産後コラム
産後に骨盤のゆがみを矯正する方法
投稿日:2017.08.28
【産後、回復期と身体の変化】
出産を終えて、ようやく大きなお腹から解放される!
身軽になって、思うように動ける!
という喜びもつかの間、予想とは大きく違う現実にとまどっていませんか?
出産前と同じ状態に戻るには、思いのほか時間がかかるのです。
お腹の中でゆっくり赤ちゃんを育んだのと同じく、身体も時間をかけて回復していきます。
なかでも、もとの体型に戻すことは想像以上に大変で、苦労することが多いです。
体重は落ちたのになぜ?と途方に暮れている人もいるかもしれません。
その原因の多くは、ゆがんだ骨盤によって引き起こされています。
【どうして産後、骨盤がゆがむの?】
産後はどうして骨盤がゆがんでしまうのでしょうか?
原因はひとつではなく、さまざまな理由があります。
そのなかで、代表的な例をあげてみましょう。
○妊娠・出産の影響
妊娠・出産によって骨盤には大きな負荷がかかります。
産後、骨盤矯正、というキーワードは最近よく耳にしますが、そもそも骨盤とはどんな骨か知っていますか?
骨盤とは1つの骨でできているのではなく、大きく分けて「仙骨」「尾骨」「寛骨」の3個の骨から成り立っています。
通常は逆三角形のような形をしており、赤ちゃんがお腹の中で十分に育つまで外に出てこないようしっかりと締まっています。
それが、後期になりお母さんの身体が出産準備に入ると、「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されて徐々にゆるんでいきます。
これは、赤ちゃんがお腹の中からスムーズに出てこられるようにするためです。
出産時にゆるんだ骨盤は、下の方が開いて台形のような形へと変化しています。
骨盤がここまで大きく開く要因は、出産以外ではありません。
本来であれば、出産が終わり「リラキシン」が分泌されなくなれば自然ともとの形に戻っていくものです。
しかし、昔に比べて現代では歩く機会が減っており、足や腰まわりの筋肉が弱まっているので、骨盤のゆるみがうまく戻らずに、そのままになってしまう場合があるのです。
すると、胃や腸などの内臓は下部へ落ちてしまいます。
内臓の重みにより骨盤まわりの筋肉が下がってゆがんだ状態で固定されてしまい、妊娠前の体型に戻すことが難しくなるのです。
また、骨盤がゆがんでしまう理由は妊娠・出産以外にもあります。
○生活習慣
もともと骨盤は複数の骨から構成されているので、ゆがみやすい性質を持っています。
産後、ゆるんだ状態の骨盤をさらに悪化させてしまう習慣はどんなものがあるでしょうか?
・姿勢
歩く、座るといった基本的な動作は、わざわざ考えるまでもなく自然に行なうことです。
それゆえ、日常生活の動きには癖が出やすいとも言えるでしょう。
知らず知らずのうちに、骨盤に負担をかけるような姿勢になっているかもしれません。
・慢性的な疲労やストレス
産後しばらくは昼も夜も関係なく、赤ちゃんのお世話に追われて睡眠不足の状態が続きます。
人間にとって眠ることは欠かすことのできない、とても大事なものです。
きちんとした睡眠が確保できないと疲れを解消できないばかりか、結果として骨盤のゆがみを加速させることにつながってしまうのです。
【自宅で骨盤矯正を行う方法】
骨盤をゆがんだまま放置しておくと、「下腹がポッコリ出てしまう」「大きなお尻がコンプレックス」など体型に関する悩みのタネになってしまいます。
また、スタイル以外の問題では尿もれや腰痛、冷え症など生活に支障が出てしまう症状に発展する場合もあります。
骨盤は身体の軸となる大切な器官です。
よって、このゆがみを治すことで、他の症状の改善にも効果が期待できます。
ゆがみを少しでも治すために、自分でできることはないでしょうか?
それは、原因となっている普段の生活を見直すことです。
良くない生活習慣が骨盤のゆがみを悪化させるのであれば、逆に言えば、気をつけることによって間違いなく改善につながります。
産後、乱れてしまいがちな食事を見直して、栄養バランスの良いものを摂取する。
歩くときにカバンを交互に持つようにする、など簡単でも、自分で意識して変えられることはたくさんあります。
【専門機関で骨盤矯正を行う場合】
「自分のやり方で合っているか自信がない」「もっと早く効果を出したい」と感じている人は、プロの施術を試してみることも1つの方法です。
専門機関で骨盤矯正を受けるメリットはどんなことがあるのでしょうか?
