産後コラム

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産後の肩こり、夏の冷えに注意

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後の肩こり、夏の冷えに注意』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後肩こりを引き起こす骨盤の歪み

 

出産後、お仕事に復帰されたお母さんはなおさらのこと、赤ちゃんを育てるお母さんの毎日はとにかく忙しいものです。

赤ちゃんの抱っこやおむつ替えなどで体に負担のかかる無理な姿勢を長時間続ける、夜間の授乳による睡眠不足、どんどんたまってくる育児による疲労感、自分の時間が取れないことからの運動不足やストレスの蓄積。

 

こうした毎日に産後女性に特有の「骨盤の歪み」が加わると、お母さんの体には様々な体調不良の波が押し寄せます。

 

その1つが「産後の肩こり」。

 

妊娠後期から末期にかけて分泌が増える女性ホルモン「リラキシン」は、産道周辺の関節や靭帯(じんたい)をゆるませ、柔らかくするので、その作用により赤ちゃんがスムーズに出てこられるようになります。

 

骨盤の靭帯や関節がゆるむ時期に、妊娠中の後期ではお腹はどんどん大きく重くなるので、その負担からやわらかくなっている骨盤が歪んでしまうことは少なくありません。

 

「リラキシン」の関節や靭帯 をゆるませる働きは産後半年ほど続くので、子育てで大変な毎日を過ごす中では、骨盤を意識するのが難しく少しずつの積み重ねで骨盤の歪みはどんどん進んでしまい、歪んでしまった骨盤の位置で固定されて、元の正常状態に戻らなくなってしまうのです。

  

骨盤が歪むと体のバランスが悪くなり、むくみ、冷え性 、便秘、自律神経の乱れ、女性ホルモンの乱れなどの症状が現れますが、血行不良による肩こりも骨盤の歪みが原因の辛い症状です。

 

血液の流れ(血行)が悪くなると筋肉が硬くなり、肩のこり、首のこりのように筋肉の痛みになって現われてきます。

 

血液の流れを悪くする「体の冷え」は肩こりの大敵なのですが、気温が高いこの夏にこそ、体を冷やす様々な要因が潜んでいるのです。

 

血行不良を引き起こす「夏の冷え」に注意!

 

女性は男性に比べ体温の4割をつくりだすと言われる筋肉量が少ないため、もともと「冷え症」は女性に多い症状です。

 

妊娠中、筋肉がつくような激しい運動を控えたり、出産後の忙しさから運動不足になっている女性はさらに筋肉量が落ちているので、冷えを感じやすくなっています。

 

◎冷房による「夏の冷え」

 

自宅、オフィス、通勤中の電車、車の中、スーパー、コンビニなど、夏の間はどこに行っても冷房で気持ちよく冷えています。

 

暑い外から冷房のよく効いた場所に入ると、とても心地いいのですが、その心地いい場所も長時間いるとその室温が苦痛になってくる場合があります。

寒さを感じた体は体温を維持するために血管を収縮させるので、血行が悪くなり体の端にある手足に血液が十分に行き届かなくなることから手足が冷えていくのです。

 

また、気温の高い室外から冷房の効いた場所に入ると、「あー涼しくて気持ちがいい」と感じますが、実は体自体はその温度差に上手く対応できないことがあり、自律神経が乱されることから血行が悪くなり、やはり手足から冷えが体中に拡がっていくことがあるのです。

 

◎食べ物による「夏の冷え」

 

夏に美味しいよく冷えたそうめん、かき氷、アイスクリーム、暑い夜にはよく冷えた生ビール。

 

夏に旬を迎えるよく食べる野菜や果物、きゅうり、トマト、ナス、スイカなどにも体の熱を冷やす働きがあることをご存知でしょうか?

 

夏に美味しい食べ物は、体を内側から冷やしてしまうものが多くあります。

 

また夏はどうしても水分をたくさん摂るようになりますが、成人が1日に必要な水分量とされる1.21.5ℓを上回り、上手く排出ができなかった水分は体内に残り、その水分が体を冷やしてしまうのです。

 

夏の冷えから体を守って、産後の肩こりを軽くしよう

 

◎筋肉量を増やして冷え防止

 

筋肉量が増えることで、体内でたくさんの熱を作ることができるようになるので「冷え症」の根本的な改善になります。

 

筋肉の70%が下半身に集中しているのでスクワットなどで太ももやお尻などを意識的に動かすことは効果的ですが、エスカレーターをやめて階段を使う、いつもより少しだけ離れたスーパーまで歩いてみる、洗物をしながらつま先立ちをしてみるなど、日常生活の中でできることを少しずつ取り入れて毎日続けていくことが確実な筋肉量の増加につながります。

 

◎湯船につかって冷え防止

 

子育ての間はゆっくりと湯船につかっている時間など取れないというお母さんがほとんどだと思います。

 

しかし週1度だけでも家族にご協力頂いて、ゆったりとくつろげる時間を設けることは

体が温まるだけなく、心身がリラックスでき、筋肉の緊張がほぐれ血行が良くなると産後の肩こりも和らぎます。

 

就寝1時間程前の入浴は、温まった体が冷めていくタイミングで眠ることができ眠りの質がアップします。

 

しっかりと眠ることで体の疲れをしっかりと取ることができ、筋肉の緊張がほぐれて肩こりを和らげることが可能です。

 

◎ファッションでの冷え防止

 

気温が高くなる日ほど、冷房で冷やされた室内との温度差が大きくなります。

 

暑い日こそ、外出にはカーディガンやストール、レッグウォーマーを持ち歩き、冷えが入り込みやすいとされる首、手首、足首を守りましょう。

 

また肘(ひじ)の冷えは肩こりや首回りのこりを引き起こすと言われています。

 

肘の冷えが気になる場合は、七分袖や長袖の衣類を着ることも気になる産後肩こりを軽くすることにつながります。

 

◎体を温める食べ物で冷え防止

 

冷たいものが美味しい季節ですが、常温または温かいものを食べるように心がけることが産後肩こりの解消のためには大切です。

 

体を温める食材として、りんご、さくらんぼ、ごぼう、にんじん、れんこん、ショウガ、漬物、チーズ、タラコ、ちりめんじゃこ、鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆などがあげられます。

 

冷たいそうめんは冷たいざるそばにする、冷奴に薬味としてショウガ・ねぎをのせるなど、工夫次第で夏の冷たいお料理も体を冷やさずに食べることができるのです。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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