">
産後ダイエットのタイミングと方法
投稿日:2017.04.07
産後ダイエットのタイミングと方法
【産後ダイエットに効果的なタイミングはいつ?】
妊娠中に増えた体重を一刻も早く戻したいと思っている人も少なくないですよね。
今までの人生で経験したことが無いくらい体重が一気に増えて、びっくりすると同時に「産んだら痩せなきゃ!!」と思ってしまう人も多いんです。
そうはいっても、出産を終えたばかりの女性の体は疲れ切っていますし、色々なところにダメージを受けています。
焦ってダイエットを始めてしまうと、思わぬ体の不調や問題の原因となってしまうこともあります。
ダイエットを始める時期については、以下のポイントを参考にしてください。
- 自然分娩の場合
産後1か月~1カ月半までは、出産による疲労やダメージを回復する時間に充てましょう。
産後のダイエットを始めるのは、産後2カ月目以降がおすすめです。
ちなみにダイエットの効果が出やすいのは、産後6か月目までとされているので、集中的にダイエットに取り組むのであれば、産後2カ月~6カ月までの4か月間がねらい目です。
もちろん、その後もダイエットはできますが、この時期のホルモンバランスや骨盤の状態がダイエットに適しているのです。
ダイエットを始める時も、いきなり強い負荷がかかる激しい運動をするのではなく、最初はウォーキングやストレッチなど軽い運動から徐々に体を慣らしていくことが大切です。
妊娠や出産であまり動かさなかった体を急に動かすと、身体がびっくりしてしまいますよ。
また、身体の回復機能には個人差があるので、ダイエットを始める時期については、担当の医師に相談してみると安心です。
- 帝王切開の場合
帝王切開で出産した場合は、自然分娩で出産した時とは違います。
お腹を切開して、赤ちゃんを取り出すことになるため体に傷が残り、出産後も傷の痛みがしばらく続きます。
自然分娩は、産後の疲労を回復する必要がありますが、帝王切開ではこれに加えて傷口の治癒を待たなければいけません。
傷の痛みが治まっていないのに無理にダイエットを始めると、傷口から細菌が感染したり、傷が開いてしまうこともあります。
帝王切開で出産をしたら、傷の回復を最優先にして2カ月間は安静に過ごしましょう。
自然分娩の場合は、本人の感覚でダイエットを始める時期を調整することもできますが、帝王切開の場合は、必ず担当の医師に相談してからダイエットを開始しましょう。
【どんなダイエットがいいの?】
「ダイエットを始めよう!」と思っても、色々なやり方があってどれを選んだらよいのかわからないですよね。
基本的には、自分のやりやすい方法を選ぶのが一番です。
運動が苦手な人は、激しいランニングなどはせず食事制限や軽いストレッチを行うなどの工夫が必要です。
「どんな方法がいいのかわからない。」という人は、以下にご紹介するダイエット方法を参考に、一度自分で試してみて、続けられそうな方法を組み合わせてみてください。
【産褥体操】
産褥体操は、産後すぐでも始められるように考えられたストレッチのことです。
産後の子宮や筋肉を回復させる効果もあり、無理のない範囲で少しずつ行うことができます。
体の回復が早い人は、出産した次の日から行う人もいます。
ここでは、産後1日目から行える産褥体操をふたつご紹介します。
<産褥体操①>
仰向けに寝て、両手を胸の下あたりに置き、膝を立てます。
体に空気を入れる感じで大きく息を吸い込み、いったん止めてから思い切り吐きます。
これを1セットと考えて、2回~3回行います。
<産褥体操②>
仰向けに寝るもしくは座った状態で、膝を伸ばして足首の関節だけを動かす感じで前後にブラブラと30秒程度動かします。
続いて左右にブラブラと30秒ぐらい動かします。
これを1日5回~10回程度行いましょう。
膝を曲げないようにするのがポイントです。
【食事ダイエット】
食事を工夫して産後ダイエットをする方法もあります。
ただし、食事の量を制限するダイエットは出産後の体力低下や母乳育児に影響が出るのであまりお勧めできません。
必要な栄養はしっかりと取りつつ、余計な塩分や脂質を減らす食事を心がけましょう。
産後の食事ダイエットでは、次のポイントに注意しましょう。
①調理方法・調味料の工夫
脂肪分を減らすためには、油をできるだけ使わないようにしなければいけません。
洋食や中華はどうしても油分が多くなりがちなので、和食中心の食生活がおすすめです。
また、肉を調理するときは脂身をあらかじめ除去して、鶏肉の場合は皮も外すようにしましょう。
調味料を工夫すれば、塩分を控えめにしてもおいしい料理になりますよ。
同じ食材でも、揚げる・蒸す・焼く・煮るなどして調理法を変え、飽きが来ないようにしましょう。
②しっかりと噛む
産後は赤ちゃんの世話が中心になるため、お母さんは自分の生活をないがしろにしてしまうことがあります。
食事も疲れや時間の無さから、よく噛まないで食べてしまいます。
よく噛まないで食事をすると、消化に悪く、食べ過ぎにも繋がります。
一口につき、20回~30回は噛むように意識すると、食べ過ぎの防止にもなり、消化にもいいです。
【骨盤矯正】
産後は骨盤が緩くなっているので、施術の効果が出やすく、骨盤矯正にぴったりの時期です。
骨盤が歪んでいると、代謝が悪くなり、お腹周りや太ももを中心に脂肪が付きやすくなります。
骨盤を正しい位置に戻すことで、内臓の働きも活発になり、基礎代謝も上がるのでダイエットの効果も出やすくなります。
わかば整体院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。