産後コラム
産後尿もれに悩む原因
投稿日:2017.10.27
【妊娠中にも起こる尿もれ】
読んだり聞いたりしてはいても、実際に妊娠をして初めて直面するトラブルはたくさんあります。
その中でも尿漏れは妊娠中から出産後まで続くこともある身近なトラブルです。
妊娠から産後の体のお悩みは、たいてい人に言えないデリケートな部分のことが多く、他の人も悩んでいるかどうかわからず、漠然として不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
でも安心していただきたいのは、ほとんどの体調や体質の変化は妊娠による骨格とホルモンバランスの変化に伴うものであり、産後には十分ケアしていけるものだということです。
悪阻やお腹の張り、早産の不安なども含めると、妊娠中は次から次へと予期せぬ出来事が起こり、後になって振り返ると1日として気が休まらなかったというママもいらっしゃることと思います。
尿に関して言うと、妊娠中は膀胱が大きくなる子宮に圧迫されるため、ただでさえ頻尿になる傾向があります。
そして尿もれとなると、状況によっては準備していないと困ることもありますよね。
最近ではかなり薄型でも十分な水分量を吸収してくれるおりものシートも出ておりますし、妊娠中は様々なトラブルと上手に付き合っていこうという、おおらかな気持ちも大切になってきます。
【妊娠後期の尿漏れの原因】
①膀胱が子宮に圧迫されて常に尿意を感じるようになる
赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮も大きくなると、子宮の周りの臓器はいつもと違う位置に押しやられたり圧迫されたりします。
特に膀胱は子宮のすぐ下に位置しているため、その大きさの変化の影響をとても受けやすい部分です。
本来は、尿を我慢する力が勝っているので不意に出てしまうということはほとんどないのですが、子宮が大きくなると少しの尿でも膀胱が圧迫されて尿意を感じるようになります。
何気なく立ち上がった瞬間や座る時、歩いて移動している最中でも尿もれは不意にやって来ます。
花粉症持ちの妊婦さんは強い薬を飲むことも難しく、くしゃみや咳、鼻をかむにも尿意が気になり尿もれに悩まされる方が大変多いです。
②膀胱の筋力が弱まり尿道をコントロールしにくくなる
妊娠を維持するために必要な女性ホルモンの中に「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンがあるのですが、このホルモンには骨盤の周りの筋肉や靭帯を柔らかくする作用があります。
そのため、尿道の開閉をコントロールしている尿道括約筋のコントロールが利きにくくなり、尿もれになりやすい傾向にあるのです。
これはほとんどの妊婦さんが経験されることなので、過敏にならず、尿もれをするから水分を控えるなどの節制は体に負担となりますので気持ちを楽にして付き合いましょう。
妊娠中はむくみが気になることから水分を控えがちになりますが、水分が足りないと人間の体はさらに溜め込もうとする傾向があります。
むくみが気になる時は塩分を控える方が効果的です。
水分は血液を保つにも羊水を保つにも大切な存在ですので、妊娠中は何度もトイレに行くということを周囲にも理解してもらいながら、水分補給にストレスを感じないようにしましょう。
【産後の尿もれ】
妊娠後期から始まった尿もれが、産後におさまる方もいらっしゃいますが、さらに気になるようになったというケースもまたあります。
それは、妊娠中に緩んでいる尿道括約筋は骨盤底筋に繋がっている筋肉であり、出産を経て骨盤底筋が伸びたままになると尿道括約筋も同じように開閉のための伸縮が追い付かなくなるからです。
分娩時間が長いとその分骨盤底筋にも負担がかかりますので、良い陣痛とタイミングの良い「いきみ」が理想的な理由には、安産の他にも産後の骨盤底筋の回復が早く見込めるというメリットがあるからなのです。
もしくは、知らないうちに分娩の際に膀胱の周りの神経組織に傷がつき、尿意そのものに気づきにくくなっているという場合もあります。
この場合は神経組織が修復することで徐々に感覚も回復しますので、尿もれパッドや生理用品を上手に活用して、体の回復を優先しながら過ごすようにしましょう。
【骨盤矯正で尿もれ解消】
立ち上がったり抱っこをしたりするたびに尿もれが気になるという方は、骨盤を正しい位置に整えて尿道括約筋に繋がる骨盤底筋を鍛えるという施術も視野に入れると良いでしょう。
骨盤が定着していない間に重たい荷物を持つなどの負担になるようなことはなるべく避け、退院後も赤ちゃんのお世話以外のことは無理せず、時には後回しにすることも大切です。
産後、尿に関係するトラブルは骨盤の緩みや歪みが関係しています。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
そのままにしておいて治る症状なのか悪化していく症状なのかは、自己判断で判別するのは難しい問題です。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
恥骨の役割と産後のケアについて
投稿日:2017.10.25
【恥骨ってどんな骨?】
恥骨って体のどこにある骨でどんな役割をする骨なのか知っていますか?
恥骨について知るためには、まず骨盤の構造を理解する必要があります。
骨盤というと、「腰の周辺にあって、子宮などを守っている骨。」という認識をしている人もいるのではないでしょうか?
