産後コラム
産後は骨盤矯正でポッコリお腹を改善
投稿日:2017.10.07
【出産後の体型は】
出産という大仕事を終え、ゆっくり休む暇もなく始まる赤ちゃんのお世話。
無理はしない方が良いと言われても、お家のことも気になるし、上のお子さんがいらっしゃると外に出る用事も多く、なかなかお母さんの体調にまで気を使っていられないですよね。
ご飯も自分を優先してバランスよく用意することは難しく、赤ちゃんを抱っこしたまま急いで食べることがほとんどなのではないでしょうか。
母乳のおかげで体重は比較的スムーズに戻るけれど、気づいたときにはポッコリお腹や垂れ下がったお尻のラインにガッカリ・・・なんてことありませんか?
ポッコリお腹や垂れたお尻のままでは、妊娠前に着ていたお洋服のラインも変わってしまうし、新しく買い揃えるにもお洋服をじっくり試着している時間が取れないことも多いです。
そこで注目していただきたいのは、ポッコリお腹や垂れたお尻は骨盤矯正である程度改善できるというポイントです。
産後の骨盤を整えて、妊娠前の体型と自信を取り戻してみませんか?
【ポッコリお腹はこうしてできあがる】
ポッコリお腹ができあがる理由としましてはいくつか考えられます。
産後は得に様々な理由が重なるので、落ちにくいお腹周りの脂肪に悩まされることになるのです。
①大きくなった子宮に内臓が圧迫されたから
赤ちゃんがおおきくなるにつれて、たっぷりの羊水で満たされた子宮もどんどん大きくなります。
その時に、子宮に追いやられて下がっていくのが内臓なのです。
出産に備えて柔らかく開いた骨盤の中に追いやられる内臓。
産後は内臓がまた上に押し上げられるということはまずありませんので、下垂したままの内臓が骨盤の間におさまり、ポッコリお腹のもととなります。
内臓が下垂すると消化機能が十分に働かず、便秘や下痢などに悩まされることも増えるでしょう。
内臓をしっかり機能させて食べ物をきちんと消化・吸収することがダイエットの基本ですから、内臓の位置を戻して十分に働くことのできるスペースを取ることが大切です。
そのためには、骨盤を引き締めて内臓が下垂するのを防ぐという方法が大変有効になります。
②腹筋が弱くなる
出産をする際は、骨盤の周りの筋肉や靭帯も柔らかくなりますが、同じように腹筋も柔らかくなります。
腹筋が弱くなることでお腹に脂肪がつきやすくなり、頑固なポッコリお腹ができあがります。
妊娠中は腹圧をかけることはお母さんの体にも赤ちゃんにも良くないので、腹筋を鍛える機会はまずないでしょう。
10ヵ月かけて弱くなった腹筋を再度鍛えるのはとても難しいことですので、産後体重が戻ってもお腹周りのラインが妊娠前には戻らないのは当然のことなのです。
③妊娠中は皮下脂肪がつきやすい
赤ちゃんを暑さや寒さ、衝撃などから守るために、妊娠中のお腹の周りは皮下脂肪がつきやすくなっています。
一度ついてしまった皮下脂肪は落ちにくく、一度落ちてしまった筋肉は付きにくいことが重なってポッコリお腹を助長することになります。
皮下脂肪は体が冷えを感じている部分につきやすい傾向があり、夏でも太ももやお尻を触ると冷えているという方は、ポッコリお腹以外にも下半身に皮下脂肪がつきやすくなってしまうので気をつけましょう。
毎日湯船に浸かるだけでも皮下脂肪がつきやすい体質を改善することに繋がります。
産後、産院で経過が良好だと診断をもらったら、なるべく毎日湯船に浸かるようにしたいですね。
入浴は、赤ちゃんのお世話で疲れの溜まっている肩や腰の疲労回復にも効果抜群です。
【骨盤矯正でポッコリお腹を改善】
内臓の下垂を食い止めてポッコリお腹を改善するために骨盤を整えましょう。
骨盤の位置が整うことで、骨盤内の血流も良くなり、冷えが解消されます。
冷えているところに皮下脂肪がつきやすいわけですから、お腹周りが冷えなくなることで、ついてしまった皮下脂肪が代謝されるようになるのです。
骨盤を引き締める方法としましては骨盤ベルトもありますが、使用方法を間違えると骨盤が歪んだり血流が阻害されて冷え性や頭痛などの体調不良を引き起こしたりすることもありますので、ベルトを使うと息苦しいと感じる時はベルトの使用を中止しましょう。
骨盤矯正は産後、産院の健診で許可が出たら施術を始めることができます。
産後2ヵ月ぐらいからスタートできるのが理想で、骨盤がまだ定着しきっていないので柔らかく整えやすいと言えるでしょう。
産後数年経ってからの施術でも問題ありません。
経過した時間の分、施術期間がかかることもありますが、こまめに整えておくことでさらに数年後の体調や体型に大きな差が出ます。
産後のポッコリお腹は骨盤矯正である程度まで解消することができます。
骨盤が正常な位置に戻れば、特別なエクササイズなどをこまめにできなくても、通常のウォーキングなどで十分な効果の得られる基礎代謝の高い体質を手に入れることも可能です。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後は骨盤の歪みに気を付けるべき?