まずは、間違ったやり方で骨盤矯正をしてしまうことを防げる面です。
自己流でよく分からないまま進めてしまっては、かえって悪化させることになりかねません。
正しい知識を持つプロに治療してもらえば、そのようなリスクを避けることができます。
つぎに、現在の状態を正しく判断して、身体や症状に合わせた矯正方法を行なってもらえることです。
そのため、効率よくゆがみを治してもらえます。
まずは、いま自分の骨盤がどんな状態にあるか、ゆがんでしまっているのか調べてみる、と言った気軽な気持ちでご相談ください。
産後に腰痛持ちにならないためには
投稿日:2017.08.26
【産後の腰痛に注意】
妊娠中にお腹を抱えながら腰の痛みに困っているというママの声も多いですが、出産が無事に終わったあとも、腰痛に悩まされているお母さんは多くいます。
産後に腰痛の悩みを持ちながらも、赤ちゃんを抱っこすることが多いため、さらに腰に負担がかかってしまい、育児も辛くなってしまうでしょう。
腰痛の原因というのは、さまざまなトラブルが重なって引き起こされています。
原因を知ることで改善の道へと進み、正しい対処法で体も心もスッキリできるので、体質だから仕方がないと諦めて放置しないようにしましょう。
では腰痛はどういったキッカケから起きてしまうのか、考えられる要因を紹介していきます。
【産中に起こる主な腰痛の原因】
妊娠中は少しずつ体重が増加することで、気づかないうちに体の姿勢が変化してしまいます。
赤ちゃんがお腹の中にいるので、10kg前後は増えてお腹が大きくなり、体も全体的にふっくらしてきます。
何よりお腹が一番大きくなるので、骨盤や腰椎が前方へ傾いてしまい、重心が前に変わります。
そのままだと、体が極端に傾いて倒れてしまいますので、背中の筋肉がバランスを保とうと後ろの方で支えようとします。
これによって背中が、常時張った状態になり腰痛を引き起こしてしまうと言われています。
他にもいくつか原因があります。
●ホルモン分泌による腰痛
妊娠が3ヶ月過ぎたころに、卵巣ホルモンの一種「リラキシン」というホルモンが分泌され、これは出産に必要なホルモンであり、歪んだ骨盤とお尻の筋肉を支えようとして腰痛が起きてしまいます。
症状は個人差ですが、妊娠前から腰に問題がある人は再び引き起こしてしまう方が多くいます。
●目の疲れ、緊張による腰痛
今では、インターネットですぐに検索ができる時代になり、妊娠をしても自分ですぐ調べられるのでスマートフォン、パソコンを使う機会が増えたのではないでしょうか。
初めて妊娠された方はまだ知識不足のため、長時間にわたり携帯やパソコンを使って調べたり、家にいる機会が多い方はテレビを見たりして目を酷使してしまう傾向にあります。
それで目が疲れてしまったり、緊張がかかってしまい、骨盤が硬直して腰痛の原因になります。
●心の不安による腰痛
初めての出産は、不安でいっぱいだと声をあげるママも少なくはありません。
出産を何度か経験している方でも慣れることは難しく、不安を感じる方もいます。
そういった心の不安は、特に意識をせずとも体を緊張化させ、腰や肩を収縮させてしまうので、肩こりや腰痛にもなってしまいます。
【産後に起こる主な腰痛の原因】
妊娠中でも辛い腰痛に悩まされてましたが、産後でも腰痛が続く可能性は高いです。
産後でさらに引き起こしてしまう腰痛の原因とは?
●育児による腰痛
赤ちゃんを抱っこすることも原因の1つですが、赤ちゃんの体重を支えながらも授乳をする機会が増えることも腰痛の原因となります。
今までの生活の中で、あまり使わない筋肉を使うことになるので、長時間の抱っこは腰への負担を増やしてしまい、抱っこすることで手にも負担をかけてしまい腱鞘炎になることもあります。
●ストレスによる腰痛
育児によるストレス、体の痛みによるストレス、慣れない環境のストレス、色々なストレスが日々重なることで自律神経のバランスが崩れてしまい、血行も悪くなってしまいます。
また、妊娠中と産後は運動不足になりがちなので血行が悪く、ストレスもプラスされて腰痛を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
●睡眠不足により腰痛
産後は育児に追われ、夜中に授乳をしたり、オムツを交換したり、まともに睡眠をとることが難しくなります。
そのため、睡眠がしっかり取れず体に疲れが溜まってしまい、血行が悪くなってしまいます。
睡眠不足が続くと腰痛だけではなく、肌のトラブルを引き起こすこともあります。
●骨盤の歪みによる腰痛
産後の骨盤は、非常にゆるゆるな状態になるので産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとしますが、妊娠中の運動不足によって筋肉が衰えてしまい正常な位置に戻りづらくなってしまいます。
正しい位置に戻らないことで、骨盤周りの筋肉が弱まって体のバランスが崩れてしまい腰痛を引き起こしてしまいます。
【産前と産後の腰痛対策】
妊娠中は、体を冷やさないように湯船にはしっかりとつかって、凝り固まった筋肉をほぐしてあげましょう。
また無理のないストレッチ、マッサージ、エクササイズなどが効果的です。
長時間のテレビ、携帯、パソコンの使用などは避けて目を休ませることも大事なので、体をリラックスさせる工夫も必要です。
産後は、骨盤が緩んで歪んでいるため骨盤矯正が必要となってきます。
骨盤矯正は骨盤ベルト、産褥体操、ストレッチなど個人で出来る対処法もありますが、整体院でも骨盤矯正はできますので、プロの施術を受けることもいいでしょう。
わかば接骨院では、腰痛の改善に向けて骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後に起きる尾低骨の悩み
投稿日:2017.08.24
【あまり知られていない尾低骨の痛み】
出産を乗り越えたあとは、しばらくの間体中の痛みに襲われることがあります。
その中の原因の1つとして「尾低骨」の痛みに悩まされる人も多くいます。
育児に専念するためにも早めの改善が必要となりますので、放置すると痛みが強くなり、症状がひどくなると座っていても激痛が走ったり、寝ているときでも痛みを感じることもあります。
もう元に戻らないんじゃないか…と不安になる方もいるでしょう。
そんな悩みの解決策として、尾低骨の原因と対処方法を紹介していきます。
【尾低骨って?】
尾低骨は尾骨や仙骨とも呼ばれています。
動物に例えるとしっぽにあたる部分となりますが、人が進化する中で退化した尾椎が3~6個一塊になったものと言われる、痕跡器官の1つです。
尾低骨が痛む原因は妊娠中、産後に起こりやすいとされています。
まず、赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなると言われています。
とは言え、妊娠中の無理な運動は難産になる場合もあるので、骨盤を気にしすぎて過度な運動をしてしまったり、ストレスを溜め込んだりして負担をかけてしまうと逆効果になってしまいます。