おおむね正解なのですが、実は骨盤はひとつの骨を指しているわけではなく、8つの骨が集まって構成されているのです。
骨盤は、お尻の付け根にある坐骨が結合している寛骨、その後ろにある仙骨、上部の背中側には左右対称に羽のように広がった腸骨があり、腹部にある恥骨が組み合わさって構成されています。
恥骨は骨盤を構成する骨のひとつで、左右に一つずつあり、骨盤を前面でつなぐ役割をする骨です。
この左右を繋ぐ部分を恥骨結合といい、恥骨に問題が起こるとこの恥骨結合に痛みが発生することが多いです。
骨盤は男性にも女性にもありますが、体の中で最もその形状に顕著な男女差が出る部分でもあります。
特に女性の恥骨は、子宮を守る役割を果たし、妊娠すると胎児ごと子宮を保護して出産まで体の外に出てこないように下半身を締め、出産の際には緩んで産道を広げる働きをします。
女性の恥骨には、妊娠から出産までを、スムーズに進める役割もあるのです。
【妊娠中から産後の恥骨に起きる問題とは?】
妊娠から出産、そして産後の恥骨に起こるトラブルの理由についてご紹介します。
<妊娠初期の恥骨の痛み>
妊娠初期(2カ月~4カ月)に起こる恥骨の痛みは、妊娠すると分泌量が増える女性ホルモン「リラキシン」が影響しています。
リラキシンが分泌されると、出産に向けて靭帯が少しずつ緩んでいきます。
靭帯が緩むと、その周辺にかかる関節や筋肉への負担が大きくなって、恥骨が痛くなります。
リラキシンというホルモンは、女生理前に分泌されるホルモンでもあります。
そのため、妊娠していなくても生理前になると恥骨に痛みが出るという女性も少なくありません。
なお、生理前に恥骨が痛くなるといった自覚症状がある人は、妊娠初期に恥骨痛を訴える可能性が高いです。
<妊娠中期の恥骨の痛み>
妊娠中期(5カ月~7カ月)に起こる恥骨痛は、体型が大きく変化することで発生します。
妊娠中期に入ると、お腹周りも急激に大きくなり、その重さを腹筋や背筋で支えなければいけなくなります。
しかし、急激な体重の増加に腹筋や背筋だけで耐えるのは難しく、恥骨にも負担がかかるため痛みが発生するのです。
また、妊娠中期はつわりも落ち着いて食欲が出てくる時期でもあるため、一気に体重が増加しやすいのです。
<妊娠後期の恥骨の痛み>
妊娠後期(8カ月~10カ月)は、お腹もかなり大きくなり、歩くのもやっとの状態になります。
この時期のお腹の重さは8kg~10kgにまでなり、最も体への負担が大きいです。
特に、その重みを支える骨盤及び恥骨には多大な負荷がかかり、多くの妊婦さんがこの時期に恥骨痛を経験します。
さらに、出産が迫って来るとリラキシンの分泌量が再び増えて、靭帯を緩めるためより痛みを感じやすくなります。
<出産後の恥骨の痛み>
出産後に恥骨の痛みが現れるのは、出産に伴う骨盤の歪みが関係しているケースが多いです。
出産までに靭帯が緩み、赤ちゃんが産道を通るときに恥骨結合部が歪んだりねじれが生じて、傷が付いて痛みが出ます。
さらに、産後の緩んだ骨盤で過ごすことで、骨盤の歪みが激しくなっていき、恥骨痛を引き起こすのです。
出産で傷ついただけなら、産後しばらく時間が経過すれば自然に傷が回復して痛みは治まります。
もしも出産が終わってから、数カ月以上経過しても痛みが治まらない場合は、医療機関で相談してみましょう。
【恥骨が痛くなった時は】
痛みが顕著に表れる恥骨結合は、骨盤の中央に位置し骨盤を支える重要な部分です。
また、恥骨結合は細菌に感染しやすく、一度炎症が起きると再発を繰り返すことも少なくありません。
もともと左右の骨を支える役割もしている恥骨結合は、負荷がかかりやすい場所でもあり、ちょっとした刺激や衝撃で痛みに繋がるのです。
恥骨の痛みには進行具合によって段階があります。
初期段階では、チクチクとした痛みやたまにズキッと痛むことがあるものの日常生活に支障が出るほどではない状態です。
この段階で悪化する前に、ケアできれば悪化を防ぐことができます。
重症化すると、歩くだけでも激しい痛みを感じるようになり、体を動かさないようになって筋力が低下し、ますます恥骨への負担が増えるという悪循環に陥ります。
最初のうちは、恥骨の痛みに気づかない人もいるですが、臨月を迎える頃に痛みの自覚症状が出るケースが多いです。
症状が重くなるほど、痛みが激しくなりますし、治りも遅くなるので早めに治療を始めましょう。
骨盤の歪みが痛みの原因となっている場合は、骨盤矯正で歪みを整えることで痛みが軽減していくこともあります。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後太りを改善する生活習慣
投稿日:2017.10.23
【産後太りの対策方法って?】
産後太りで多くのお母さんが悩んでいると言われていますが、赤ちゃんが生まれてから、ダイエットを試みても生活が激変してしまいそれどころではありません。
無理なダイエットや極端に食事制限をしてしまうと、母乳がうまく出なくなったり、体調を崩してしまうこともあります。
産後のダイエットを取り組む際は、赤ちゃんのお世話もあるので、無理をしないやり方が一番ですが、どうすればいいのか迷って悩まれる方も多くいるのが現状です。
しかし、これらは生活習慣の見直しと、産後太りの原因を知ることで改善させることができます。
赤ちゃんを楽しく育てるためにも、悩みを抱えたままだとストレスにもなってしまいます。
今回は、そんな産後太りの対策と生活習慣の改善について説明していきます。
【産後太りの原因は骨盤にある?】
産後太りのきっかけとして、ほとんどが骨盤の歪みが原因だと言われています。
妊娠中は産道をつくるため骨盤が広がり、リラキシンというホルモンが大量に分泌されます。
リラキシンは関節、靭帯を緩める働きがあるので、これにより腹圧が下がってしまい、胎児の成長と一緒にお腹が大きくなります。
出産後、緩んだ状態をそのままにしておくと、お腹が出たままでたるんでしまいます。
妊娠中に緩んでしまった骨盤は、筋肉だけで支えることになります。
しかし、お腹が大きくなると体を動かすことが難しくなるので筋肉のバランスが崩れてしまいます。
