産後コラム
ダイエットを産後に行う効果
投稿日:2017.06.14
【妊娠中のダイエットは控えましょう】
昔は妊娠すると二人分食べなければならないと言われて、何キロ増えても問題ないと考えられていた時代もあり、16キロ~20キロ増えたというお母さんもいらっしゃったようです。
近年ではその考え方が見直され、妊娠中の体重の増加は7キロ~10キロ程度にする考え方が定着してきました。
これは、あまりにも体重が急激に増加してしまうと、妊娠中毒症になるリスクが高くなったり分娩の時に産道が狭くなったりするからだと考えられています。
そこで妊娠中期~後期の妊婦さんは増えていく体重とにらめっこすることになります。
出産直前まで悪阻が続くという稀なケースもありますが、多くの方は悪阻がおさまると体重はすぐにもとに戻り、1ヵ月に1キロの増加にコントロールするためにダイエットのような食生活を意識し始めます。
しかし妊娠中はただでさえママの体には栄養が行き渡らない分、さらにダイエットまでしてしまうと、貧血や骨粗鬆症になりやすくなるというデータもありますので、制限するのはお菓子やジュースなどに含まれる糖分から始めましょう。
妊娠中は抵抗力も弱まり、虫歯になる確率も高くなるので、糖分を制限することは歯のためにも効果的です。
積極的に摂っていただきたいのは蒸し野菜などにして栄養を凝縮した様々な種類の野菜、ミネラルを豊富に含むフルーツ、良質なタンパク質の源である大豆や魚などです。
お米は太るというイメージがありますが、そうめんやうどんの方が体に吸収されるカロリーは1.5倍ほどになるため、どうしても食べたい時は量を決めてお米やパンを食べる方が良いです。
産院では体重の目安を指導することも大切な健診の一つなので必ず触れられるお話になりますが、本格的なダイエットについては産後に始めれば良いと気持ちを楽に体重と向き合うことが大切です。
【ダイエットの効果が産後に出やすいのは】
①出産により赤ちゃんと羊水で6~7キロは変わるから
ダイエットをする際に、あと何キロなど明確な目標を設定するには産後でなければ目標の体重は算出できません。
例えば妊娠中に10キロ増えたとしても、出産で7キロ変化すればあと3キロの目標が見えてくるのです。
1ヵ月に1キロ減らしていくと想定すると、不可能な数字ではないことがおわかりいただけるかと思います。
②母乳で皮下脂肪が燃焼されるから
産後のママの体温は比較的高めで、基礎代謝が上がっている状態が続きます。
特に母乳は白い血液と呼ばれており、まさにママの骨身を削って作り出されているのです。
母乳育児をしている間は、カロリーが瞬く間に消費されていくので、実際に食べても太らないママのゴールデンタイムと呼ばれています。
逆にこのタイミングを上手に利用すると、一気に体重は減少します。
しかしあまり急激に体重が減少すると体力もなくなりがちなので、新生児を抱えながら体調を崩さないためにも、食べながら痩せる意識を忘れないでくださいね。
また、産後6ヵ月前後で離乳食が始まる頃、母乳の質にも変化が訪れます。
赤ちゃんが母乳からしか栄養を摂れなかった時期を過ぎると、自然に母乳の栄養価も下がっていくようにできているのです。
母乳の栄養価が下がっていくということは、ママの体のカロリーはあまり消費されなくなるということを意味しており、それまで食べても太らなかった体質がすぐに食べた分が体に蓄積されるようになります。
これは産後およそ6ヵ月までがダイエットに適している時期と言えるでしょう。
【体重が減っても体型が戻らない場合】
実際、産後6ヵ月は赤ちゃんのお世話に忙しく、ダイエットを意識している時間はないかもしれません。
それでも知らない間に妊娠前の体重に戻っているママは多いようです。
しかしそんな皆さんが気にされているのは体重より体型のようです。
体重は戻ったけれど、以前来ていた洋服のラインが変わってしまった・・・
体重は妊娠前と同じなのに、ウエストやお尻はなぜかきつく感じる・・・
お尻が全体的に垂れたように見える・・・
などのお悩みは多くのママから耳にする切実な産後ダイエットの課題です。
このような場合、いくらウォーキングやヨガなどを取り入れてもなかなか体型に反映されず、八方ふさがりに感じるママも多いようです。
しかし、体型が戻らない多くの場合、骨盤の歪みや開きが関係していることがほとんどです。
赤ちゃんの通り道を準備するにあたり、骨盤は柔らかく開き本来は閉じている筋肉や靭帯も大きく変化します。
骨盤や筋肉、靭帯が元に戻らずに緩んだままにしておくと、体型の緩みにも繋がるのです。
これらの位置を正しい位置に整えることで、本来の強さを取り戻し、トレーニングなどの効果を得られやすい体質に戻すことが可能になります。
出産後の健診で経過が問題ないと診断され、周囲の協力を得てママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
体型を取り戻して妊娠中にはできなかったファッションを楽しみたい!
というママの自信にも繋がるのではないかと思います。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の恥骨痛って何?
投稿日:2017.06.13
【この痛みは恥骨?】
妊娠・出産するまで、恥骨というものをあまり意識したこともないのではないでしょうか。
恥骨は普通の日常生活をしているぶんにはスカートやパンツで隠れている部分ですし、体の中心に位置していて両足に守られた位置にあるので、あまりぶつける心配もなく、意識するのは水着になる時くらいでしょうか?
それが、妊娠して大きなお腹を支えるようになると、チクチク痛んだりし始めて、「あれっ?この痛みは何?」と初めて恥骨の存在を意識するママが多いのではないでしょうか。
勿論、妊娠したからと言って必ず恥骨痛が発生するわけでもなく、全然痛くなく妊娠・出産を終えるママさんも中にはいます。
では、妊娠・出産で恥骨がどうして痛むのでしょうか?
それを今回探っていきます。
【そもそも恥骨ってどこですか?】
両足の間の股間の部分と言えばわかりやすいでしょうか?