投稿日:2017.10.05
【骨盤が歪んだままの放置は危険?】
出産をされた多くのママは、産後の体型が変化してしまったことに実感しています。
体型が崩れてしまった主な原因は、骨盤の歪みによるトラブルだと言われています。
骨盤の歪みにより、太りやすい体質になったため、妊娠前に着れていた服が入らなくなってしまい悩んでいる方も多くいます。
また、この骨盤の歪みを放置してしまうと、他にもあらゆるトラブルを引き起こしてしまう可能性があり、骨盤が正しい位置に戻らないと、身体のラインが崩れるだけではなく、骨盤周りの筋肉も弱まってしまいます。
さらに運動不足の産後は筋力も低下しているので、脂肪の燃焼もうまくいかなくなり、骨盤が開いたままだと、以前着ていた服も入らなくなってしまう人も少なくはないでしょう。
この他にも、産後の歪みで内臓が垂れ下がったり、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節の不安定感など、様々な問題に悩まされてしまいます。
身体の辛さに伴い、ストレスを抱えてしまうことも多く、精神的な心の病気を引き起こしてしまうこともあります。
そして健康状態も悪くなってしまい、不妊、もしくは次の出産の影響にもなるので、早産や流産のリスクを高めてしまいます。
これらの症状やトラブルは、病院で検査をしても原因を突き止めることは難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどです。
ではこういったトラブルを避けるためには、どう気をつければいいのでしょうか。
【骨盤の歪みに気を付けるべきポイント】
●産後の姿勢に気を付ける
産後のお母さんは、赤ちゃんを抱っこするときに姿勢が崩れてしまうので、骨盤の歪みに大きな影響を与えてしまいます。
どのような姿勢で過ごすかを意識するだけでも、骨盤の歪み具合は大きく変わってきます。
●目を酷使しないように気を付ける
目を酷使することで、肝臓に大きな負担がかかります。
目と肝臓は関係していてどちらも「血液」が共通点となります。
肝臓の働きは血液の流れを良くし、非常に重要な機能が多い臓器で、様々な毒素を排出してくれたりします。
目の酷使で、肝臓に負担がかかることで、働きが弱くなり、血液の質が落ちてしまいます。
そのうえ、産後の疲れも取れず、子宮の回復も遅らせてしまうことにもなるので、女性機能の低下にも繋がってしまいます。
なるべく目に負担がかからないように、テレビ、スマートフォン、パソコンからは離れましょう。
●バランスを考えた食事
偏った食事をしてしまうと、母乳で育てている場合は、赤ちゃんに栄養がしっかりと行き届かなくなってしまいます。
健康を維持するためにも極端に食事を減らしたり、脂質、糖分などが多い食事は避けましょう。
また和食中心にすることで、栄養のバランスが整った食事法と言えます。
●リラックスする時間を増やす
子育てでストレスが多い生活を続けていると、身体も緊張してしまい、筋肉に力が入ります。
身体が緊張してしまうと、骨盤周りの筋肉がバランス悪く動いてしまうこともあるので、そういったキッカケにより骨盤が歪んでしまいますので無理をせず、リラックスする自分の時間も大切にしましょう。
●産後の骨盤のケア
産後の骨盤のケアは、個人でも出来るストレッチ、マッサージ、骨盤矯正体操、骨盤ベルトを使って骨盤矯正をする方法などはありますが、育児でも忙しく一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院もいいでしょう。
【骨盤矯正後の効果】
歪んだ骨盤の位置を正しく戻すことで、筋肉をちゃんと使えることができるので、身体も動かしやすくなります。
そうしますと、血行もよくなり筋肉も正常についてくることで基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼への効果も期待されます。
基礎代謝を上げることで、ダイエット効果だけではなく、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性の解消にも繋がります。
また、妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、中には妊娠線も薄くなったという人もいます。
そして、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い体形の見栄えもよくなります。
骨盤の歪みで起こる様々な症状も防ぐことができるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
【骨盤矯正をするタイミングは?】
産後の骨盤矯正をするタイミングは、産後1ヶ月ごろからの施術をお勧めします。
産後1ヶ月以内は安静の期間となり、人によって様々ですが、無理に産後から早めに骨盤矯正をしてしまうと、体調を悪化させてしまう可能性があるので、ゆっくりと身体調に合わせながら受けましょう。
ベストな施術のタイミングは1~3ヶ月で、矯正可能な期間は産後3ヶ月~1年となりますが、検査をして可能であれば産後1年を過ぎても施術を行うことは可能です。
ただ、産後の体重の増加を解消するためには出産してから6ヵ月間が重要と言われています。
また帝王切開、会陰切開をされた方はお医者さんに許可をもらったり、しっかりと検診して問題なければ施術をしましょう。
わかば整体院では、産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後は骨盤がポイント
投稿日:2017.10.03
妊娠・出産を終えられて、皆さん体調はいかがですか?
産後も様々な痛みがあるかと思いますが、母乳をあげるのに鎮痛薬を飲んでいいのかな?
風邪薬や抗生物質は避けた方が良いのでは?
など、自分の体調を優先していられなくなりますよね。
そんな中で、どうしても改善しない体の不調はありませんか?
産後は骨盤が不安定になることは皆さんご存知かと思いますが、不安定になった骨盤が引き起こす様々なトラブルについては、まだ結び付けて考えられることは少ないのではないでしょうか。
もしかしたら、今悩まれているその体の不調、骨盤に関係があるかもしれません。
原因を解明して、根本的に解決していけるといいですね!
