産後コラム
産後の骨盤はどうして歪むの?
投稿日:2017.07.19
【産後の骨盤の状態】
妊娠中から、子宮が大きくなるのに合わせて骨盤は自然と徐々に広がるようになっています。
骨盤が広がらないと、子宮内の栄養や酸素が不足することに繋がるので、お母さんの体は命を育むためにとても神秘的にできています。
そのため、出産直後から2ヵ月頃までは骨盤は柔らかい状態が続くので、産後の骨盤のケアはどのお母さんたちにとっても、避けては通れないテーマとなっていることが多いです。
ところが産後はゆっくりする間もなく、頻回に授乳やオムツ替えなどの赤ちゃんのお世話に追われ、それに加えて炊事・洗濯などの家事もこなさなければならないので、お母さん自信の骨盤の状態を振り返っている時間はあまりありませんよね。
新生児のお世話が落ち着く頃には骨盤も固まっており、そこから自力で整えるのは至難の業と言えるでしょう。
歪んだまま骨盤が定着すると、腰痛や肩こりの要因にもなりますし、産後の下半身太りにも関係があることがわかってきました。
柔らかいうちに骨盤のケアをしておくことで、様々なお悩みを解消することに繋がります。
歪んでしまう前に、歪みやすい習慣についておさらいしてみましょう。
【骨盤が歪みやすい習慣】
・うつ伏せ寝
うつ伏せになっていただくとわかりやすいのですが、お尻から骨盤へ向けて重力がかかるので、骨盤が開きやすい姿勢となります。
妊娠中は眠りも浅く、大きなお腹を守りながら快適な睡眠を取ることが難しく、寝る時の姿勢も妊婦さん独特の姿勢が多いです。
産後は赤ちゃんの隣で自分が熟睡するスペースを確保するわけにもいかず、手足を広げて寝るなど夢のまた夢・・・といったお声もよく耳にします。
骨盤をケアするという観点から考えると、骨盤ベルトで支えた状態で仰向けで寝るというのが産後の睡眠時の理想の姿勢と言えます。
・胡坐またはお姉さん座りで授乳をする
新生児の授乳の時間は何よりも大切なコミュニケーションの時間で、お母さんとしても楽な姿勢でリラックスしながらあげたいと思われることでしょう。
しかし、その時に胡坐やお姉さん座りなどの姿勢が長く続くと、骨盤が捻じれやすくなり、そのまま定着していくことになります。
捻じれて定着した骨盤は、開いていたり倒れていたりする骨盤よりも調整するのが難しく、治療に時間のかかることがほとんどです。
授乳クッションを上手に活用し、椅子に背筋を伸ばして腰かけながら、骨盤にも肩や首にも負担をかけずに授乳を楽しめるのが理想的な姿勢です。
・片足に重心を乗せる
なかなか泣き止まない赤ちゃんを抱っこであやしながら、部屋中を歩き回ったりゆらゆらしたり、お母さんたちは深夜もゆっくり休むことができないことばかりですね。
そんな時、赤ちゃんを抱っこする重心が片側にかかっていると、片側の股関節に負担がかかり骨盤が片側だけ歪むことがあります。
おんぶをしながら家事をするといった時も、赤ちゃんの体重分いつもよりも骨盤に重力がかかるので、両足に均等に負荷がかかるのが望ましいです。
・重い荷物を片方の肩だけで持つ
本来、産後2ヵ月ほどは赤ちゃんより重たい荷物を持つことは避けていただきたいところですが、健診などでどうしても出かける機会はあるので大きな荷物を持って赤ちゃんと外出することもあります。
まだ骨盤が柔らかい時期に、片方の肩に偏って重い荷物を持つことで、それを支えるために骨盤や肩に負担がかかります。
どうしても出かけなければならない時は、リュックなどの両方の肩に均等に重力がかかるものを選びましょう。
・足を組んで座る
足を組みたくなる時、上に来る足が決まっている方は骨盤の癖がついてしまっているかもしれません。
足を組むと膝から下も捻じれるので、骨盤の歪みとともに膝の歪みを併発することもあります。
足の裏に向かって体重が真っすぐ下りていかなければならないところを、骨盤や膝に必要以上の負荷がかかり、筋肉が疲労するケースです。
骨盤のためにも美脚のためにも、足を組まずに真っすぐ揃えて座る習慣をつけたいものですね。
【産後の骨盤矯正】
一度歪んで定着してしまった骨盤は、自力ではなかなか整えることはできません。
しかし、長期的に矯正をしながら日常生活の習慣に気をつけることで、骨盤を整えて定着させることは十分可能です。
できれば産後6ヵ月以内の骨盤が柔らかいうちからケアをスタートできるのが最も効果を得やすいタイミングではありますが、お家の状況や赤ちゃんのお世話などなかなか時間が自由にならないものです。
骨盤は特に体の中でも中心に位置している大切な場所です。
骨盤のトラブルは全身のトラブルに繋がっていきますので、既にお悩みのある方も、まずはお気軽にお問合せくださいね。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の骨盤の歪みを矯正する方法
投稿日:2017.07.17
【産後の骨盤矯正とは?】
骨盤矯正とは、産後の骨盤の歪みで起きる様々なトラブルを回避する目的で、骨盤の歪みを矯正することです。
骨盤が歪んでしまうと、女性機能、美容面、身体にも悪影響がでると考えられます。
【骨盤の歪みによって起こる症状】
●体調不良を起こす
骨盤の内側には子宮や直腸などの器官があり、骨盤が必要な臓器を大切に保護しているので、骨盤の歪みを放置すると、内臓に負担がかかり血行が悪くなって子宮や消化器官の病気になってしまいます。
●骨盤の歪みによって崩れたスタイルが固定されてしまう
産後の骨盤矯正は靭帯が緩んでいるため、効果が期待される期間となります。
骨盤矯正をしておけば、スッキリした妊娠前のスタイルに戻ることができるでしょう。
しかし、産後に骨盤を緩ませたまま放置してしまうと、その歪んだ骨盤が固定されてしまいます。
●次の出産に向けてリスクが高まる
骨盤の歪みで筋肉の左右バランスが崩れてしまうと、出産の際に力が入らなくなってしまいます。
また、骨盤の開きも悪くなるため、骨盤に無理な負担がかかってしまいます。
骨盤が緩んだまま開いていると、健康状態も悪くなるので、次の妊娠で早産、流産のリスク、骨盤が正常な動きをしてない場合は不妊の可能性も高くなります。
【骨盤矯正で得られるメリットとは?】
〇腰痛・恥骨痛・尿もれなどの改善
骨盤の歪みによって特に多くみられる症状は、腰痛・恥骨痛・尿もれと言われています。
そういった不調を、適切な施術や体操を行うことで改善することができます。
〇スタイルを安心してキープできる
骨盤矯正によって緩んだ骨盤を元に戻すことで、リバウンドしにくい身体を作ることもでき、骨盤の歪みによって、気になっていたポッコリお腹の悩みも改善されスタイルもスッキリします。
