産後コラム

産後の恥骨痛を治療する方法

 

 【産前・産後の恥骨痛】

 

つわりもおさまり安定期に入って、いよいよ限られたマタニティライフの時間を楽しもう・・・という矢先に体の様々な部分に今までに感じたことのない痛みを感じる妊婦さんはとても多いのです。

 

これは初産の方でも出産を経験された方でも言えることで、お一人目の時とは違う症状が出てきたというお悩みを持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

最近では臨月に入るまで働くという選択をされるお母さんたちも増え、通勤時になかなか座れないことや立ったり座ったりの移動が多いことで、特に腰や骨盤の周りのトラブルが増えているように感じます。

 

また、上のお子様が遊び盛りで目が離せない年代や、まだ抱っこを頻繁にしなければならない年代であったりすると、子育てしながらの妊娠後期の時間は体力的にもかなりの重労働ですよね。

 

その中で、妊婦さん自身のケアをすることが後回しにされてしまいがちなのが心配なところです。

 

腰痛や骨盤のトラブルと並んで皆さんが悩まれているものに「恥骨痛」があります。

 

痛みが起こるのは太ももの付け根辺りで、チクチクとした痛みから歩けないほどの激しい痛みまで個人差があります。

 

また、痛みの度合が変化する方も要注意です。

 

長時間歩くと痛みが増す、抱っこをする時に痛む、骨盤ベルトをすると痛みが和らぐ、という方は恥骨痛が始まっている可能性があります。

 

産院などで痛み止めや湿布薬などの処方だけでは不安な方は、産後の骨盤を見直してみてはいかがでしょうか。

 

【恥骨痛が起こるメカニズム】

 

恥骨痛というのは、骨盤を支える関節(恥骨結合)部分の炎症のことです。

 

骨盤が左右で高さや開き具合が違う、後ろ重心になって骨盤が前傾している、または猫背気味で骨盤が後ろに倒れているなど、骨盤に何らかの歪みを抱えて産前・産後を過ごすことで、恥骨は無理に引っ張られたり押さえつけられたりして炎症を起こします。

 

つまり、捻じれた状態で骨盤を支えていた恥骨結合に、出産という通常とは違う方向へ力がかかることで、恥骨の結合部が悲鳴をあげているとイメージしてみてください。

 

実際にあお向けに寝転がり恥骨の真ん中を触ってみると、恥骨結合の部分に何らかの症状がある場合もあります。

 

くぼみがある、指が入るほど隙間を感じるという方は、恥骨結合離開になっている可能性もありますので、産院にて早めに相談されることをお勧めします。

 

さて、この恥骨の炎症を起こさないようにするためにはまず、骨盤の歪みを正常に戻すことが重要になります。

 

産前までは痛かった恥骨痛が、出産を経て開いた骨盤が綺麗に戻った場合、痛みが治まるというケースもあります。

 

逆に骨盤が緩んだままになり恥骨にかかる負担が増えて、痛みが引かないもしくは悪化したというケースもあります。

 

骨盤ベルトは間違った使い方をしていると、骨盤が歪んだ状態で固定されてしまう危険性もありますので、きちんと使い方を教わるようにしましょう。

 

妊娠中で恥骨痛に悩まされている方は、産院にてどこまでの治療が可能か相談してみましょう。

 

また、普段から股関節を柔らかくしておくことで、重症化するのを防ぐことにも繋がりますので、体調によってはマタニティヨガを取り入れることも有効な手段です。

 

【接骨院での恥骨痛治療という方法】

 

いくら骨盤の歪みが恥骨痛に関係があると聞いても、妊娠中に骨盤の位置を変えるのはどこか抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。

 

そういった方は、産院での検診等で外出の許可が出て、赤ちゃんとお家の方との都合がつくタイミングで、骨盤を正常な位置に戻して固定するということが最優先事項です。

 

骨盤は一度では正しい位置に戻るものではなく、きちんと定着するまでには時間がかかることもあります。

 

それは日頃の歩き方や、寝方、カバンを持つ時の癖など様々な場面で知らず知らずのうちに骨盤に負担をかけているからです。

 

接骨院にて骨盤を正しい場所へ定着させると同時に、姿勢やストレッチ方法、骨盤ベルトの正しい巻き方などを習得していただき、施術をしなくてもだんだん自分の力で骨盤を歪みのない状態に維持できるのが理想的ですね。

 

産後は骨盤が柔らかい状態なので、治療のチャンスとも言えます。

 

歪んで固まる前に、柔らかい時から骨盤をケアしていくことで、恥骨痛以外にも下半身太りや冷え性などを未然に防ぐことにも繋がります。

 

医療機関では恥骨痛を訴えても安静にしているように言われている方、検査しても異常が無いと診断された方でも、接骨院での施術には様々なアプローチ方法があります。

 

自分の体が思うように動かないままでの子育ては、ストレスも多くなり疲れやすくなってしまいます。

 

恥骨痛の痛みをそのままにしておくと悪化して、立ち上がるのも困難になることがありますので、まずはご相談くださいね。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後の恥骨痛の原因と症状について

 

 

【産後に現れる恥骨痛とは?】

 

出産後は、女性の体にさまざまな不調が起こりますよね。

 

特に初めての出産を経験した人は、思ってもみなかった体のトラブルに戸惑うことも多いようです。

 

出産後に多い不調の一つに「恥骨痛」があります。

 