また、妊娠中から産後の緩んだ骨盤は、足組み、猫背、あぐら、横座りなどは、更に骨盤を歪めてしまいます。
これらを自身で気を付けていても、日常生活の中では身体を動かすと同時にちょっとした刺激で骨盤への負担が大きくなってしまう可能性がありますので、日々の緊張感とストレスでも簡単に歪んでしまいます。
その歪みが原因の1つとなり、尾低骨の痛みを引き起こしてしまうということです。
【尾低骨の痛み以外にも骨盤の歪みで起こる症状】
産後に骨盤の歪みを放置してしまうと、尾低骨の痛みだけではなく、あらゆる問題を引き起こしてしまう可能性があります。
骨盤が正しい位置に戻らないと、身体のラインが崩れてしまい骨盤周りの筋肉が弱くなってしまいます。
さらに運動不足の産後は筋力も低下しているので、脂肪の燃焼もうまくいかなくなり、骨盤が開いたままだと、以前着ていた服も入らなくなってしまう人も少なくはないでしょう。
この他にも、産後の歪みで内臓が垂れ下がったり、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節通、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感など、様々な問題に悩まされてしまいます。
身体の辛さに伴い、ストレスを抱えてしまうことも多く、精神的な心の病気を引き起こしてしまうこともあります。
また、骨盤が開いたまま放置しておくと、必要な筋力が弱まり、不妊、もしくは次の出産の影響にもなるので、早産や流産のリスクを高めてしまいます。
【骨盤周りの必要な筋力とは?】
骨盤周りで挙げられる筋肉とは、大腰筋(腸腰筋)と内転筋と言われています。
●腸腰筋とは
大腰筋、小腰筋、腸骨筋を合わせた筋肉群の総称です。
これらは、足を上げると同時に働く筋肉として知られています。
主に腰の反り方、骨盤の傾き方に影響を与え、正しい姿勢を保つために必要な筋肉なので、この筋肉が弱まると、姿勢が乱れ、猫背になったり、お腹がして、骨盤も歪みやすくなります。
●内転筋とは
太ももの内側にある筋肉のことを指します。
内転筋は、骨盤から太ももの骨への筋肉となり、足を閉じるためにある筋肉です。
そして、内側から膝を支える筋肉でもあり、内転筋が弱くなってしまうことでO脚になってしまい、股関節が開いてしまうため、その原因で骨盤の歪みを引き起こします。
ただ、他にも骨盤の歪みに関係する必要な筋肉はまだまだあります。
骨盤に必要な周りの筋力も弱めてしまうので、放置することは様々な疾患を引き起こします。
【骨盤の歪みは骨盤矯正がオススメ】
産後の骨盤の歪みに関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院がオススメです。
ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
骨盤矯正を放置しておくと、骨盤のゆがみで内臓が垂れ下がり、産後体型、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節痛、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感、これらのトラブルは病院で検査をしても原因を突き止めるのは非常に難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどとなります
【骨盤矯正の適切なタイミングとは?】
個人差はありますが、安静する期間は産後1ヶ月以内です。
産後の体重の増加を解消するためには出産してから6ヶ月間が重要となります。
人によって様々ですが、産後からすぐに数週間後に骨盤矯正をしてしまうと、体調を悪化させてしまう可能性があるので、ゆっくりと体調に合わせながら行いましょう。
また、トラブルを回避するためにもしっかりと相談をするといいでしょう。
わかば整体院では、産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後に起きる股関節痛とは?
投稿日:2017.08.22
【産後のお母さんの身体】
つらい出産を乗り越えて、待ちに待った赤ちゃんとのご対面!
出産前に、あれこれ思い描いていた赤ちゃんとの生活がいよいよ始まります。
しかしながら、出産後は想像以上にダメージを受けており、身体は思うように動きません。
「まるで交通事故に遭ったようだ」と表現されることもあるくらいで、まさに満身創痍の状態です。
産んだらすぐ痛みから解放されて身体が楽になる、という訳ではなく、たくさんのトラブルが起きます。
例えば、出産時の陣痛は周知のとおりでよく話題に上りますが、出産直後には後陣痛と呼ばれる痛みを感じることがあります。
これは、赤ちゃんが身体の中から出た後、子宮がもとの大きさに戻ろうと収縮する際に起こる痛みです。
一般的に初産婦はあまり感じないと言われ、痛みがあっても軽い生理痛程度で終わる人がほとんどです。
しかし、経産婦の場合は子宮の戻りが早いため、それに伴って強い痛みが2~3日間続く場合があります。
ほかにも、
・腰痛の悪化
・尿もれする
・基礎代謝が落ちて太りやすくなる
・気分の浮き沈みが激しくなる
など、さまざまな変化があげられますが、そのなかで、意外にも多いのが「股関節痛」に悩むお母さんです。
【股関節ってなに?】
そもそも、股関節がどこの部分を指すのか、どんな働きをするのか正確に知っていますか?
間違った解釈として、ビキニラインのあたりを股関節である、と思っている人が多いです。
しかし、ビキニラインは正しくはそけい部と呼ばれる箇所であり、関節ではなくリンパやじん帯などがあります。
股関節とは、その名前が表わすとおり、股を形成している関節のことで、大腿骨(=太ももの骨)と骨盤を結ぶ役目を持っています。
骨盤の外側には寛骨という骨があります。
その寛骨の中にある寛骨臼に、大腿骨の先端にある大腿骨頭がはまることで連結しているのです。
また、ひざ関節と同じ荷重関節であり、身体にかかる重さを支えているほか、直立時や歩行の際に非常に重要な働きをしています。
【産前産後、股関節痛になる原因】
妊娠後期に入り臨月が近づくと、足のつけ根あたりがだるかったり、なんとなく違和感を感じることがあります。
それは、だんだんと痛みを感じるようになり、産後まで続くことも少なくありません。
妊娠中から産後にかけて股関節痛になってしまうのはなぜでしょうか?
出産前については、赤ちゃんを産む準備をしているため、と言えます。
臨月に入ると、赤ちゃんがスムーズに出てこれるように女性ホルモンの一種である「リラキシン」の分泌が始まります。
出産の際、骨盤や関節の動きをやわらかくする必要がありますが、「リラキシン」の作用で筋肉やじん帯がゆるんで、内臓を支える力が弱くなります。
赤ちゃんが成長するにつれて必然的に子宮も大きくなっているので、弱まった筋肉で支えきれなかった影響で股関節に負荷がかかり、痛みを引き起こしてしまうのです。
それでは、産後に股関節痛を引き起こす原因はなんでしょうか?