両足の間の股間の硬い骨の部分です。
太ももの付け根の骨などと一体となった骨盤の骨の一部でもあります。
骨盤が輪っか状になっていて、その一部が真ん中で左右に分かれていますが、そこを繋いでいるのが恥骨結合部と言われる部分です。
つまり恥骨は左右に分かれているのですが、恥骨痛というと、その左右に分かれている恥骨を繋ぐ恥骨結合部の痛みということになります。
【出産で外側へ押される恥骨結合部】
恥骨は左右に分かれていますが、恥骨結合部というのが、左右の恥骨を繋いでいます。
この恥骨結合部は、出産時、骨盤が開くのに連動して拡がり、結合部も不安定な状態になります。
そして、出産が終わってみると、微妙に左右の恥骨がずれた状態になっていることがあります。
出産で恥骨結合部が外側へ押され拡がって、その時に左右のずれが生じて歪みとなってしまうことがあるのです。
そうすると、出産後、恥骨がチクチク痛む原因となります。
妊娠中の恥骨痛は、恥骨結合部が拡がって痛むので、恥骨の真ん中の結合部ではなく、不随する左右の両足の付け根の部分が痛くなったりします。
出産後は、出産時に骨盤が最大に開いた時に連動して拡がった恥骨結合部(恥骨の真ん中部分)が痛いということが多いようです。
出産でママの体にさまざまな負荷がかかり変化するのはごく自然なことで、恥骨痛もそのひとつですが、この恥骨痛は珍しいことではなく、多くの妊婦さんが経験しています。
出産前には漠然と「赤ちゃんが生まれたら自然に治る痛みなのかな?」と思っていたのに、出産後もずっと痛みが続くようだと、「どうしてなの?」と思ってしまいますよね。
それは、出産で恥骨結合部に歪みが生じてしまったからかもしれません。
【産後の恥骨痛】
まず産後1カ月は、ママの体調が回復するのを最重要視して決して無理をしないことです。
元気な気がして前と同じレベルで家事を頑張りすぎたり、重い物を持ち上げたり平気でしていると、出産で負荷をかけた骨盤にまた新たに負担をかけてしまいます。
産後で骨盤が開いたままになっていて、恥骨結合部も靭帯が緩んだままで歪みも生じている状態だと恥骨痛が発症すると考えられます。
ですから、この骨盤や恥骨結合部の歪みを治して正常な形に戻してあげれば恥骨痛もひくと考えられます。
【産後の恥骨痛と恥骨痛の解消方法】
恥骨痛は骨盤の開きと一体の要因からきているので、骨盤を整えることをすることで、痛みが軽減することは間違いありません。
骨盤を整える=骨盤矯正です。
ただし、産後で赤ちゃんのお世話もあり授乳回数もまだ多いママが自宅で手軽に取り組める骨盤矯正は何かと言うと、やはり骨盤ベルトの装着ではないでしょうか?
骨盤ベルトは産後すぐから装着でき、出産した産院やドラッグストアやネットなどでも紹介されています。
サイズもLL/L/M等いろいろありますので、自分のウエストに合ったものを選ぶことができます。
出産前から恥骨痛のある人は、産前使用OKのものもありますので、装着してみると良いかもしれません。
恥骨痛の軽減のためではありますが、お腹をしっかり支える役割もあるので、大きなお腹がサポートされて少し楽に思えるようです。
妊婦さんのストレス軽減にもなり一石二鳥ですよね。
妊婦さんが骨盤ベルトを巻く場合は、赤ちゃんとの兼ね合いもありますので、かかりつけの産院で指導を受けてくださいね。
産後に骨盤ベルトを締めると骨盤が安定し、恥骨痛の軽減に効果的なのですが、きつく締めすぎると動作しにくく、血流も滞らせてしまいます。
反対に緩すぎると、骨盤を締める矯正力が弱い場合があります。
適度に締めることが恥骨痛によいのです。
できれば、骨盤の位置が固まらない産後6ヶ月のうちに骨盤矯正しておきたいですね。
骨盤矯正がうまくいけば、次第に恥骨痛もおさまりますので、是非骨盤矯正してみたいところです。
自分で、骨盤矯正ベルトを巻いたりしても、産後の恥骨痛が治まらないという時は、整体の施術を受けてみると良いでしょう。
自分ではどうにもならなかった骨盤の矯正が整体の施術でうまくいく場合があるからです。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の体調不良は骨盤矯正で改善
投稿日:2017.06.11
【産後の体の変化】
出産を終えると、体が妊娠前に戻ろうとして急激なホルモンバランスの変化が起こり、体調不良を感じるママがたくさんいらっしゃいます。
産後のホルモンバランスの変化は、毎月の生理の周期におけるホルモンバランスの入れ替わりとは比べ物にならないほど急激なものなので、体を安静にしながら気長に付き合っていく気持ちが大切です。
10ヵ月近くかけて赤ちゃんを育んでいらっしゃったのですから、体が本当の意味で回復するにも同じ期間を必要とするという意味でもあります。
他にも、子宮がもとの大きさに戻ろうとする収縮の現象は、後陣痛と呼ばれるほど痛みを伴い、特に出産を経験された経産婦の方が痛みの度合が大きいとされています。
それは1度子宮が収縮した経験があると、戻るスピードも速くなり、痛みが強くなりやすいようです。
多くの場合後陣痛は1週間~1ヵ月ほど続くわけですが、自然分娩であっても帝王切開であっても体調が万全ではない状態の中で睡眠不足と様々な種類の痛みとの闘うことになるので、産後すぐの記憶がないというママもいらっしゃるほど大変な生活を送ることになります
このような目一杯の生活が落ち着いてから、産後の肥立ちの時期の体調不良ではない様々なトラブルが見られるようになります。
【産後の体調不良】
① 産後うつ
赤ちゃんを可愛いと感じる気持ちに変わりはなくても、命を預かっているプレッシャーや不安などを実感するようになり、うつの状態になることを産後うつと呼びます。
他にも、妊娠中は母体が第一に優先されていた環境から、出産をした瞬間から赤ちゃんを第一に優先する生活に変化することで、気持ちが追いつかずにうつになるケースもあります。
特に、産後の入院生活や里帰り生活から、自宅に戻り育児以外の炊事や掃除、家事など抱えきれないほどの家事を目の当たりにすることで、全てを完璧にしようとしてストレスを感じうつになることもあります。
いずれの場合も、全てを完璧にやり遂げようとするのではなく、目の前にあることを一つひとつクリアしていきながら気持ちの上でも整理していくことが、ストレスを軽減する何よりの近道です。
② 尿漏れ
出産に伴い、骨盤と骨盤を支える恥骨、恥骨に繋がっている骨盤底筋が緩むことにより、膀胱の開閉をコントロールしている筋肉も緩むので、ふとした拍子に尿漏れをしてしまうことがあります。
尿のトラブルは、年配になってからのものだというイメージが強く、産後のママにとって尿漏れはショックな出来事ではありますが、他のママも同様な悩みを抱えていらっしゃいますので、おりものシートなどを活用し上手に付き合いましょう。
産後の尿漏れは、緩んだ骨盤を正しい位置に定着させることでほとんどの場合改善が見込めるものです。
また骨盤を整えながら同時に骨盤底筋を鍛えることで、年配になってからの年齢的な要因による尿漏れの予防にもつながりますので、是非続けていただきたいですね。
③ 腰痛
妊娠中にせり出してきたお腹を支えるために、がに股になり腰を後ろにそらしてバランスを取ろうとします。
この姿勢の癖が出産後にも残ってしまうと腰痛の原因となります。
がに股になると骨盤が後ろに倒れて開きやすくなるので、腰を支える筋肉を摩耗することになり、許容量オーバーになると炎症を起こして腰痛となるのです。
