産後コラム

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産後太りは骨盤の歪みが原因

【産後太りのメカニズム】

 

出産後のママの多くは母乳育児をしていると自然と体重は減っていくようですが、赤ちゃんが生後半年を過ぎた頃から体重はなかなか減らなくなり、むしろ太り始めるという方もいらっしゃるようです。

 

妊娠中は長時間の有酸素運動をするわけにもいかないので、どうしても筋力は落ちやすくなります。

 

出産後も赤ちゃんのお世話に追われてジムやヨガに通うということはほとんど不可能ですので、母乳育児で体重は減っても筋肉も減っている状態なので、いわゆるリバウンドしやすい体質に変化していると言えます。

 

そこで、今回は産後太りとなるべく産後太りを回避する方法について触れていきたいと思います。

 

もともとの体型によって個人差はありますが、妊娠中は皆さん815キロほど体重が増加するのが一般的なようです。

 

赤ちゃんの体重、胎盤、羊水、血液、皮下脂肪などが増加した体重のほとんどを占めています。

 

出産直後に減るのは赤ちゃんの体重約3キロと、胎盤・羊水を合わせた約3キロで、残りが血液と妊娠中に増えた皮下脂肪の重さということになります。

 

血液が増えるのには理由があり、お腹の中の赤ちゃんへ栄養を届けるために妊娠していない時よりも3050%も血液量が多くなるからです。

 

母乳が白い血液と呼ばれているのは、妊娠中に増えた血液のほとんどが母乳として赤ちゃんの栄養に還元されていくからなのでしょう。

 

最後に残るのが皮下脂肪です。

 

赤ちゃんを外部からの振動や衝撃、暑さ・寒さなどから守るために、妊娠中は皮下脂肪を蓄えるように体質が自然に変化します。

 

この時に脂肪細胞の総数が増えているので、産後半年ほどで体重が戻っても、その後にリバウンドして産後太りしやすくなるのは致し方ないことなのです。

 

妊娠出産を経験したお母さんなら誰しもが実感する体質の変化なのではないでしょうか。

 

産後太りしやすくなる要因

 

①妊娠と出産により骨盤が緩む

 

出産のために骨盤が開くと骨盤の回りの筋肉や靭帯なども一緒に伸びるので、産後完全妊娠前と同じ状態に戻るという方の方が珍しいケースです。

 

また骨盤が緩んでいると骨盤内の血流が滞ることで冷え性となり、より皮下脂肪を蓄えるようになります。

 

②基礎代謝が落ちている

 

悪阻の時は何をしても気分が優れず、体を動かすことは難しいでしょう。

 

さらにお腹が大きくなっていくと行動範囲も限られ、お腹周りの筋力トレーニングは推奨されていません。

 

体を動かしたくても動かせない妊娠中の生活で、基礎代謝はどうしても減ってしまう傾向にあります。

 

また産後すぐは消耗した体力を取り戻すのが精一杯ですし、新生児のお世話に追われて鏡で自分の姿を見るどころか、ゆっくり寝ている余裕もありませんので、基礎代謝を上げるために必要な筋肉は眠ってしまっています。

 

このような流れで基礎代謝が落ちていくと、食事制限をしても代謝が追いつかず、どうしても太りやすくなるのは致し方ありません。

 

【産後太りを解消するために】 

 

①骨盤矯正

 

骨盤の回りの筋肉は支えるのがメインの仕事なので、意識して動かすことが難しく、正常な位置に戻して本来の強さを取り戻すという方法が産後太り解消の近道となります。

 

骨盤を正しい位置に矯正し、皮下脂肪を溜め込みにくい土台を作ることが大切です。

 

骨盤矯正のスタート時期の目安としては、産後の経過に問題がないと産院で診断してもらってからとなります。

 

特に産後6ヵ月かけて骨盤が徐々に固まっていくので、できれば産後2ヵ月~6ヵ月頃にスタートするのが理想的です。

 

②基礎代謝を高める

 

妊娠中に落ちた筋力はすぐには元にもどりませんし、母乳が出ている間に外で運動をするのは何かと準備も大変です。

 

赤ちゃんのことが心配で自分のトレーニングどころではないですよね。

 

そこで産院で経過良好の診断をもらったら、赤ちゃんのお世話の合間に5分でも10分でも湯船に浸かるようにしましょう。

 

体温が上がるだけでも基礎代謝と免疫力が上がり、燃焼しやすく抵抗力のある体質へと導きます。

 

入浴をすることで肩や首、腰の血行も良くなり、肩こり・腰痛の緩和に効果が期待できます。

 

③食事

 

和食で薄味の味付けを理想に、低カロリーかつ良質なタンパク質が摂れる食事を心がけましょう。

 

ダイエットの目的のために無理な食事制限をすると、体が栄養不足と判断し、脂肪を溜め込みやすくなります。

 

体を冷やさないように温かい煮物やスープなどでの調理方法で、温野菜やキノコ、海藻類を一緒に食べられるのが理想的です。

 

産後の下半身太りには骨盤の緩みや歪みが関係しています。

 

妊娠・出産で基礎代謝の低下した体を、まず土台作りから見直してみるのはいかがでしょうか。

 

産後、周囲の理解や協力のもと、ママの外出が可能になったら、骨盤矯正で妊娠前の骨盤に整えておきましょう。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

骨盤矯正をするだけでも、お尻の周りがスッキリしていくことを実感していただけますし、その他の産後の体調不良改善にも大変有効な手段です。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。