それは、ずばり「骨盤が広がっているから」です。
骨盤は下の方がしっかりと締まった逆三角形のような形をしていますが、赤ちゃんが狭い産道を通ったあとはその部分が開いて台形のような形へと変化しています。
本来なら、出産後「リラキシン」の分泌が終われば、もとの逆三角形へと戻っていくはずです。
しかし、現代の女性たちは昔と比べて運動量が圧倒的に少なく、もともと骨盤まわりの筋肉が弱っているので、自然に戻ることをただ待っていても治りません。
通常では締まっているはずの骨盤が開いたままの状態になっているので、骨盤周辺のじん帯や筋肉が不自然に引っ張られてしまい、股関節の痛みへとつながってしまうのです。
【骨盤矯正で股関節痛を解消】
股関節痛は、寝ている状態など足に力を入れないときは痛みが少ないのが特徴です。
反対に、足を動かそうと力を入れると痛みが出てきてしまいます。
とは言え、赤ちゃんのお世話や家事など、やるべきことが山積しているなかで、ずっと安静にしていることは難しく、そうなると痛みに耐えながら日々の仕事をこなさなければなりません。
しかし、骨盤が開いたままになっていることが原因である、とわかっているので、骨盤さえもとの状態に戻せば、その痛みも必ず良くなります。
出産を終えて、不必要になった「リラキシン」は徐々に減っていきます。
それに伴い、筋肉やじん帯も通常の状態に戻っていきますが、骨盤も非常に動きやすい時期なので、骨盤矯正によってもとに戻すことが可能です。
特に股関節痛のひどい人は、プロの施術を受けてみてはどうですか?
ほとんどの場合が、骨盤矯正できちんと締め直した後に、補正ベルトなどで正しい位置に固定すれば、それ以上悪化することを避けられます。
時間の経過とともに、必ず改善できるでしょう。
まずは、お気軽にご相談ください。
産後にダイエットしてもいい?
投稿日:2017.08.20
【妊娠中のダイエットは× 体重コントロールは○】
昔は妊娠すると二人分食べなさいと周囲に言われて16キロ~20キロ増えたというお母さんもいらっしゃったようです。
近年ではその考え方が見直され、妊娠中の体重の増加は7キロ~10キロ程度にするのが程よいという考え方が定着しつつあります。
これは、あまりにも体重が急激に増加してしまうと妊娠中毒症になるリスクが高くなりますし、分娩の時に皮下脂肪で産道が狭くなるということがわかってきたからです。
妊娠・出産に関する常識は日々アップデートされているので、年配の方に言われて困ったことなどは産院の先生から説明してもらうなど、上手に切り抜けましょう。
妊娠中期~後期の妊婦さんは、赤ちゃんを守るために皮下脂肪がつきやすい体質へと変化します。
出産直前まで悪阻が続くという稀なケースもあり、そういった方は栄養不足になりやすいので点滴や入院といった措置を取ることもあります。
しかし多くの方は悪阻で落ちた体重はすぐにもとに戻り、1ヵ月に1キロの増加におさまるようにダイエットを意識し始めます。
妊娠中はただでさえママの体には栄養が行きにくい上にダイエットまでしてしまうと、貧血や骨粗鬆症になりやすくなるというデータもありますので、制限するのはお菓子やジュースなどに含まれる糖分だけでも十分です。
妊娠中は知らず知らずのうちに間食をして虫歯になりやすいので、糖分を制限することは歯のためにも効果的です。
積極的に摂りたいのは蒸し野菜など栄養を凝縮した様々な種類の野菜、ミネラルを豊富に含むフルーツ、良質なタンパク質の源である大豆や魚などです。
お米は太るというイメージもありますが、そうめんやうどんの方が体に吸収されやすいので、どうしても食べたい時は量を決めてお米やパンを食べる方が太りにくいと言えるでしょう。
産院では体重の目安を指導することも大切な健診の内容の一つなので、太り過ぎないようにというお話は必ず耳にしますが、あくまでも体重のコントロール程度にとどめておき、本格的なダイエットについては産後に始めれば良いと気持ちを楽に過ごしましょう。
【産後のダイエットは可能です】
①出産当日に赤ちゃんと羊水で6~7キロは変わります
ダイエットをする際に、あと何キロ減量するなど明確な目標を設定するには産後でなければ算出できません。
例えば妊娠中に10キロ増えたとしても、出産により7キロ変化したことがわかれば、あと3キロのダイエットならば目標を立てやすいですよね。
仮に妊娠中に15キロ増えたとしても、1ヵ月に1キロ減らしていくと想定すれば、1年で妊娠前の体重に戻すことが無理ではなくなります。
②母乳で皮下脂肪から燃焼されて、食べても太りにくい時期が来る
産後のママの体温は高く、基礎代謝が上がっている状態が続きます。
母乳は皮下脂肪から使われていくと言われており、妊娠中についた脂肪は瞬く間になくなっていきます。
母乳育児をしている間はこのようにお母さんの身体を削って母乳を作り出しているので、実際に食べても太らないママが多いです。
このタイミングを上手に利用すると、効率よくダイエットをすることができます。
だからと言ってあまり急激に体重が減少すると体力もなくなりがちなので、体調を崩さないためにも食べながら痩せる意識を忘れないでくださいね。
また、産後6ヵ月前後で離乳食が始まる頃、母乳の質にも変化が訪れます。
赤ちゃんが母乳からしか栄養を摂れない時期を過ぎると、自然に母乳の栄養価が重視されなくなっていきます。
母乳の栄養価が下がっていくということは、ママの体から削り出す必要がなくなり、それまで食べても太らなかった体質は食べれば食べただけ蓄積される体質に戻るということです。
産後およそ6ヵ月間がダイエットに適している時期と言えるでしょう。
【体重が戻っても体型が戻らない場合】
ダイエットを意識しなくても、知らない間に妊娠前の体重に戻っているママは多いようです。
しかしそんな皆さんが気にされているのは体重より体型ですね。
体重は戻ったけれど、以前来ていたように洋服を着こなせない・・・
体重は妊娠前と同じなのに、ウエストやお尻はなぜかきつい・・・
お尻の高さが垂れたように見える・・・