痛みが起こるのは太ももの付け根辺りで、チクチクとした痛みから歩けないほどの激しい痛みまで個人差があります。

 

恥骨は、デリケートな場所でもあり、痛みがあっても病院を受診することをためらう女性も少なくありません。

 

しかし、痛みがあるのに病院にも行かず放置していると、どんどん痛みがひどくなっていくケースもあります。

 

産後に恥骨が痛くなるのは珍しいことではありません。

 

他にも恥骨の痛みに悩んで病院を受診する人はたくさんいますし、症状に合わせた適切な治療を受けた方が早く楽になります。

 

治療をした多くの女性が「我慢せずに、もっと早く相談に行けばよかった。」と思うようですよ。

今回は、恥骨痛の原因と症状をご紹介します。

 

【恥骨は何のためにあるの?】

 

恥骨は、骨盤を形成する骨の一つです。

 

恥骨は、太ももの付け根より少し上の部分にあります。

 

骨盤の重要性については耳にすることが多いかもしれませんが、恥骨が何のためにあるのかはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?

 

恥骨には、以下のような役割があります。

 

●骨盤を安定させる

恥骨は、骨盤の位置を安定させる役割があります。

 

恥骨に問題が起こると、骨盤の歪みを引き起こす可能性があります。

 

●内臓を守る

骨盤は、内臓を包み込むように存在する骨で、外部の刺激から内臓を守る働きをします。

 

恥骨は骨盤の前部分にあり、壁のように子宮や膀胱などを守っています。

 

●妊娠・出産をサポートする

恥骨には、骨盤の開閉をコントロールする役割もあります。

 

妊娠したら、胎児がちゃんと育つまで体から出てこないように骨盤全体を締めます。

 

そして、出産の段階になると産道を赤ちゃんが通れるように、スペースを広げる働きをするのです。

 

【どうして産後に恥骨が痛くなるの?】

 

恥骨は左右に一つずつあり、その間には左右の恥骨を繋ぐ恥骨結合という軟骨があります。

 

実は、恥骨痛は骨そのものが痛んでいるわけではなく、この軟骨部分に痛みが出ているのです。

 

産後に恥骨が痛くなるのは、妊娠で体が変化し、出産で体に大きな負担がかかることが原因です。

 

〇妊娠による体の変化

 

妊娠すると、「リラキシン」という女性ホルモンの働きによって、女の人の体は赤ちゃんを産める体にするために少しずつ靭帯を緩めていきます。

 

靭帯は短時間で緩めることはできないので、妊娠した時から出産に備えて徐々に緩めていく必要があるのです。

 

しかし、靭帯には内臓を支える役割もあるので、それらを支える力が弱くなってしまいます。

 

今まで靭帯が支えていた分の負荷が、骨や筋肉にかかることになり、痛みが現れます。

 

特に、恥骨は骨盤の中央で内臓を支えているので、影響を受けやすい部分なのです。

 

そして、赤ちゃんがお母さんのおなかの中で成長していくと、子宮はどんどん大きくなります。

 

周囲の臓器を圧迫するほどの大きさになり、恥骨も強く圧迫されるようになります。

 

このように、妊娠中から恥骨結合には負担がかかっているため、妊娠後期から恥骨の痛みを自覚し始める人もいます。

 

〇出産が与える恥骨への影響

 

出産時は、赤ちゃんを外に出すために最大限にまで骨盤が開きます。

 

しかし、本来はくっついている筋肉や靭帯が強い力で引っ張られることになるので、その部分に炎症が起きて痛みが現れます。

 

また、出産後に緩んだ骨盤を放置しておくと歪みが生じて、そのまま固まってしまいます。

 

すると、歪みによって恥骨結合部が無理に引っ張られて痛みが発生するのです。

 

【恥骨痛の症状とは?】

 

恥骨痛の症状は、以下の段階で進行していきます。

 

できるだけ早い段階で対策をした方が、治療にかかる時間も短くて済みますし、長い間痛みに耐える必要もありません。

 

◆初期

 

恥骨痛の初期段階では、太ももの付け根あたりに違和感があります。

 

歩いたり走ったりしたときに、引っ張られるような感覚があることが多いです。

 

そこからしばらくすると、今度は針で刺したようなチクチクとした痛みが出てきます。

 

激しい痛みではなく、ふとした瞬間になんとなく気になるような軽い痛みが初期段階の特徴です。

 

体を動かした際に痛むことが多く、少し休むと楽になるのでそのまま放置してしまいがちです。

 

◆中期

 

症状が進行していくと、寝ているときにも恥骨が痛むようになります。

寝返りを打った時に、ズキッと痛んで目が覚めてしまうケースもあります。

 

また、朝起きて立ち上がったときに恥骨に痛みが走ることも多いです。

 

ここまで症状が出てくると、睡眠不足になったり朝起きるのがつらいといった日常生活への支障が出てきます。

 

◆後期

 

重度の恥骨痛になると、立ち上がる時に、「ズキン」と強い痛みが出ます。

 

スムーズに動くことができず、何かにつかまったり人の手を借りないと普通の動作ができません。

 

ここまで進行していると、かなり炎症がひどくなっているので、治療にも時間がかかります。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後ダイエットを効果的にする方法

 

 

【産後の体型の変化】

 

出産をする時お母さんの体は、赤ちゃんの通り道を用意するために骨盤が自然に開くようにできています。

 

