産後コラム

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産後腰痛を引き起こす3つの原因

 

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後腰痛を引き起こす3つの原因』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ママを苦しめる腰痛の原因はこの3

 

「腰痛がひどくなり、赤ちゃんおおむつ替えさえも苦しいです」

 

産後ママからの「腰痛」についてのご相談はとても多く、腰痛をこらえての慣れない子育てが続くママたちにとって「腰痛」が単なる体の痛みだけではなく、精神的な疲れの原因になっていることも少なくありません。

 

産後にひどくなる腰痛には3つの原因が考えられます。

 

①妊娠・出産を通しての骨盤のゆるみ、骨盤の歪み

 

出産時にママのお腹の中から赤ちゃんがスムーズに出てこられるように、妊娠をした女性には特別なホルモンが分泌されるようになります。

 

それが「リラキシン」です。

 

このホルモンの働きによって、出産のときには硬く閉まっている骨盤にもゆるみがでてきます。

 

ホルモンの分泌は産後23日でとまりますが、「リラキシン」の影響はその後も半年程続くので、体を土台として支えている骨盤がゆるんでいることで安定せず、いつも以上に腰に負担がかかり腰痛の引き起こすのです。

 

また骨盤がゆるんでいる間に、片方の肩にばかり荷物を持つ、足を組んで座る、悪い姿勢を続けるなど体のバランスが崩れるような動きが続くと、骨盤自体に歪みが生じてしまい、そうした歪みが腰の痛みにつながります。

 

②育児中の姿勢

 

赤ちゃんのおむつを替える、沐浴をさせる、ベビーカーの中の赤ちゃんを覗く、このような時とき、ママたちはどんな姿勢をとっているか思い浮かべてみてください。

 

子育て中は思いのほか「中腰」の姿勢をとる場面が多いことに気づきませんか?

 

前かがみや中腰の姿勢は腰に負担がかかりやすいと言われていて、重い物を持ち上げようとして突然発症し、動けなくなる程の激しい痛みに襲われるいわゆる「ぎっくり腰」を起こしやすいのもほとんどが中腰の姿勢を取っている場合です。 

 

慣れない育児中についとってしまう不自然な姿勢により、腰に負担がかかって腰を痛めてしまうことが多いのです。

 

③体幹を支える腹筋の状態

 

妊娠中にドンドンと大きくなる子宮を支え続けた出産後間もないママの腹筋は、筋肉が伸びきった状態になっています。

 

伸びきった筋肉では体を上手く支えることができないのでお腹に力が入らず、ママは赤ちゃんを自分の腰の骨で支えることになり、腰痛に起こしやすいと言われています。

 

また、腹筋の中でも特に妊娠の影響を大きく受ける筋肉がお腹の前面を覆っている「腹直筋」です。

 

腹直筋は姿勢を維持し、体を前屈させ、排便や咳・出産時のいきみなどに腹圧をかけるなどが主な働きですが、妊娠中に子宮が大きくなるにつれて左右の腹直筋の間にある白線と呼ばれる部分が裂けるように分かれていきます。

 

10cm以上のすき間が空いてしまう状態を「腹直筋乖離(かいり)」と言いますが、こうした状態になると腹直筋本来の働きが出来なくなってしまいます。

 

腹直筋は出産後の子宮の収縮と共に元に戻っていくのが普通ですが、乖離が大きくなると元に戻るのに1年以上の時間がかかったり、元に戻らずお腹を触ってみるといつまでも大きなくぼみができていたりというようなケースも出てきます。

 

腹直筋に乖離がある状態でもママたちはおむつを替えたり、赤ちゃんを抱っこして授乳をしたりという姿勢を繰り返します。

 

腹筋によって支えられていない体は前屈みの姿勢をとることが多くなり、さらに体のバランスを崩すばかりか骨盤の歪みを招き、腰痛を悪化させてしまうのです。

 

この他にも、産後のママが慣れない子育てや赤ちゃんの世話をしながらの家事に疲れてしまい、精神的ストレスが腰痛の原因になっていることがあります。

 

精神的ストレスによって自律神経が乱れてしまうと体内の血行が悪くなり、腰痛の他、肩こり、首のコリ、頭痛など体調不良を引き起こしてしまうのです。

 

こうした傾向は家事も子育てキチンとしようとする頑張り屋さん、努力家のママにより多く見られます。

 

体の疲れや体の痛みは1人で抱え込まずに家族や医療機関に相談をしてみましょう。

 

産後の腰痛ケア

 

毎日の生活が忙しいからと痛みを我慢して産後の腰痛を放置しておくと、腰痛は治りにくい慢性的な腰痛になり、年齢を重ねた将来のあなたを苦しめることにもなりかねません。

 

骨盤の歪みやバランスの崩れた体をそのままにしておくと、腰痛だけにとどまらず、肩こりや首のコリ、肥満やプロポーションの崩れ、体調不良の原因にもなってしまいます。

 

産後の腰痛は医療機関で専門家の助言の下、できるだけ早い段階での対策が必要です。

 

ただし産後ママの体の回復を最優先させるべき産後約68週間の産褥期には、外出や運動を控えなくてはなりません。

 

しっかりと体力を回復させてから、無理をせず、自分の症状や体調に合った腰痛対策を始めましょう。

 

毎日の生活の中で腰痛をやわらげる

 

[腰をいためない授乳]

 

授乳の中、ママの乳首と赤ちゃんの口の高さが同じになることが、ママが不自然な姿勢にならないためには大切です。

 

赤ちゃんの位置を高くするためママが足を組んだり、反対にママが背中を丸めて赤ちゃんの位置に合わせたりすると、日に何度も行う授乳中は骨盤の歪みにつながるような悪い姿勢になり、腰痛の原因になります。

 

赤ちゃんの位置をママのおっぱいに合わせるためには授乳クッションを上手く利用してください。

 

また、ママのお尻の下にクッションを挟むことでママの猫背が解消され、骨盤にも負担がかかりません。

 

[体を温める]

 

女性は男性よりも筋肉量が少ないので代謝が低く冷えによる悪い影響を受けやすいと言われています。

 

産後はなるべく体を冷やさないで、温めるように心がけると血流が良くなり辛い腰痛が和らぎます。

 

例えば飲み物を暑い時期でも冷たい飲み物は飲まないようにしたり、首やお腹、足首を冷やさないように気を付けましょう。

 

また、生野菜は基本的に体を冷やす働きがあるため、なるべく加熱をした野菜を摂取するようにしてください。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。