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産後の大尻は骨盤矯正で改善
投稿日:2017.09.21
【産後のお尻】
無事出産を終え、赤ちゃんのお世話に追われる毎日。
ふと鏡に映る自分の姿を見た時、妊娠前に着ていた洋服を着てみた時、写真を撮った時など、様々な場面で変化を感じる産前産後の体型のお悩み。
特にお尻の形が垂れたり大きくなったりしたという方は大変多くいらっしゃいます。
筋肉が落ちて皮下脂肪が増えた結果、お尻の形が変わりサイズも大きくなるのです。
妊娠すると、妊娠していない時に比べて運動量がかなり制限されますので、筋肉が落ちるのはやむをえません。
その筋肉が落ちたところに皮下脂肪が蓄えられると、落としにくい贅肉として蓄積されるというわけです。
これらを解消するためには、体重を落として筋肉をつけるという、贅肉がついた順序と逆のことをしなければなりません。
しかし、ただ食事を減らして減量をしても心臓に近い胸から痩せていき、肩周りやお尻周りには変化がない・・・と残念な結果を生むこともしばしばです。
その問題を解決するには、筋肉や脂肪の土台となっている骨格そのものを見直す必要が出てきます。
とくに骨盤の周りは妊娠・出産により体の中でとても大きな変化をする場所なので、変化をした分だけ、もとの状態に戻るためも時間がかかることを心得ておきましょう。
【大尻と骨盤矯正】
もともとの骨の太さや長さ、関節のつなぎ目の強度などは生まれつきに由来することがほとんどで、そのため太りにくい体質、痩せやすい体質、筋肉がつきやすい体質など人それぞれです。
骨盤も同じように、出産後何もしなくても元に戻る人もいれば、いつまでもグラグラと不安定な感じがする人もいます。
骨盤矯正により効果が実感されやすいのは、産道を確保するために開いた骨盤がそのまま開いているケースです。
骨盤というと、ウエストの下の出っ張った部分だと思われがちですが、これは腸骨といって左右の高さの差が生じることはあっても骨盤の中では比較的安定している骨になります。
大尻のサイズダウンのために骨盤矯正を行う場合、その腸骨に接続されている太腿の付け根にある大転子という箇所を整える必要があります。
これは股関節をつかさどっている関節で、自分でも太腿の付け根を触ると感知できるはずです。
この部分が捻じれて大転子が腸骨より張り出していると、本来の役割以上の体重を支えるために外側に筋肉や脂肪がつきやすくなり、この状態でいくら運動や減量をしてもほとんど効果が上がりません。
開いた骨盤に引っ張られて内転し、股関節で外側に張り出した大転子を整えることで、膝から太腿の重力のかかり方が自然になり、お尻のサイズダウンと引き締まった太腿をキープすることに繋がります。
骨格が整うとそれに付随する筋肉もより自然に鍛えられる構造になり、特別なエクササイズをしなくても、歩いたり座ったり、家事や掃除しているだけでも十分に体型が変化していくのです。
【小尻をキープするために】
赤ちゃんのお世話に加えて、上にご兄弟姉妹がいらっしゃると、自分の体型にかける時間はなかなか取れないことが多いでしょう。
一日が家事と育児、炊事、洗濯に忙殺されて、ストレッチなどをこまめに続けるのも一苦労ではないでしょうか。
そこで、まずは食事から筋肉のつきやすい食生活に変えていくという方法も一つの手段です。
母乳育児をしていると、とかくお腹がすいて手軽に食べられる炭水化物の量が知らず知らずのうちに増えていきやすいです。
そこで気をつけたいのが、タンパク質の摂取を心がけるという点です。
筋肉は、タンパク質とアミノ酸を主な原料としているので、現状維持をする以上のタンパク質の摂取が、筋肉量を増やす上で重要なポイントとなります。
そしてストレッチやエクササイズなどをする時間が取れなくても、食材のお買い物に歩いたり自転車を使ったりするなど、できるだけ日常の中で体を動かすことに繋がる運動を取り入れるのが効果的です。
【産後の骨盤矯正】
今回は大尻の骨盤矯正において、太腿の付け根の大転子を整えてお尻と太股のサイズダウンを目指す方法についてお話してきました。
産後せっかく体重の減量に成功しても、体型が崩れたままではもったいないですよね。
一度張り出してしまうと、歩き方の癖がついてしまい、股関節の歪みが解消されるには時間がかかることもあります。
しかし人間の体はもともと、骨格を整えれば筋肉が自然に反応するようにできています。
骨格を整えた後、妊娠中に落ちてしまった筋肉を取り戻すには、良質なタンパク質や野菜をバランス良く摂ることが大切です。
これは成長期のお子様にも言えることですので、お子様と一緒に魚やお肉、大豆や穀物などを楽しく上手に取り入れられる食事を見直すことが、体型の維持でも大きな役割を果たしてくれることでしょう。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。