また、骨盤矯正をすることで代謝の低下を防ぐことができます。
代謝は低下してしまうと、太りやすくなって免疫力が低下してしまい、冷え性にも繋がります。
産後は、骨盤の歪みと育児による過剰なストレスにより代謝の低下と、内臓の働きも悪くなり、肩こり、腰痛、むくみ、便秘になることもあります。
便秘になることで肌荒れの原因にもなってしまう可能性がでてきます。
これらを防ぐためにも、骨盤矯正はオススメです。
【骨盤矯正ってどうすればいいの?】
骨盤の歪みは大きく分けて3種類に分かれると言われます。
〇骨盤の上側の歪み
骨盤の歪みは上側、下側、両側が開いている方に分かれます。
また、骨盤の上側は腰骨あたりと言われ、そこが歪んで開いてくると内臓がうまく収まらないため、お腹がポッコリ出てしまい、姿勢も悪くなります。
〇骨盤の下側の歪み
下側の歪みは、脚を動かしたときにちょうど動く連結部分で、ここが歪んで出てくると、太ももが太くなったり、横にはみ出る分の外側の筋肉が張ってしまい、脚が太いと感じる人は骨盤の下側が歪んでいる可能性が高いです。
この他に骨盤の歪み方は様々なので、骨盤矯正を自己判断で行うのも難しいと考えられます。
また、産後の骨盤矯正をスタートするタイミングは産後1ヶ月後の施術が適切と言えるでしょう。
産後の骨盤矯正として一般的な適用期間は産後1ヶ月~6ヶ月です。
【骨盤矯正をする前に自身で気を付けること】
●産後の姿勢に気を付ける
産後のお母さんは、赤ちゃんを抱っこするときに姿勢が崩れてしまうので、骨盤の歪みに大きな影響を与えてしまいます。
どのような姿勢で過ごすかを意識するだけでも、骨盤の歪み具合は大きく変わってきます。
●目を酷使しないように気を付ける
目を酷使することで、肝臓に大きな負担がかかります。
目と肝臓は関係していてどちらも「血液」が共通点となります。
肝臓の働きは血液の流れを良くし、非常に重要な機能が多い臓器で、様々な毒素を排出してくれたりします。
目の酷使で、肝臓に負担がかかることで、働きが弱くなり、血液の質が落ちてしまいます。
そのうえ、産後の疲れも取れず、子宮の回復も遅らせてしまうことにもなるので、女性機能の低下にも繋がってしまいます。
なるべく目に負担がかからないように、テレビ、スマートフォン、パソコンからは離れましょう。
【骨盤矯正は整体がオススメ】
産後の骨盤の歪みに関して一人で悩みを抱えるよりも、しっかりと身体の状態、生活環境を問診してくれる整体院がオススメです。
ご自身の体調に合った施術を先生と一緒に相談をしながら、適切なケアを行いましょう。
骨盤矯正を放置しておくと、骨盤のゆがみで内臓が垂れ下がり、産後体型、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節痛、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感、これらのトラブルは病院で検査をしても原因を突き止めるのは非常に難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどとなります。
【骨盤矯正の適切なタイミングとは?】
個人差はありますが、安静する期間は産後1ヶ月以内です。
産後の体重の増加を解消するためには出産してから6ヶ月間が重要となります。
人によって様々ですが、産後からすぐに数週間後に骨盤矯正をしてしまうと、体調を悪化させてしまう可能性があるので、ゆっくりと体調に合わせながら行いましょう。
トラブルを回避するためにもしっかりと相談をするといいでしょう。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の骨盤で気を付けたいポイント
投稿日:2017.07.15
【産後の緩んだ骨盤はどうなる?】
出産後、緩んだ骨盤はゆっくり時間をかけて、元の状態に戻ろうとします。
ただ、靭帯が緩んだ骨盤はすんなり正常の位置に戻ろうとはしません。
理由は、様々な日常の生活によって影響されますが、骨盤が歪む原因として以下のものが挙げられます。
〇妊娠中~産後の姿勢
妊娠中、産後にどういった姿勢で過ごすかにより、大きく骨盤の歪みは変わります。
特に出産後は、生活習慣も含め赤ちゃん中心の生活になります。
骨盤が開いたままの状態で赤ちゃんを抱っこする行為は、姿勢も大きく影響します。
赤ちゃんの体重は平均で2500g~4000gはあるので、抱きかかえるときに重たくて腰に負担がかかったり、授乳の際に猫背になったりすることもあります。
〇ストレスと緊張
妊娠中と産後の不安、ストレスや緊張といった子育てに関する精神的な負担も身体に反応してしまいます。
子育てでストレスが多い生活を続けていると、身体も緊張してしまい、筋肉に力が入ります。
ストレスを溜めないように気を付けていても、中々コントロールできるものではないので、ストレスに慣れることは難しいでしょう。
また、ストレスで身体が緊張してしまうと、骨盤周りの筋肉がバランス悪く動いてしまうこともあるので、そういったキッカケにより骨盤が歪んでしまいます。
骨盤の歪みを放置しておくと、筋肉疲労が蓄積されて強い痛みが生じることもあるので、産後の骨盤の歪みや問題を避けるためには、骨盤矯正をすることがポイントとなります。
【緩んだ骨盤で気を付けるべきこと】
開いたままの骨盤はちょっとしたことでも簡単に歪んでしまいます。
例えば、
・「横座り」をする。
・座るときに足を組む。
・寝るときにいつも同じ姿勢(方向)で睡眠。
・常に片方の腕ばかりで赤ちゃんを抱きかかえている。
・片足に重心をかけて立つ。
普段の生活でこのようなクセが無意識に付いていると危険を伴います。
姿勢だけでも意識してみると、姿勢を良くするキッカケとなります。
しかし、骨盤が緩んだ状態で、歪みを気にしつつも育児を始めなければいけないので、授乳のために睡眠不足になったり、ストレスの蓄積によって、出産ノイローゼ、育児ノイローゼの症状になる人も少なくはありません。
そのため、産後の身体には、体調にあった適切なケアが必要不可欠です。
【産後はどのようなケアが必要?】
●出産後は、安静を心がけましょう
骨盤に限らず、全身のケアが必要となりますので、なるべく安静にしましょう。
●目を酷使しないこと
目に一番関連しているものは肝臓になります。
その目を酷使することで、肝臓に大きな負担がかかります。
肝臓の働きは、非常に機能が多い臓器で、毒素を排出してくれたりします。
目の酷使で、肝臓に負担がかかることで、産後の疲れもなかなか取れず、子宮の回復も遅らせてしまうと言われています。
