産後コラム

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産後の腰痛を悪化させる原因

【産後のトラブル 腰痛】

 

妊娠7か月頃からママの体は赤ちゃんの体重と羊水を支えるために、かなりの重みを感じるようになります。

 

睡眠時の姿勢も、あお向けやうつ伏せで寝ることが難しくなるので、必然的にお腹を圧迫しないような横向きの姿勢で寝ることになります。

 

この横向きの姿勢の中でも、胃が子宮に圧迫されて逆流性食道炎を起こす妊婦さんもいらっしゃるので右側を下にして寝ることが望ましいと言われています。

 

睡眠時に自由に寝返りを打てない生活は、赤ちゃんが生まれた後も続きます。

 

安産で出産を終えたとしても、すぐに歩いてトイレに行くのもままならないほど体力を消耗した状態で数時間置きの授乳生活が始まります。

 

生まれたばかりの乳児は首が座っていないので、ママの体にとっては骨の折れる体勢で30分近く授乳し続けなければなりません。

 

このような妊娠から出産後のトラブルとして多くのママが悩まされるのが腰痛です。

 

妊娠中も出産後もママの体をケアする時間がなかなか取れないので、慢性的な腰痛と付き合っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。

 

育児をしていく中で、腰痛のストレスが少しでも軽減されるように、早めに対処していきたいですね。

 

それでは産後にも続く腰痛の原因について考えていきましょう。

 

【腰痛の原因】

 

     骨盤の歪み

 

出産の時、骨盤は子宮から赤ちゃんの通り道を作るために最大限に開ききります。

 

この大仕事の後、骨盤はすぐに元の開き具合に戻るわけではなく、12ヵ月かけてゆっくりもとの状態に戻っていきます。

 

腰痛が悪化するのは、産後すぐの骨盤がグラグラしている時に上半身を支える筋肉に負荷がかかり炎症を起こしてしまうからです。

 

生まれたばかりの赤ちゃんでも3キロ前後はあるわけですから、この骨盤の状態で毎日抱っこを続けることで、かなりの確率で骨盤が広がったまま定着していきます。

 

骨盤が広がるだけでなく、授乳や添い寝の無理な姿勢が続き、最終的に骨盤が歪んで定着することがほとんどです。

 

もともと運動をしていて骨盤の回りの筋肉がしっかりついている方は、骨盤の戻りも早く腰痛にもなりにくい傾向にありますが、妊娠中にコンスタントに運動をし続けられる方が稀なケースですので、出産後のほとんどのママは筋力が低下した状態にあると言えるでしょう。

 

骨盤の矯正は産後12ヵ月経過し、母子ともに経過が良好であれば、開始することができます。

 

特に腰痛が悪化して歩くことも困難な程になる前に、早めに整えることが大切です。

 

     ストレス

 

出産は何度経験しても同じ出産はないと言われている程、ドラマティックであり神秘的です。

 

その反面、肉体的にも精神的にもかなりの労力をかけて挑まなければなりません。

 

生まれてきた赤ちゃんは可愛いけれど、3時間とまとまって眠ることができないママの体は、常に悲鳴を上げるギリギリの状態です。

 

精神的に余裕が持てない時、自分でも自覚のない所でストレスが溜まると自律神経が疲弊して一時的にストレスを感じやすくなる傾向にあります。

 

自律神経が乱れると、体内に必要な信号が送られなくなり、血流が悪化します。

 

ただでさえ産後の運動不足の体ですので、血行が悪くなると腰痛の他にも冷え性や頭痛、めまいなどを感じるようになります。

 

    運動不足

 

安定期に入ったからといって、激しい運動はもちろん控えなければならず、母体の状態によっては入院せざるを得ない方もいらっしゃいます。

 

横になって過ごすことが多いと、どうしても同じ姿勢でいることが多くなり全身の運動不足になりがちです。

 

このまま産後を迎えることで、寝ているときには感じなかった腰痛を発症するというケースもあります。

 

最近ではマタニティヨガやマタニティスイミングなど腹圧のかからないような運動を推奨している産院も多く、適度な運動は産後の回復にも大いに役に立つと考えられるようになってきました。

 

産後の経過が良好であれば、腰を伸ばす猫のポーズのストレッチや、骨盤をほぐすハッピーベイビーのポーズなどを取り入れると、骨盤の中の血流が改善され腰の回りの冷えも改善されることにつながります。

 

無理のない範囲でストレッチを取り入れることで、妊娠中の運動不足のウオーミングアップができるといいですね。

 

【腰痛と骨盤矯正】 

 

腰痛は、腰の筋肉もしくはその周りの関節に必要以上の負荷がかかることにより、炎症が起きていることを知らせる体からの信号です。

 

産後は運動不足と骨盤の緩み・歪みで腰をきちんと支えることが難しくなりますので、より腰痛になりやすい要因を抱えて過ごすことになります。

 

しかし、きちんとケアしていけば快適な日常生活を送れるまで改善が見込めるものです。

 

出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは体の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

産後の腰痛緩和にも骨盤矯正は大変有効な手段です。

 

産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。