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産後の便秘の原因と解消法とは
投稿日:2018.09.04
わかば整体院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『産後の便秘と解消法』について書いていきたいと思います(^O^)
産後のつらい便秘について
出産という大仕事を終えたお母さんの体には、産前とは違ういろいろな変化が起こります。
それがいい変化であればいいのですが、ほとんどの変化が悪い問題であることが多いですよね。
そんな問題ある変化は、普通であれば産後半年経過する頃には妊娠前の体の状態にほぼ戻る…と言われていますが、産後の不調がそのまま残ってしまい、長期に渡って「産後の不調」に悩まされる人も少なくありません。
妊娠中や出産の症状ばかりが注目されますが、実は出産後も女性の体はとても大変なのです!
出産後の症状の中でも意外と多いのが「便秘」です。
出産後に慢性的な便秘に陥ってしまう女性は少なくなく、なかなか他人に相談しづらい内容なので、一人で抱え込んでしまう傾向がありますが、もちろん我慢は禁物です!
産後の便秘はよくあることですから経験者に相談したり、必要に応じて専門機関に相談することも必要です。
産後に便秘になりやすいのはなぜ?
ではなぜ、産後のお母さんの体は便秘になりやすいのでしょうか?
その理由は、大きくわけて5つ考えられます。
①水分が不足している
身体の水分が母乳を作るために1日800ミリリットルも水分が使われることがあります。
いつも以上に水分が1リットルは摂取する必要があるので、あまり水分を摂取しない方は腸の水分が不足してしまい、便秘になってしまうことがあります
②出産時にできた傷口への不安感
踏ん張ってしまうことで出産の時にできた傷が開いてしまうのでは?という不安から排泄をためらい、結果便秘になることがあります。
③疲労とストレス
慣れない赤ちゃんのお世話をこなすため、夜寝られない・ゆっくり休めないなど生活が不規則になり、ホルモンバランスが乱れてしまい、腸内環境が悪化して便秘になることがあります。
④便意を我慢する
赤ちゃんのお世話が忙しく、便意を感じたとしても赤ちゃんが泣いているから…と、我慢し続けて便秘になってしまうことがあります。
⑤運動不足
育児に悪戦苦闘したり、産後の体を休めるために外出を全く控えている状態では運動量が不足して腸の働きも低下します。
実は運動も腸の動きと大きく関係していて、運動量が著しく減る産後は便秘になりやすいのです。
これかもしれない、という心当たりがあれば、出来る限り原因となるものを改善し始めると、便秘の症状が緩和されます。
と言っても忙しいので時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。
こういった現実的な問題が、産後の便秘を悪化させてしまうのです。
産後の便秘を放置するのはNG!
便秘が悪化すると、腸内にある便からどんどん水分がなくなり、硬くなってしまいます。
無理に出そうとして痔になってしまったり、便が硬くなりすぎて自力で排出できなくなってしまうケースもあります。
授乳期でも使用できる薬もありますので、便秘だと感じたら一度担当医に相談してみましょう。
また、産後の忙しい生活の中では自分が便秘なのかどうか、いつ便を排出したのかも分からなくなってしまうかたもいるので、便秘気味になったら記録を取っておく後々役に立ちますよ!
便秘にも種類がある?
便秘の種類は3種類あります。
①痙攣性便秘
強い便意と、痛みがあり特に辛いと感じる方が多くいます。
腹痛の割に排出される便の量は少なく、うさぎのようなコロコロしたフン状のものしか出ず、残便感が残ったり、下痢と便秘を繰り返してしまうこともあります。
②弛緩性便秘
便意はあるものの、腹部が張って苦しくなってしまう便秘です。
慢性的な便秘は弛緩性便秘であることが多く、便があまり硬くないのも特徴です。
③直腸性便秘
若い女性に増えてきている便秘で、直腸まで便が下りてきているのに便意を感じづらいのが特徴です。
便は大きく、コロっとした硬いものが排出されます。
いかがでしょうか?
どの便秘のタイプでも、長期に渡ることで体に悪影響を与えていることは間違いありません。
では、どのように解消すればいいのでしょうか?
産後の便秘解消法って?
産後の便秘は以下のような方法で改善が期待できます!
①水分をしっかりと摂る
当たり前ですが、水分はいつも飲む量に加えて1リットルは摂取するようにしてください。
産後は頻尿に悩まされている方も多く、トイレに何度も行くのが嫌で水分を摂らない!という方もいるのですが、それでは便秘が悪化してしまうだけです。
また、一気に水分を摂取しても体に取りいれられず、すぐに外に排出されてしまうので、少量を時間をかけて摂取するようにしてください。
②疲れを取る
育児で忙しいのは分かりますが、体調に影響を及ぼしているのであれば、ゆっくり休息を取るのも大切です。
特に睡眠不足による疲れが蓄積されると自律神経の乱れが起きてしまい、腸の機能が落ちてしまうこともあります。
③便秘解消におすすめの食事をする
便秘には食物繊維がいい!と聞いたことがあると思いますが、水溶性と不溶性の2つに分けられます。
便秘解消にはこの両方をバランスよく摂取する必要があります。
不要性食物繊維は主に
・切り干し大根
・パセリ
・ごぼう
・乾燥きくらげ
・干し柿
水溶性食物繊維は主に
・リンゴ
・昆布
・わかめ
・大豆
などに多く含まれています。もちろん水溶性食物繊維を摂取することも大切ですが、便秘であれば不溶性食物繊維に注目して摂取してみましょう。
④どうしても改善しないなら薬に頼る
先生と相談して、なかなか便秘が治らないのであれば薬に頼るのも悪いことではありません。
もちろん、先生の許可なく勝手に飲むのではなく、専門機関で処方してもらった薬を飲むようにしましょう。
⑤骨盤矯正をする
産後の体は骨盤が開いて、なおかつ安定していない状態にあります。
骨盤が開いてしまうと、その分腸が下に落ちてきてしまいます。
本来あった位置より下に落ちてしまうことで、腸の機能が下がってしまい結果便秘になってしまうことがあります。
ただし、産後の骨盤は安定がまだしていないので、正しい骨盤矯正をすることで高い改善が期待できます。
専門機関で相談して許可をもらえる時期になったら、骨盤矯正を試してみるのもおすすめです♪
わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。