【骨盤が体調を左右する?】
骨盤は、子宮を守っている役割の他にも様々なところで関係があります。
体の真ん中に位置していることから、上半身と下半身を繋ぐ大事な関所でもありますし、近くを大きな神経も通っています。
骨盤が歪むとどのように体調に関わってくるのか考えてみましょう。
・頭痛
産後、慢性的に頭痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
骨盤が歪んでいると、骨盤内だけでなく全身の血流が阻まれて、頭や足・手などの末端まで血液が十分に届かなくなってしまいます。
片頭痛も緊張型頭痛も、普段から血液が順調に往来していれば起こることのない頭痛です。
血行不良が長く続くと毛細血管が痩せてしまい、急に血液が流れ込むことで一時的に血管内がパニックを起こします。
そのようなトラブルを防ぐためにも、日頃から全身の血流をスムーズにしておけるのが理想ですね。
・冷え性
頭痛と同じように、血行不良が原因で起こるのが冷え性です。
冷えは万病のもととも言われているように、体温が下がるだけで免疫力も低下するので、産後やたら風邪をひきやすくなったり花粉症が悪化したりするなど、冷え性だけにはとどまらない体調の変化を感じる時は骨盤にトラブルがあるサインかもしれませんね。
・腰痛
骨盤が歪んでいると重心がズレてしまい、そのズレを補正するために腰に負担がかかるようになります。
ただでさえ産後数年間はお子さんを抱っこする毎日を過ごされるので、骨盤が不安定なままだと余計に腰に疲れがたまります。
腰痛はほかっておいても勝手によくなることはありませんので、起きたらぎっくり腰になっていた・・・なんてことのないように、骨盤と一緒に腰も早めにケアしておきたいところです。
・自律神経失調症
やらなければならないことはたくさんあるのに、体が言うことをきいてくれない。
その症状は産後うつとも混同されることがありますが、自律神経失調症になっている場合もあります。
骨盤が歪むことで、その視線を調整するために猫背の姿勢が定着するようになります。
授乳の時にも赤ちゃんを抱える姿勢は猫背になりやすく、どうしても首が前に出やすいのです。
首には自律神経という太い神経が通っているため、首で神経が圧迫されると様々な弊害が生まれます。
めまいや耳鳴り、立ちくらみ、多汗、動悸・息切れなど、体内でONとOFFのコントロールが利かなくなり、不定愁訴など原因不明の体調不良に悩まされることにもなりかねません。
骨盤をはじめ、全身の骨格を整えて無理のない姿勢を習慣づけることで防げる体調不良もあるのです。
・太りやすくなる
産後、骨盤がゆるんだり歪んだりしたままにしておくと、骨盤の間に内臓が落ちてきてお腹周りの脂肪がつきやすくなります。
まずは骨盤を引き締めて内臓の下垂を食い止めることで、皮下脂肪がつきにくく、腹筋を鍛えやすい土台ができるようになります。
産後は骨盤が不安定になると同時に、ほとんどの筋肉が柔らかくなっている状態なので、骨盤を整えながら筋肉も取り戻すことが、産後太りの防止にも繋がります。
【産後は骨盤がポイント】
出産後半年ほどは骨盤の状態が柔らかいので不安定な反面、骨盤矯正をするには最適なタイミングと言えます。
施術を受けている方も痛みなどを伴うことはほとんどないでしょう。
骨盤が固まってしまってからの骨盤矯正は股関節の可動域が狭くなって定着していることが多いので、慣れるまでは無理な体勢に痛みを感じるともあります。
骨盤矯正は妊娠中に変わってしまった姿勢や足の形を整えておくことで、産後太りや冷え性、頭痛・腰痛などの緩和にも効果が期待できると言われています。
どうしても1回では結果が出にくいため、妊娠にかけた時間と同じ時間をかけてゆっくり正常な位置に定着させるイメージで気長に取り組みましょう。
そして、骨盤矯正をしながら筋肉量も妊娠前と同じぐらいに戻せると、スリムな体型の維持にも骨盤の維持にも繋がります。
整体に通っているからと安心せず、毎日の生活の中でも適度な運動を取り入れながら、筋肉を動かすことを心がけましょう。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の尾てい骨痛には骨盤矯正
投稿日:2017.10.01
【尾骨(尾低骨)とは】
尾低骨は医学的には尾骨と呼ばれており、背骨のお尻側の先端あることから尻尾の名残だと言われている骨です。
尾低骨は骨盤を構成する骨の一つです。
骨盤は主に5種類の骨の集まりで、
①仙骨、②尾骨(尾低骨)、③腸骨、④坐骨、⑤恥骨
があり、尾骨はほとんど仙骨に結合しています。
そして産後に尾低骨の周辺が痛いと感じている場合、骨が座る時や寝転がる時に椅子や床に当たって痛んでいる場合もありますし、仙骨の周りにある仙腸関節が炎症を起こしても尾低骨が痛んでいると感じる場合もあるのです。
尾低骨痛を感じるタイミングは、
・ かたい椅子や床などに座っている時
・ 座っているところから立つ時、寝転がっているところから起きる時
・ 歩き始める時
・ 尾低骨の周辺を触った時
・ 寝返りをうった時
・ 重たい物を持つ時
・
など、尾低骨痛と一言で言っても痛みが出るタイミングは人それぞれ違います。
【産後の尾低骨痛】
赤ちゃんの通り道を確保するために骨盤が最大限に開くように、その周辺の筋肉や靭帯も出産に備えて柔らかく伸びるように女性の体は本能的に備わっています。
産後、骨盤および筋肉や靭帯は1~6ヵ月かけて元に戻っていくのですが、この骨盤が不安定な時期にもお母さんたちは無理な体勢をしなければならないことも少なくありません。
赤ちゃんを抱っこしたり重い荷物を持ったりするだけでも、尾低骨やその周辺の戻りきっていない筋肉や靭帯にはかなりの負担となり、痛みのもととなる炎症を起こしやすくなります。
産後の尾低骨周辺の痛みを和らげる方法にはいくつかあります。
・お尻への衝撃を和らげてくれる骨盤に優しいクッションを使う
特に座って授乳している時に痛みが出るお母さんも多いと思いますので、ドーナツ型のクッションやベーグルクッションなど、骨盤を包み込み支えてくれる設計のクッションを取り入れると、尾低骨が直接刺激されず痛みを軽減してくれます。
・骨盤ベルトを活用する
骨盤のぐらつきを軽減させると尾低骨痛が緩和される時は、骨盤ベルトを活用しましょう。
骨盤ベルトを締め過ぎて血流が悪くなったり、骨盤が歪んで固定されたりすることもありますので、着用の仕方は産院で教わるようにしましょう。
・普段の姿勢から気をつける