歪みながら開いてしまった骨盤を正しい位置に戻すことで、多くの腰痛は解消されていきます。
他にも、運動不足から来る血行不良も腰痛を助長させる要因となりますので、産後の経過が良好な場合は無理のない範囲でストレッチなどの軽い運動からスタートすることが望ましいです。
④ 抜け毛
妊娠中にはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが優位になり、妊娠を継続できるように体の中でホルモンバランスがコントロールされていますが、出産と同時にこれらのホルモンは必要なくなるので一気に減少します。
産後に多くのママが抜け毛を経験されるのはこのエストロゲンの急激な減少によるものと言われています。
エストロゲンには髪の毛の成長を促進させる作用もあるので、急に分泌されなくなることで抜け毛という現象が発生するのです。
エストロゲンと似た作用をしてくれる栄養素を持つ食品としては、大豆が挙げられます。
大豆はタンパク質も豊富に含まれているので、母乳を作り出さなければならないママの体にはピッタリの食品ですね。
納豆や豆腐料理、豆乳飲料など手軽に始められるのも嬉しいポイントです。
【体調不良と骨盤矯正】
産後、多くの体調不良には骨盤の緩みや歪みが関係しています。
尿漏れや腰痛など直接的に関係するトラブルもあれば、骨盤内の血行不良による冷えなど二次的な要因のトラブルもあります。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の体調不良改善にも骨盤矯正は大変有効な手段です。
産後の骨盤矯正をするメリット
投稿日:2017.06.09
【産後ママの骨盤の状態】
出産を経験したママで、「なんだか妊娠中に腰周りについたお肉が出産してもなかなかおちない」と嘆いている人は多いのではないでしょうか。
産後ママの多くが、産後にお尻が大きくなったような気がすると実感しています。
それはなぜでしょうか。
出産で骨盤が開いた状態になり、骨盤が開くのと同時に、股関節の靭帯も緩むので外側に広がってしまいます。
産後ママの関節は柔らかいので関節自体が不安定な状態になっています。
それで体重を支えるために、股関節周りの筋肉が必要以上についてしまうのです。
それが多くの産後ママが「お尻が大きくなったかも?」と感じる理由だったのです。
骨盤は、身体の中心に位置していて上半身と下半身を支える重要な場所です。
この骨盤が開いたままになったり歪んでいたりすると身体全体のバランスが崩れて、内臓も下がり下腹部がぽっこり出てお尻にも肉がつきやすくなってしまうのです。
内臓が下がることで血液やリンパの流れも悪くなって老廃物が蓄積し、結果的に太りやすい体質になってしまいます。
このような健康に及ぼすさまざまな状況を考えると、産後には骨盤矯正をした方がよさそうです。
【産後に骨盤矯正をするとどんなメリットがあるの?】
産後ママの関節は、出産に向けて分泌されていた「リラキシン」のおかげで骨盤底筋や股関節などの靭帯が緩んでいるので柔らかく、実は骨盤矯正も効果がでやすいというメリットがあります。
そして骨盤が開いて内臓がさがり、下腹部がポッコリお腹になっていた人も、骨盤を正常な形に引き締めることで、お腹もひっこみダイエットにも効果があるのです。
産後の骨盤矯正で、ダイエットにも効果が期待できるなら、この時期に骨盤矯正をやらないのは損ですよね。
産後ママの脂肪は水分を多く含んだ流動性脂肪であるため、定着してしまう前なら割合簡単に落ちやすい性質をもっていますし、関節も柔らかくなっています。
このような産後ママの体の特徴を考えると、産後にダイエットするのは理にかなっています。
産後の骨盤矯正って一石二鳥のメリットがあるのですね。
【骨盤矯正が健康を守る】
骨盤矯正の必要性があるのは、実はダイエットのためだけではありません。健康全体のカギとなっているのが骨盤だからです。
骨盤が歪むと、上半身と下半身のバランスが悪くなって周辺筋肉の異常な緊張を引き起こしてしまいますし、骨盤が歪むと様々な部位に支障をきたします。
身体は、骨盤の歪みによる異変を調整しようと脊柱の上部で体全体のバランスを取ろうとします。その結果、頭痛・肩こり・首の痛みを引き起こします。
また、骨盤周辺の筋肉の緊張により腰痛の原因になったり股関節通になったりします。
このように骨盤は身体全体の健康を司る重要な役割を担っている部分と言えそうですね。
【骨盤ベルトで自宅で矯正】
産後ママはまだ体調が完全に回復していないので、できれば自宅で簡単に始められるものがあれば嬉しいですよね。
そんな産後ママの願いを叶える産後すぐからでも付けられる骨盤ベルトがあるのでどういうものか紹介しますね。
骨盤ベルトは文字通り骨盤の周りにまくベルトで、メッシュなどの布製のものやゴム製のものや、幅の太いものから細いものなどいろいろな種類がでています。
止める部分は、だいたいがマジックテープ式で腰周りのサイズ調整できるものになっています。
価格は年々下がってきており、ネットなどでは、1,400円~3,500円位までの物がたくさんでています。
骨盤を引き締め、歪みをなくして正常な位置にもどるようサポートする事が産後ダイエットで大切になってきますので、骨盤矯正が、こんなにお安くできれば産後ママにとって嬉しいですよね。
骨盤ベルトは骨盤の引き締めと同時に、出産で緩んでしまった骨盤底筋の回復も手助けしてくれますので、腰周りの筋肉が弱くなっていた産後ママの腰痛予防にも効果がある優れものですから是非試してみたいですね。
出産のため広がっていた骨盤が固まる産後6ヶ月を迎えるまでに、出産直後から骨盤ベルトを使用して産後ダイエットに役立てるとよいでしょう。
まだ体調が完全に戻っていないママは激しい運動は禁物ですが、骨盤ベルトなら手軽に簡単巻くだけダイエットです。
【産後の産休の間に自分の体もメンテナンス】
産後に産休を終えたら仕事復帰するママもいると思いますが、一旦仕事復帰してしまうと毎日が更に忙しくあり、なかなか自分の体のメンテナンスに時間がとれない状況になってしまうようです。
ただでさえ赤ちゃんの定期健診や予防接種、それ以外にもお熱が出たりした赤ちゃんのお世話などで、すぐに子の看護休暇や1年分の有給を使い果たしてしまうことが多く、例えば歯医者さんに行きたくてもなかなか時間がとれなかったりした経験のある産後ママの話をよく聞きます。
骨盤矯正も自宅で骨盤ベルトを巻くだけで本当にしっかりと正しい位置に戻っていれば問題ないのですが、ベルトを巻くだけで満足してしまい、自分の骨盤がはたして正しい位置に戻ったのか自分ではあまりわからないですよね。
そんな時は、産休のあるうちに早めに接骨院でみてもらうと良いでしょう。
専門家にみてもらうことで、骨盤が正しい位置にもどったのかずれて歪みがあるのか教えてもらえますし、ずれていれば施術で治してもらえるのですから安心です。
わかば接骨院でも産後の女性のためのダイエットの相談・施術に対応しております。
産後の腰痛を和らげる方法
投稿日:2017.06.07
【産後の辛い腰痛】
産後ママがよく腰が痛くなるのは皆さん知っていると思いますが、その原因って結構いろいろあるんです。
原因は決してひとつではないのに、「きっと赤ちゃんの抱っこやお世話が大変だから」と、決めつけていませんか?