さらに、目を使いすぎると交感神経が活性化され、興奮状態が続いてしまうので、身体を休めたいときに休むことができなくなります。
目を酷使する長時間のテレビ、スマートフォン、パソコンは控えましょう。
【骨盤の歪みは骨盤矯正が効果的】
これらを理解しても、あらゆることに気を付けなければいけないので、自身でやるには限界があります。
どんなに意識しても骨盤は、ちょっとしたことですぐに歪んでしまいます。
歪みが原因で特に多い症状が、腰痛・恥骨痛・尿もれです。
主な理由は、姿勢の悪さ、骨盤の歪み、ホルモンの影響で筋力が落ち、疲労を起こしやすい身体になっているためです。
これらは骨盤矯正を行うことで様々な症状を回避することができます。
そして、骨盤矯正をすることで、次の出産に向けてメリットが沢山あります。
・骨盤の筋肉のバランスが取れていると、出産のときに力が入りやすくなります。
・出産時に骨盤の開きがよくなり、無理な負担をかけず、産後には身体の戻りがよくなります。
・筋肉に若々しさ、弾力性がでるので、妊娠線ができにくく、あとにも残りにくいです。
【骨盤矯正で妊娠前のスタイルをキープ】
9割の女性が骨盤が歪んでいると言われ、それで出産をするのでさらに歪みが生じてしまい、骨盤の緩みは広がってしまいます。
緩んだ骨盤を、骨盤矯正によって整えることで、本来の姿に戻します。
産後に、なにもしないと確実に体型は変わり、一時的に戻ったとしても骨盤が歪んでいる限り、いつリバウンドが起こるかわかりません。
リバウンドしにくい身体づくりのためにも、骨盤矯正は効果的と言えるでしょう。
そして、骨盤の歪みによってポッコリお腹だった悩みも骨盤矯正をすることで予防と改善ができます。
ポッコリお腹は、緩みによってスペースができ、内臓が垂れ下がることでお腹がポッコリする原因となります。
この他にも、様々な効果が期待され、わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の腰痛は骨盤矯正で改善
投稿日:2017.07.13
【産後の腰痛は当たり前?】
産後、赤ちゃんのお世話に追われてお母さんは24時間フル稼働です。
自分のケアは後回しになってしまい、身体のあちこちに痛みが出てしまうこともあるでしょう。
そのなかのひとつ、腰痛に悩まされるお母さんはとても多いです。
妊娠中から症状があった人や、産後に初めて腰痛になった人などさまざまです。
病院に行く時間もないし、我慢して痛みをやり過ごし治まるのをひたすら待つ、という人も少なくないでしょう。
その原因は出産自体にあるのだから仕方ない、と思い込みあきらめてしまっている人はいませんか?
確かに、妊娠中はお腹が大きくなってくると、どうしてもお腹を前につきだした格好になってしまいます。
重くなったお腹を支えるためには、自然と腰がそった形になるので、腰に負担がかかってしまい腰痛へとつながります。
しかし、産後も腰痛が続いている、という人については、その原因のほとんどが姿勢や身体の使い方にあるのです。
【産後の腰痛、原因とは?】
産後、腰痛をさらに悪化させてしまう原因は次の通りです。
○お世話する際の体勢
オムツを替えること、お風呂に入れて服を着替えさせることなど、赤ちゃんのお世話をするときはとにかく、前かがみになることが多いです。
前かがみの姿勢は腰に非常に負担がかかるので、慢性的な疲労がたまりやすく腰の痛みを助長させてしまいます。
また、出産前はあまり想像していないかもしれませんが、授乳を1回するだけでも思った以上に疲れます。
産まれたての赤ちゃんの体重は約3000gで、抱っこしてもふわっと軽く、お母さんの腕の中にすっぽり収まってしまうくらい小さいです。
そんなに軽い小さな赤ちゃんを抱っこするだけなのに、なぜそんなにも疲れてしまうのでしょうか。
それは、お母さんも赤ちゃんもすべてのことが初めての経験であり、慣れていないからです。
首が座っていない赤ちゃんはふにゃふにゃして柔らかいので、新米お母さんはとまどい「この抱き方で合っているかな」「首が苦しくないかな」と心配が絶えません。
身体が緊張して自然と肩があがり、必要以上に力が入ってしまうのです。
また、特に最初のうちは赤ちゃんもうまく吸うことができないので、1回分の母乳を飲むだけでもすごく時間がかかり、気づけば1時間以上経っていた、ということもあるでしょう。
ようやく授乳が終わった頃には、ぐったりしてしまうお母さんも多いです。
○慣れない育児のストレス
産後はもともと運動不足の状態で、ただでさえ血行が悪くなりがちです。
そのうえ、こま切れの睡眠しか取れないため、肉体的疲労はどんどん蓄積されていきます。
また、慣れない育児に奮闘しているときに、旦那さんが家事や育児を手伝ってくれないと不満がたまり、精神的ストレスが加わります。
すると、自律神経のバランスが崩れてさらに血行不良が進み、腰痛を引き起こす場合もあります。
【腰痛を緩和させる工夫】
産後の腰痛を緩和させるには、次の方法を試してみるとよいでしょう。
○便利グッズを使う
腰痛になってしまうと、授乳時も一苦労です。
前かがみの体勢をキープしなければならないので、つらい腰痛を堪えながら授乳しないといけません。
特に新生児期は赤ちゃんが小さく胸の位置と合わないため、赤ちゃんが飲みやすいようにするためには無理な体勢で抱きかかえたまま行なうことになります。
授乳クッションを使えば高さを調整できるので、腰への負担が軽減されます。
また、椅子や床に座るときの腰当てとして応用できるので、授乳クッションが家に1つあると重宝します。
○寝方を工夫する
まとめて眠ることが難しい産後は、短い時間でも質の良い睡眠を取れるように工夫することがとても大事です。
お風呂はシャワーで済ませずきちんと湯船につかることで血行を促進させると、腰痛緩和の効果が期待できます。
寝るときは小さな枕やバスタオルなどを腰の下に敷いて、横向きで寝るとよいでしょう。
また、スマートフォンやパソコンなどから発せられるブルーライトは刺激が強いので、寝る1時間前からは見るのを止めて部屋を暗くしましょう。
○食事内容を見直す
時間に追われている育児中、小腹がすいた時などパンやお菓子など手軽な物で済ませてしまいがちです。
腰痛にはカルシウムやマグネシウムなどが良いとされているので、魚介類や乳製品などこれらの栄養素が豊富な食材を積極的に摂取しましょう。
すぐに腰痛が改善されるわけではありませんが、基本である食事を見直して健康的な身体づくりを意識することが大切です。
【腰痛は骨盤矯正ですっきり改善!】
テレビや雑誌などで話題の「骨盤矯正」を知っていますか?