入院中もゆっくりしている間もなく、経過によってはトイレに行くのも大変だったり母乳をあげる練習のためにまとまって寝る時間も取れなかったり、産後の生活は想像以上にハードなものとなり、なかなか自分の体型のことにまで気が回らないものです。

 

乳児はまだ首が座っていないこともあり、長い授乳の時間は楽な姿勢をするためにお姉さん座りと呼ばれる横座りや胡坐の姿勢になることも多く、産後の開いた骨盤には引き続き負担がかかることが多いです。

 

そのため、授乳の間隔も開き、離乳食も始まってお母さん自身の体について考え始める頃には、開いた骨盤の回りの血流が滞って下半身太りが始まっている・・・ということが起こります。

 

体重はもとに戻ったのに体型は出産前に戻らないといった声は非常によく聞きますが、産後にすぐ体型が戻る人との違いは骨盤の開き具合と筋肉量に関係しているようです。

 

骨盤の開き具合と体型は密接な関係があり、骨盤は他にも腰痛や首のヘルニアなどとも深いつながりがあるので、産後に下半身太りや冷え性・便秘・腰痛などの症状が悪化したという方は、早めに骨盤のケアをするようにしましょう。

 

【産後に理想的な食生活】

 

    ビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物

    脂肪分の少ないタンパク質

 

母乳は白い血液と呼ばれているほど、お母さんの身を削って赤ちゃんへ届けられる栄養たっぷりの栄養源です。

 

母乳へ優先的にお母さんの体内の栄養素が行き渡るようにできているので、必然的に母体への栄養は不足する傾向にあります。

 

そのため貧血にもなりやすく、母体にはビタミンやミネラルなどを多く含む野菜をたっぷり摂ることが大切です。

 

また野菜や果物には血糖値を緩やかに上昇させる働きがあり、よく噛まなければならないので、過食を防ぐことにもつながります。

 

脂肪分の多い食事は母乳が詰まって乳腺炎になってしまう可能性もあり、血液をサラサラに保つことを意識して様々な種類の野菜や果物をまんべんなく摂ることが、産後すぐのお母さんの仕事の一つとも言えます。

 

    脂肪分の少ないタンパク質

 

産後は母乳に栄養が必要となるので、肌や髪の毛にまで栄養分が行き渡るのが難しくなります。

 

また運動不足になるので筋肉量も低下する傾向にあり、張りのある体型を維持するためにタンパク質は忘れてはならない栄養素です。

 

特に魚類から摂れるタンパク質、良質な油分は授乳期の母体に欠かせないものですね。

 

鶏肉もヘルシーなタンパク質としてよく知られています。

 

野菜とお肉が豊富に摂れて、授乳期の忙しく疲れたお母さんの手間がかからない料理として、鍋の料理は大変有効です。

 

鍋料理の中でも、塩分の高いものだと水分が溜まってむくみやすくなるので、産後はなるべく薄味の味付けを意識すると良いです。

 

小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも、鍋料理を大人が食べる前に離乳食として使うことができますので、一石二鳥で栄養のバランスの良い食事と言えます。

 

    適度な炭水化物

 

炭水化物は糖質が多いので摂り過ぎると当然痩せにくい側面があります。

 

しかし、全く炭水化物を摂らないという無理な制限をしてしまうと、ストレスで食べ過ぎてしまいダイエットどころかリバウンドにつながってしまいます。

 

そして適度に炭水化物を摂り入れることで、体内の脂肪が燃焼しやすくなるというデータもありますので、野菜とタンパク質をしっかり食べた後でお茶碗1杯分ぐらいの炭水化物を摂るようにしましょう。

 

炭水化物の中でも蕎麦にはタンパク質が多く含まれているので、ダイエットに向いている食材と言えます。

 

うどんやそうめん・パスタなどには塩分も多く含まれているので、食生活を意識しているのに効果を感じられないという方は、炭水化物を見直してみることをおすすめします。

 

 

【ダイエットと骨盤矯正】 

 

産後、赤ちゃんのお世話と家事や炊事に追われて、骨盤のケアまでする余裕がなかなかないかもしれません。

 

しかし産後に開いた骨盤を正しい位置に戻すだけで、体型の維持になるだけでなく、腰痛や頭痛などの症状も緩和されるケースは数多く見られます。

 

また産後の骨盤が徐々に固まっていく期間に合わせてケアしておくと、定着しやすいという利点もあります。

 

結果的に産後何年もたってから骨盤矯正をするより、産後半年以内の方が短い期間で済むこともあるほどです。

 

また早めに骨盤矯正をして、筋肉も正しい位置に戻して日常生活を送れば、特別なトレーニングをしなくても日々の散歩だけで十分な運動効果があることもわかってきました。

 

これは骨盤が歪んだ状態や緩んだ状態のままでトレーニングを始めても、ダイエットの効果が十分に発揮されないという意味でもあるのです。

 

わかば接骨院では、産後のお悩みに応じた骨盤矯正の施術を行っております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後ダイエットは成功しやすい?