確かに赤ちゃんは3㎏もあるのですから、その赤ちゃんを抱っこしたり、お風呂に入れたり、おむつを替えたり、検診に行く時は、赤ちゃんのおむつ等が入ったトートバック等も持参するなど、大変ですよね。
産後ママは赤ちゃんのお世話を全力でするうちに、知らず知らずのうちに腰を酷使しています。
でも、腰は肉体労働による酷使以外の原因からも、疲労を蓄積しているのです。
例えば、睡眠不足。
赤ちゃんは、生まれてすぐから3カ月位までは、一度にたくさんお乳を飲めないので、2~3時間おきに泣いてお乳を欲しがります。
ですから、この時期ママは夜中も赤ちゃんの泣き声で目を覚まし、お乳を与えているのですから、当然睡眠不足になっています。
実はこの睡眠不足にも腰痛になる原因があります。
【産後は睡眠不足】
赤ちゃんが無事生まれて「ほっ」とするのも束の間。
初乳をあげたらすぐに赤ちゃんのお世話が始まります。
生まれたての赤ちゃんは、出産で生まれて来る時に疲れているので、初乳を飲んだらスヤスヤと眠る場合もありますし、生まれる時に大変だった場合は、そのストレスから泣き続ける場合もあり様子はさまざまです。
生まれて一日経つと、一日のサイクルらしきものが出てきます。
だいたい赤ちゃんは最初からお乳をごくごくと上手には飲めませんし、飲む量も少ないので、2時間おきに泣いてお乳を飲もうとします。
最近の産院は、生まれてすぐに母子同室ですので、ママ達も産後の疲れを癒す暇もありません。
出産直後から、初乳、おむつ替えとママの仕事が始まります。
まだ産院に入院中は、ママの食事が自動的に出してもらえるだけ助かっていますが、産後の退院も以前と比べて平均5日目と短くなっていますので、退院したらすぐ赤ちゃんのお世話に自分達の食事作りなど始まります。
里帰り出産などで、実家のお母さんにお世話になれる場合は良いですが、帰ってもパパのお世話が増えるようでは、ゆっくり体力の回復もできません。
産後に腰痛が現れるのは、家庭の状況によりママ一人での育児状態となり、全然休めないということも影響しています。
睡眠不足が慢性化すると、産後ママは、夜の22時~翌2時に分泌されるという成長ホルモンの分泌がさえぎられてしまい、成長ホルモンによって傷ついた組織の修復をはかったり、疲労回復をしたりということができなくなってしまいます。
それで、産後ママには腰痛が出始めてしまうのです。
睡眠不足でママの疲労回復ができないようでは、翌日もまた赤ちゃんのお世話があるのですから大変です。
長い期間疲労を回復できずにいると、腰痛だけでなく、精神的にも疲労してしまい、産後うつを発症したりするリスクもあります。
産後ママは、赤ちゃんにとってもパパにとってもお嫁さんとしても娘としても皆から必要とされる大切な存在です。
遠慮せずに、夜中のおむつ替えや授乳はミルクにするなどして、パパやおばあちゃんに出番を作って任せましょう。
パパやおばあちゃんも赤ちゃんと接する機会ができて、堂々と抱っこができるので、きっと喜んでやってくれるはずです。
その間産後ママはゆっくりと睡眠をとるようにしてください。
睡眠をしっかりとることで、ママの体も成長ホルモンの恩恵を受け、腰痛も組織が修復されて翌日には、すっかり痛みが消えたりするものです。
睡眠がいかに大事か分かりますよね。
【母乳に栄養がとられてママは鉄分不足】
母乳をあげていると、食欲があり、つい食べ過ぎてしまう産後ママも多いようですが、量を食べて満足しないで、栄養バランスには気をつけてほしいです。
赤ちゃんの栄養も考えて、薄味の和食中心のメニューで頑張っているママが多いと思いますが、栄養バランスは赤ちゃんの為だけではいけません。
ママ自身の栄養摂取で、赤ちゃんにどのくらいとられてママ自身の摂取量が減っているのか、大雑把に知っておくことが大事です。
だいたいバランス良く食べているママでも、不足しがちなのが鉄分です。
ご存知のように、赤ちゃんの母乳はママの血液から作られます。
そのため、母乳は、「白い血液」とも呼ばれるくらいです。
つまり、血液を作るためには鉄分が必要で、母乳をあげている産後ママは、赤ちゃんにあげるお乳にかなりの鉄分を消費していることになるのです。
赤ちゃんが生まれる前や妊娠する前には、摂取した鉄分は全て自分の造血のために使えたのが、赤ちゃんが生まれると、母乳を作るために鉄分が必要になるので、産後ママは、赤ちゃんの分と自分の分の両方を満たす量を摂取しなければならないのです。
鉄分を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
《鉄分を多く含む食品》
小松菜・ほうれん草・あさり・レバー・プルーン・高野豆腐など
また、母乳には、カルシウムやたんぱく質も多くがわたってしまうため、小魚・チーズ・魚・赤身の肉等も多めに摂取しましょう。
【骨盤がまだ開いていて内臓が下がっている】
長い妊娠期間中、「リラキシン」というホルモンの作用で股関節の靭帯や骨盤底筋が緩んで開いていた骨盤です。
出産と同時にすぐ閉まるわけではなく、靭帯や骨盤底筋の弾力が戻ってきてから徐々に閉じていきます。
出産時に骨盤に歪みが生じている場合もあり、歪みがあると腰部の血流も悪くなって老廃物が流れにくくなり、腰痛の原因にもなります。
また、妊娠中についた腰周りの皮下脂肪が、冷えの原因となり、腰が冷えて血流が悪くなり腰痛が起きるということもあります。
いずれにせよ骨盤が歪んだまま固まってしまうのは、さまざまな病気の原因を作ってしまうので決して良くありません。
妊娠中分泌されていたリラキシンの影響で緩んでいる骨盤底筋や、仙腸骨・股関節の靭帯が柔らかいうちに、骨盤矯正するのがお奨めです。