脚を組んで座る、片方の肩ばかりでカバンを持つ、片側の足に重心をかける姿勢が癖になっている、猫背もしくは反り腰・・・など知らず知らずのうちに骨盤に負担をかけていることは意外とたくさんあります。
・快適な睡眠の環境を確保する
夜間に授乳時間の間隔が定まらないと、体を伸ばして熟睡する時間はほとんどありませんよね。
赤ちゃんが気になるあまり、横向きの姿勢が続くのも骨盤への負担になります。
赤ちゃんが寝入ったら短時間でも十分なスペースを確保して、あお向けで力を抜いて休むこともお母さんの体には必要なことです。
・産後の健診で許可が出たら入浴して体を温める
骨盤が歪んでいなくても骨盤内の血流が滞っていると、尾低骨にだるさを感じることがあります。
入浴をすると全身の疲れも取れますし、24時間赤ちゃんに付きっきりのお母さんのリフレッシュにもなりますので、ご家族の方にも協力していただきなるべく湯船に浸かる時間を持てると良いですね。
【尾低骨痛には骨盤矯正】
産前より産後に尾低骨の痛みが増したというケースは多いけれど、産後は赤ちゃんのお世話に追われてなかなかお母さんの体をケアしている時間は無いかもしれません。
しかし尾低骨をはじめ骨盤の歪みに起因するトラブルは、放置しておいて悪化することはあっても自然に治るということはほとんどありません。
そして接骨院での骨盤矯正は一度で正しい位置に戻るものではなく、きちんと定着させるためにある程度定期的に調整する必要があります。
それは一度調整しても、普段の生活の癖などでどうしても歪みが出やすい場合が多いからです。
接骨院にて骨盤を正しい場所へ定着させながら、周りの筋肉や靭帯の回復とともに骨盤を歪みのない状態に維持できるのが理想的です。
産後数ヵ月は骨盤が柔らかい状態なので、骨盤矯正のチャンスとも言えます。
歪んで定着してしまう前にケアを始めることで、尾低骨の痛み緩和以外にも下半身太りや冷え性などにも効果的です。
尾低骨痛はレントゲン写真などを撮っても骨に異常があるわけではないので、医療機関では痛み止めや湿布薬などで痛みを和らげる以外にはなかなか方法がありません。
そういった方にも接骨院では様々な方向から尾低骨のトラブルにアプローチすることが可能です。
尾低骨痛の原因が骨盤にある場合、改善することができるのです。
尾低骨の痛みで立ち上がるのも困難になる前に、まずはお気軽にご相談くださいね。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の悩み恥骨痛は骨盤矯正で改善
投稿日:2017.09.29
【出産後のある痛みの原因】
つらい出産を乗り越えたあとは、しばらくの間体中の痛みに襲われることがあります。
その中の原因の1つとして「恥骨痛」という股の周辺の痛みに悩まされる人も多くいます。
ただデリケートな部分が痛むため、病院にも行きづらく、回復を待ちながらも育児も頑張らなければならないので、中々症状と向き合う時間もありません。
育児に専念するためにも早めの改善が必要となりますので、放置すると痛みが強くなり、症状がひどくなると歩くたびに激痛が走ったり、寝ているときでも痛みを感じることもあります。
そんな悩みの解決策として、恥骨痛の原因と対処方法を紹介していきます。
【産後に関わる恥骨痛って?】
恥骨痛と聞いて普段から聞きなれない言葉であまりピンとこない方も少なくはないでしょう。
「そもそも恥骨痛ってなに?」
股の周辺にある恥骨に現れる痛みですが、恥骨そのものに痛みの症状はなく、左右のバランスを結ぶ軟骨のことを指します。
その軟骨が「恥骨結合」というもので、その恥骨結合が損傷することにより、恥骨痛を引き起こします。
「なぜ産後に恥骨痛を引き起こすのか?」
恥骨結合の損傷による恥骨痛が産後に起こる理由としては、出産とホルモンが主に関係しています。
まず出産の際に、赤ちゃんが産道を通るときに骨盤が緩み、開いた状態になります。
そして、恥骨結合が伸びたり、ねじれたりすることによって損傷をしてしまい、産後の恥骨痛を引き起こしてしまいます。
そして妊娠前、妊娠中から恥骨痛があった方、もしくは姿勢が悪かったり、脚を組んだりしたことで骨格が歪みやすい状態だった人は引き起こす可能性が高くなります。
またホルモンの関係として「リラキシン」という女性ホルモンにより、妊娠中はリラキシンが大量に分泌され、これは赤ちゃんが産道を通りやすくするためにあるものです。
しかし、関節や靭帯を緩めてしまうことで骨盤の周辺に歪みを引き起こし、産後の恥骨痛の原因になります。
【恥骨痛ってどれくらい続くの?】
治る時間は個人差なので、骨盤の歪み具合や、 恥骨結合の損傷によって変わってきます。
産後から1ヶ月で治るケースもあれば、産後6ヶ月を過ぎてもまだ痛みがある人もいます。
自然に治ることもありますが、骨盤が歪んでしまっている人は長く痛みに悩まされることもあるので、自己判断で放置することは危険に繋がります。
また、骨盤の歪みによって恥骨痛だけではなく、様々な症状を引き起こしてしまう可能性があります。
〇体調不良を引き起こす
骨盤の内側には子宮や直腸などの器官があります。
その骨盤が必要な臓器を大切に保護しているので、骨盤の歪みを放置すると、内臓に負担がかかり血行が悪くなって子宮や消化器官の病気になってしまいます。
〇骨盤の歪みが原因で崩れたスタイルが固定される
産後に骨盤を緩ませたまま放置してしまうと、その歪んだ骨盤が固定されてしまいます。
歪んだまま固定されてしまうと、余計な脂肪がついてしまったり、骨盤周りの筋肉が正常に動かなくなる可能性も高くなります。
〇次の出産に向けてのリスクがある
骨盤の歪みによって筋肉の左右バランスが崩れてしまうと、出産の際に力が入らなくなってしまいます。
また、骨盤の開きも悪くなるため、骨盤に無理な負担がかかってしまい、健康状態も良くないので次の妊娠で早産、流産のリスク、骨盤が正常な動きをしてない場合は不妊の可能性もでてきます。
上記の症状を引き起こしてしまうことも十分にあるので、できるだけ早めの対処が必要となります。
ではどうすれば改善されるのかというと、それは「骨盤矯正」がオススメです。
【恥骨痛の対処法は骨盤矯正が効果的】
骨盤矯正は、骨盤を妊娠前の状態、正しい位置に戻すことで恥骨痛の症状を改善させます。
さらに弱っていた筋肉も正常に使えることができるので、鈍っていた体も動かしやすくなります。
そして、体を動かすことで基礎代謝もあがるので、健康な状態を保つことができます。
歪みによって引き起こされる肩こり、腰痛、冷え性やむくみの症状も改善され防ぐことが出来るため、効果はかなり期待されています。
では、骨盤矯正ってそのタイミングで、どうすればいいのか?