 

 【産後ダイエットって難しいの?】

 

初めての出産を経験したママは、赤ちゃんのお世話で精一杯で、ダイエットしたいけれど、何から始めれば良いのかわからないという人が大半です。

 

産後ママは早く元の体型に戻りたいと思う人が多いのですが、そのためには何に気をつけて、ダイエットをすればよいのかわからないという人もいます。

 

それは出産後のダイエットは赤ちゃんもいますし、授乳の関係で栄養バランスも考えなくてはなりませんから、つい難しく考えてしまうのです。

 

そういった意味では、通常の時に行うダイエットに比べて確かに考慮しなければならない点が多いかもしれません。

 

産後ママは出産でとても頑張ったのですから、1カ月検診までは産後ママはゆっくり体を休めることを考えて生活しましょう。

 

【産後ママの脂肪は落ちやすい?】

 

果たして産後ダイエットは難しいのでしょうか。

 

決してそんな事はありません。

 

産後ママの体は妊娠中から徐々に脂肪に覆われて行き、出産まで大きなお腹を支えるために骨盤底筋が頑張っています。

 

そしてめでたく赤ちゃんが生まれると、子宮は収縮していきます。

それに伴って、妊娠中は子宮に押されて下に下がっていた臓器も通常の位置に戻りお腹周りがすっきりとしてきます。

 

実は出産で開いた骨盤が、だんだん元の位置にもどる産後6カ月の間は、ダイエットに適している期間なのです。

それはなぜかというと、妊娠によって体についた脂肪は、水分を多く含んだ流動性脂肪であるため、定着してしまう前なら割合簡単に落ちやすい性質をもっているからです。

 

この6カ月の間であれば、脂肪は比較的落ちやすいのです。

 

あと他の理由としては、授乳は以外にもかなりのカロリーを消費するので、運動をしたのと同程度の消費量が見込めます。

 

赤ちゃんに母乳を与えると、1日約600キロカロリーを消費すると言われています。

 

つまり産後ダイエットは、その置かれた状況の特徴を知り、ちゃんとした方法で取り組めば、決し難しいダイエットではないということです。

 

むしろ、通常時よりもカロリーの消費量は多く、脂肪も柔らかく落ちやすい脂肪です。

 

安心して、産後ダイエットのコツを知り、楽しくダイエットしましょう!

 

【骨盤ベルトは手軽で強力なアイテム】

 

産後ダイエットを成功させるポイントとして、「骨盤の位置をもとに戻す」ということがあげられます。

 

出産時、赤ちゃんをスムーズに通すために骨盤は開きますが、出産後は、授乳とともに子宮が収縮して骨盤も閉じていかなければなりません。

 

骨盤が閉じることで、開いた骨盤の中で下の方へ下がってしまっていた臓器をもとの位置に戻し、それによって下腹のぽっこりだったお腹もすっきりとしてきます。

 

骨盤の歪みが、ポッコリお腹にしてしまうので、ポッコリお腹を治せば良いのです。

 

ただ、骨盤を放っておいて自然と元の位置にもどるのを待つよりも、産後すぐからでも付けられる骨盤ベルトがあるのでお勧めです。

 

骨盤ベルトでしっかり骨盤を引き締め、歪みをなくして正常な位置にもどるようサポートするのが産後ダイエットで大切になってきます。

 

骨盤ベルトは骨盤の引き締めと同時に、出産で緩んでしまった骨盤底筋の回復も手助けします。

 

また、腰周りの筋肉が弱くなっていた産後ママの腰痛予防にも効果がある優れものです。

 

出産のため広がっていた骨盤が固まる産後6ヶ月を迎えるまでに、骨盤ベルトを使用して産後ダイエットに役立てるとよいでしょう。

 

まだ体調が完全に戻っていないママは激しい運動は禁物ですが、骨盤ベルトなら手軽に簡単巻くだけダイエットです。

 

 

【産後の食生活と授乳に工夫】

 

〇頻繫に授乳する

 

母乳を頻繁に赤ちゃんに吸ってもらうことで、赤ちゃんにもママにも、幸せホルモンと呼ばれている脳内物質「セロトニン」を増やすことができます。

 

頻繁に授乳することで、最初は母乳の飲み方に慣れていなかった赤ちゃんも次第に上手になって来ます。

 

ママの方も、頻繁に赤ちゃんに授乳することで母乳の生産サイクルの調子が整ってきます。

 

そしてたくさん母乳を飲んでくれるようになり、赤ちゃんもママも脳内にセロトニンが増えます。

 

このセロトニンが良く眠れるようにしてくれたり、ダイエットの手助けもしてくれるのです。

 

勿論、産後の体調により授乳できるママばかりではないので、授乳はダイエットのひとつの効果的な方法というだけです。

 

〇和食中心の食生活

 

産後ママの食事制限は当然ながらあまり好ましくはありません。

 

赤ちゃんにあげる母乳の質を低くするので、食事はバランス良くとることが大切です。

 

脂質が高い揚げ物などよりも、高たんぱく低カロリーの魚や赤身の肉等と便秘予防のためにも、繊維質の豊富な根菜類も含めたたっぷりの野菜を摂りましょう。

 

脂質を抑えることで、乳腺炎予防になりますし、母乳の量や質もよくなります。

 

たくさん授乳してお腹がすいて、ついついお菓子に手が伸びてしまうようなら、高脂質な洋菓子は控え、ナッツ類やフルーツなどを摂ると、バランスが良いです。

 

出産後のダイエットで骨盤の引き締めと母乳育児、和食中心の食生活が大事だとお伝えしてきました。

 

特に、出産後に緩んだ骨盤を放置しておくと歪みが生じて、そのまま固まってしまうのはよくありません。

 

わかば接骨院でも産後の女性の相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後に起こりやすい尿漏れについて

 

 

 

【尿漏れってどんな症状?】

 

産後に尿漏れが起こりやすいということを知っている人も多いのではないでしょうか?