などのお悩みは切実な産後ダイエットの課題です。
このように体型が戻らない多くの場合、骨盤の歪みや緩みが関係していることがほとんどです。
赤ちゃんの通り道を準備するにあたり、骨盤は柔らかく開き、筋肉や靭帯も柔らかく変化します。
骨盤や筋肉、靭帯が元に戻らずに緩んだままにしておくと、いわゆる締まりのない体型になりやすいのです。
これらの位置を整えることで、本来の強さを取り戻し、ヨガやウォーキングなどのトレーニング効果を得られやすい体質へと戻すことが可能になります。
産院の健診で経過が問題ないと診断され、周囲の理解や協力を得てママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後にウエストのくびれを戻す方法
投稿日:2017.08.18
【どうして?へこまないウエスト】
妊娠中は大きなお腹になり、体重が増えたとはいえ、出産後にダイエットをすれば体型を元に戻せると考えていた方もいいのではないでしょうか。
しかし、出産してからもぽっこりお腹が引っ込まずに気になったり、妊娠前は細かったのに出産してから太った、太りやすくなった、そんな悩みを抱えている女性は少なくありません。
「産後に運動をしているのにも関わらず、どうしてお腹がぽっこりしているんだろう?」
その他にも…
・伸びてしまったお腹のたるみが気になる
・産後前にあったくびれがなくなった
・ダイエットをしても効果が感じられない
こういった悩みが解決できずに困っている女性のために、どうすれば改善されるのか、その原因は一体何かを紹介していきます。
【産後のぽっこりしたお腹の原因】
赤ちゃんを産んだ後も、お腹がぽっこりしているのは運動不足だけではありません。
単純に脂肪がついているからだけではないので、運動を頑張ってもお腹は中々へこむことはなく、ダイエットも諦めてしまいがちです。
そして、産後のお腹のたるみが気になる方で過度な食事制限は極力しないようにしましょう。
赤ちゃんに母乳を与えているママは、赤ちゃんに栄養をとられている状態なので、沢山の栄養が必要になり、栄養バランスの取れた食事をすることが大事です。
また、脂肪がつかないように過度な食事制限をしていると、栄養が不足してしまい体の回復が遅れてしまうことで、母乳の質が悪くなります。
無理なダイエットをしたりして体調を崩してしまう前に、しっかりと原因を知ることで改善の近道になります。
「原因その1:子宮が膨張しているため」
まず子宮は筋肉でできています。
そのため、妊娠中は赤ちゃんの成長をきっかけに子宮が徐々に大きくなります。
鶏卵ほどの大きさだった子宮は、約5倍の大きさに臨月の時点で膨張します。
妊娠期間中は10ヶ月ほどかけて子宮は大きくなるので、出産後にすぐに元には戻りません。
「原因その2:関節、靭帯が妊娠中に緩んだため」
出産する際に、産道をつくるため骨盤が広がり、リラキシンというホルモンが大量に分泌されます。
リラキシンは関節、靭帯を緩める働きがあるので、これにより腹圧が下がってしまい、胎児の成長と一緒にお腹が大きくなります。
緩んだ状態をそのままにしておくと、お腹がたるんでしまい、ぽっこりしたままです。
また、放置することで腰痛、ひざの痛みも伴います。
「原因その3:筋肉のバランスが崩れて内臓が下がるため」
妊娠中に緩んでしまった骨盤は、筋肉だけで支えることになります。
しかし、お腹が大きくなると体を動かすことが難しくなるので筋肉のバランスが崩れてしまいます。
筋肉が極端に偏ったり、バランスを崩してしまい筋肉疲労が進むことで、骨盤の中の子宮や腸などの内臓が下がってしまいます。
そして、反り腰の姿勢を続けてしまうことで腹筋が伸ばされ、筋力が落ちてしまうため、さらにお腹がぽっこりしてしまいます。
こういった原因が重なることでぽっこりお腹になり、運動をしただけでは改善されません。
やはり大きな原因としては、産後の骨盤にありますので、その骨盤が開いた状態で放置しておくと骨盤が歪んだままになってしまいます。
ケアしないことでお腹に余計な脂肪がついてしまい、冷え性、腰痛の症状もでてしまう可能性があります。
ですので、さまざまな症状を防ぐためには改善策として骨盤矯正がオススメです。
【骨盤矯正でウエストを引き締める】
骨盤矯正は、骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉のバランスを整え、余計な脂肪がつかなくなり妊娠前のくびれを戻すことができます。
ウエストのくびれを元に戻すだけではなく、基礎代謝も上がって妊娠中に起きた症状や肩こり、腰痛、むくみ、冷え性などの解消になります。
妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、たるみがなくなり、妊娠線も薄くなったという人もいます。
また、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い見栄えも良くなる効果も期待されています。
骨盤の歪みで起こる症状は放置すると取返しのつかない病気になる可能性もあるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
骨盤矯正は、ストレッチ、骨盤体操、骨盤ベルトを使っての方法もあります。
【プロの施術でウエストほっそり】
自分で骨盤矯正をするのは少し不安という方は、整体院でプロの施術を受けることでスムーズに改善に向かうこともできます。
プロの施術を受けるメリットは、産後の体の状態や生活環境などのその人にあった問診してくれることです。
個人差はありますが、ダイエット効果だけではなく、自身でも気づかなかった体の不調が改善されたり、美容の面での効果も期待されます。
わかば整体院では、産後の気になるウエストや体質改善に向けて骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後ダイエットは何をすれば効果的?