産後の骨盤矯正をするタイミングは、産後1ヶ月ごろからの施術をお勧めします。
骨盤矯正には色々な方法があるので、ご自身にあった骨盤矯正を試すのもいいでしょう。
例えば個人で出来る、ストレッチ、マッサージ、骨盤矯正体操、骨盤ベルトを使って矯正をする方法などはありますが、産後の恥骨痛に関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院もいいでしょう。
そして、ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
わかば整体院でも、産後の恥骨痛や体質改善に向けて骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の尿もれ予防でできること
投稿日:2017.09.27
【尿漏れは産後も起こる可能性はある】
多くの方は妊娠中に、さまざまな体の変化が起こるので、初めて妊娠した人はびっくりされてしまいますよね。
その変化の中で、尿もれの症状を体験してしまうと恥ずかしくて人には中々言えないデリケートな問題の1つかもしれませんが、尿もれは多くのお母さんが体験していることです。
そして、尿もれは妊娠中だけではなく、産後にも尿もれが続いてしまうこともあります。
赤ちゃんを抱っこして立ち上がったときや、咳、くしゃみ、お腹にふと力を入れた瞬間など。
妊娠中だけかと思っていたのにと、心配されるかもしれませんが、産後の尿もれはよくあるケースなので心配しなくても大丈夫です。
ですが、出産後も尿もれしてしまうとこのまま放置はできないのでとても不安になりますよね。
産後の尿もれは特別ではないですが、同じ悩みを抱えているお母さんも多くいらっしゃいます。
そんな悩みを解決するために、尿もれが起こる原因と予防対策を紹介します。
【そもそも尿もれの原因って?】
尿もれが起きてしまう原因は、主に妊娠中と出産によって、体へ負担をかけてしまうからです。
では、尿もれを起こしてしまう原因をいくつか説明します。
・原因その1
妊娠中は、大きくなってしまった子宮の重みで膀胱が圧迫されます。
その圧迫が尿もれを引き起こしてしまい、産後も子宮の大きさはそのままなので、尿道は圧力に負けてしまい尿もれが発生してしまいます。
・原因その2
次に、出産の際に骨盤底筋が緩んでしまうことが原因で尿もれが起きてしまうこともあります。
骨盤底筋というのは、骨盤の底にある筋肉で、尿道を開閉するときに使われる「括約筋」の締まりが悪くなってしまい、尿もれしてしまいます。
・原因その3
最後の原因としては、妊娠中のトイレの習慣です。
妊娠中は子宮が大きくなっているので、お腹に力をかけやすく膀胱の収縮力が落ちています。
そして、おしっこをするときにいきんでしまい、この習慣が身についてしまうと、ふとした拍子にお腹に力を入れてしまうと尿が出てしまいます。
【産後の尿もれを防ぐには?】
産後の尿もれは、原因の1つとして挙げられた「骨盤底」が緩んでしまったことで起きてしまうことがほとんどです。
それを防ぐためにも、なるべく骨盤底に負担をかけないことが大きく変わってきます。
分娩時間が短いと負担は少なくなるので、妊娠中の太りすぎ、妊娠高血圧症の分娩が重くなってしまう要因はできるだけ避けることが大切です。
また、分娩により神経組織が傷ついてしまうと、膀胱、尿道の知覚障害にもなりかねません。
他にも、尿意を感じなくなったり、おしっこがでないトラブルを起こしてしまう可能性があります。
とはいえ、骨盤底が回復してくると治りますので、尿もれが気になっている間は尿もれ専用のパッドを当てたり、適切な処置をすれば普段通りに過ごせます。
そして、タイミングよくいきんでおしっこすることも骨盤底の負担を減らすことができます。
助産師さんや先生が、分娩時にタイミングを教えてくれるので、それに合わせましょう。
【尿もれの予防対策の方法】
産後の尿もれは自然に治ることもありますが、2ヶ月以上続いてしまったり、尿もれの頻度や量が多くなったり、症状がひどい場合は病院で診てもらうことになります。
尿もれ時に、お腹の痛みをともなう場合だと、膣炎の影響で尿がもれてしまう可能性もあるので、放っておくことは危険です。
そういったトラブル回避のためにも、骨盤の緩んだ歪みを正常な位置に戻してから、骨盤底筋力のトレーニングをすることで尿もれのトラブルを防ぐことができます。
骨盤を正常な位置に戻すやり方として、ストレッチ、エクササイズ、骨盤ベルト、様々な方法はありますが、効果が期待されているのは整体院での骨盤矯正です。
【骨盤矯正を整体院で行うメリット】
自分自身で骨盤の歪みを治す方法はありますが、やはりちゃんとした手順にそって骨盤を矯正するなら、プロの施術を受けると安心です。
自身で歪みを正常な位置に戻そうとしても、間違ったやり方をしてしまうと余計に骨盤の歪みを生じさせる可能性があります。
骨盤はとてもデリケートな場所なので、悪化させてしまうリスクはなるべく避けた方がいいでしょう。
そこでプロの施術を受けることで、骨盤の状態をしっかりと確認し、その人の体調に合わせて骨盤矯正を行います。
また、骨盤矯正をすることで尿もれを改善させるだけではなく他にもたくさんのメリットがあり、妊娠中や、妊娠前の体でも悩んでいた症状が人によっては改善される場合も多くいます。
肩こり、腰痛、浮腫みやすい体、冷え性、ひどい生理痛、生理不順など、骨盤の歪みによって原因を引き起こしていることがあるので、骨盤の歪みを正常な位置に戻し、体質の改善をすることで効果が大きく期待されています。
わかば接骨院では、産後の尿もれ改善についてや骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の尿もれパッドと骨盤矯正
投稿日:2017.09.25
赤ちゃんを授かった喜びを実感する一方で、日々刻々と変化する体調に不安を感じる妊婦さんはたくさんいらっしゃいます。