筋肉が極端に偏ったり、バランスを崩してしまい筋肉疲労が進むことで、骨盤の中の子宮や腸などの内臓が下がってしまいます。
そして、反り腰の姿勢を続けてしまうことで腹筋が伸ばされ、筋力が落ちてしまうため、さらにお腹がぽっこりしてしまいます。
こういった原因が重なることでぽっこりお腹になり、運動をしただけでは改善されません。
【生活習慣の改善と骨盤の歪み対策】
骨盤の歪みに気を付けるため生活習慣を整えることがポイントとなります。
●産後の姿勢に気を付ける
産後のお母さんは、赤ちゃんを抱っこするときに姿勢が崩れてしまうので、骨盤の歪みに大きな影響を与えてしまいます。
どのような姿勢で過ごすかを意識するだけでも、骨盤の歪み具合は大きく変わってきます。
●目を酷使しないように気を付ける
目を酷使することで、肝臓に大きな負担がかかります。
目と肝臓は関係していてどちらも「血液」が共通点となります。
肝臓の働きは血液の流れを良くし、非常に重要な機能が多い臓器で、様々な毒素を排出してくれたりします。
目の酷使で、肝臓に負担がかかることで、働きが弱くなり、血液の質が落ちてしまいます。
そのうえ、産後の疲れも取れず、子宮の回復も遅らせてしまうことにもなるので、女性機能の低下にも繋がってしまいます。
なるべく目に負担がかからないように、テレビ、スマートフォン、パソコンからは離れましょう。
●バランスを考えた食事
偏った食事をしてしまうと、母乳で育てている場合は、赤ちゃんに栄養がしっかりと行き届かなくなってしまいます。
健康を維持するためにも極端に食事を減らしたり、脂質、糖分などが多い食事は避けましょう。
また和食中心にすることで、栄養のバランスが整った食事法と言えます。
●リラックスする時間を増やす
子育てでストレスが多い生活を続けていると、身体も緊張してしまい、筋肉に力が入ります。
身体が緊張してしまうと、骨盤周りの筋肉がバランス悪く動いてしまうこともあるので、そういったキッカケにより骨盤が歪んでしまいますので無理をせず、リラックスする自分の時間も大切にしましょう。
●産後の骨盤のケア
産後の骨盤のケアは、個人でも出来るストレッチ、マッサージ、骨盤矯正体操、骨盤ベルトを使って骨盤矯正をする方法などはありますが、育児でも忙しく一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院もいいでしょう。
【骨盤矯正で妊娠前のすっきりな体に】
9割の女性が骨盤が歪んでいると言われ、それで出産をするのでさらに歪みが生じてしまい、骨盤の緩みは広がってしまいます。
緩んだ骨盤を、骨盤矯正によって整えることで、本来の姿に戻します。
産後に、なにもしないと確実に体型は変わり、一時的に戻ったとしても骨盤が歪んでいる限り、いつリバウンドが起こるかわかりません。
リバウンドしにくい身体づくりのためにも、骨盤矯正は効果的と言えるでしょう。
自分で骨盤矯正をするのは少し不安という方は、整体院でプロの施術を受けることでスムーズに改善に向かうこともできます。
プロの施術を受けるメリットは、産後の体の状態や生活環境などのその人にあった問診してくれることです。
個人差はありますが、ダイエット効果だけではなく、自身でも気づかなかった体の不調が改善されたり、美容の面での効果も期待されます。
この他にも、様々な効果が期待され、わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後太りによる起きるリスク
投稿日:2017.10.21
【出産後に気を付ける点】
十月十日もの妊娠期間を得て、女性は新たな生命を誕生させますが、その際体には様々な変化が訪れます。
代表的な例で言うと、味覚の変化もその一つです。
今まで好きでなかった食事を好んで食べるようになったり、今まで嫌いなものが好きになるなど、いろいろ変わるため、食事のバランスに気を付けなければいけません。
しかし、その他にも体の変化によって気を付けるべき部分があります。
それが産後太りです。
今回は出産後の産後太りで注意すべきポイントを紹介します。
【産後太りにより起きるリスク】
主に起こるリスクとしては、体重増加による
・膝痛
・腰痛
です。体重が増えることで関節に負担が掛かり、痛みを伴うことがあるのです。
特に産後の育児では、赤ちゃんはまだ首がすわっていないので、抱っこするのにも腰に負担がかかりますし、そのほかにも座ったり立ったりする回数が自然と増えます。
骨盤などで歪みが生じている方がこの動きをすると、膝が内側に入っていたり、ねじれてしまい痛めてしまう可能性が高くなるのですが、体重が増加している方はさらにその確率が上がります。
【産後太りをしたまま第二子を出産する場合のリスク】
特に心配されるのが、第二子を妊娠・出産の際起きるリスクです。代表的な例で言うと
①妊娠糖尿病
妊婦の方がなる糖尿病で、発症することで胎児が巨大化するリスクと合わせ、自然分娩が難しい為帝王切開になる可能性が上がります。
帝王切開での出産は、母体に大きなダメージを与える上に次の出産での帝王切開になる可能性が高くなるので、注意が必要です。
②妊娠中毒症
体重の増加や血圧・むくみなどで確認される妊娠中毒症は、放置しておくと未熟児や早産などの危険性が高くなります。
特に体重の増加が激しい方は要注意です。
③難産になり、出産のダメージが大きくなる
脂肪が多くついている状態では、産道も狭くなり難産になりやすいと言われています。
さらに難産になり出産自体の時間が長引くと、母体が大きなダメージ受けて回復が遅くなり、入院が長引く可能性があります。
入院が長引けばそれだけ入院費が必要になりますし、多くの体力が奪われてしまうため、育児でも大変な思いをする方がたくさんいらっしゃいます。
④妊娠線ができやすくなる
太ったまま妊娠してしまうと、1人目は大丈夫だった方も妊娠線が出来やすくなると言われています。
これは中の胎児が大きくなりやすいことが原因です。
一度ついてしまった妊娠線は消すのが難しいため、できないようにするためのケアが大切です。
【産後太りをしてしまったら…】
もし、産後太りをしてしまったらどうすればいいのでしょうか?