投稿日:2017.08.16
【産後にありがちなトラブル】
妊娠前は普通体型だったのに、妊娠中は仕方ないとしても、出産を終えたあとは自然と元の体型に戻るかと思いきや、中々お腹がへこまなくて悩んでいる方もいます。
以前は当たり前のように着ていた服も、産後にはキツくて入らなくなってしまったり、特に全体的に太っているわけでもないのに、ぽっこりお腹だけは出たまま…なんてことも。
とは言え、産後は赤ちゃんのお世話で精一杯なため、無理なダイエットをして体を壊したりするのはとても危険です。
無理のないダイエットを日々続けることで、少しずつお腹のぽっこり感が解消されていきます。
では、育児をしながらも続けられるダイエットとは何をすれば効果を得られるんでしょうか。
【産後の食生活を改める】
まず、産後のダイエットで気を付けなければいけない点と言えば、食生活です。
痩せるために偏った食事をして、栄養を取らずにいると母乳で育てている場合は、赤ちゃんに栄養が行き届かなくなってしまいます。
健康を維持するためにも極端に食事を減らしたり、脂質、糖分などが多い食事は避けましょう。
またダイエットに効果的な食事は、和食中心にすることで、栄養のバランスが整った食事法と言えます。
和食は、高いタンパク質、低カロリーのメニューも豊富なので、ダイエットに適しているだけではなく、赤ちゃんに与える母乳も栄養満点です。
そして、母乳を与えることで、1日に約500~600カロリーは消費すると言われ、食事に気を付けながら母乳で育てることは、自然とダイエットにも繋がります。
【産後は適度な運動が必要】
妊娠中はあまり激しく動くことができないこともあるので、筋肉が弱ってしまい体力もなくなってしまうので、産後の無理な運動は体に負担をかけてしまう傾向にあります。
ウォーキングや軽い運動をはじめるなら、産後1ヶ月過ぎた辺りからはじめるといいでしょう。
また、ウォーキングを定期的に行うことで、ダイエット効果だけではなく、体力の回復にも効果が期待されます。
そして赤ちゃんを産んだ後も、お腹がぽっこりしているのは単に運動不足だけではありません。
皮下脂肪がついているからだけではないので、運動を頑張ってもお腹は中々へこむことはなく、ダイエットも諦めてしまいがちです。
こういった太りやすい原因とも言われている骨盤の歪みは、骨盤矯正をすることで改善の近道になります。
【骨盤の歪み?骨盤矯正って?】
赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなります。
元々、9割の女性が骨盤が歪んでいると言われおり、それで出産をするのでさらに歪みが生じてしまい、骨盤の緩みは広がってしまいます。
緩んだ骨盤を、骨盤矯正によって整えることで、本来の姿に戻します。
産後に、なにもしないと確実に体型は変わり、一時的に戻ったとしても骨盤が歪んでいる限り、いつリバウンドが起こるかわかりません。
リバウンドしにくい身体づくりのためにも、骨盤矯正は効果的と言えるでしょう。
そして、骨盤の歪みによってポッコリお腹だった悩みも骨盤矯正をすることで予防と改善ができます。
【骨盤矯正でダイエット効果が期待される?】
骨盤矯正は、骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉のバランスを整え、余計な脂肪がつかなくなり妊娠前のくびれを戻すことができます。
ウエストのくびれを元に戻すだけではなく、基礎代謝も上がって妊娠中に起きた症状や肩こり、腰痛、むくみ、冷え性などの解消になります。
妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、たるみがなくなり、妊娠線も薄くなったという人もいます。
また、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い見栄えも良くなる効果も期待されています。
骨盤の歪みで起こる症状は放置すると取返しのつかない病気になる可能性もあるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
骨盤矯正は、ストレッチ、骨盤体操、骨盤ベルトを使っての方法もあります。
【整体院の施術でダイエット効果を高めよう】
自分で骨盤矯正をするのは少し不安という方は、整体院でプロの施術を受けることでスムーズに改善に向かうこともできます。
プロの施術を受けるメリットは、産後の体の状態や生活環境などのその人にあった問診してくれることです。
個人差はありますが、ダイエット効果だけではなく、自身でも気づかなかった体の不調が改善されたり、美容の面での効果も期待されます。
わかば整体院では、産後の気になるウエストや体質改善に向けて骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後ダイエットには骨盤矯正
投稿日:2017.08.14
【産後の無理なダイエットは効果なし?】
妊娠前は普通体型だったのに、妊娠中は仕方ないとしても、出産を終えたあとは自然と元の体型に戻るかと思いきや、中々お腹がへこまなくて悩んでいる方もいます。
以前は当たり前のように着ていた服も、産後にはキツくて入らなくなってしまったり、特に全体的に太っているわけでもないのに、ぽっこりお腹だけは出たまま…なんてことも。
とは言え、産後は赤ちゃんのお世話で精一杯なため、無理なダイエットをして体を壊したりするのはとても危険です。
では、育児をしながらも続けられるダイエットとは何をすれば効果を得られるんでしょうか。
【産後のへこまないお腹の原因】
赤ちゃんを産んだ後も、お腹がぽっこりしているのは運動不足だけではありません。
単純に脂肪がついているからだけではないので、運動を頑張ってもお腹は中々へこむことはなく、ダイエットも諦めてしまいがちです。
そして、産後のお腹のたるみが気になる方で過度な食事制限は極力しないようにしましょう。
赤ちゃんに母乳を与えているママは、赤ちゃんに栄養をとられている状態なので、沢山の栄養が必要になり、栄養バランスの取れた食事をすることが大事です。
また、脂肪がつかないように過度な食事制限をしていると、栄養が不足してしまい体の回復が遅れてしまうことで、母乳の質が悪くなります。
無理なダイエットをしたりして体調を崩してしまう前に、しっかりと原因を知ることで改善の近道になります。
●原因その1:子宮が膨張しているため
まず子宮は筋肉でできています。
そのため、妊娠中は赤ちゃんの成長をきっかけに子宮が徐々に大きくなります。
鶏卵ほどの大きさだった子宮は、約5倍の大きさに臨月の時点で膨張します。
妊娠期間中は10ヶ月ほどかけて子宮は大きくなるので、出産後にすぐに元には戻りません。
●原因その2:関節、靭帯が妊娠中に緩んだため
出産する際に、産道をつくるため骨盤が広がり、リラキシンというホルモンが大量に分泌されます。
リラキシンは関節、靭帯を緩める働きがあるので、これにより腹圧が下がってしまい、胎児の成長と一緒にお腹が大きくなります。
緩んだ状態をそのままにしておくと、お腹がたるんでしまい、ぽっこりしたままです。
また、放置することで腰痛、ひざの痛みも伴います。
●原因その3:筋肉のバランスが崩れて内臓が下がるため
妊娠中に緩んでしまった骨盤は、筋肉だけで支えることになります。
しかし、お腹が大きくなると体を動かすことが難しくなるので筋肉のバランスが崩れてしまいます。
筋肉が極端に偏ったり、バランスを崩してしまい筋肉疲労が進むことで、骨盤の中の子宮や腸などの内臓が下がってしまいます。
そして、反り腰の姿勢を続けてしまうことで腹筋が伸ばされ、筋力が落ちてしまうため、さらにお腹がぽっこりしてしまいます。
こういった原因が重なることでぽっこりお腹になり、運動をしただけでは改善されません。