骨盤を矯正することで、腰痛や肩こり、下半身太りの解消などさまざまな効果があるとされています。
しかし、骨盤矯正は1度受けたら終わり、というわけではありません。
せっかく骨盤矯正でゆがみを治して正しい位置に戻ったとしても、筋肉が弱いと支えきれずまたもとの状態に戻ってしまいます。
つらい痛みから解放されるためには、自分自身の筋肉が必要なのです。
まずは腰まわりの筋肉を刺激して鍛えることが重要です。
とは言っても、どのように進めていけばよいかわからないことも多いでしょう。
わかば整骨院では、そんな女性のために骨盤矯正に関する相談を受け付けております。
産後の骨盤矯正の詳細はコチラをご覧ください。
産後の腰痛には骨盤矯正
投稿日:2017.07.11
【妊娠中から始まる腰痛】
妊娠を確認できてから初期までは、お腹の重みから来る体の変化はほとんどありませんが、急激なホルモンバランスの変化により食べ物の好みが変わったり臭いに敏感になったりするなどの今までに経験したことのない変化が訪れます。
赤ちゃんを授かったという幸せな現実以上に、その体質の急激な変化は妊婦さんには慣れない所であり、安定期に入るまでは日々不安や不快感と戦いながら過ごしている方もたくさんいらっしゃいます。
また、今と昔では妊娠そのものに対する考え方も違っているので、昔は良かれと思われていたことが今は違うことが立証されていることも多いです。
その中でも、妊娠5ヵ月に入って最初の戌の日に安産を願ってお参りする腹帯の風習についての考え方は実に様々な考え方に変化しています。
犬はお産が軽く安産のイメージがあるので、それにあやかって戌の日にと言われているのは今も昔も変わりません。
しかし、腹帯をしなくても良いですよという産科医が増えているのが昔と大きく違うところです。
腹帯はお腹の重みを支えて腰の負担を軽くするコルセットのようなイメージで使われることがほとんどなのですが、きつく巻き過ぎると血行不良になり妊婦さんの腰痛の一因になります。
また血行不良から体のポンプが過剰に反応し高血圧になることもあります。
臍の緒の中でも血液に乗って栄養分が赤ちゃんに運ばれているので、腹帯を締め過ぎることで小さめの赤ちゃんになる可能性もあることがわかってきました。
時代の変化に合わせて妊娠に関する知識もまた変化しているのです。
腹帯は諸説あるので、巻いていた方が調子の良い方は使われることをおススメしますし、巻いていることで頭痛や腰痛に悩まされる方は腹巻程度に使われる方が良いと言えるでしょう。
【妊娠中期~後期の腰痛】
お腹の赤ちゃんの成長とともに子宮も大きくなり、お腹がせり出してくると、その重みを支えるために腰が反り気味になります。
反り腰になることで、腰の骨や筋肉が本来の役割を超えた体重を支えなければならなくなるため、慢性的に腰に疲れが溜まり、常に腰痛を感じ始めます。
これが妊娠中期~後期の主な腰痛の原因であり、この体勢が続くことで骨盤には本来は真上からかかるはずの重力が斜め後ろ向きにかかるので、骨盤が歪んで開きやすくなります。
歪んで開きやすくなった骨盤では子宮を支えるのも困難になって、恥骨痛や股関節痛が出るようになります。
妊娠後期でもなるべく反り腰にならないように重心に気をつけることで、腰痛だけでなく骨盤を保護することにもつながります。
さらに反り腰になると上半身が上を向くため、視線を正面に合わせようとして首から上が前のめりになります。
これが猫背の状態です。
反り腰で猫背を併発すると、腰椎にも頸椎にも負担がかかり、頸椎には自律神経を司る大切な神経が通っているのでめまいや不定愁訴などの症状が出ることもあります。
このように妊娠中の姿勢からも様々な痛みや疾患に発展することもありますので、まずは長時間無理な体勢をしないように過ごすことを心がけましょう。
【産後の腰痛】
子宮の重みをかばうために、妊娠後期の腰痛は妊婦さんたちのお悩みの中でも上位に入るものです。
しかし産後もその腰痛が続く場合は、子宮の重みではない所に原因があると考えられます。
実際は妊娠後期の姿勢のまま育児に突入することが多く、産後は骨盤が安定しない状態で長時間の授乳が続くので、こまめに骨盤のケアをしている余裕はあまり無いでしょう。
授乳中も前かがみになり過ぎないように、クッションを上手に使って胸を開いた状態で赤ちゃんと触れ合うようにできるのが理想的な姿勢ですね。
産後も腰痛がおさまらない場合、その原因の多くは骨盤の歪みや開きにある場合がほとんどです。
骨盤を正しい位置に整えて、本来の体を支える働きができるように治療していくことで、腰痛以外にも血行不良や冷え性、痩せにくい体質などを改善することに繋がります。
骨盤や筋肉、靭帯が元に戻らずに緩んだままにしておくと、体型も緩みやすくなるのです。
これらの位置を正しい場所に整えることで、本来の強さを取り戻し、腰を支える筋肉にも無理な負荷のない美しい姿勢を保つことができるようになります。
産院の健診では腰痛の湿布薬などで痛みの根本的な原因を解消することは難しいかもしれません。
出産後の健診で経過が問題ないと診断され、周囲の協力を得てママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
長らく付き合ってきた腰痛を解消しておくことで、痛みのストレスから解放されるのは心が晴れやかになりますし、多忙な毎日のストレスを軽減することにも繋がります。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後のホルモンバランスを整える方法
投稿日:2017.07.09
【産後のホルモンバランス】
産後の女性の体には、様々な変化が訪れます。
その中でもホルモンバランスの乱れに悩んでいるお母さんは少なくはありません。
そもそも、どうして産後にホルモンバランスが崩れてしまうのかと言うと、妊娠中は赤ちゃんを育てるために、エストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されます。
しかし、出産後はその2つのホルモンの分泌が抑えられ、代わりに母乳が出やすくなるためにプロラクチンが多く分泌されます。
このように、出産直後は女性ホルモンの分泌構図が大きく変わってしまうため、乱れてしまいやすいのです。
さらに初めての子育てによる不安やストレス、睡眠不足などが合わさり、ホルモンのバランスが取れなくなってしまいます。
ホルモンバランスが乱れると、イライラしやすくなるだけでなく
・抜け毛
・肌トラブル
・むくみ
・めまい
・吐き気など
・情緒不安定
などが起きる可能性があります。
子育ての不安に加わり、自分の体調に大きな変化があると余計に心が沈んでしまう方もいらっしゃいます。
では、どのようにしてホルモンバランス整えればいいのでしょうか?