体調の変化は妊婦さんによって千差万別で、悪阻はなかったけれど重度の貧血に悩まされる方もいれば、体調面は万全だったけれど20キロ以上体重が増えた方もいらっしゃいます。
妊婦さんによって大変だと感じることは違うものです。
その中でも人にはなかなか言えないお悩みの一つに、産前・産後の尿もれの問題があります。
妊娠中のホルモンバランスの変化により、尿意も便意もコントロールすることができないことがあり、人知れずショックを受けてもどこに相談すれば良かったのかわからなかったというお話はよく耳にします。
そこで、尿もれの原因と骨盤矯正によって改善できる方法についてお話したいと思います。
【妊娠中も尿もれはある】
くしゃみをした時、立ち上がった時、電車の中で急に揺られた時など、妊婦さんの尿もれは不意に起こります。
尿もれが起こる原因としてはおもに2つのことが挙げられます。
①赤ちゃんが大きくなってきて膀胱が圧迫される
子宮のすぐ上に膀胱があるので、赤ちゃんが大きくなり子宮が重みを増すと、膀胱は常に刺激されて尿意が近くなります。
尿意は脳が感知しているので、尿意を感じると直前に行ったばかりだとしても排尿しようとする作用が働きます。
このようにトイレに行く頻度が増すと、尿道の開閉を管理している尿道括約筋がゆるみやすくなり、尿を我慢していない時でも尿もれをするという困った現象が起きるようになるのです。
②リラキシンの作用
尿道括約筋は女性ホルモンであるリラキシンの作用で骨盤底筋が柔らかくなることでも、ゆるみやすくなります。
リラキシンは妊娠後期になるにつれて増えるホルモンで、赤ちゃんが通りやすくなるように骨盤を
骨盤というのは様々な形の骨の集合体なので、これらを結び付けて固定している筋肉や靭帯をゆるめることで、いわゆる骨盤が柔らかい状態となるのです。
リラキシンによりゆるんだ骨盤底筋は尿道括約筋ともつながっているために、妊娠後期は特に尿意をコントロールしにくくなる傾向にあります。
妊娠中の尿もれは生理現象ですので、尿もれパッドなどを上手に活用して乗り切りましょう。
【産後の尿もれと尿もれパッド】
出産をスムーズにするためのリラキシンの作用は産後にはおさまるので、多くの方が尿もれのお悩みから解放されているようです。
それでも尿もれがおさまらない場合、何らかの原因で骨盤底筋や尿道括約筋が回復できていないことが考えられます。
・出産時に膀胱の周りの神経や、靭帯・筋肉が傷ついてしまった
・開き切った骨盤が元に戻らずに不安定なままになっている
・骨盤が歪んだ状態で固まってしまった
・頻尿の癖がついてしまった
など様々な理由がありますが、産後の消耗した体力とともに自然に回復するものもあれば骨盤を調整しないと解決しないものもありますので、産後の尿もれは仕方のないものと諦めずに専門機関で相談するようにしましょう。
産後も引き続き尿もれパッドにはお世話になることになりますが、生理用品で代用するのはあまりおすすめできません。
生理用品はあくまでも経血を吸収するのに適した素材を使用して作られていますので、尿もれを想定した吸収剤や消臭効果とは違うものです。
尿もれすることもショックな上に、尿もれパッドを購入するのは少し抵抗があるかもしれませんが、快適に過ごせるようにきちんと設計されていますので、自分の用途に合ったものを見つけられると良いですね。
【わかば接骨院では】
産後の尿もれの改善に繋がる骨盤矯正を行っております。
尿もれは老化現象のように思われているかもしれませんが、骨盤やその周りの筋肉・靭帯を整えることで尿もれを解消できるケースもあります。
出産により骨盤は不安定になりがちですが、産院で指導してもらえるのは骨盤ベルトの使用方法などです。
骨盤ベルトの使用方法を間違えると、さらに骨盤が歪んだり血流が阻害されて冷え性や頭痛などの体調不良を引き起こしたりすることもありますので、産後退院されてから骨盤の状態が不安定だと感じる時はベルトの使用を中止しましょう。
骨盤矯正は産後、産院の健診で許可が出たら施術を始めることができます。
産後2ヵ月ぐらいからスタートできるのが理想で、骨盤がまだ定着しきっていないので柔らかく整えやすいと言えるでしょう。
産後数年経ってからの施術でも問題ありません。
経過した時間の分、施術期間がかかることもありますが、こまめに整えておくことでさらに数年後の体調や体型に大きな差が出ます。
産後の尿もれは、骨盤を整えることでほとんどの場合解消できることがわかってきました。
この先もずっと尿もれと付き合っていかなければならない・・・と落ち込む前にまずはご相談ください。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の恥骨痛を和らげる方法
投稿日:2017.09.23
【産前・産後の恥骨痛】
出産後は歩くのも困難なほど体力・気力が尽き、ゆっくりしたいけれどすぐに新生児のお世話が始まり、自分の体調にまで気を使っていられませんよね。
何日にも及ぶ難産から、スピード安産まで、ひとつとして同じ出産はありません。
そして産後に無理をすると、更年期の時期に体調を崩しやすいを言われており、体力を取り戻しながら育児や家事に勤しむのは大変なことです。
出産を機に女性の体の中ではホルモンバランスが急激に変化し、初産でも何度目の出産でもそのホルモンバランスの変化に自分の意志で順応することはできません。
上手に向き合いながら、徐々に元の生活ができるように焦らずに過ごしましょう。
出産は大きなリスクを伴いますし、女性の体はとってもデリケートにできているからです。
毎日の育児や家事に追われて、つい自分の体調を気遣うことを忘れてしまいがちですが、お母さんの健康な心身あっての子育てです。
立ち上がる時に原因不明の股関節痛はありませんか?
寝返りをうつ時に激痛が走る部分はありませんか?
歩き出す時に腿に違和感はありませんか?