骨盤矯正は、靭帯や関節の柔軟性のある産後6ヶ月以内位までが一番効果がでやすいとされているため早めの施術がお奨めです。
腰痛の悩みを骨盤矯正でしっかり治して、元気に楽しく育児をしたいですね。
わかば接骨院でも産後ママのための骨盤矯正の相談・施術に対応しております。
産後の腰痛を悪化させる原因
投稿日:2017.06.05
【産後のトラブル 腰痛】
妊娠7か月頃からママの体は赤ちゃんの体重と羊水を支えるために、かなりの重みを感じるようになります。
睡眠時の姿勢も、あお向けやうつ伏せで寝ることが難しくなるので、必然的にお腹を圧迫しないような横向きの姿勢で寝ることになります。
この横向きの姿勢の中でも、胃が子宮に圧迫されて逆流性食道炎を起こす妊婦さんもいらっしゃるので右側を下にして寝ることが望ましいと言われています。
睡眠時に自由に寝返りを打てない生活は、赤ちゃんが生まれた後も続きます。
安産で出産を終えたとしても、すぐに歩いてトイレに行くのもままならないほど体力を消耗した状態で数時間置きの授乳生活が始まります。
生まれたばかりの乳児は首が座っていないので、ママの体にとっては骨の折れる体勢で30分近く授乳し続けなければなりません。
このような妊娠から出産後のトラブルとして多くのママが悩まされるのが腰痛です。
妊娠中も出産後もママの体をケアする時間がなかなか取れないので、慢性的な腰痛と付き合っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
育児をしていく中で、腰痛のストレスが少しでも軽減されるように、早めに対処していきたいですね。
それでは産後にも続く腰痛の原因について考えていきましょう。
【腰痛の原因】
① 骨盤の歪み
出産の時、骨盤は子宮から赤ちゃんの通り道を作るために最大限に開ききります。
この大仕事の後、骨盤はすぐに元の開き具合に戻るわけではなく、1~2ヵ月かけてゆっくりもとの状態に戻っていきます。
腰痛が悪化するのは、産後すぐの骨盤がグラグラしている時に上半身を支える筋肉に負荷がかかり炎症を起こしてしまうからです。
生まれたばかりの赤ちゃんでも3キロ前後はあるわけですから、この骨盤の状態で毎日抱っこを続けることで、かなりの確率で骨盤が広がったまま定着していきます。
骨盤が広がるだけでなく、授乳や添い寝の無理な姿勢が続き、最終的に骨盤が歪んで定着することがほとんどです。
もともと運動をしていて骨盤の回りの筋肉がしっかりついている方は、骨盤の戻りも早く腰痛にもなりにくい傾向にありますが、妊娠中にコンスタントに運動をし続けられる方が稀なケースですので、出産後のほとんどのママは筋力が低下した状態にあると言えるでしょう。
骨盤の矯正は産後1~2ヵ月経過し、母子ともに経過が良好であれば、開始することができます。
特に腰痛が悪化して歩くことも困難な程になる前に、早めに整えることが大切です。
② ストレス
出産は何度経験しても同じ出産はないと言われている程、ドラマティックであり神秘的です。
その反面、肉体的にも精神的にもかなりの労力をかけて挑まなければなりません。
生まれてきた赤ちゃんは可愛いけれど、3時間とまとまって眠ることができないママの体は、常に悲鳴を上げるギリギリの状態です。
精神的に余裕が持てない時、自分でも自覚のない所でストレスが溜まると自律神経が疲弊して一時的にストレスを感じやすくなる傾向にあります。
自律神経が乱れると、体内に必要な信号が送られなくなり、血流が悪化します。
ただでさえ産後の運動不足の体ですので、血行が悪くなると腰痛の他にも冷え性や頭痛、めまいなどを感じるようになります。
③ 運動不足
安定期に入ったからといって、激しい運動はもちろん控えなければならず、母体の状態によっては入院せざるを得ない方もいらっしゃいます。
横になって過ごすことが多いと、どうしても同じ姿勢でいることが多くなり全身の運動不足になりがちです。
このまま産後を迎えることで、寝ているときには感じなかった腰痛を発症するというケースもあります。
最近ではマタニティヨガやマタニティスイミングなど腹圧のかからないような運動を推奨している産院も多く、適度な運動は産後の回復にも大いに役に立つと考えられるようになってきました。
産後の経過が良好であれば、腰を伸ばす猫のポーズのストレッチや、骨盤をほぐすハッピーベイビーのポーズなどを取り入れると、骨盤の中の血流が改善され腰の回りの冷えも改善されることにつながります。
無理のない範囲でストレッチを取り入れることで、妊娠中の運動不足のウオーミングアップができるといいですね。
【腰痛と骨盤矯正】
腰痛は、腰の筋肉もしくはその周りの関節に必要以上の負荷がかかることにより、炎症が起きていることを知らせる体からの信号です。
産後は運動不足と骨盤の緩み・歪みで腰をきちんと支えることが難しくなりますので、より腰痛になりやすい要因を抱えて過ごすことになります。
しかし、きちんとケアしていけば快適な日常生活を送れるまで改善が見込めるものです。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは体の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の腰痛緩和にも骨盤矯正は大変有効な手段です。
産後の股関節痛を和らげるためには?
投稿日:2017.06.03
【産後に多い股関節痛とは?】
出産前・出産後の女性に多い不快な症状のひとつに、股関節の違和感・痛みがあります。
出産直後から痛みを感じる女性も多いのではないでしょうか?