 

「尿漏れ」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのような症状が出るのかはよくわからないという方もいますよね。

 

尿漏れは大きく分けると、以下の4つのタイプに分類できます。

 

①腹圧性尿失禁

 

腹圧をかけたときに、尿が漏れてしまうタイプの尿漏れを「腹圧性尿失禁」と言います。

 

例えば、くしゃみや咳をした時・思いっきり笑った時、重い物を持ち上げたときなど、お腹にぐっと力を込めると尿が漏れます。

 

膀胱に溜まった尿が、腹圧によって外に押し出されてしまうのです。

 

普通は膀胱に腹圧がかかっても、骨盤底筋や尿道括約筋といった筋肉が尿道を締めたり膀胱を支えてくれているのですが、何らかの原因でこの筋肉の働きが弱まると腹圧性尿失禁が発症します。

 

尿意とは関係なく起こり、トイレを我慢している時じゃなくても尿が漏れるのが特徴です。

 

産後の尿漏れで一番多いタイプの尿漏れであり、日常生活の何気ない動作で頻繁に尿が漏れるので、困っている女性が多いです。

 

②切迫性尿失禁

 

切迫性尿失禁とは、激しい尿意に突然襲われて、トイレまで間に合わず漏れてしまう尿漏れのことです。

 

切迫性尿失禁は、膀胱の動きが活発になりすぎる過活動膀胱が原因で発症します。

 

頻繁にトイレに行きたくなる、我慢ができないほどの強い尿意があるのが過活動膀胱の特徴です。

 

日本では、40歳以上の男女に多い尿漏れで、女性の場合では骨盤底筋が弱まっていることで発症します。

 

また、一般的な尿意は「なんとなくトイレに行きたいな。」というところから始まり、だんだん尿意が強くなっていきますが、切迫性尿失禁になっている人は”突然”強い尿意が起こります。

 

トイレまで向かう余裕もないほどの尿意があり、尿が漏れます。

 

③溢流性尿失禁

 

尿意が無く、自分で尿を出す力が無いにもかかわらず、膀胱に溜まっている尿が少しずつ体外に出てしまうのが溢流性尿失禁です。

 

神経障害や前立腺肥大が原因で起こることが多く、女性よりも中高年以降の男性に多いタイプの尿漏れです。

 

また、糖尿病の患者さんや脳血管障害がある人は膀胱が収縮する力が弱まって、尿が漏れてしまいます。

 

昼夜を問わず、常に尿が少しずつ漏れている状態なので、日常生活に支障を来します。

 

④その他のタイプ

 

上記以外の尿失禁は、事故や病気が原因で尿意を司る神経に影響を及ぼし、脳から「尿を出したい。」という信号がうまく伝わらないために起きることが多いです。

 

また、服用している薬の副作用で、尿が出にくくなるなどの排尿トラブルが起こることもあります。

 

薬が原因となっている場合は、薬自体が体に合っていない可能性もあるため、いちど処方してくれた医師に相談することをおすすめします。

 

【産後に尿漏れが起こりやすい人とは?】

 

産後に尿漏れを感じる人が多いですが、出産した人が全員尿漏れになるわけではありません。

 

尿漏れの発症には個人差があり、中には「全く尿漏れにならなかった」という人もいます。

 

以下条件にあてはまる人は、産後に尿漏れが発症しやすい傾向にあります。

 

・帝王切開ではなく、自然分娩で出産している

 

2回以上自然分娩をしている

 

・生まれた赤ちゃんの体重が3500g以上だった

 

・妊娠しているときに妊娠高血圧症になった

 

・難産だった

 

・同じ姿勢を続ける仕事をしている

 

・重い荷物を持つことが多い

 

・喘息もちである

 

35歳以上で初めての出産を経験

 

・便秘がちである

 

【なぜ産後に尿漏れが起こるの?】

 

出産を経験した女性の多くが尿漏れの症状に悩まされます。

 

なぜ産後は尿漏れが起こりやすいのでしょうか?

 

ここでは、産後の尿漏れの原因をご紹介します。

 

〇子宮による圧迫

 

妊娠中は、子宮が大きくなるのでその大きさと重みで膀胱を圧迫して、尿漏れが起こります。

 

出産を終えても、子宮はすぐに元の大きさに戻るわけではありません。

 

しばらくの間、子宮は大きいままなので膀胱は圧迫され続けます。

 

尿道を締める力よりも、圧力の方が強いために尿漏れが起こるのです。

 

〇骨盤底筋の緩み

 

骨盤底筋は、子宮や膀胱、大腸といった臓器を支え、尿道を締める働きをしています。

 

分娩時にこの骨盤底筋に大きな負荷がかかり、骨盤底筋が緩んでしまうのです。

 

すると、尿道の締りが悪くなり、膀胱に溜まった尿がちょっとした刺激や腹圧で漏れるようになってしまいます。

 

さらに、赤ちゃんが産道を通る時に神経組織が傷つき、知覚障害が起きて尿意を感じにくくなったり、尿が出にくくなるといったトラブルが起こります。

 

さらに、妊娠・出産の影響で骨盤が歪んでしまうことがあります。

 

骨盤が歪むと、骨盤底筋も正常な働きができなくなり、尿漏れの発症につながってしまうのです。

 