もちろん太らないことを目指すことが大切ですが、体重が必要以上に増えてしまったらダイエットをする必要があると言えます。
しかし、そこでポイントとなるのが【産後ダイエットをしてもいいのかどうか?】という点です。
産後は母体がまだダメージを受けており、栄養が偏ってしまうと母乳に影響が出たり、回復が遅くなってしまうので過度なダイエットは難しいと言えます。
しかし、全てのダイエットがダメという訳ではありません。
野菜を中心としたバランスの取れた食事や、軽い運動(ストレッチ)であれば体の調子がいい時に行っていきましょう。
また、ドカ食いを止められない方は「好きなものを好きなだけ食べる」のではなく、出産後に必要な栄養が豊富に含まれている野菜や果物、牛乳などを摂取し、お腹を満たしましょう。
特にストレスは産後太りと大きく関係していると言われているので、ため込んでいる方は注意が必要です。
しかし、産後のお母さんは慣れない育児に加えて家事もこなさなければいけないので、ストレス発散がなかなかできないのが現状です。
そこで産後太り対策が自力で出来ないという方におすすめなのが骨盤矯正です。
【骨盤矯正で産後太り対策】
産後太りと骨盤矯正は大きく関係していると言われています。
骨盤はとは、仙骨・尾骨・寛骨の3つの骨から出来ていて、下半身・下半身を連結させる大切な役割を持っています。
また、その他にも内臓を支えていたり、出産時には赤ちゃんが通りやすくなるために骨盤を開き、産道を大きくします。
この時、骨盤は逆三角形の形から四角形になってしまいます。
四角形になると、内臓が下に下がって太って見えたり、さらには代謝が落ちて太りやすくなったり、産後の悩みの代表的な尿もれや股関節痛までも引き起こしてしまうのです。
しかし、通常であれば骨盤が変形するのは産後前後で、時間をかけてゆっくりと元に戻っていきます。
ただしすべての方が通常通り元に戻るわけではありません。
中には歪んだままになっていたり、開いたままになっている方がいます。
すると産後太りのリスクが高くなってしまうのです。
そうならないためにも、産後の骨盤は専門機関で骨盤矯正を行ったり、骨盤のストレッチ・矯正ベルトを検討しておきましょう。
わかば接骨院でも、産後の骨盤矯正を行っております。
産後太りを解消する方法
投稿日:2017.10.19
【産後、身体の悩み】
産後の悩みランキングで、必ずと言っていいほど上位に入るのが、産後太りです。
病院によっては体重管理に厳しいところもあり、出産前からずっと体重を気にしてきた、という人もいるでしょう。
妊娠中、悩みのタネだった体重増加も、あきらかに変わってしまった体型も。
お腹に赤ちゃんがいる証として嬉しいことだけど、女性としてはちょっとだけ悲しい身体の変化。
つわりを乗り越えておいしく食べられるようになっても、体重が増えすぎてしまわないように食事の量を調整してきた、という人もいるでしょう。
それもこれもすべて、赤ちゃんが産まれるまでの我慢。
産まれてしまえばあっという間に体重が落ちて、すぐに体型が戻る、と思っていませんでしたか?
確かに、出産は極限まで体力を使い切ります。
加えて、赤ちゃんのお世話に忙しいお母さんはエネルギーの消耗も激しいので、みるみるうちに痩せてしまうはず。
それなのに、実際はなぜか太ってしまったという人が想像以上にたくさんいます。
しかも、あるアンケートでは、産後太ってしまったあと体重がもとに戻らなかった、という人がなんと「6割」という驚きの結果が出ているほどです。
つまり、産後太りをしてしまうと、その後もとの体重に戻すのはかなり厳しい、ということを表しています。
しかし、お母さんになっても綺麗なままでいたい、という思いは女性として当然のことでしょう。
何よりも過剰に太ってしまうことは、健康にとって良いことではありません。
【産後太りはなぜ起きるの?】
それでは、産後太りになってしまうのはなぜでしょうか?
その原因を探っていきましょう。
○基礎代謝の低下
妊娠中の身体はもともと、皮下脂肪をためこみやすい状態となっています。
これは、外部の衝撃や冷えから赤ちゃんを守るためには大切な働きですが、出産を終えたお母さんにとっては不必要なものです。
このぜい肉は出産したからと言って自然に落ちる訳ではないので、そのまま放置してしまうと、産後太りにつながってしまうのです。
また、つわりや切迫早産などの理由から、自宅で安静にしなくてはいけない場合があります。
順調なマタニティライフを送っている人でも、その大きなお腹を抱えた状態では日常動作をしづらいので、妊娠前と比べると、行動する機会が圧倒的に少なくなってしまいます。
基礎代謝は筋肉に比例しているので、動かない期間が長いと筋肉量が落ちてしまい、必然的に基礎代謝の低下を招きます。
○食生活の乱れ
赤ちゃんに母乳をあげているお母さんは、いくら食べても食欲がおさえられません。
「母乳ダイエット」という言葉があるほどで、母乳育児の消費カロリーは毎日600kcal程度です。
これはジョギングに換算すると1時間走った分に相当します。
その分、とにかくお腹が減ってしまうのです。
しかし、育児中でとにかく多忙なお母さんは空腹時、パンやお菓子など手軽に食べられるもので食事を済ませてしまいがちです。
高カロリーのものばかり食べていると、いくら母乳育児をしているからと言っても、授乳で消費されるカロリーをゆうに超えてしまいます。
【産後太りを解消する方法】
産後太りを解消するためには、どのようなことに気をつければよいでしょうか?
健康的な身体を手に入れるために、まずは生活習慣を見直しましょう。
その一例がこちらです。
○姿勢
出産直後、赤ちゃんによって押し広げられた骨盤はグラグラしており、非常に不安定な状態です。
分娩台から降りる前に、骨盤を保護するためのベルトを腰に巻いてくれる産院もあります。
また、退院前に指導があるほど、特に気をつけなければいけないのが座り方です。
骨盤にとって良くない座り方としては、横座り、ぺちゃんこ座り、椅子に浅く腰かける、などがあげられます。
こういった座り方をしていると、股関節がねじれて骨盤もゆがんでしまいます。
骨盤のゆがみは産後太りに直結するので、座り方に注意しましょう。
○食事
基本は摂取カロリーをきちんと守ることです。
痩せたいからと言って、赤ちゃんを育てるお母さんにとって過度な食事制限はおすすめできません。
成人女性の消費カロリーは、1日1,800~2,200kcalです。
母乳育児をしている人は、プラス600kcal消費されます。
摂取カロリーをその範囲内に収めていれば、しっかりと食事を取っても太ってしまうことはありません。
【骨盤矯正で産後太りを解消】
産後太りの原因として、骨盤のゆがみも大きく関係しています。
出産準備で赤ちゃんの通り道を作るため、妊娠後期に入ると骨盤はだんだん開いていきます。
通常は徐々にもとに戻っていくのですが、現代では開いた骨盤が締まらないまま固定されてしまう人が多く、さまざまな不調の原因となっています。
ゆがんだ状態で定着してしまうまで、およそ産後6ヶ月と言われています。
その期間は骨盤が動きやすいので、固まってしまう前に骨盤矯正を行なうとよいでしょう。
自分では方法がわからない、矯正ってなんだかこわい、という人も骨盤矯正専門の整体院であれば安心です。
まずは「産後、○○のことで悩んでるんだけど・・・」といった感じで、お気軽にお問い合わせください。
産後太りは食事だけが原因ではない?