産後の股関節の痛みは、妊娠中に子宮が大きくなったことや、赤ちゃんが産道を通ったことによって骨盤に歪みが生じたことが主な原因です。
妊娠によって、靭帯を緩めて骨盤を開きやすくする働きがあるホルモン「リラキシン」が分泌されます。
靭帯が緩んでいると、内臓を支える力が弱まって、股関節に強い負担がかかります。
また、出産によって骨盤が大きく広がり、骨盤の中心部にある恥骨結合部も広がります。
普段は閉じている恥骨結合部が、広がったままになっているので骨盤の周りの靭帯や筋肉が引っ張られます。
この股関節への負担と筋肉が引っ張られることによって、産後に股関節が痛むことがあるのです。
さらに、骨盤が前後左右で歪むと今まで平均的にかかっていた力が一か所に集中するようになります。
例えば、骨盤が左右で歪んでいると足の長さにも違いが生じますよね。
片方の足だけ長くなってしまい、長くなった方の脚にばかり重心が乗ります。
すると、その足を支える股関節結合部にも大きな負荷がかかってしまい、その状態を長く続けていると炎症が起きて、歩くたびに股関節に痛みが生じるようになるのです。
【股関節痛を和らげる方法】
股関節痛を和らげるためにできることとして、以下のような方法があります。
●安静にする
出産後に無理をして、体力や体の機能が回復していないにもかかわらず、動き回ることで股関節の炎症はひどくなります。
炎症が起きているときは、症状が落ち着くまで極力患部を動かさずに、待つのが基本です。
立ったり歩いたりしないのはもちろん、椅子に座っているだけでも重力がかかったり、筋肉が引っ張られて痛みを感じる場合があります。
いちばん体の負担が少ない体勢はやはり、横になることです。
産後に股関節の痛みが強く出ているときは、思い切って寝てしまいましょう。
ここで無茶をすると股関節痛が慢性化し、股関節の痛みとずっと付き合っていかなければいけなくなります。
産後1か月は、骨盤の状態も不安定で体力も無くなっているので、無理に動こうとせず体の回復と赤ちゃんと過ごすことを最優先にすれば良いのです。
赤ちゃんのお世話が大変な時は、家族の協力を得ることも大切ですよ。
ただし、長期間寝たきりでいるのは筋力の衰えが進行するので余計に痛みが強くなります。
ずっと寝ているのはせいぜい2日~3日間にして、少しずつ体を動かせるようにしましょう。
●骨盤矯正をする
産後の股関節の痛みは、骨盤の歪みによるものです。
特に産後は、
・リラキシンというホルモンの働きで、靭帯が緩み関節が柔らかくなっている
・出産によって骨盤が開いてしまう
・出産のときに骨盤が変形する
・出産後の痛みなどにより、骨盤底筋が衰える
といったことが起こる可能性が高く、骨盤が歪む要素がたくさんあります。
骨盤の歪みは、股関節への負担を増大させ、全身の不調につながっていきます。
骨盤が歪んだままでいると、血行が悪くなり冷えや痛みから内臓のトラブルも発生します。
そのままでいると骨盤が歪んだまま固まってしまう恐れもあります。
骨盤矯正で歪みを取り、骨盤を正常な位置に戻してあげることで股関節への負担もぐっと減ります。
●温める
温めることで、筋肉のこわばりを緩めて関節や組織も柔らかくします。
血管が広がって血行が促され、こわばりによる痛みも落ち着いていきます。
温めると関節が動きやすくなるので、ストレッチや運動の効果も出やすいです。
温める効果のある湿布を貼ったり、下半身を冷やさない工夫をすることも大切です。
ゆっくり入浴すると、全身が温まるのでシャワーで済ますのではなく、毎日湯船に入るようにしましょう。
●運動・ストレッチ
股関節は下半身を動きと連動しているので、少し動いただけでも痛みが出ることがあります。
動くと痛いので、できるだけ動かないようになり家に引きこもりがちになる人も少なくありません。
痛みが激しいときは、無理して動かす必要はありませんが、長い間動かさないでいると関節や筋肉が固まってしまいます。
水泳や水中ウォーキングは、水の浮力が股関節への負担を減らしてくれるのでおススメです。
散歩やサイクリングは、股関節の動きをスムーズにする効果が期待できます。
股関節痛に適したストレッチもあるので、自分に合ったストレッチを見つけていきましょう。
いきなり激しい運動を始めると体がびっくりしてしまうので、最初は様子を見ながら少しずつ運動する時間を増やしてください。
外に出ないでじっとしていると、気持ちもふさぎがちになって産後うつになってしまう恐れもあります。
わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。
産後の股関節はどうして痛くなる?
投稿日:2017.06.01
【歩くのもつらい股関節痛】
出産後は、想像していたよりもはるかに、体調面が追い付かなかったという声をよく聞きますが、そこには様々な種類の痛みも含まれています。
その中でも、妊娠中から出産後にかけてママを悩ませているのが、足の付け根がズキズキ痛む股関節痛です。
股関節痛は、妊娠中のホルモンバランスに大きく左右されます。
妊娠を維持させるために出続けている「リラキシン」というホルモンは、靭帯を緩める作用があり、赤ちゃんが通りやすくなるように骨盤の回りの靭帯も緩められていきます。
出産に向けてママの体が自然に準備を始めるなんて、とっても神秘的な話だと思います。
このリラキシン効果は、一方で、骨盤の靭帯が緩んで支えられなくなることで、その負荷は股関節へかかってきます。
これが股関節痛の主な原因なのです。
妊娠中はリラキシンの関係で、股関節痛が起こりやすい側面もありますが、産後に渡って股関節痛が続くのは妊娠している時に緩んだ骨盤が、産後に歪んだ状態で定着してしまった可能性が考えられます。
産後に骨盤が歪まずに元に戻り、股関節痛も知らない間に消えていたというママもいらっしゃいます。
では骨盤を歪まないように予防することで、産後の股関節痛は予防できるのでしょうか。
【産後の骨盤ベルト】
出産の準備のために揃えるアイテムの中で、必ず含まれているのは骨盤ベルトです。
出産後に柔らかくなった骨盤は、締めるにも良い機会となり、妊娠と出産によりお腹やお尻周りが痩せたというママもいるのです。
この効果を持続させるために、正しく骨盤ベルトを使用することは大切なことです。
コツは寝転んだ状態でベルトを巻くことです。
骨盤を締めたいがために、必要以上にきつく骨盤ベルトを巻くと、そこで血流が滞ってしまい頭や手足の先まで血液が行き届かなくなり、むくみや頭痛に繋がることもあるので気をつけましょう。
産後半年以上経過しても股関節痛があまり良くなっていない時は、骨盤がずれて定着してしまった可能性があるので、骨盤矯正という方法が有効になります。
骨盤が緩んでいる状態とは、骨盤そのものが全体的に開いているというよりは、恥骨や恥骨結合の周辺の言わば骨盤の下の方が開いていることがほとんどです。
ですから、股関節痛の多くは恥骨の周辺から足の付け根にかけて一番痛みがたまりやすいというわけです。
痛くて立てない程の股関節痛に悩まされている場合、骨盤の緩みと同時にO脚が進んで足の外側に体重がかかっているケースもあります。
その他には、右足や左足どちらかの付け根だけというように、両方に現れない時もあります。
これも骨盤が定着するまでに左右差があるということを意味しているので、早めの骨盤ケアが股関節痛の改善に繋がります。
【授乳の姿勢にも気をつけましょう】
新生児のお世話は、頻繁にオムツも変えなければならないですし、間隔が開くまでは授乳の時間が一日の中で多くを占めますよね。
皆さんは授乳をする時どんな姿勢で座っていますか?
