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無理は禁物!産褥期の過ごし方
投稿日:2018.07.26
わかば整体院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『産褥期の過ごし方と注意点』について書いていきたいと思います(^O^)
産褥期っていつのこと?
産褥期という言葉を聞いたことがありますか?
出産によってダメージを受けた体が普通の生活ができる程度まで回復するまでの時期を言います。
昔は、「産後一ヶ月間はできるだけ安静にして寝たきりで過ごすべき」と言われていたこともあり、それだけこの産褥期は体の回復に専念しなければいけない時期だという事です。
この時期は体はもちろん精神的にも非常に繊細で疲れが溜まっている時なので、体を大切にすることが最も大切です。
ここで無理をして「今まで通りの家事をしなければいけない。」「頑張って子育てをしよう。」と張り切って動き回るのは禁物です。
産褥期は、全身がボロボロになっているので無理をすると命に関わるような重大な症状が現れることもあるという事を頭に入れておきましょう。
産褥期はこんな状態!
出産によって母体には大きな変化が起こります。
それまで骨盤の中には赤ちゃんが入っていて赤ちゃんの成長に合わせて大きく広がり、出産のときに最大限まで開きます。
そのため出産を終えた骨盤はグラグラになり、非常に不安定な状態です。
骨盤の広がりは時間の経過に合わせて少しずつ元に戻っていきますが、産後1カ月程までは安定しません。
この期間に立ちっぱなしや動き回っていると、内臓が広がった骨盤の中に落ちてきてしまいます。
すると、骨盤は出産前の状態まで締まることができなくなり、広がったままになって腰痛や尿漏れの原因になる恐れがあります。
見た目的にもお尻が大きく下半身が太っているように見えるといった問題が発生します。
骨盤だけでなく、出産後は子宮も大きなダメージを受けており産後3週間~1カ月半程度は悪露と言って出血やおりものなどの症状が残ります。
また、出産時の会陰切開の傷や帝王切開の場合はその傷の痛みなどがしばらく残り、日常生活を送るのもとても大変です。
産褥期に日常生活を普通に送ろうとしてしまうと、これらの症状が悪化して傷口の炎症や他の病気の原因となる事もあるので注意しなければいけません。
産褥期の日常生活について
産褥期の日常生活では、家事や仕事のことはいったん忘れて自分の体のケアと最低限の育児に専念しましょう。
育児に関しても全てを自分でやろうと思うのではなく、できるだけ周囲の人の手を借りて行ってください。
産褥期の間は、ベッドの上で出来る授乳やおむつ替えくらいのお世話で十分です。
後は可能な限り体を横にして過ごし、眠れる時間があれば眠るようにします。
ただし、寝たきりになると筋力が衰えたり血栓ができることがあるので、時々体を起こしてみましょう。
暇に感じてしまうかもしれませんが、産褥期は全ての機能が弱っているのでパソコンやスマートフォンの画面を見る時間も減らすようにしましょう。
1か月程度このように過ごしていると、少しずつ体が楽に動くようになるのを感じるようになります。
食事をきちんととることも体の回復を促すために必要なことですが、産褥期はキッチンに立つ時間も極力なくした方が良いです。
出前を取ったり、家族に作り置きをしておいてもらうなどのサポートが必要になります。
産褥期にやってはいけないこと
●外出
赤ちゃんが産まれると、いろんな人に赤ちゃんを見せようと外出してしまうお母さんも少なくありません。
しかし、外出すると当然体は疲れますし、ストレスも感じます。
外に出たいという気持ちもあるかもしれませんが、しばらくは必要最低限の外出に留めた方が良いです。
悪露が続いていると、貧血のリスクも高く外出中に倒れてしまう可能性もあり、たいへん危険です。
●食事を抜く
産褥期は体がだるいので、食事を摂るのもおっくうになりついつい食事を抜いてしまう事があります。
赤ちゃんのお世話だけでも疲れてしまって、食事の準備もしたくなくなりますよね。
しかし、産褥期は特に体力と免疫力が落ちているので食事で栄養を摂ることがとても大切です。
授乳をしているお母さんは、母乳を通して赤ちゃんに栄養を取られているのでさらに栄養が必要です。
骨を丈夫にするカルシウム、貧血を防ぐ鉄分、筋肉や血管・肌のハリを保つたんぱく質は一日の食事のどこかに取り入れることをおすすめします。
●不潔にする
産褥期は体を清潔を保つことも大切です。
ただし、免疫力が落ちて細菌感染のリスクが上昇しているため、湯船に浸かるのは避けてください。
入浴を再開して良いかどうかは、一ヶ月健診の際に医師からOKをもらって判断しましょう。
産褥期は精神的にも不安定になりやすい
出産後は、環境や自分の体調が大きく変わり精神的にも非常にナイーブになる時期です。
女性ホルモンの急激な増減も精神に大きな影響を与える理由のひとつです。
他人のちょっとした一言で深く傷ついてしまったり、何の理由もなく気持ちが沈んでしまうといった症状が起こります。
また、子育ては楽しいこともたくさんありますが一日中赤ちゃんの泣き声を聞いて、抱っこや授乳、おむつ替えなければいけないのでとても大変なのです。
我慢しているうちにどんどん精神的な落ち込みがひどくなり、子供に愛情を感じなくなったり他人や物に当たったりというような行動に出ることがあります。
最悪の場合、産後うつになってその状態から立ち直れなくなってしまう恐れもあります。
産褥期の精神的な落ち込みを防ぐためには、周囲のサポートが必要不可欠です。
しっかりもののお母さん程何でも一人で完ぺきにこなそうとしてしまいがちですが、子育ては母親だけの仕事ではありありません。
夫はもちろん、母親や兄弟、親戚、友人など頼れる人はどんどん頼って手伝ってもらいましょう。
現在は、民間のサービスで子育てを支援してくれるところもあるのでどうしても周囲の手助けが借りられない時はそれらのサービスを利用するという方法もあります。
また、電話で子育ての相談に乗ってくれる相談窓口が各自治体で設置されているため、それらを活用するのもおすすめです。
産褥期は、身体的にも精神的にも辛い時期ですが周りの助けを借りながら乗り越えることができれば、その後は元気に子育てに取り組むことができます。
産後に無理をしてお母さんの体に何かあったら一番困るのは赤ちゃんですよね。
赤ちゃんとの幸せな毎日のためにも産褥期には安静に過ごし、出産で疲れた体を回復させてあげてください。
わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。