骨盤矯正を行うことで、骨盤が正しい位置になり、歪みも改善します。

 

さらに、骨盤底筋を締める効果もあり、尿漏れ防止にもなります。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

 

産後の恥骨痛の解消方法

【産後の恥骨痛はがまんしないで】

 

出産は、赤ちゃんにとってもお母さんになる女性にとっても、大仕事です。

 

出産によって女性の体にさまざまな負荷がかかり、変化するのはある程度自然なこととも言えます。

 

恥骨痛もそのひとつですが、この恥骨痛って、実は珍しいことではないのです。

 

結構多くの妊婦さんが、妊娠後期から少し痛みを感じ始め、出産後も恥骨痛を経験しています。

 

出産前は、「赤ちゃんが生まれたら自然に治る痛みなのかな?」と思っていたのに、出産後も痛みが続くようだと、「どうして?」と思ってしまいますよね。

 

でも、女性はお母さんになると、自分の事は二の次になりがちです。

 

「いつまでも痛いけれど、赤ちゃんのお世話もあるし…病院へ行くほどでもないのかな…」と、つい後回しにしてしまいがちですが、痛みがあるのにそのまま放置していると自然にはよくなりません。

 

自分の体の調子が今ひとつだと、赤ちゃんのお世話もつらくなります。

 

早く痛みを解消して、赤ちゃんのお世話を楽しくしたいですよね。

 

がまんしないで安静にして休養し、なるべく早く専門機関で診てもらいましょう。

 

 

【恥骨痛を解消するにはどんな方法があるの?】

 

恥骨は、骨盤の位置を安定させる役割を持っています。

 

産後の恥骨痛の解消には、まず産後1カ月は無理をしないことです。

元気だからと言って前と同じように家事を頑張ってしまったり、重い物を持ち上げたりしていると、出産で負荷をかけた骨盤にまた負担をかけてしまいます。

 

骨盤は出産で開いたままになったり歪んだりしていて、恥骨結合部も損傷したり靭帯が緩んだままになっていることから恥骨痛が発症していると考えられます。

 

それなので、この骨盤の歪みを治して正常な形に戻してあげると痛みもひくと考えられます。

では骨盤の歪みを治すには、どんな方法があるでしょうか。

 

《骨盤ベルトの着用》

 

出産で、赤ちゃんが産道を無理なく通れるように開いたままになってしまっている骨盤を、引き締め安定させる意味で骨盤ベルトは最適です。

 

まだ自分の筋力で、内臓を元の位置にしたり、開いた骨盤をもとの形に戻したりというのが難しい時期ですので、骨盤ベルトの力に頼るのも良いでしょう。

 

骨盤の位置がベルトによって安定しますので、歪みを自然に矯正する力があり、またそれによって痛みも軽減します。

 

骨盤ベルトの巻き方は、正しく巻けていないと、血流を悪くする恐れもあるので、産院で助産師や医師に巻き方を指導してもらって正しく巻きましょう。

 

妊娠中から恥骨痛のある妊婦さんなどは特に、産後恥骨痛に悩まされないようにと、出産後翌日から骨盤ベルトを使い始める人もいます。

 

産後ママは忙しいので、手軽に巻ける骨盤ベルトはとても嬉しい存在ですよね。

 

  • 骨盤ベルトのサイズの選び方

 

自分のサイズに合った骨盤ベルトを選ぶことが大事です。

 

妊娠中の体重増加が8キロ程度の人は、以前の自分のサイズを選んで良いでしょう。

 

体重の増加がそれ以上だった人は、以前よりもひとつ上のサイズを選ぶと無理がないでしょう。

 

  • 骨盤ベルトの巻き方

 

骨盤ベルトの巻き方のポイントは、恥骨から左右にたどっていくと、出っ張った硬い骨があります。

太ももから少し上に行ったところです。

 

これは「大転子(だいてんし)」という骨ですが、左右のこの骨を通るようなラインにして、ベルトを締めると骨盤が安定し、恥骨痛の軽減にも効果的といえます。

 

骨盤ベルトを、きつく締めすぎると動作しにくく、血流も滞らせてしまいますが、反対に緩すぎると、骨盤を締める矯正力が弱い場合があります。

 

適度に締めることが恥骨痛によいのです。

骨盤ベルトの種類には、産後につけるタイプと、妊娠中から着用できるタイプがありますので、購入時期に応じて選べます。

 

《産褥体操と産後の骨盤矯正体操》

 

  • 産褥体操

 

産褥期とは、主に出産直後から6~8週目頃までの期間をいいます。

 

出産を終えて産後ママの体が妊娠前の状態に次第に戻っていく期間で、母体の回復のためには比較的安静にして過ごすと良いとされている期間です。

 

ただ、安静にと言っても寝たきりで過ごしては、筋肉も体力も回復しませんから、体に負荷のかからない程度の軽い体操などは良いとされています。

 

その産褥期間にすると良いとされているのが、産褥体操です。

 

産褥体操は体に負荷があまりかからないので出産翌日からでもすぐに始められます。

 

産褥体操をすることで、骨盤矯正にも役立ち、恥骨痛の軽減にもつながるのです。

体操のしかたは、助産師さんや医師の指導に従ってください。

 

  • 産後の骨盤矯正体操

 

産後に骨盤矯正をするといいと聞いたことのある産後ママは多いと思います。

 