一番気をつけていただきたいのは、斜め座り、いわゆるお姉さん座りと足を組む姿勢です。
この座り方を長時間していると、骨盤のバランスが崩れやすくなり、治療にも時間がかかることがあります。
産後の骨盤が柔らかい時期には特に気をつけたい座り方ですね。
できれば椅子やソファに深く腰かけ、背中だけもたれずに腰から椅子の背にピッタリとくっつけます。
授乳クッションなどを上手に活用し、できるだけ背筋が伸びて顎を引いた状態で授乳ができるように整えます。
赤ちゃんと一緒に長い時間を過ごす授乳タイムだからこそ、ママの体に負担のない体勢で楽しめるのが一番だと思います。
【一度の食事で食べ過ぎない】
食事の量が多いと、緩んだ内臓に重みが加えられて血流が滞りやすくなります。
そうなると骨盤や腰へも負担がかかるので、授乳中は一度の食事で食べ過ぎないように心がけることも大切です。
股関節痛がある時は、骨盤の負担が足の付け根に回ってきているという意味ですから、骨盤のケアと同時に健康な食生活で体型をキープすることも痛みの予防に繋がります。
またできるだけ重たいものは持たないように注意しましょう。
上のお子さんがいらっしゃって抱っこをしなければならないような時も、骨盤ベルトを着用して骨盤を保護することを忘れないようにします。
ママの体のお話をして、抱っこできるようになるまで膝の上でのスキンシップをするというのも一つの方法です。
産後、多くの体調不良には骨盤の緩みや歪みが関係しています。
尿漏れや腰痛など直接的に関係するトラブルもあれば、骨盤内の血行不良による冷えなど二次的な要因のトラブルもあります。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の下半身太りの原因は?
投稿日:2017.05.30
【下半身太りはママの共通の悩み】
産後ママさん達から、「下半身が太くなってしまって戻らない」という悩みをよく聞きます。
確かに、出産後の女性のお腹がなかなかすぐにはひっこまないのはわかりますが、腰周りや太もも、お尻まで余分な脂肪がついて太ってしまったというママさん達も多いです。
それは出産で最大に拡がった骨盤内に内臓が下垂してポッコリお腹になり、骨盤が拡がることで太ももの骨の位置も外側へずれるので、緩んだ骨盤や股関節周りに余分な脂肪がつきやすくなるのです。
産後ママ達が一様に「腰周りに余分なお肉がついた。お尻が大きくなってしまった。太ももが太くなった。」と言うのはこのためです。
【産後の下半身に何が起きている?】
○骨盤の歪み
妊娠中から分泌されるリラキシンというホルモンの働きにより骨盤底筋や靭帯が緩み、関節も柔らかくなって、出産に向けて骨盤が開く準備が整います。
そして出産では骨盤が最大に開いて、赤ちゃんを通します。
出産後骨盤は、授乳による子宮の収縮の影響もあり徐々に閉じていきますが、左右の閉じ方が違ったり高さが違っていたり歪みが生じている場合があります。
出産で開くのは骨盤だけではなく恥骨結合部も押されて歪みが生じたりしていますから、その影響も受けています。
骨盤が開いていると、太ももの骨のつき方も開いた骨盤に合わせる為、通常よりも外側にずれて幅を取る形になりますので、当然お尻も横に拡がり大きくなります。
○足がむくむ
産後、女性は母乳を出すために水分を体に溜めやすい体質になっています。
母乳を作るために水分が必要なため(正確には母乳はママの血液からつくられますが)、たくさん水分を摂取する傾向もありますが、水分を溜めやすい体質になっていることもあり、むくみにつながったりしています。
水分は重力の関係でどうしても下に行きやすいので足がむくんでしまうのです。
また、足は心臓から遠いので、心臓のポンプの圧力が届かず、血流がそんなに良くないことも影響して老廃物が溜まりやすくむくんでしまうのです。
○脂肪がセルライトに変化
妊娠中にママの体についた皮下脂肪は、水分を多く含む流動性脂肪で、燃焼しやすく比較的落ちやすい脂肪です。
ですから出産から6ヶ月間はダイエットの成果が出やすいことが知られています。
でも、この燃焼しやすい水分の多い流動性脂肪を放っておくと、燃焼しにくい落としにくい脂肪になっています。
それがセルライトです。
セルライトは、体の老廃物が溜まってできる脂肪で、非常に代謝が悪く燃焼しにくい脂肪です。
○太ももが太くなる
太ももが太くなる理由ですが、ひとつには骨盤の開きと合わせるように太ももの骨が外向きになってしまい、腰や股関節周辺に余分な脂肪がついてしまうので、妊娠中についた脂肪が燃焼できずにそのままセルライトに変化してしまったり、妊娠中から大きなお腹を支えているうちに意外にも太ももの筋肉が発達してしまったということもあります。
また、産後ママの中には、出産までおしゃれを我慢していたから、産後はまたヒールの高いパンプスを履いておしゃれしたいと思って踵の高い靴を履いたりする人もいるかと思いますが、痩せたいのであれば逆効果です。
ヒールの高い靴は姿勢を保つために太ももに力をいれてふんばる為、太ももの筋肉が逆に鍛えられて発達してしまうのです。
せっかく産後ママの落ちやすい流動性脂肪が筋肉に変わってしまい、簡単には落ちない太ももマッチョな体型になってしまいます。
○基礎代謝が低い
産後ママは、あまりすぐには激しい運動も長時間の運動もできない為どうしても運動不足になりがちです。
基礎代謝が低くなるのは、運動不足により筋肉量が減ってしまうとなります。
基礎代謝が落ちている状態だと産前と同じ動作をしても消費カロリーが少なく痩せにくい体質になっています。
また意外にも皮下脂肪が冷えの原因となっていて、体の冷えのせいで基礎代謝が低くなっているということも見逃せません。
体が冷えるとリンパの流れや血流も滞って老廃物が溜まりやすくなり、その結果太ります。
【産後の下半身太りを解消するのに大切なこと】
産後、下半身が太るメカニズムはだいたい理解できました。
なので、後は太らないような対策をするにはどんなことに気をつけて何をしたら良いかですね。
まず、体を冷やさないこと。
皮下脂肪は意外にも体を冷やしてしまうことがわかりました。