投稿日:2017.10.17
【産後太りの原因って?】
出産を終えたママの大きな悩みの1つと言えば、「産後太りで悩んでいる」という声が多くあげられています。
とはいえ、様々な種類の方法でダイエットを試し、中には食事制限を気を付けてもあまり効果はないという人も少なくはありません。
何が原因で産後太りが起きているのかもわからない状態でダイエットを始めてしまうことで、余計なストレスが溜まってしまうことも。
食事にも気を付けているし、運動もしているのになぜ痩せないのか、根本的な原因を探ることでダイエットへの近道になります。
今回は、産後太りの原因と対策について説明していきます。
【妊娠中に増えた体重は戻らないことも】
妊娠中に太ることは当たり前とされていますが、出産を終えたとこで体重は元には戻りません。
その理由としては、本来妊娠をすると、赤ちゃんのほかに血液 、胎盤、羊水、皮下脂肪で大体8kg~15kgほど体重が増加します。
そして、産後は「赤ちゃん 」「胎盤」「羊水」の5kg分しか実際は減りません。
あとは皮下脂肪と血液が残りの重さとなります。
産後は、血液の一部として母乳で育児をする際に栄養として消費され、血液の増量で太ることは心配しなくても大丈夫です。
となると、残るは「皮下脂肪」が最大の原因となってきます。
妊娠中は、外部からの衝撃と冷えから赤ちゃんを守るために皮下脂肪がつきやすくなると言われていますが、産後は特に役に立つことはないのでそのまま放置するとさらに太りやすくなります。
【産後に太ってしまう人の体質について】
まず妊娠中は、10ヶ月ほどの運動不足が原因で基礎代謝が下がってしまい脂肪の燃焼をしにくくしているので、それに伴い体力もなくなってしまい、産後すぐに激しい運動をする余裕はないでしょう。
とは言え、妊娠中は過度な運動をしてしまうと危険に繋がることがあるので、運動量が減り、安静にすることは仕方ないことでもあります。
やはり長期間の運動不足は基礎代謝が低下し、食事制限をしたところで食べなくとも太りやすい体質になってしまいます。
【痩せにくいのは骨盤の歪みが原因?】
出産をする際に、産道をつくるため骨盤が広がり、リラキシンというホルモンが大量に分泌されます。
リラキシンは関節、靭帯を緩める働きがあるので、これにより腹圧が下がってしまい、胎児の成長と一緒にお腹が大きくなります。
緩んだ状態をそのままにしておくと、お腹がたるんでしまい、ぽっこりしたままです。
また、放置することで腰痛、ひざの痛みも伴います。
妊娠中に緩んでしまった骨盤は、筋肉だけで支えることになります。
しかし、お腹が大きくなると体を動かすことが難しくなるので筋肉のバランスが崩れてしまいます。
筋肉が極端に偏ったり、バランスを崩してしまい筋肉疲労が進むことで、骨盤の中の子宮や腸などの内臓が下がってしまいます。
そして、反り腰の姿勢を続けてしまうことで腹筋が伸ばされ、筋力が落ちてしまうため、さらにお腹がぽっこりしてしまいます。
こういった原因が重なることでぽっこりお腹になり、運動をしただけでは改善されません。
やはり大きな原因としては、産後の骨盤にありますので、その骨盤が開いた状態で放置しておくと骨盤が歪んだままになってしまいます。
ケアしないことでお腹に余計な脂肪がついてしまい、冷え性、腰痛の症状もでてしまう可能性があります。
ですので、さまざまな症状を防ぐためには改善策として骨盤矯正がオススメです。
【骨盤矯正でくびれを取り戻す】
骨盤矯正は、骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉のバランスを整え、余計な脂肪がつかなくなり妊娠前のくびれを戻すことができます。
ウエストのくびれを元に戻すだけではなく、基礎代謝も上がって妊娠中に起きた症状や肩こり、腰痛、むくみ、冷え性などの解消になります。
妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、たるみがなくなり、妊娠線も薄くなったという人もいます。
また、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い見栄えも良くなる効果も期待されています。
骨盤の歪みで起こる症状は放置すると取返しのつかない病気になる可能性もあるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
骨盤矯正は、ストレッチ、骨盤体操、骨盤ベルトを使っての方法もあります。
【プロの施術で健康な体に】
自分で骨盤矯正をするのは少し不安という方は、整体院でプロの施術を受けることでスムーズに改善に向かうこともできます。
プロの施術を受けるメリットは、産後の体の状態や生活環境などのその人にあった問診してくれることです。
個人差はありますが、ダイエット効果だけではなく、自身でも気づかなかった体の不調が改善されたり、美容の面での効果も期待されます。
わかば接骨院では、産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後太りは骨盤の歪みが原因
投稿日:2017.10.15
【産後太りのメカニズム】
出産後のママの多くは母乳育児をしていると自然と体重は減っていくようですが、赤ちゃんが生後半年を過ぎた頃から体重はなかなか減らなくなり、むしろ太り始めるという方もいらっしゃるようです。
妊娠中は長時間の有酸素運動をするわけにもいかないので、どうしても筋力は落ちやすくなります。
出産後も赤ちゃんのお世話に追われてジムやヨガに通うということはほとんど不可能ですので、母乳育児で体重は減っても筋肉も減っている状態なので、いわゆるリバウンドしやすい体質に変化していると言えます。
そこで、今回は産後太りとなるべく産後太りを回避する方法について触れていきたいと思います。
もともとの体型によって個人差はありますが、妊娠中は皆さん8~15キロほど体重が増加するのが一般的なようです。
赤ちゃんの体重、胎盤、羊水、血液、皮下脂肪などが増加した体重のほとんどを占めています。
出産直後に減るのは赤ちゃんの体重約3キロと、胎盤・羊水を合わせた約3キロで、残りが血液と妊娠中に増えた皮下脂肪の重さということになります。