出産で開いてしまった骨盤を正常な位置まで戻すことで、通常の位置より下がってしまっていた骨盤内の内臓(子宮・膀胱など)も正常な位置に戻すことができます。

 

また、骨盤の底から内臓を支えている骨盤底筋も緩んでいるため、骨盤を引き締め元の位置に戻すことができれば、次第に恥骨痛もおさまってきます。

 

産後3カ月目までは、自然に体が元に戻ろうとする時期ですが、産後6ヶ月を過ぎると徐々に骨盤の位置も定着し、開いていればそのままの形で落ち着こうとしてしまいます。

 

できれば、骨盤の位置が固まらないうちに骨盤矯正しておきたいですね。

 

骨盤矯正がうまくいけば、次第に恥骨痛もおさまりますので、是非骨盤矯正体操は試してみたいところです。

 

体操のしかたは、産院や整骨院などで紹介していますので、訪ねて指導してもらうと良いでしょう。

 

《整体の施術を受ける》

 

自分で、骨盤矯正ベルトを巻いたり体操をしても、恥骨痛が治まらないという時、整体の施術を受けてみるのも良いでしょう。

 

自分ではどうにもならなかった骨盤の矯正が整体の施術でうまくいく場合があるからです。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後で悩む尿もれの改善方法

【産後に尿もれになるのはなぜ?】

 

一般的な尿もれは、咳やくしゃみなどで、腹圧がかかった時に膀胱が圧迫されて尿がもれてしまう現象です。

 

出産した女性でなくても、普段から鼻炎や喘息で咳やくしゃみをよくする人は尿もれの経験があるといいます。

 

また、便秘をすると同様に膀胱を圧迫するため、尿もれを起こすことがあります。

 

そして、実は多くの出産した女性が、出産後に尿もれを経験しています。

 

よく聞く症状なので、あまり深刻に捉えることもなさそうだと思う人もいるでしょう。

 

放っておいても自然に治るものだとあまり深く考えずに日常生活を送っていたりします。

 

しかし、こと出産後の女性の尿もれに限って言えば、なんらかのケアが必要な場合があります。

 

出産で、女性の体にはさまざまな負荷がかかり、大きなストレスやダメージを受けています。

 

出産で大きくなった子宮が膀胱を圧迫していたり、出産前にかなり太ってしまい肥満の状態になると、内臓や骨盤底筋に負担をかけてしまうので尿もれしやすくなります。

 

つまり、尿もれは、子宮や膀胱、直腸などの臓器を支えている骨盤底筋の筋肉疲労による緩みが関係しているのです。

 

【産後の尿もれを予防するには】

 

産後の尿もれを予防するには、まず尿もれになりにくい体を作ることです。

 

  • 産後太らないように気をつける

 

出産で、大きかったお腹も通常に戻り、次第に以前の体型に戻っていくのですが、産後太りでお腹に脂肪がつくと、内臓の位置が重くて下にさがり、骨盤底筋や膀胱を圧迫してしまいます。

産後太りしないように気をつけましょう。

 

  • 便秘をしないようにする

 

便秘をすると、大腸が膀胱を圧迫してしまうので、なるべく便秘にならないようにします。

 

  • 骨盤底筋を鍛える

 

出産時にいきむことで負荷がかかり、骨盤底筋が筋肉疲労を起こして緩んでしまっているので、

尿道の開閉をする括約筋がうまく働かず、尿もれを起こしてしまっています。

 

ですから、この括約筋がうまく開閉できるように、骨盤底筋を鍛えることが有効です。

 

【尿もれに関係する骨盤底筋の緩みを確かめる方法】

 

骨盤底筋が、尿もれに関係していることはわかりました。では、その骨盤底筋が緩んでいるかどうかはどうやって調べればよいのでしょうか。

 

その方法は、意外と簡単です。

 

おしっこをする時に、自分の意思で尿を止めてみて下さい。止まるか、尿の出方が遅くなるようであれば骨盤底筋は正常です。

 

もし、尿が止めようとしても関係なく全部できってしまうようなら骨盤底筋が緩んでいるかもしれません。

 

【尿もれの改善に役立つ骨盤底筋体操】

 

妊娠することによって「リラキシン」という女性ホルモンが分泌され、女性の体は赤ちゃんを産みやすい体になるために少しずつ靭帯を緩めていきます。

 

骨盤底筋もそのひとつです。

 

大きくなった子宮を支えることになった骨盤底筋は、出産時にも大きくいきむことで、負荷がかかり緩んでしまいます。

 

出産後1カ月は子宮の収縮とともに負担が減り、筋肉の疲労も次第に回復していくでしょう。

 

でも、出産後も骨盤底筋が緩んだままになっていると、尿もれなどを起こしてしまいます。

 

先ほど紹介した「おしっこを自分の意思で止めてみる方法」を試してみて、骨盤底筋が緩んでいるらしいとわかったら骨盤底筋体操を始めましょう。

 

【骨盤底筋体操】

 

骨盤底筋体操の1回の所要時間は、10分です。

 

これを、1日朝晩2回行います。

 

1回の体操のうち、次のような引き締めとリラックスを1分で行いそれを10回やって10分になります。

 

1分間のうちの最初の10秒は、骨盤底筋を締めるために、肛門・膣・尿道口に力をいれます。

この時、お腹に力が入るといきんだ状態になってしまうので、お腹に軽く手をあて、力が入らないように注意して行います。

 

