果たしてどのくらいが、確かに赤ちゃんに渡っているのか、全部自分の皮下脂肪になっているのではないかと心配になりますよね。
出産前のママの体は、「リラキシン」というホルモンの働きで、骨盤底筋や股関節の靭帯・仙腸骨の靭帯などが緩み、骨盤が開いていくので、お腹や腰周りに皮下脂肪がついて女性らしい丸みを帯びた体型へと変化して行きます。
お腹や腰回りの皮下脂肪は赤ちゃんを守るために大事なものですから、妊娠前にどんなに痩せていたママも、ちゃんとお肉はついてきます。
また、その大きなお腹を支えようとしてバランスをとるために、自然に太ももも筋肉が発達してその上に脂肪もついて、どっしりとした安定感のある体型になります。
妊娠初期は、つわりであまり食べられなかったというママも、中期になってお腹が空くと、もりもり食べられるようになって来ますので、ゆるやかだった体重増加曲線も、中期から後期にかけては、急カーブを描くように上昇します。
しかし、ダイエット=減量という目的のために、栄養バランスも考えずに食事の量を減らすなど赤ちゃんを巻き込むのはあまりお奨めできません。
この時期塩分摂取量に気を付けたり、カルシウムやたんぱく質や葉酸はむしろ多めに摂るなど、栄養バランスを考えた食事をとることがお腹の赤ちゃんの発育のために重要だからです。
では、妊娠中赤ちゃんの発育のために、このくらいは体重が増えてもいいんだという知識を持っていれば、その分を出産後に減量すれば良いのでダイエットの計画もたてやすいですよね?
妊娠中に増加する体重のうち、赤ちゃんにとって必要なママの体重増加はどのくらいでしょうか。
まず、赤ちゃん自身の体重が約2㎏~4㎏、羊水や胎盤などの重さが約2㎏位、大きくなった子宮やママの乳腺の発達による乳房の重さの増加など、合計で約7㎏~8㎏は必要な増加分と考えられます。
これを考えると、妊娠で7㎏~8㎏までは増加して良いのだということがわかります。
これがわかっていれば安心ですよね。
残りはママ自身の体脂肪となるわけですが、これもお腹の皮下脂肪であったり、腰周りの脂肪であったり、太もものお肉であったり、赤ちゃんを支えるために必要でつく脂肪です。
ですから赤ちゃん出産後、産後ママは、妊娠後期の体重から9㎏~10㎏減量できれば、まずまず妊娠前の体重に近いということになります。
【出産で骨盤が最大に開く】
出産前から分泌されている「リラキシン」というホルモンが骨盤を開くのに一役かっていることは前にもお伝えしましたが、この「リラキシン」の働きで、出産時は産道から赤ちゃんを通しやすくするために骨盤が最大に開いて骨盤内の空間を広げます。
出産が終わると、子宮の収縮が始まります。
出産と同時に子宮の収縮が始まり、赤ちゃんに授乳する度に今度は「オキシトシン」という乳汁分泌促進ホルモンが分泌されて、ますます子宮の収縮に拍車がかかります。
それと並行して妊娠前に分泌が増加していた「リラキシン」は次第に分泌量を減らし、骨盤底筋や股関節の靭帯や仙腸骨の靭帯の弾力が戻ってきます。
それによって出産で開いていた骨盤も元に戻ろうと徐々に少しずつ閉まろうという動きを繰り返すようになります。
【産後開いている骨盤を矯正するとどんな効果があるの?】
骨盤が開いたままだと、その空間内に内臓が下垂して入り込み、ポッコリお腹の原因になります。
妊娠中は、お腹に赤ちゃんがいるので、十分な空間を確保するために内臓が開いた骨盤内に下垂するのは自然なことなのですが、赤ちゃんが生まれて空間に余裕ができれば骨盤は閉じて内臓は元の位置に戻るのが妊娠前と同じ体型に戻るということなのですが、骨盤は少しずつしか戻りませんから、なかなかポッコリお腹もひっこみません。
初めて出産したママは、「赤ちゃんを出産したのになぜ?なぜまだお腹がふっくらしたままなの?」とがっかりしたりします。
出産してすぐペタンコのお腹になると思っていたからです。
骨盤が自然と閉じるのにまかせていても、いっこうにふっくらお腹は解消されないのですから、ここで骨盤矯正の必要性が出て来ます。
出産によって、骨盤や恥骨結合部などにも大きな負荷がかかり、骨盤が歪んだりしている場合もあるからです。
歪みがあるまま閉じて固まってしまうと、その後の日常生活でも痛みや不便なところが出てきてしまいます。
出産後は、関節もまだ柔らかいので骨盤矯正もしやすく、骨盤を正しい位置に整えるのにも適した時期であると言えるので、産後ママさんは、一度、骨盤に歪みが生じていないか調べてもらうと安心ですよね。
骨盤の歪みを調べてもらって正しい位置に矯正してもらうことで、骨盤は閉じやすくなり、骨盤が整うにつれてポッコリお腹も引っ込んできます。
それは内臓の位置が元に戻るからだけではなく、歪みによって滞っていた血流がよくなり老廃物の排出もしやすくなるためです。
骨盤矯正でまずポッコリお腹を解消すれば、後は自然に腰周りのお肉もとれてほっそりした妊娠前の体型に戻ってきます。
出産後は授乳でかなりのカロリーも消費されるので、産後ダイエットは成功する要素をたくさん含んでいます。
産後リラキシンがまだ作用している関節の柔らかい時だからこそ成果がでやすいので、産後ダイエットを始めるなら、まず骨盤矯正から始めるのが効果的です。
わかば接骨院でも産後ママのための骨盤矯正の相談・施術に対応しております。