【ホルモンバランスを整える方法】
ホルモンバランスは主に
・食事
・生活習慣
・骨盤
この3つによって改善が期待できるので、それぞれを紹介していきます。
・食事での改善方法
まず、食事でホルモンバランスを整える方法ですが、基本的には健康的な食事を意識すればOKです。
しかし、特に分泌が少なくなっているエストロゲンとプロゲステロンの代わりとなり食事を心がけることで、より効果を実感できます。
ホルモンバランスを整える食事としては
・肉類
・魚類
・卵
・海藻類
・大豆類
・バナナ
・ヨーグルト
などを意識して摂取しましょう。
特にタンパク質はホルモンバランスだけでなく、不足すると筋肉が衰える可能性があるので、足りない場合はサプリメントやソイプロテインなどを摂取するのもおすすめです。
・生活習慣での改善方法
お子さんの夜泣きなどで難しい方もいるとは思いますが、睡眠不足はホルモンバランスを乱す大きな原因の1つです。
ご家族の方で少しでも育児を任せられる方がいたら、自分の休憩時間を確保しましょう。
それすらも難しいようであれば、適度な運動がおすすめです。
外出してもいい時期になれば、お子さんを連れて散歩にでかけましょう。
するとストレスの発散にもなりますし、適度に体を動かすことでホルモンバランスが整っていきます。
また、体を冷やさないことも大切です。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしていると、どうしても暑くなって涼しい恰好や冷たいモノばかりを好んで飲んでいては、体が冷えてホルモンバランスが乱れる可能性があるので、なるべく温かくして冷やさないようにしてください。
これだけでも、体の不調が改善されていくはずです。
・骨盤矯正での改善方法
最後に紹介するのは、骨盤矯正での改善方法です。
骨盤とホルモンバランスは関係ないように思えますが、実は骨盤が歪むことで体の血流が悪くなり、摂取した栄養が体に行き渡らなくなり、さらには冷えを起こし、ホルモンバランスを崩してしまうのです。
特に産後の骨盤は歪みが起きやすいので、改善をしていく必要があります。
では、どのように骨盤の歪みを矯正していけばいいのでしょうか。
【骨盤の歪みを整える方法】
骨盤の歪みを整えてホルモンバランスを正常に戻すなら、おすすめの方法としては2つあります。
①骨盤矯正ベルトを使用する
産後使われている方も多い骨盤矯正ベルトは、産後直後から使われるケースもあります。
産後1か月~3か月以内であれば効果が実感できる方もいますが、それ以降の使用はあまり意味がなくなる方もいます。
②専門機関で骨盤矯正をしてもらう
ホルモンバランスの他にも腰痛や尿もれがあれば、専門機関での骨盤矯正をおすすめします。
骨盤矯正ベルトよりも効果が実感できますし、産後の骨盤は動きやすいのでより改善される確率が高いと言えます。
【産後は一人で抱え込まないことが大切】
産後のお母さんは、一人でやらなければいけないことがたくさんあり、肉体的にも精神的にも疲れ切っている状態だと言えます。
しかし、弱音も吐けず頑張ってしまい、その結果ホルモンバランスを乱している方は少なくありません。
体の不調や不安な事があれば誰でもいいので相談をしてみましょう。
それだけでもストレスが発散されますし、経験談から悩みの解決の糸口が見つかるかもしれません。
また、あまりにも症状が酷い場合は我慢をしないで専門機関で受診することをおすすめします。
悪化してから重大な病気が見つかっては遅いので、我慢をしないで早めに相談に行きましょう。
それに原因がはっきりとわかることで対処出来る方法も見つかるはずです。
わかば接骨院でも産後のお母さんが持つ悩みに対しても経験豊かなスタッフが対応しております。
産後のダイエットは骨盤が重要
投稿日:2017.07.07
【産後の体重増加】
一般的に、妊娠中は体重が増加していき、そして出産後は体重がもとに戻ると言われています。
しかし、出産を経験したお母さんの声を聞くと
「思った以上に体重が減らなかった」
「妊娠前より、結局太った体重になった」
「痩せようと思ったのに、ダイエットをしても体重が落ちない」
「なんだか体型も変わってしまった」
という意見を多く見かけます。
そもそも、出産後に体重が落ちると言うのはあくまでも「体が妊娠前の状態まで戻ろうと」なるだけなので、個人差がありますし太ってしまう要素があれば、思った以上に体重は落ちませんし、逆に太る可能性もあるのです。
特に、授乳はカロリーを消費するため「常にお腹が空く」状態でいつもより食べ過ぎてしまうお母さんもいます。
それに、食事制限でのダイエットは母乳をあげる際に栄養素が足りなくなり、赤ちゃんの成長に悪い影響を与える可能性もあるので、要注意です。
では、産後体重が増加してしまった方はどのようにダイエットをしていけばいいのでしょうか?