血液が増えるのには理由があり、お腹の中の赤ちゃんへ栄養を届けるために妊娠していない時よりも30~50%も血液量が多くなるからです。
母乳が白い血液と呼ばれているのは、妊娠中に増えた血液のほとんどが母乳として赤ちゃんの栄養に還元されていくからなのでしょう。
最後に残るのが皮下脂肪です。
赤ちゃんを外部からの振動や衝撃、暑さ・寒さなどから守るために、妊娠中は皮下脂肪を蓄えるように体質が自然に変化します。
この時に脂肪細胞の総数が増えているので、産後半年ほどで体重が戻っても、その後にリバウンドして産後太りしやすくなるのは致し方ないことなのです。
妊娠出産を経験したお母さんなら誰しもが実感する体質の変化なのではないでしょうか。
産後太りしやすくなる要因
①妊娠と出産により骨盤が緩む
出産のために骨盤が開くと骨盤の回りの筋肉や靭帯なども一緒に伸びるので、産後完全妊娠前と同じ状態に戻るという方の方が珍しいケースです。
また骨盤が緩んでいると骨盤内の血流が滞ることで冷え性となり、より皮下脂肪を蓄えるようになります。
②基礎代謝が落ちている
悪阻の時は何をしても気分が優れず、体を動かすことは難しいでしょう。
さらにお腹が大きくなっていくと行動範囲も限られ、お腹周りの筋力トレーニングは推奨されていません。
体を動かしたくても動かせない妊娠中の生活で、基礎代謝はどうしても減ってしまう傾向にあります。
また産後すぐは消耗した体力を取り戻すのが精一杯ですし、新生児のお世話に追われて鏡で自分の姿を見るどころか、ゆっくり寝ている余裕もありませんので、基礎代謝を上げるために必要な筋肉は眠ってしまっています。
このような流れで基礎代謝が落ちていくと、食事制限をしても代謝が追いつかず、どうしても太りやすくなるのは致し方ありません。
【産後太りを解消するために】
①骨盤矯正
骨盤の回りの筋肉は支えるのがメインの仕事なので、意識して動かすことが難しく、正常な位置に戻して本来の強さを取り戻すという方法が産後太り解消の近道となります。
骨盤を正しい位置に矯正し、皮下脂肪を溜め込みにくい土台を作ることが大切です。
骨盤矯正のスタート時期の目安としては、産後の経過に問題がないと産院で診断してもらってからとなります。
特に産後6ヵ月かけて骨盤が徐々に固まっていくので、できれば産後2ヵ月~6ヵ月頃にスタートするのが理想的です。
②基礎代謝を高める
妊娠中に落ちた筋力はすぐには元にもどりませんし、母乳が出ている間に外で運動をするのは何かと準備も大変です。
赤ちゃんのことが心配で自分のトレーニングどころではないですよね。
そこで産院で経過良好の診断をもらったら、赤ちゃんのお世話の合間に5分でも10分でも湯船に浸かるようにしましょう。
体温が上がるだけでも基礎代謝と免疫力が上がり、燃焼しやすく抵抗力のある体質へと導きます。
入浴をすることで肩や首、腰の血行も良くなり、肩こり・腰痛の緩和に効果が期待できます。
③食事
和食で薄味の味付けを理想に、低カロリーかつ良質なタンパク質が摂れる食事を心がけましょう。
ダイエットの目的のために無理な食事制限をすると、体が栄養不足と判断し、脂肪を溜め込みやすくなります。
体を冷やさないように温かい煮物やスープなどでの調理方法で、温野菜やキノコ、海藻類を一緒に食べられるのが理想的です。
産後の下半身太りには骨盤の緩みや歪みが関係しています。
妊娠・出産で基礎代謝の低下した体を、まず土台作りから見直してみるのはいかがでしょうか。
産後、周囲の理解や協力のもと、ママの外出が可能になったら、骨盤矯正で妊娠前の骨盤に整えておきましょう。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
骨盤矯正をするだけでも、お尻の周りがスッキリしていくことを実感していただけますし、その他の産後の体調不良改善にも大変有効な手段です。
産後太りと産後痩せする人の違い
投稿日:2017.10.13
【産後の体質について】
妊娠中に太るケースはよくありますが、産後も体型が戻らないママも多くみられる中、逆に妊娠前より痩せたという声も挙げられています。
芸能人の中でも子供が何人もいるのにスリムな体型を維持している女性もいますよね。
生まれつきの体質だから…と諦めているママも、根本的な原因を知ることで体質改善の道に繋がるので、産後に太りやすくなったと悩んでいる方でも効果は期待できます。
では産後の太りやすい体質と、産後の痩せやすい体質って一体どう違うんでしょうか。
【妊娠中に増えた体重は自然に戻らないことがある】
妊娠中に太ることは当たり前とされていますが、出産を終えたとこで体重は元には戻りません。
その理由としては、本来妊娠をすると、赤ちゃんのほかに血液 、胎盤、羊水、皮下脂肪で大体8kg~15kgほど体重が増加します。
そして、産後は「赤ちゃん 」「胎盤」「羊水」の5kg分しか実際は減りません。
あとは皮下脂肪と血液が残りの重さとなります。
産後は、血液の一部として母乳で育児をする際に栄養として消費され、血液の増量で太ることは心配しなくても大丈夫です。
となると、残るは「皮下脂肪」が最大の原因となってきます。
妊娠中は、外部からの衝撃と冷えから赤ちゃんを守るために皮下脂肪がつきやすくなると言われていますが、産後は特に役に立つことはないのでそのまま放置するとさらに太りやすくなります。
【産後に太ってしまう人の体質】
まず妊娠中は、10ヶ月ほどの運動不足が原因で基礎代謝が下がってしまい脂肪の燃焼をしにくくしているので、それに伴い体力もなくなってしまうので、産後すぐに激しい運動をする余裕はないでしょう。
とは言え、妊娠中は過度な運動をしてしまうと危険に繋がることがあるので、運動量が減り、安静にすることは仕方ないことでもあります。
やはり長期間の運動不足は基礎代謝が低下し、食事制限をしたところで食べなくとも太りやすい体質になってしまいます。
あまり無理な食事制限のダイエットをすると、リバウンドをしたり、体調を崩してしまう恐れがありますので、バランスの良い食事をとることが大事です。
【産後に痩せてしまう人の体質】
産後に太る人の悩みはよく耳にすることが多いですが、痩せてしまう人も少なくはありません。