これらは、実は恥骨に原因のあるトラブルです。
ちょうど下腹部の下に位置している恥骨に何らかの異変が起きている合図です。
妊婦さんの中には産前から恥骨のトラブルに悩まされる方も多くいらっしゃいます。
歩くのも困難になるほど悪化する前に、原因を突き止めて早めに対処しておきたいですね。
【恥骨とは】
骨盤と聞くとお尻と腰の間に大きな骨が蝶のような構造で開いたり閉じたりしていると思われがちですが、実は5種類の骨から成り立っています。
皆さんが骨盤として触ることができるのは、腸骨と呼ばれる大きな腰骨です。
この他に、恥骨・坐骨・尾骨・仙骨というそれぞれ役割の違う骨が集まっており、それぞれが繊細に助け合いながら体の中心を支えています。
その中で、今回は産前・産後にトラブルの多い恥骨のお話です。
恥骨は骨盤の中でも最下層に位置していて、赤ちゃんの通り道を司っている門のような大事な骨です。
妊娠中は女性ホルモンの指示により、子宮を守るためにその門は閉じておくようになっています。
妊娠後期になると女性ホルモンのバランスが変化し、赤ちゃんが通れるように開きましょうという指示が出されます。
恥骨は赤ちゃんの通り道を確保するため最大限に開き、その周辺の靭帯や筋肉が出産に備えて柔らかく伸びるようになるのです。
本来出産を終えれば、この恥骨もその開閉をコントロールしていた靭帯や筋肉も元に戻って閉じるようにできているはずです。
しかし、お産が急激に進んだりお母さんの体に対して赤ちゃんが大きかったり、多児だったりすると、恥骨の結合部分の開閉が追い付かず、緩んだままになりその後のトラブルに繋がることもあります。
これが恥骨結合乖離と呼ばれるもので、産後の代表的な骨盤のトラブルです。
恥骨が離れたままになっていると、骨盤にかかる衝撃を靭帯が受け止めて本来の役割以上の働きをしなければならなくなり、やがて疲れが溜まり炎症を起こします。
産後に無理をしないというのは、恥骨結合を回復させるためにも大切なことです。
正しい位置に骨盤ベルトをして、新生児より重たいものは持ってはいけないと言われるのはこのためです。
2人目や3人目といった場合、上のお子様を抱っこしなければならない状況もあるかもしれませんが、3~4キロの負荷が限界の産後の恥骨に、10キロを超える負荷がかかるのは危険なことなのです。
上のお子様にもお話しをして膝の上で抱きしめてあげるなど理解してもらい、産後の経過はお母さんとお子様が今後健やかに過ごしていくための大事な基盤となるものだということを忘れないでくださいね。
【わかば接骨院では】
産後の骨盤矯正を行っております。
産後の女性の骨盤や靭帯は柔らかく、矯正を始めるのには大変良いタイミングです。
産院にて外出の許可が下りたら、産後2~6ヵ月頃の骨盤が柔らかいうちに矯正を始めることで、効率良く骨盤矯正の効果を得られることがわかっています。
授乳のタイミングやご家族の方の協力など、色々なタイミングによりなかなか外に出ることが難しいかもしれませんが、骨盤を正しい位置に定着させることで今までの悩みを解決することにも繋がります。
人に言いにくい場所なので相談しにくい恥骨痛の悩み。
この痛みをそのままにしておくと、赤ちゃんのお世話どころか、歩くのも困難になってしまうことがあります。
医療機関では安静にしているように言われたけれど、経過が快方に向かわずにお悩みの方はいらっしゃいませんか?
接骨院にて恥骨をはじめとする骨盤を正しい場所へ定着させ、股関節の可動域を広げる施術を行い、骨盤に関するトラブルを解決して一つでも憂鬱なことを減らしていきましょう。
恥骨だけでなく、骨盤のどこかに違和感があるけれど原因の特定できない方も、お一人で悩まずにまずはお気軽にご相談くださいね。
わかば接骨院では産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の大尻は骨盤矯正で改善
投稿日:2017.09.21
【産後のお尻】
無事出産を終え、赤ちゃんのお世話に追われる毎日。
ふと鏡に映る自分の姿を見た時、妊娠前に着ていた洋服を着てみた時、写真を撮った時など、様々な場面で変化を感じる産前産後の体型のお悩み。
特にお尻の形が垂れたり大きくなったりしたという方は大変多くいらっしゃいます。
筋肉が落ちて皮下脂肪が増えた結果、お尻の形が変わりサイズも大きくなるのです。
妊娠すると、妊娠していない時に比べて運動量がかなり制限されますので、筋肉が落ちるのはやむをえません。
その筋肉が落ちたところに皮下脂肪が蓄えられると、落としにくい贅肉として蓄積されるというわけです。
これらを解消するためには、体重を落として筋肉をつけるという、贅肉がついた順序と逆のことをしなければなりません。
しかし、ただ食事を減らして減量をしても心臓に近い胸から痩せていき、肩周りやお尻周りには変化がない・・・と残念な結果を生むこともしばしばです。
その問題を解決するには、筋肉や脂肪の土台となっている骨格そのものを見直す必要が出てきます。
とくに骨盤の周りは妊娠・出産により体の中でとても大きな変化をする場所なので、変化をした分だけ、もとの状態に戻るためも時間がかかることを心得ておきましょう。
【大尻と骨盤矯正】
もともとの骨の太さや長さ、関節のつなぎ目の強度などは生まれつきに由来することがほとんどで、そのため太りにくい体質、痩せやすい体質、筋肉がつきやすい体質など人それぞれです。
骨盤も同じように、出産後何もしなくても元に戻る人もいれば、いつまでもグラグラと不安定な感じがする人もいます。
骨盤矯正により効果が実感されやすいのは、産道を確保するために開いた骨盤がそのまま開いているケースです。
骨盤というと、ウエストの下の出っ張った部分だと思われがちですが、これは腸骨といって左右の高さの差が生じることはあっても骨盤の中では比較的安定している骨になります。
大尻のサイズダウンのために骨盤矯正を行う場合、その腸骨に接続されている太腿の付け根にある大転子という箇所を整える必要があります。
これは股関節をつかさどっている関節で、自分でも太腿の付け根を触ると感知できるはずです。
この部分が捻じれて大転子が腸骨より張り出していると、本来の役割以上の体重を支えるために外側に筋肉や脂肪がつきやすくなり、この状態でいくら運動や減量をしてもほとんど効果が上がりません。
開いた骨盤に引っ張られて内転し、股関節で外側に張り出した大転子を整えることで、膝から太腿の重力のかかり方が自然になり、お尻のサイズダウンと引き締まった太腿をキープすることに繋がります。
骨格が整うとそれに付随する筋肉もより自然に鍛えられる構造になり、特別なエクササイズをしなくても、歩いたり座ったり、家事や掃除しているだけでも十分に体型が変化していくのです。
【小尻をキープするために】
赤ちゃんのお世話に加えて、上にご兄弟姉妹がいらっしゃると、自分の体型にかける時間はなかなか取れないことが多いでしょう。