【産後の効果的なダイエット方法】
食事制限でのダイエットは体によくありませんが、食べ過ぎや太りやすい食事を過度にしている場合は、食事内容を考え直す必要があります。
お米を食べ過ぎてしまうなら玄米に変えてみたり、肉中心の生活を魚中心の生活に変えるなどするだけでも、太りすぎを防止することは可能です。
また、妊娠中に代謝が落ちてしまい、痩せにくくなった方は「タンパク質」を意識して摂取しましょう。
タンパク質は母乳にも大切な栄養素ですし、筋肉量をアップするには欠かせません。
大豆類や魚類などを中心に摂取することで、食事から代謝アップを目指してダイエットが成功する方もいらっしゃいます。
さらには、産後はストレスが非常に溜まりやすい時期なので、発散できる方法を見つけておくべきだと言えます。
ストレスが蓄積されると、無性に甘いものが食べたくなってドカ食いの原因に繋がったり、ストレスに脳がさらされていると、太りやすい体質に変わってしまうのです。
育児中は難しいかもしれませんが、一人の時間をなるべく作ったり、話相手を見つけるだけでも発散に繋がるので、意識して行動をしていきましょう。
最後に効果的だと言われているのが、骨盤の歪み矯正です。
実は産後の骨盤は非常に歪みやすい状態にあります。
通常、私たちの骨盤はじん帯や筋肉によって補強がされているので、ほとんど動くことがありません。
しかし、出産時には産道を作るために骨盤が緩んだ状態になるのです。
その緩んだ骨盤はすぐにはもとに戻らず、時間をかけてゆっくりと固まっていきます。
するとその間に、骨盤が歪んでしまいという訳です。
では、骨盤とダイエットはどのように関係しているのでしょうか?
【骨盤とダイエットの関係】
骨盤は、体の中心にあります。
そして体の中でも1番大きな骨があるのも骨盤で、人間の体の中ではとても大切な部分だと言えます。
そんな骨盤は上半身と下半身をつなぎ、さらに内臓を支えている役割を果たしています。
しかし、骨盤が歪んでしまうと内臓の位置が変わってしまい、さらに上半身と下半身のバランスが崩れてしまいます。
内臓の位置が変わると、下っ腹が出てきたり血流やリンパの流れが悪くなりセルライトが蓄積される原因にも繋がります。
さらに筋肉のバランスも崩れてしまうので、姿勢が悪くなる原因にも繋がります。
つまり、どれだけ頑張ってダイエットをしようとしても、骨盤が歪んでいるとそれだけで痩せにくい体になっている可能性があるのです。
まずは骨盤が歪んでいるなら、矯正をする必要があると言えます。
【骨盤矯正で得られるメリット】
骨盤矯正をしたいと考えるなら、自宅でやるか、または専門機関で行うか2つのパターンに分けられます。
自宅で行う場合は、骨盤矯正ベルトやストレッチなどいろいろ方法がありますが、日常生活で姿勢を正して過ごすだけでも骨盤を歪ませないという意味では最も効果があると言えます。
また、より短期間で効果を得たい場合は、専門機関での施術をおすすめします。
骨盤の歪み方は人それぞれ違います。
自分に合った矯正方法は一度専門機関で診てもらったほうが確実だと言えます。
特に骨盤矯正が効果的だと言われている時期は産後一か月後~1年以内なので、その時期に行う事で、よりダイエットも成功しやすくなる可能性があります。
骨盤矯正はダイエットだけでなく、肩こりや腰痛の改善、さらには尿もれ・股関節の痛みなどにも効果が期待できるので、疲れを癒す意味でも一度施術を考えてみるのをおすすめします。
産後の体重増加をコンプレックスに人前に出るのが億劫になる方もいるほどなので、一人で悩まず一度専門機関で相談してみましょう。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後のウエスト太りを防ぐためには
投稿日:2017.07.05
【体重と体型の違いについて】
妊娠・出産は、女性の体重変化が最も大きい時期です。
妊娠中は、
・お腹の中で赤ちゃんが成長する
・赤ちゃんにあげる栄養を蓄える
・出産に向けた体力をつける
といった理由で、体重が増加します。
妊娠中に十分に体重が増加しないと、安心して赤ちゃんを産むことができないので、体重の増加は必要なことでもあるのです。
体重増加に伴って体型も大きく変化しますよね。
具体例を挙げると、お腹周りが大きくなってくびれが無くなったり、乳房が大きくなったりといった変化があります。
妊娠中に増えた体重は、出産後次のような流れで減少していきます。
まず出産直後から1週間の間に、赤ちゃんや胎盤が体外へ出ることによってその分の重さ約4kg~5kgが減ります。
そして、出産後1週間から約1か月間の間に妊娠中に蓄えた水分や脂肪が徐々に減っていきます。
また、授乳によって体重が減少するケースも多いです。
ただし、順調に体重が減少する人もいれば、逆に食べ過ぎて体重が増加する人もあり個人差が出やすい時期でもあります。
出産から半年経過するまでには、7割以上の女性が出産前の体重に戻っています。
しかし、体重は出産前の状態に戻ったものの、体型が出産前とは大きく変わってしまったと悩む女性が多いのも確かです。
なぜ体重が戻っているのに体型だけが戻らないのでしょうか?