やはり大きな原因としては、産後の骨盤にありますので、その骨盤が開いた状態で放置しておくと骨盤が歪んだままになってしまいます。
ケアしないことでお腹に余計な脂肪がついてしまい、冷え性、腰痛の症状もでてしまう可能性があります。
ですので、さまざまな症状を防ぐためには改善策として骨盤矯正がオススメです。
【骨盤の歪み?骨盤矯正って?】
赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなります。
元々、9割の女性が骨盤が歪んでいると言われおり、それで出産をするのでさらに歪みが生じてしまい、骨盤の緩みは広がってしまいます。
緩んだ骨盤を、骨盤矯正によって整えることで、本来の姿に戻します。
産後に、なにもしないと確実に体型は変わり、一時的に戻ったとしても骨盤が歪んでいる限り、いつリバウンドが起こるかわかりません。
リバウンドしにくい身体づくりのためにも、骨盤矯正は効果的と言えるでしょう。
そして、骨盤の歪みによってポッコリお腹だった悩みも骨盤矯正をすることで予防と改善ができます。
【骨盤矯正でお腹をスリムに】
骨盤矯正は、骨盤を正しい位置に戻すことで筋肉のバランスを整え、余計な脂肪がつかなくなり妊娠前のくびれを戻すことができます。
ウエストのくびれを元に戻すだけではなく、基礎代謝も上がって妊娠中に起きた症状や肩こり、腰痛、むくみ、冷え性などの解消になります。
妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、たるみがなくなり、妊娠線も薄くなったという人もいます。
また、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い見栄えも良くなる効果も期待されています。
骨盤の歪みで起こる症状は放置すると取返しのつかない病気になる可能性もあるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
【骨盤矯正は整体が効果あり】
産後の骨盤の歪みに関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院がオススメです。
ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
わかば接骨院では、産後のへこまないお腹や骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後、尾低骨が痛くなる原因
投稿日:2017.08.12
【尾低骨が痛みだす時期】
妊娠後期になると、リラキシンという女性ホルモンが作り出されるようになり、骨盤の周りを支えている筋肉が緩むようになります。
これは出産に備えて赤ちゃんが産道を通りやすくなるように体が準備をしているサインであり、お母さんの体は自然に変化していきます。
骨盤の周りを支えている筋肉が緩むということは、その周りの骨や筋肉も不安定になり、尾低骨や股関節の痛みを感じることもあります。
妊娠中は早産を避けるために腹圧をかけることは良くないので、足・腰の筋肉トレーニングを強化するわけにもいかず、筋力が落ちている各所にいつも以上の負荷がかかりやすい状態となっています。
妊娠後期から尾低骨が痛みだすのはこのためです。
妊娠中の様々な部分の体の痛みは、出産へ向けての準備ですから、横になるなど休みながら上手に付き合っていきましょう。
妊娠中に痛み止めを服用するのは本当にやむを得ない場合のみです。
湿布などの貼り薬も子宮を収縮させる影響があると言われており、妊娠中はなるべく使わない方が良いとされています。
立ち上がる時に力が入らない、寝返りをするだけで痛みを感じるなど、日常生活に支障を来すほどまでに痛みが進行してしまった場合は、妊娠中でも骨盤やその周りの整体を行っている院もありますので、産院で許可がおりれば調整をすることも可能です。
妊娠後期の妊婦さんの多くが痛みまではいかなくても、尾低骨周りに何らかの違和感があると感じているようです。
稀に妊娠がわかった時点からお尻に違和感があるという方もいらっしゃいます。
【骨盤が広がるってどういう意味?】
骨盤が広がる・・・と一言で言っても、私たちが触ることのできるいわゆる腰骨の話とはちょっと違います。
赤ちゃんが通りやすくなるように緩むのは、骨盤を形作っている骨の集まりの中でも「恥骨」の周辺の筋肉や靭帯で、「恥骨結合」の部分が一番影響を受けます。
そのため、足の付け根が痛くなったり恥骨そのものが痛く感じたり、妊娠中は何かと痛みと向き合うことが多いのです。
普段は広がる機会のない恥骨結合が広がることで、股関節だけでなくお尻の周りもその不安定な状態を保護しようと筋肉が頑張ってくれています。
このように慣れない負荷がかかり痛みを感じやすいのが、お尻の筋肉と繋がりの深い尾低骨というわけです。
尾低骨が痛む方は、お尻のほっぺたの部分をほぐすと、凝っていると感じるのではないでしょうか。
妊娠後期から不安定になる恥骨結合と尾低骨痛の関係ですが、産後も尾低骨が痛む場合はこの恥骨結合の部分がきちんと閉じていないか、捻じれた状態で閉じてしまっていることが考えられます。
立ち上がる時や寝返りをうつ時などに足の付け根がぐらつく感じがするという方は、このどちらかである場合が多いです。
また尾低骨の痛みや違和感をかばうように、背中が猫背気味になったり腰から前かがみになったりして、腰痛を併発することもあります。
骨盤の中でも恥骨結合は体の中心部で支えになるべき箇所なので、この部分を安定させることでその周りの筋肉や靭帯に無理な負荷をかけることなく、本来の役割を取り戻し痛みが緩和されていきます。
そこで産後によく使われているのが骨盤ベルトです。
しかしこの骨盤ベルトも、使い方を間違えると骨盤の違う部分を締め付けることになってしまい、血行が悪化し下半身のむくみや便秘などを引き起こすこともあります。
使い方をきちんと教わり、少しでも良くない方向に体調の変化を感じたら、使うのをストップして早めに専門機関に相談しましょう。
【産後の骨盤矯正】
骨盤ベルトでは調整しきれないところを整えるために、産後の骨盤矯正が見直されています。
骨盤が広がる、歪む、これらは骨盤を形作っている小さな骨の集まりに起こっているトラブルです。
そして単純に歪むと言っても、恥骨が捻じれて定着していまっていることもあれば開いたままになっていることもあり、その症状は千差万別です。
場合によっては、それらの結合部の影響から妊娠中より出産後に多くのトラブルを抱えることがあります。
恥骨を正しい位置に整えて、本来の骨盤を支える働きができるように治療していくことで、尾低骨の痛みをはじめとする様々なストレスを軽減させることにも繋がります。
骨盤の支えがしっかりすると基礎代謝も上がり、特別なエクササイズなどをしなくても効率よく筋肉を使うことができるようになり、自然と体が引き締まっていきます。
出産後のxxx健診で経過が問題ないと診断され、外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスをしてみるのはいかがでしょうか。
妊娠中から我慢していた体の痛みが、産後に悪化する場合ほとんどの原因が骨盤とその周りにあるということがわかってきました。
体に痛みを抱えながら、家事や育児に勤しむのは大変なことです。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後、大尻になる原因
投稿日:2017.08.10
【妊娠~産後、身体の変化】
あるアンケート調査で、出産後に体型が変化した、と回答したお母さんがなんと約7割という結果が出ました。
産後の体型変化はそれだけ身近であり、多くのお母さんに共通した悩みであることを表しています。
では、妊娠中から産後にかけて、お母さんの身体はどのように変化していくのでしょうか?