赤ちゃんを母乳で育てることにより、1日に約500~600カロリーの量を消費すると言われています。
産後の痩せやすい人の特徴としては、1日の消費カロリーに比べ、食べる量が少なくいが弱っている可能性があり、ストレスによる寝不足からも胃もたれてしまい、あっさりしたものばかりを摂取していると考えられます。
これらが重なることにより、産後に痩せてしまう人もいるというわけです。
逆に痩せすぎて困っている人が太るには、バランスの取れる食事を心がけ、炭水化物(ごはん)を
気持ち多めに取るといいでしょう。
一度に食べれなくとも、時間を空けながら小分けして食べることをおすすめします。
【体型のバランスを上手く保つために】
太ったり、痩せたりする人の症状は人それぞれですが、産後は特に気を付けたいことが骨盤の歪みによるトラブルです。
産後に骨盤の歪みを放置してしまうと、あらゆる問題を引き起こしてしまう可能性があります。
骨盤が正しい位置に戻らないことにより、身体のラインが崩れてしまい骨盤周りの筋肉が弱くなってしまいます。
さらに運動不足の産後は筋力も低下しているので、脂肪の燃焼もうまくいかなくなり、骨盤が開いたままだと、以前着ていた服も入らなくなってしまう人も少なくはないでしょう。
この他にも、産後の歪みで内臓が垂れ下がったり、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節通、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感など、様々な問題に悩まされてしまいます。
身体の辛さに伴い、ストレスを抱えてしまうことも多く、精神的な心の病気を引き起こしてしまうこともあります。
また、骨盤が開いたまま放置しておくと、健康状態も悪くなってしまい、不妊、もしくは次の出産の影響にもなるので、早産や流産のリスクを高めてしまいます。
これらの症状やトラブルは、病院で検査をしても原因を突き止めることは難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどです。
【骨盤の歪みを戻すことで得られるメリット】
歪んだ骨盤の位置を正しく戻すことで、筋肉をちゃんと使えることができるので、身体も動かしやすくなります。
そうしますと、血行もよくなり筋肉も正常についてくることで基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼への効果も期待されます。
基礎代謝を上げることで、ダイエット効果だけではなく、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性の解消にも繋がります。
また、妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、中には妊娠線も薄くなったという人もいます。
そして、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い体形の見栄えもよくなります。
骨盤の歪みで起こる様々な症状も防ぐことができるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
わかば整体院では、産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後骨盤の歪みが起きる原因
投稿日:2017.10.11
【産後の骨盤はまだ柔らかい】
妊娠中から、子宮が大きくなるのに合わせて骨盤は自然と広がるようになっています。
骨盤が広がらないと、子宮内の栄養や酸素の通り道も確保できないので、お母さんの体は命を育むために自然に準備を始めているのです。
出産直後から半年ほど骨盤は柔らかい状態が続くので、産後の骨盤のケアはどのお母さんたちにとっても重要な課題となります。
ところが体はすぐに回復しない反面、産後はゆっくりする間もなく授乳やオムツ替えなどの赤ちゃんのお世話に追われ、炊事・洗濯などの家事も山積みですので、お母さんの骨盤の状態をチェックしている余裕はありませんよね。
新生児のお世話が落ち着く頃には残念ながら骨盤は定着してしまい、万が一歪んで定着していても自力で整えるのは至難の業と言えるでしょう。
骨盤が歪んだまま定着すると、頭痛や腰痛・肩こりの要因にもなりますし、産後の下半身太りにも関係があるということがわかってきました。
柔らかいうちに骨盤のケアをしておくことで、様々なお悩みを回避することに繋がります。
歪んで定着してしまう前に、日頃の習慣についておさらいしてみましょう。
【骨盤が歪みやすい習慣に気をつける】
・うつ伏せ寝
うつ伏せ寝はお尻から骨盤の方向向けて重力がかかるので、骨盤が開きやすい姿勢です。
妊娠中は眠りも浅く、大きなお腹を守りながら快適な睡眠を取れる時間はあまりありませんよね。
寝る時の姿勢も妊婦さんそれぞれに独特の姿勢が多いです。
産後は赤ちゃんの隣で自分が全身を解放して熟睡スペースを確保することもできず、自分一人の布団やベッドなどは考えられない・・・といったお声もよく聞きます。
しかし骨盤をケアするという観点から考えると、骨盤ベルトで支えながら仰向けで、なるべくうつぶせ寝は避けるというのが産後の睡眠時の理想の姿勢と言えます。
・お姉さん座りやぺたんこ座り
新生児の授乳の時間は何よりも大切な赤ちゃんとのコミュニケーションの時間で、お母さんとしては楽な姿勢でリラックスしながら授乳したいと思われることでしょう。
しかし、その時にお姉さん座りやぺたんこ座りなどの姿勢が長く続くと、股関節が捻じれて骨盤が歪みやすくなり、そのまま定着してしまう可能性があります。
捻じれて定着してしまった骨盤は、単純に開いていたり倒れていたりする骨盤よりも調整するのが難しく、治療・施術に時間のかかることが多いです。
授乳クッションで高さを調節し、椅子に腰かけて背筋を伸ばしながら、骨盤にも股関節にも負担をかけずに授乳を楽しめると良いですね。
・片足重心
深夜に泣き止まない赤ちゃんを抱っこであやしながら、部屋中を歩き回ったりあやしたり、お母さんたちは一日中やすむことができません。
赤ちゃんを抱っこする時の姿勢はいかがですか?