これには、「体脂肪」と「皮膚のたるみ」が関係しています。
妊娠中は、身体を動かす機会がぐっと減ります。
そのため、全身の筋肉量が減少し、体脂肪率が増大します。
体脂肪率とは、体の中で脂肪が占める割合をパーセンテージで表したものです。
例えば、体重が同じでも体脂肪率が10%の人と30%の人では明らかに体型が違います。
10%の人は脂肪が無いぶん筋肉が付いているため、締まりがある体型になります。
脂肪よりも筋肉の方が重いため、筋肉が多い人は体重も増えがちですが、筋肉量が多い人の方がたるみが少なく、スタイルが良く見えます。
出産後も美しいスタイルを保つためには、体重だけに着目するのではなく、体脂肪率も気を付けなければいけません。
続いて「皮膚のたるみ」についてですが、妊娠で急激に体が大きくなり、出産と共に一気に体重が減少しますよね。
すると伸びた皮膚がそのままになって、たるんでしまうのです。
特に、お腹周りはたるみやすい傾向にあり、出産後に体型が崩れてウエストのくびれが無くなってしまうのはこの皮膚のたるみがそのまま残ってしまったからです。
また、出産のために骨盤が開いたせいで、内臓の位置も下がり、余計にたるみやすくなっているのです。
【産後のお腹のたるみを防ぐには?】
産後にくびれたウエストを手に入れるためには、以下のポイントに注意する必要があります。
◆運動不足にならない
出産後は筋肉量が低下しています。
産後しばらくは、身体の回復と赤ちゃんのお世話に集中することになりますが、少し余裕が出てきたら可能な範囲で体を動かすようにしましょう。
産後の体は骨盤が開いているため、内臓が落ちてきています。
ある程度の筋肉があれば、落ちてきた内臓を支えることができるので、お腹が出るのを防ぐことができます。
「じゃあ、どんな運動をすればいいの?」という人も多いですよね。
大事なのは、筋肉量を増やせる運動をするという事です。
筋肉が増えれば、全体的に締まった体つきになり、基礎代謝も上がって脂肪を燃焼しやすい体になります。
つまり、ゆっくりと筋肉に負荷をかけるような運動が効果的です。
おススメはストレッチや筋トレ、ウォーキングなどです。
◆骨盤の開き・歪みをなおす
出産後に開いたままの骨盤を放置すると、
・腰回りが太くなる
・下腹がポッコリ出る
・体が冷えやすくなる
・胃腸や子宮に不調が出る
といった問題が起こります。
きれいな体型を維持するのはもちろん、出産後も健康な体でいるために骨盤の歪みをなおすことが大切です。
骨盤は女性ホルモンをコントロールする子宮を守っている部分でもあるため、骨盤が正しい位置にあるとホルモンバランスも整うのです。
ホルモンバランスが整うと、皮膚のハリが戻り、たるみも解消されます。
骨盤矯正は、自分で行う方法や市販の骨盤矯正グッズを使う方法、骨盤矯正ができる人の施術を受けるなどいろいろな方法があります。
自分のスケジュールに合わせて、続けやすい方法を見つけるのがベストですが、出産後の体はとてもデリケートなので安易な自己判断は避けてください。
骨盤の状態によっても、アプローチの方法が変わってきます。
可能であれば、専門家のいる医療機関での施術をおすすめします。
◆食生活に気を付ける
出産の疲れを回復するためや育児のストレスで、出産後に暴飲暴食をしてしまうことがあります。
また、赤ちゃん中心の生活で食事時間が不規則になり、食事内容も適当になっていきます。
カロリーばかりを摂取して、必要なビタミンやミネラルを取らないようになると、無駄な脂肪が付きやすくなってしまうのです。
栄養バランスの整った食事と規則正しい時間に食事を摂ることを心掛けてください。
女性にとって体型が変わってしまうことはとても不安ですよね。
出産後に体型がなかなか元に戻らないと、焦って過度なダイエットをしてしまう人も少なくありません。
しかし、無理なダイエットはストレスの元になり、ますます太ってしまう恐れがあります。
産後の体型は、半年ほどかけて徐々に進めていくのが良い方法です。
産後に尾低骨の痛みが起こる理由
投稿日:2017.07.03
【尾低骨の役割とは?】
尾低骨とは、脊柱の末端にある骨のことで、人間がサルだった時にしっぽが付いていた名残の骨とされています。
人間に進化する前は、この骨から先にしっぽが付いていたという事ですね。
あまり知られていませんが、尾低骨は「尾骨」「尾りょう骨」とも言い、骨盤の一部の骨なのです。
尾低骨には、骨盤を構成する筋肉のひとつである骨盤底筋の筋肉の一部がくっついています。
骨盤の下の方にある骨盤底筋は、腸や子宮などの内臓を支える筋肉です。
何らかの理由で尾骨の位置がずれたり、骨盤が歪むと、骨盤底筋も緩みやすくなるといった問題が起こります。
また、尾低骨は立ったり歩いたりする際に体のバランスを取る役割も果たしています。
加えて尾低骨は、尻餅をついたときに一番に衝撃を受ける骨でもあり、骨折する頻度が高い場所です。
普段あまり注目することのない骨ですが、人間の体を構成するうえで重要な骨でもあります。
【産後に尾低骨が痛くなるのはなぜ?】
産後の女性が、尾低骨周辺の痛みや違和感を訴えることがあります。
なぜ多くの女性が出産後に尾低骨が痛むのでしょうか?
出産後に尾低骨が痛むのは、以下のような理由があります。
〇妊娠・出産に伴う骨盤の歪み
女性の体は、妊娠するとリラキシンというホルモンを分泌して、出産に備えた体作りを始めます。
赤ちゃんを産むために、骨盤周辺の関節・靭帯を緩めて骨盤を開いていくのです。
そして、出産の時に骨盤が最大限まで開くことで、赤ちゃんが産道を通って外に出てくることができます。
緩んだ骨盤はとても歪みやすいため、妊娠中や出産後に骨盤が歪む人も少なくありません。
骨盤が歪むと、その一部である尾低骨も当然ズレていきます。
骨盤が歪み、尾低骨がズレたまま放置しておくと、そこにくっついている筋肉や靭帯が引っ張られたり、過剰に負荷がかかって痛みが発生するのです。
〇座っている時間が長い
産後は、授乳をする時間もあり、身体も疲れているので座っている時間が多くなります。
座っている間は、尾低骨が圧迫されているので長時間座りっぱなしの状態が何日も続くと、徐々に尾低骨が痛み始めます。
尾低骨は、変形や骨折をしやすい骨でもあるので、負荷をかけすぎていると知らないうちに骨折している可能性もあります。
〇筋肉の疲れ・コリ
尾骨周辺には、骨盤底筋群の筋肉が取り巻いています。
同じ姿勢を続ける・重い物を持つ・立ち仕事をしているといった生活をしていると、尾低骨周辺の血行が悪くなり、筋肉がこります。
筋肉のコリは、徐々に蓄積して痛みや違和感として症状が現れてきます。
【尾低骨の痛み対策でできることは?】
産後に尾低骨が痛みだしたら、以下のような対策法を試してみましょう。
①ドーナツ型クッション
座る時にお尻が地面に直接着くと、尾低骨に負荷がかかりますよね。
真ん中に穴が開いたドーナツ型クッションを使うことで、尾低骨への負荷を軽減することができます。
②骨盤の歪みを治す
産後の尾低骨の痛みの多くが、骨盤の歪みから発生しています。