体を冷やさないためには、体を温める料理を食べたり、お風呂で湯船につかり、十分温まることもひとつの方法です。
下半身太りの原因として、余分な水分の溜め込み・血流の悪さ・リンパの流れの悪さからくるむくみも考えられますので、むくみを生じさせないことも重要です。
むくまないようにするためには食事の中の塩分量に気をつける必要があります。
塩分の摂りすぎは、塩分が水分を取り込んで離さないため水分量をどうしても増やしてしまいがちになります。
塩分摂取には注意が必要です。
次に、やはりなんと言っても下半身太りを解消するには骨盤を締めることです。
産後の骨盤矯正はダイエットを語る上で絶対に外せません。
産後骨盤が締るのを自然に任せていても、左右にバラツキが生じたりして、歪みの原因になります。
やはり骨盤ベルトなどでしっかりサポートしてあげると正しい形に戻っていきやすくなりますのでお奨めです。
骨盤を閉めることで、内臓の下垂が直り、ポッコリお腹が解消されます。
そして骨盤の閉まると同時に外側に開いていた太ももの骨も、元の位置に戻ってきます。
すると、腰周りの余分な脂肪も次第に落ちて小尻になります。
骨盤矯正は、非常に大事です。
わかば接骨院でも産後ママのための骨盤矯正の相談・施術に対応しております。
産後に歪んだ骨盤を矯正する方法
投稿日:2017.05.28
【骨盤が歪みやすい習慣】
出産により骨盤が大きく開き、子宮から赤ちゃんが通りやすくなるようになっているというお話は皆さんご存知かと思います。
他にも日頃の生活習慣にも骨盤が歪みやすくなる癖がついている場合もありますので、産後の骨盤が柔らかい時に重ねて歪ませないように気をつけましょう。
① 姿勢
椅子に座る時に足を組む癖のある方はいらっしゃいませんか?
足を組むということは既に骨盤がずれているという意味でもあります。
椅子に座った時に膝の位置が左右で違う場合、骨盤矯正の必要があると考えられます。
膝の位置に問題がなくても、お尻が後ろ重心になり骨盤が倒れて猫背気味になる場合は、骨盤を起こす方向への矯正が必要となります。
産後、デスクワークに戻られるという方は、椅子に座る時に深く腰かけ骨盤を起こし、両ひざをピッタリと閉じて座ることを習慣にするだけでも、骨盤を正しい位置にキープするために効果的です。
この他にも、立ち仕事で片方に重心をかけて立つ時間が長い、ねじった状態で仕事をしているなどの積み重ねから骨盤が歪みやすくなっています。
このように、骨盤は開いている・緩んでいるに加えて、左右で高さの違いがある、開き具合に差があるなど様々な歪み方がありますので、一様に骨盤ベルトをするなどのサポートだけでは解消できない問題を含んでいるのです。
② 運動不足
骨盤を支える骨盤底筋の他に、その上の腹筋を支えている腹直筋・腹斜筋・腹横筋などの筋肉が衰えると、内臓の重みが骨盤に圧し掛かるようになり、骨盤が圧迫されます。
骨盤内の血流も悪化するので、生理痛や排卵痛がひどくなるなど、慢性的に様々なトラブルを抱えるようになります。
近年、産後の体型が戻らないと言われている下腹部太り、いわゆるポッコリお腹は骨盤の中に内臓が下垂して起こっているということがわかってきました。
まずは骨盤を矯正し、内臓を正しい位置に押し上げ、腹筋の回りの筋肉を強化することがポッコリお腹の解消に役立ちます。
ただ腹筋をしているだけではなかなか痩せないと感じる原因はここにあるのです。
③ カバンを持つ手がいつも同じ
赤ちゃんが生まれて骨盤が緩んでいる状態でも、たくさんの荷物を持って外出しなければならないこともあります。
そんな時にカバンをいつも同じ手や肩で持っていることはありませんか?
乳児を抱っこしながら体調が万全でない中で大荷物を持ち歩くのは大変な労力です。
リュックなど重心が均等にかかるタイプのカバンを選ぶことが骨盤を労わることにも繋がります。
その際、肩にかかる部分を長めにしていると妊娠中と同様に後ろ重心になりやすいので、できるだけ高い位置で重心を感じられるように調整しましょう。
④ 授乳の姿勢
母乳の出が左右違うことで、片側の授乳の時間が長いと無理な体勢が続き骨盤が歪みやすくなります。
また授乳の時に猫背で胡坐を組んで座る方は骨盤が後ろに倒れて開きやすくなります。
横座り、いわゆるお姉さん座りをする習慣のある方は、骨盤が斜めに歪んで開きやすくなり、ただ開いているだけではないので矯正にも時間がかかることが多いです。
授乳クッションなどを上手に活用し、姿勢良く座る姿勢に近い状態で授乳の時間を過ごせるようにしたいものですね。
ある程度赤ちゃんが大きくなって沿い乳をする際、ママの姿勢は横向きのままになるので骨盤に左右差が出やすい姿勢です。
睡眠不足のママが赤ちゃんを寝かしつける時には最強の味方である沿い乳ですが、骨盤の面から見るとあまりお勧めはできない体勢です。
⑤ 靴が合っていない
妊娠中に足の浮腫みが出るなどのトラブルが起こった場合、通常履いている靴を履くのが難しい時期もあります。
出産後も赤ちゃんのお世話に追われて、楽に着脱ができるタイプの靴を選びがちですが、着脱が楽にできるということは足がしっかり固定されていないという意味でもあるのです。
足にフィットしていない靴を引っ掛けるように歩いていると、足の筋力が低下し、その上に乗っている骨盤を支えるのが困難になり股関節の痛みへと発展します。
外出の許可が出たら、赤ちゃんの散歩の時もなるべく足に合った靴を選ぶようにして、骨盤に負担をかけないウオーキングを心がけましょう。
何もない道でも転びやすくなったという自覚のある場合、骨盤が歪んでいる可能性が大きです。
【産後の骨盤矯正】
産後、多くの体調不良には骨盤の緩みや歪みが関係しています。
尿漏れや腰痛など直接的に関係するトラブルもあれば、骨盤内の血行不良による冷えなど二次的な要因のトラブルもあります。
出産を終えて授乳のサイクルも整い、ママの外出が可能になったら、まずは骨盤の状態からメンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。
わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。
産後の体調不良改善にも骨盤矯正は大変有効な手段です。