一日が家事と育児、炊事、洗濯に忙殺されて、ストレッチなどをこまめに続けるのも一苦労ではないでしょうか。
そこで、まずは食事から筋肉のつきやすい食生活に変えていくという方法も一つの手段です。
母乳育児をしていると、とかくお腹がすいて手軽に食べられる炭水化物の量が知らず知らずのうちに増えていきやすいです。
そこで気をつけたいのが、タンパク質の摂取を心がけるという点です。
筋肉は、タンパク質とアミノ酸を主な原料としているので、現状維持をする以上のタンパク質の摂取が、筋肉量を増やす上で重要なポイントとなります。
そしてストレッチやエクササイズなどをする時間が取れなくても、食材のお買い物に歩いたり自転車を使ったりするなど、できるだけ日常の中で体を動かすことに繋がる運動を取り入れるのが効果的です。
【産後の骨盤矯正】
今回は大尻の骨盤矯正において、太腿の付け根の大転子を整えてお尻と太股のサイズダウンを目指す方法についてお話してきました。
産後せっかく体重の減量に成功しても、体型が崩れたままではもったいないですよね。
一度張り出してしまうと、歩き方の癖がついてしまい、股関節の歪みが解消されるには時間がかかることもあります。
しかし人間の体はもともと、骨格を整えれば筋肉が自然に反応するようにできています。
骨格を整えた後、妊娠中に落ちてしまった筋肉を取り戻すには、良質なタンパク質や野菜をバランス良く摂ることが大切です。
これは成長期のお子様にも言えることですので、お子様と一緒に魚やお肉、大豆や穀物などを楽しく上手に取り入れられる食事を見直すことが、体型の維持でも大きな役割を果たしてくれることでしょう。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の骨盤輪不安定症とは
投稿日:2017.09.19
【安産、難産とは】
出産=痛い、というのは誰もが最初に思い浮かべることでしょう。
しかし、陣痛の間ずっと痛いのか、というと、そういうわけではありません。
実際は、強い痛みを感じるときと、痛みが治まるときを交互に繰り返しています。
陣痛の波、と表現されますが、出産が近づくにつれて、その波の間隔が徐々に狭まっていきます。
ピーク時には子宮口が全開大(約10cm)に開いて、1~2分おきに痛みの波がやってくるのです。
これまでに経験したことのないすさまじい痛みのなか、記憶があいまいになるほどで、もはや声を発することさえできません。
そんな体験談を聞くと、できれば安産がいい!と願わずにはいられませんよね。
安産は痛みが少ない、と勘違いしている人もいるかもしれませんが、実際は安産でも難産でも痛みの強さは同じです。
陣痛がピークになるまでにかかった時間の違いであり、その時間が短ければ安産、長ければ難産、となります。
安産の人でも数時間、難産の人においては数日間にわたって、シーツを握りしめてただひたすら耐え抜くしかない陣痛との闘いが続くのです。
【産後、身体の状態】
出産は「交通事故に遭うことと同レベル」と表わされることもあるくらい、命がけで行なうことなのです。
壮絶な出産の後、身体が大きなダメージを受けていたとしても不思議はありません。
産後のお母さんが悩まされる症状としては、次のようなものがあります。
・頭痛
・肩こり
・恥骨痛
・腰痛
・抜け毛
・尿もれ
・気分の落ち込み、ゆううつ
産後は、まさに満身創痍という言葉がピッタリ当てはまります。
心身ともにさまざまな不調が現れるのです。
特に、身体の中心にある腰を悪くしてしまうと、日常生活に支障をきたしてしまいます。
産後の腰はどのような状態にあるのでしょうか?
【骨盤輪不安定症とは】
突然ですが、骨盤輪不安定症という病気を知っていますか?
あまり聞き慣れない言葉ですが、産後、長引く腰痛を抱えている人は、知らないうちにこの病気を発症しているかもしれません。
骨盤輪というのは、いわゆる骨盤のことで、内側にある空洞の部分を「輪」と呼んでいます。
骨盤に空洞??とあまり想像がつかないかもしれませんね。
まずは、骨盤の構造について詳しく説明します。
骨盤は複数の骨から形成される骨の集合体です。
背中側に仙骨、尾骨があり、その左右に寛骨が1つずつあります。
寛骨は、腸骨、坐骨、恥骨の3つに分かれており、恥骨が身体の前側で左右の腸骨をつないでいます。
このように、骨盤は内臓の周りを取り囲む「輪」のような形になっているのです。
これは、外側の衝撃から重要な臓器を守るためで、通常はしっかりと締まっていますが、そのままでは赤ちゃんの頭が通れないので、出産時には骨盤を大きく開く必要があります。
そのため、女性ホルモンの1つである「リラキシン」が分泌されて、骨盤やじん帯をゆるませるように作用します。
「リラキシン」の働きによってゆるんだ骨盤は、とても繊細で傷つきやすい状態にあるうえ、出産時にかかる負担は相当なものです。
本来であれば、ゆっくり時間をかけて骨盤がきちんと締まり、もとの位置に戻っていくはずです。
しかし、便利な現代に育った女性たちは、昔の人と比べて幼少期からの運動量が絶対的に足りていません。
筋力が少なく、また、じん帯も弱いので骨盤がうまく戻らず、ゆるんだままだったり、変形した状態で固まってしまうのです。
骨盤輪不安定症は、整形外科でレントゲン撮影をしてもらうと診断がつきますが、どのような症状があるのでしょうか?
代表的な例をあげます。
・腰が痛い
・恥骨が痛い
・尾骨が痛い
・下半身がだるい
・足のつけ根が痛い
・尿もれがある
下半身を中心にさまざまな症状が出ますが、これは、仙骨、腸骨の関節障害と恥骨結合部の解離が同時に起こっているため、と考えられています。
その名前の通り、骨盤が安定していない状態です。
身体の要である骨盤は重要な役割を担っています。
骨盤が不安定でグラグラしていては、その悪影響は身体全体に及んでしまいます。
【骨盤輪不安定症を治す方法】
それでは、骨盤不安定症の治療はどのように行なわれるのでしょうか?
一般的には、骨盤にコルセットをまいて保護する、患部に湿布して炎症をおさえる、など外的処置がなされます。
しかし、根本的な原因はゆがんでしまった骨盤にあるので、骨盤矯正を行なって正しい位置に戻すことが有効的な方法と言えます。
それでも、痛みを感じている場所を動かすことには抵抗を感じますよね?
自己流ではかえって悪化させてしまうのではないか?という不安も残ります。
その点、産後の骨盤矯正を専門的に行なっている治療院であれば、正しい知識を持って施術してもらえるので安心です。
お母さんが健康でいないと、24時間営業の育児はこなせません。
二の次になってしまいがちな自分自身のケアこそが、何よりも大事なのです。
痛みは我慢していて治るものではありません。
何かお困りのことがあれば、ちょっと相談してみようかな?という感じでお気軽にお問い合わせください。