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産後の下半身太り解消に骨盤ケア
投稿日:2018.09.10
わかば整体院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『産後の下半身太り解消に骨盤ケア』について書いていきたいと思います(^O^)
ママになったら下半身が痩せない!
産後数か月が過ぎても妊娠前の体重に戻らないどころか、自己最高の体重を更新してしまったというママたちのお悩みを聞くことがあります。
「体重が少し落ちても、お腹周りや背中の肉は全く変わらない」「下半身が太くてスカートがはけない」などというように、産後は体重の増加だけではなく、体形の変化を気にしていらっしゃる方が少なくありません。
実は同じ様に「ダイエット」と言っても、妊娠前と同じようにやっても以前の体とは「違い」が出ているので、その「違い」を理解せずにダイエットをしていても、体重が落ちにくかったり、体重は元に戻っても、体形が崩れたままだったりということが起きてしまうのです。
産後の体重が落ちにくい理由
①食生活
妊娠中に高まった食欲で、出産後も同じような食生活をしていれば体重は増加する一方です。
母乳育児をしているママは母乳をあげている間は体重の増加は抑えられますが、スナック菓子、甘い物ばかりといった極端にバランスの悪い食生活が続くと母乳は出なくなり、体重増加に拍車がかかります。
②運動不足による基礎代謝の低下
妊娠中は体を休めることが多かったり、それまでスポーツを続けてきた人でも激しい運動を避けるようになったりで、筋肉量が減ってしまいます。
筋肉の量がおつてしまうと基礎代謝も一緒に減ってしまうので、食事の量は変わっていなくても体重が増加することになります。
運動不足を感じているママは、体に無理のない範囲で、生活に運動を取り入れると、妊娠前の基礎代謝に戻すことが可能です。
③骨盤のゆるみ、歪み
赤ちゃんを出産するために、特別なホルモンが分泌されて体の関節や靭帯にゆるみが生じるようになります。
赤ちゃんが産道を通りやすくするために、妊娠前は硬く閉じていた骨盤が拡がると、それまで骨盤に支えられていた内臓が下がって働きが低下し、それによって体の代謝が低下します。
筋肉量の低下の場合と同様に代謝が落ちることが体重の増加を引き起こすのです。
出産後半年程度でホルモンの働きによる関節や靭帯のゆるみは元の状態に戻るのですが、骨盤が開いている間に、良くない姿勢や骨盤に負担がかかるような姿勢を取っていると体に歪みが生じ、この歪みが痩せない体や下半身太りの原因となってしまいます。
バランスの悪い食事や食べ過ぎ、運動不足によって太ってしまうことは妊娠、出産に関係のない時にでも起こることですが、「骨盤」のゆるみや歪みによって、体重が増加したり、下半身太りを引き起こしたりということは産後の大きな特徴と言えます。
「骨盤」について理解することが、産後ダイエットを成功させる第1歩になるのです。
産後ダイエットの鍵は「骨盤」
ホルモンの影響でゆるみが生じた骨盤の周りには脂肪がつきやすくなります。
更には腰、お腹まわり、お尻、太ももにも脂肪がつきやすくなるために、産後のママたちが下半身太りに悩まされるのです。
ホルモンの影響で開いた骨盤は産後半年程度で元の状態に戻るとされていますが、この間に骨盤に歪みが生じ骨盤が開いたまま固まってしまった場合は、骨盤周りにさらに贅肉が付いてお尻が垂れて大きくなるなど、体型自体が崩れてしまいます。
骨盤が広がると、同時にその横にある太ももの骨の位置が外側へずれて、太ももが横に広がって視覚的にも更に太ったように見えることがあります。
骨盤がゆるみ、歪み起きたことで下半身太りを招いて体型を崩してしまうのです。
そうならないためにも、産後ダイエットでは「骨盤」を妊娠前の「正しい状態」に戻すことが何よりも大切です。
①産後ダイエットではまず「骨盤」を整える
②食事の見直し
③適度な運動で筋肉量を増やして基礎代謝を上げる
産後ダイエットで満足いく結果を出すためにはこの3点を意識する必要があります。
産後の骨盤ケア
産後の骨盤の歪みを放置しておくと、下半身が太ってしまうだけでなく全身の血流が悪くなり老廃物が貯まりやすくなるので、肩こりや腰痛、むくみ、さらには次のお子さんを妊娠しにくくなるなど婦人科系トラブルの原因になることもあります。
「リラキシン」の影響が残って、関節や靭帯にゆるみがあるうちに骨盤矯正を始めると、その効果が出やすく、骨盤が元の状態に戻りやすくなります。
骨盤が正しい位置に戻ることで、体のバランスが整います。
すると全身の筋肉が上手く使え、その結果「筋肉量を増やす」という、「骨盤」以外の産後ダイエットの目標もクリアしやすくなります。
産後ママにとって重要な「骨盤矯正」なので、一刻も早く始めたいと考えるママも多いかと思いますが、産後約6~8週間は体が回復しきっておらず、出産の疲れや出産による傷などの影響が残る「産褥期」です。
この間に無理をしてしまうと、体に後々まで悪い影響があるとされます。
もちろん、体の回復には個人差がありますが、少なくとも産後1ヶ月ほどはしっかりと体を休め、十分に回復してから産後の骨盤矯正を始めましょう。
ただし出産直後から腰や恥骨、お尻にひどい痛みがあり、痛みが治まらない場合は医療機関での早目の受診をおすすめします。
◎骨盤ベルト・骨盤矯正下着
骨盤ベルトや骨盤矯正下着を着用する骨盤サポートを使用することで、痛みが和らぎます。
◎骨盤を歪ませる猫背に注意する
猫背が習慣になるとお腹に脂肪が増えるとされます。
授乳中やスマホやタブレットを長時間見ていると、気づかないうちに猫背の姿勢になりやすいので注意が必要です。
◎適度な運動をする
赤ちゃんと一緒に散歩するなど、適当な運動を見つけて体を動かすようにする。
◎バランスの取れた食事を心がける
特に体を温める食事をバランスよく摂取するようにしましょう。
◎ストレスを発散する
産後の子育てや家事に追われた毎日を過ごすうちにストレスからホルモンバランスが崩れて血行が悪くなり、産後太りだけでなく、体の不調やむくみを引き起こすこともあります。
子育てには家族の協力を得て、ストレスを発散する時間も大切です。
気分がスッキリとすると体を動かせるようになり、産後太りの解消につながるのです。
わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。