重心が片側にばかりかかっていると、その股関節に負担がかかり骨盤が片側だけ歪むことがあります。
おんぶをしながら家事をするような時も、赤ちゃんの体重の分だけいつもよりも骨盤に重力がかかるので、両足に均等に体重がかかるのが望ましいです。
・重い荷物を片方の肩だけで持つ
本来、柔らかい骨盤を大事にするためには産後2ヵ月ほどは赤ちゃんより重たい荷物を持つことは避けていただきたいところです。
しかし健診などで他のご家族の都合がつかない時は、どうしても一人で出かけなければならないので、大きな荷物を持って赤ちゃんと外出せざるを得ない時もあります。
まだ骨盤が柔らかいその時期に、片方の肩に偏って重い荷物を持ってしまうと、それを支えるために骨盤や肩に負担がかかり支えきれずに骨盤が悲鳴をあげてしまいます。
どうしても産後に重たい荷物を持って出かけなければならない時は、リュックなどの両方の肩に均等に重力が分散するものを選びましょう。
・足を組んで座る
足を組みたくなる時、上に来る足の癖がついている方は、骨盤に癖がついてしまっているかもしれません。
足を組むと股関節だけでなく膝から下も捻じれるので、骨盤の歪みや膝の歪みを併発することになります。
これがO脚やX脚のメカニズムです。
足の裏に向かって体重が真っすぐ下りていかなければならないところを、骨盤や膝で歪みが生じていると思わぬ方向から負荷がかかり、筋肉が疲労します。
足を組まずに真っすぐ揃えて座る習慣は、骨盤の維持にも美脚のためにも効果的です。
【産後に骨盤矯正を取り入れる】
骨盤が歪んだり捻じれたりした状態で定着してしまうと、自力で骨盤を調整することはほとんど不可能です。
産後6ヵ月以内の骨盤が柔らかいうちからケアをスタートできると最も効果を得やすいのですが、お家の状況や赤ちゃんのお世話などでなかなかお母さんの身体は自由になりませんよね。
定期的に通うことが難しくても、できる時に骨盤ケアを始めておくことが、長い目で見た時にお母さん自身の健康に直結する大事な一歩となります。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後腰痛になる原因
投稿日:2017.10.09
【腰のしくみ】
まずは、腰のしくみについて説明します。
脊椎動物(=背骨がある動物)の中で、4本足で歩く動物は体重が4点に分散されています。
背骨は、頭や内臓を支える「梁」のような役割をしています。
しかし、進化の過程で人間は四つんばいをやめて、2足歩行を始めました。
背骨が縦向きになり、その役割は「柱」のようなものへと変化したのです。
荷重が垂直方向に変わったことにより、身体の中で1番重い頭を腰で支えなければならなくなりました。
そのため、4足歩行の動物と比べると、腰の骨や筋肉に大きな負担がかかるようになったのです。
「柱」と表現していますが、背骨は1個の骨でできている訳ではありません。
実際は「椎骨」という26個の骨から構成されています。
上から順に頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨、尾骨と分かれています。
このように複雑なつくりになっているのは、前後左右の動きに柔軟に対応するためです。
【腰の役割】
身体にとって、腰は最も重要な部位の1つと言えるでしょう。
それでは、どんな役割を持っているのでしょうか?
○身体を支える
立ちあがって歩く、椅子に腰かける、高いところに手を伸ばす、など毎日の生活を送るなかで、人間はさまざまな姿勢を取ります。
特に、立っている状態では、頭や首、両腕など上半身の重さを腰だけで支えています。
腰がきちんと機能していなければ、そのすべての姿勢を保つことはできないのです。
○身体を動かす
日常生活での動作や運動には、腰の働きが大きく関係しています。
無意識に行なっている「歩く」ということも、腰が正常な働きをしているからこそスムーズにできるのです。
つい忘れてしまいがちですが、腰はその複雑な構造上、ちょっとした動きによって大きなダメージを与えられることもあるので注意が必要です。
○神経を保護する
腰の役割のなかでもっとも大切なのが、神経を保護することです。
背骨を形成している「椎骨」は縦に26個連結していますが、1個の「椎骨」を見ると、「椎体」と「椎弓」という2つの部分に分かれています。
「椎弓」は穴があいていてそれぞれの穴が連なることで、長いトンネル(=脊柱管)のような形になります。
「脊柱管」のなかを「硬膜」と呼ばれる袋に入った「脊髄」が通っています。
「脊髄」から「末梢神経」が枝分かれして、身体中に伸びています。
このように、腰は首と同じくらい大事な神経が数多く集まっているので、腰を痛めてしまうとその影響は身体全体に及び、あらゆる場所に不調が現れてしまうのです。
【産後、腰痛になってしまうのはなぜ?】
それでは、産後の悩みとして腰痛がよくあげられるのはなぜでしょうか?
そもそも、産後は腰痛になりやすい状態である、と言えます。
それには、妊娠・出産が大きく関係しています。
赤ちゃんを産むためには、通常しっかり締まっている骨盤を大きく開く必要があります。
出産準備として、妊娠中から女性ホルモンの1つである「リラキシン」の分泌が始まります。
「リラキシン」のおかげで、骨盤の関節やじん帯がゆるみ、赤ちゃんの頭が通れるようになるのです。
本来であれば、出産を終えて「リラキシン」の分泌がおさまると、自然と骨盤も締まっていくはずです。
しかし、何かと便利な現代に生まれ育った女性たちは、昔と比べて運動不足で筋肉があまりついていない状態で出産に臨みます。
筋力が弱いため出産後も骨盤がうまく戻らず、左右の骨盤をつなぐ「恥骨結合」という部分が開いたままになってしまいます。
すると、ぐらぐらの骨盤では身体を支えきれずに、骨盤まわりに余分な負担がかかって痛みが生じる、すなわち腰痛へとつながってしまいます。
【腰痛を悪化させないためには】
産後のお母さんにとって腰痛は身近な悩みですが、なかには歩けないほどの痛みに見舞われる人もいます。
出産直後は体力も回復していないばかりか、しばらくの間は睡眠不足の毎日が続きます。
赤ちゃんのオムツ替えやお風呂、授乳などこれまでの生活ではなかった、腰に負担のかかる姿勢を取ることも多くあります。
そのうえ、腰痛にまでなってしまうと思うように身体が動かせず、本当につらいですよね。
そのようなひどい腰痛になるのを防ぐために、するべきことは何でしょうか?
まずは、寝るときの姿勢に気をつけることです。
仰向けやうつぶせの姿勢は腰に負担がかかりやすいので、寝るときは横向きになり、腰の下に小さな枕やバスタオルなどを敷いて高さを調整すると良いでしょう。
良質な睡眠を取ることも大切です。
時間がないからと言ってシャワーで済ませずに、きちんと湯船につかること。
身体が温まると血行が良くなって、痛みの軽減につながります。
ほかにも、栄養バランスの取れた食事をする、座るときの姿勢に気をつける、など自分でできることはたくさんあります。
それでも、症状に変化が見られない場合は、骨盤矯正もおすすめです。
産後の腰痛は骨盤がゆるみ開いた状態になっていることが原因の1つです。
よって、きちんと骨盤が締まり正しい位置に戻れば、腰痛の改善に効果が期待できます。
わかば整骨院は、骨盤矯正を専門に施術を行なっています。
日常生活を送れないほど腰痛が悪化してしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。