骨盤の歪みを矯正して、尾低骨の痛みから解放されたという人もたくさんいます。
骨盤の歪みを矯正する方法として、
・骨盤ベルトを使う
・骨盤矯正ストレッチを行う
・整体や接骨院で骨盤矯正の施術を受ける
・骨盤矯正グッズを使う
などが挙げられます。
骨盤矯正をして、歪みを安定させれば症状が改善する可能性は高いです。
自分に合った方法、医療機関を選択して骨盤の歪みを矯正していきましょう。
〇冷やす
尾低骨付近が炎症を起こして、痛みがある時は患部を冷やすのも効果的です。
ジンジン、ズキズキという激しい痛みの際は、患部を冷やして炎症を落ち着かせましょう。
〇お尻の筋肉を鍛える
骨盤が歪み、骨盤底筋が弱くなることで尾低骨への負担が大きくなり、痛みが現れることがあります。
骨盤底筋だけで内臓を支えているから、過剰な負荷が尾低骨にかかるようになるのです。
お尻の筋肉を鍛えれば、骨盤底筋にかかっていた負荷をお尻でも支えることができますし、骨盤の歪みに伴う姿勢の崩れも改善します。
〇座り方を変える
長時間の座りっぱなしは尾低骨を圧迫し、痛みの原因となりますが、座り方が悪いとより痛みが強く出ます。
特に妊娠中は、お腹が大きくなるのでそれをかばうために前傾したような姿勢になります。
尾低骨に負担をかけない座り方のポイントは、「骨盤を立てて座ること」です。
背筋を伸ばして、椅子の背もたれにしっかりと尾低骨から背骨をくっつけるように意識しましょう。
【強い痛みがあれば病院へ】
尾低骨は、傷つきやすい骨なので本人が「大丈夫」と思っていても、骨の損傷や変形が発生していることがあります。
出産のダメージが大きく、骨盤骨折が起きている可能性も否定できません。
我慢できないほどの強い痛みを感じる、痛みが何日も続く場合は我慢せず、専門の医療機関を受診してください。
痛みを放置すると後々もっと痛みが激しくなり、治療にも苦痛を伴うことになります。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後に骨盤矯正が効果的な理由
投稿日:2017.07.01
【なぜ産後は骨盤矯正が効果的なのか?】
赤ちゃんを産むときに女性は、産道を作るために、骨盤が大きく開きます。
出産後の骨盤は、非常に靭帯が緩んだ状態になり、産後に数ヶ月間かけて骨盤は少しずつ元の状態に戻ろうとします。
しかし、骨盤は正常な位置に戻ろうとするも、妊娠中の運動不足により筋肉が衰えてしまったりするので、正常な位置に戻りづらくなると言われています。
とは言え、妊娠中の無理な運動は難産になる場合もあるので、骨盤を気にしすぎて過度な運動をしてしまったり、ストレスを溜め込んだりして負担をかけてしまうと逆効果になってしまいます。
また、妊娠中から産後の緩んだ骨盤は、足組み、猫背、あぐら、横座りなどは、更に骨盤を歪めてしまいます。
これらを自身で気を付けていても、日常生活の中では身体を動かすと同時にちょっとした刺激で骨盤への負担が大きくなってしまう可能性がありますので、日々の緊張感とストレスでも簡単に歪んでしまいます。
そういった不安や、不調を解消するために、「骨盤矯正」が効果的と言えます。
【骨盤の歪みが原因で起こる症状】
産後に骨盤の歪みを放置してしまうと、あらゆる問題を引き起こしてしまう可能性があります。
骨盤が正しい位置に戻らないと、身体のラインが崩れてしまい骨盤周りの筋肉が弱くなってしまいます。
さらに運動不足の産後は筋力も低下しているので、脂肪の燃焼もうまくいかなくなり、骨盤が開いたままだと、以前着ていた服も入らなくなってしまう人も少なくはないでしょう。
この他にも、産後の歪みで内臓が垂れ下がったり、腰痛、恥骨痛、尿漏れ、股関節通、尾底骨の痛み、骨盤と股関節の不安定感など、様々な問題に悩まされてしまいます。
身体の辛さに伴い、ストレスを抱えてしまうことも多く、精神的な心の病気を引き起こしてしまうこともあります。
また、骨盤が開いたまま放置しておくと、健康状態も悪くなってしまい、不妊、もしくは次の出産の影響にもなるので、早産や流産のリスクを高めてしまいます。
これらの症状やトラブルは、病院で検査をしても原因を突き止めることは難しく、根本的な治療ができないケースがほとんどです。
【骨盤周りの主な筋力とは?】
骨盤周りで挙げられる筋肉とは、大腰筋(腸腰筋)と内転筋と言われています。
●腸腰筋とは
大腰筋、小腰筋、腸骨筋を合わせた筋肉群の総称です。
これらは、足を上げると同時に働く筋肉として知られています。
主に腰の反り方、骨盤の傾き方に影響を与え、正しい姿勢を保つために必要な筋肉なので、この筋肉が弱まると、姿勢が乱れ、猫背になったり、お腹がして、骨盤も歪みやすくなります。
●内転筋とは
太ももの内側にある筋肉のことを指します。
内転筋は、骨盤から太ももの骨への筋肉となり、足を閉じるためにある筋肉です。
そして、内側から膝を支える筋肉でもあり、内転筋が弱くなってしまうことでO脚になってしまい、股関節が開いてしまうため、その原因で骨盤の歪みを引き起こします。
ただ、他にも骨盤の歪みに関係する必要な筋肉はまだまだあります。
骨盤に必要な周りの筋力も弱めてしまうので、放置することは様々な疾患を引き起こします。
【骨盤矯正後の効果とは?】
歪んだ骨盤の位置を正しく戻すことで、筋肉をちゃんと使えることができるので、身体も動かしやすくなります。
そうしますと、血行もよくなり筋肉も正常についてくることで基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼への効果も期待されます。
基礎代謝を上げることで、ダイエット効果だけではなく、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性の解消にも繋がります。
また、妊娠中に悪くなった姿勢も、骨盤矯正をすることで姿勢も良くなる人や、中には妊娠線も薄くなったという人もいます。
そして、崩れていた姿勢が良くなることで、バランスも整い体形の見栄えもよくなります。
骨盤の歪みで起こる様々な症状も防ぐことができるので、産後の骨盤はしっかりとケアしましょう。
【どのタイミングで骨盤矯正をすればベストか?】
産後の骨盤矯正をするタイミングは、産後1ヶ月ごろからの施術をお勧めします。
産後1ヶ月以内は安静の期間となり、人によって様々ですが、無理に産後から早めに骨盤矯正をしてしまうと、体調を悪化させてしまう可能性があるので、ゆっくりと身体調に合わせながら受けましょう。
ベストな施術のタイミングは1~3ヶ月で、矯正可能な期間は産後3ヶ月~1年となりますが、検査をして可能であれば産後1年を過ぎても施術を行うことは可能です。
ただ、産後の体重の増加を解消するためには出産してから6ヵ月間が重要と言われています。
また帝王切開、会陰切開をされた方はお医者さんに許可をもらったり、しっかりと検診して問題なければ施術をしましょう。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。