妊娠=お腹が大きくなる、これはすぐに想像できますよね。
妊娠中は赤ちゃんを外の衝撃から守るため、脂肪がつきやすくなります。
そして、当然ながら体重もどんどん増えていきます。
骨盤は出産に備えてゆるんで開いていくので、体型が大きく崩れます。
産後、体重はすぐにストンと落ちた、と実感する人は多いですが、問題なのは体型がもとに戻らないことです。
妊娠前と大きく変わってしまった自分の体型にあせりを感じ、とくに「お尻が大きくなってしまった」ことを嘆いている人も少なくないでしょう。
それでは、なぜ産後はお尻が大きくなってしまうのでしょうか。
【大尻は骨盤のゆがみが影響している?】
大尻には、ずばり骨盤のゆがみが関係しています。
出産時、赤ちゃんが出てきやすいように骨盤の下の方がとても広がります。
これは、「リラキシン」という女性ホルモンの作用によって起きます。
通常は、逆三角形型をしている骨盤ですが、産後は台形のような形に変化します。
本来であれば、産後は「リラキシン」の分泌が終わって自然と骨盤が締まり、時間をかけてもとの形に戻っていくはずです。
しかし、骨盤まわりの筋肉を弱ったまま放置していると骨盤がうまく締まらないので、ゆがんだ状態で固定されてしまいます。
これが、四角く下に垂れた大きなお尻の原因となるのです。
【骨盤がゆがむNGな行動】
育児に追われ多忙な毎日を過ごすなかで、知らないうちに骨盤がゆがむ行動を取ってしまっていることがあります。
どのような行動が骨盤にとって悪影響を与えるのでしょうか?
○授乳時の姿勢
授乳をするときの体勢が、骨盤をゆがませる原因になってしまうことがあります。
産まれたばかりの赤ちゃんの体重はおよそ3kgで、けして重いわけではありません。
しかし、母乳またはミルクのどちらにしても、片手で赤ちゃんを抱っこして前かがみになり、さらに腰をひねった格好になります。
また、特に新生児のうちは赤ちゃんもうまく飲めず疲れてしまうので、数分飲んだだけで寝てしまうことがあります。
少量飲んだだけで満足できていない赤ちゃんは、またすぐに起きてお腹がすいた、と訴えるので頻回授乳になりがちです。
骨盤に負荷がかかる授乳を1日のうちに何度も繰り返していれば、骨盤のゆがみを悪化させることは避けられません。
○いつも同じ方の手で荷物を持つ
赤ちゃんが産まれる前は、小さなバッグ1つだけを持って外出していた人も、赤ちゃんと一緒に出かけるようになれば、いままでと同じというわけにはいきません。
コンパクトにまとめようと思っても、オムツや着替え、ミルクなど最低限の準備は必要です。
特に最初のうちはお母さんも勝手がわからないため、どうしても多めに用意したくなるので荷物が増えてしまいます。
しかし、赤ちゃんの荷物で重くパンパンになったバッグでも、無意識に持つと、つい同じ肩ばかりにかけていませんか?
重いバッグをいつも同じ方で持つ癖があると、片方ばかりに負荷がかかってしまい、骨盤をゆがませることになります。
○横向きの体勢で寝る
昼も夜も関係なく、産後のお母さんは赤ちゃんにつきっきりで、24時間体制でお世話をしています。
こま切れの睡眠しか取れていないお母さんはとにかく眠い!のひと言につきるのです。
そんなときは起き上がることもおっくうで、赤ちゃんの隣に寝たままで授乳したり、ぐずる赤ちゃんをあやすことがあります。
極限に眠い状態が続いているお母さんは、横を向いたままで気づいたら眠っていた、ということが多くあります。
これもまた、骨盤に負担をかけてしまう体勢のひとつです。
【大尻は骨盤矯正で改善できる?】
大尻は見た目だけの問題ではなく、腰痛を引き起こしたり、婦人系の病気につながったりと良いことはひとつもありません。
お母さんを悩ませる、そんな産後の大きなお尻。
その原因の多くはゆがんだ骨盤にあります。
ということは、骨盤のゆがみを治して正しい位置に戻せば、お尻の形も出産前のきれいな形に戻せると言えます。
セルフケアの方法としては、骨盤をひきしめるベルトやガードルなどの補正グッズがあります。
補正グッズはいまや、店舗にたくさんの種類が置いてあります。
また、ネットショップなどでも購入可能で、しかも身に着けるだけ、と手間もかからないので気軽に試すことができます。
しかし、間違った方法で行なってしまうと改善どころか、かえって悪化させてしまうこともあるので十分に気をつけなければなりません。
お尻を小さくするには、骨盤のゆがみ、傾き、開き具合、さまざまな角度からのチェックが必要です。
確実に効果をあげたい場合は、プロによる施術をおすすめします。