次に、残りの50秒間は、力を抜いてリラックスします。

 

この10秒の引き締めと50秒のリラックスで1回です。

 

これを、10回繰り返して10分になります。

 

これを朝晩1回ずつ行うと骨盤底筋が鍛えられるのです。

 

この骨盤底筋体操を行う姿勢は、次の3種類ありますので、その日の体調によってやりやすい姿勢のものを選んですると良いでしょう。

 

初めての場合は、無理のないあおむけに寝て行う体操から始めることをお勧めします。

 

◆あおむけに寝て行う骨盤底筋体操

 

あおむけに寝て、足を肩幅に開き、ひざを曲げて立て、さきほど紹介した10秒間肛門・膣・尿道口の引き締めを行い、50秒間力を抜いてリラックスします。

 

◆椅子に腰かけて行う骨盤底筋体操

 

背もたれのある椅子に腰をかけて、背もたれに軽くよりかかって肩の力を抜いて、さきほど紹介した10秒間の肛門・膣・尿道口の引き締めと50秒間のリラックスを行います。

 

これを10回で10分です。

 

◆机に手をついて行う骨盤底筋体操

 

机のそばに足を肩幅に開いて立ち、手も肩幅に開いて机につき、上体の重みを腕にかけて、10秒の肛門・膣・尿道口の引き締めを行い、50秒間は力を抜いてリラックスするのを10回行います。

 

わかば接骨院でも産後の女性のための尿もれに関する相談・施術に対応しております。

 

産後骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

つらい産後の腰痛と対処法

【産後に起こる腰痛とは】

 

妊娠中・出産後は、腰痛を発症する女性が少なくありません。

 

産後に腰が痛くなるのは、妊娠・出産のメカニズムと体の変化が関係しています。

 

妊娠をすると、リラキシンという女性ホルモンが分泌されて、赤ちゃんが産道を通りやすくなるように靭帯を緩めていきます。

 

特に、骨盤の恥骨結合部と仙腸関節を固定する靭帯が大きく緩みます。

 

リラキシンの分泌は妊娠から出産までずっと続き、産後2日目~3日目にストップします。

 

そこから緩んだ靭帯は徐々に妊娠前に戻りますが、完全に元に戻るまでには早い人で2~3カ月、遅い人で半年ほどかかります。

 

恥骨結合部や仙腸関節は、骨盤を形成しバランスを保つために必要不可欠な骨です。

 

靭帯が緩んでいると、体のバランスを筋肉だけで支えなければいけなくなるため腰回りの筋肉に過度な負荷がかかります。

 

さらに、靭帯の緩みによって骨盤が開き、筋肉や靭帯は強く引っ張られます。

 

常に強い力で引っ張られているので、もろく切れやすいのです。

 

また骨盤も歪みやすくなっていて、出産の影響で激しくゆがんでしまいます。

 

骨盤が正しい位置にないと、周辺の筋肉への負担がかかり、腰痛が引き起こされます。

 

 

【産後腰痛の治療について】

 

産後の腰痛は、放っておくと慢性化しやすいという特徴があります。

 

赤ちゃんを産んだ後も、子育てや家事に忙しい女性は、治療を開始するタイミングを逃しがちです。

 

つらい症状を我慢しているうちに、どんどん痛みが悪化してしまうのです。

 

腰痛改善の施術は、整形外科・接骨院・整体で受けることができます。

 

整形外科と接骨院は保険内で診療してもらえますが、整体は保険適用外となるので費用は高くなります。

 

腰痛の治療には、以下のような方法があります。

 

  • 骨盤矯正

 

腰痛は、骨盤の位置を正しい位置に戻すことで大きく改善します。

 

特に産後は、骨盤がこれまでにないほどに開いた状態になっています。

 

骨盤が開いて緩んでいるので、非常に歪みやすいのです。

 

産後しばらくして、歩けないほどの腰痛になってしまう人は骨盤の歪みが原因になっている可能性が高いです。

 

このような腰痛を改善するためには、骨盤の歪みを矯正してあげることが大切。

 

歪んだままの骨盤を放置すると、腰痛の悪化だけでなく内臓の不調や頭痛などを引き起こすこともあります。

 

産後2カ月~6カ月の間は、骨盤が柔らかく骨盤矯正の効果が出やすい期間です。

 

この期間に骨盤矯正を行うと、腰痛の悪化を防ぐことができます。

 

骨盤矯正は、整体やマッサージ店などでも行っていますが、できれば産後の骨盤矯正の施術例が多い専門機関を利用することをおすすめします。

 

  • 湿布・内服薬

 

腰の痛みを抑えるために痛み止め効果のある湿布や内服薬を使用します。

 

湿布や内服薬は市販もされているので、手軽に取り入れられる治療法のひとつです。

 

病院での投薬治療では、患部に直接注射をして薬物を投与するやり方もありますが、授乳中の人はできない可能性もあるため注意が必要です。

 

しかし、これらの薬は症状を抑えるだけの物なので、腰痛の根本的な原因を取り除くことはできません。

 

眠れないほどの痛みがある時は、薬でいったん痛みを抑えて炎症が落ち着くのを待ちます。

 

必要に応じて薬を使いつつ、他の治療法を進めていく方法もあります。

 

  • 温熱療法

 

患部を温めて、周辺の血行を促進させる治療法です。

 

血行が促進されると、老廃物が流れやすくなるので痛みの原因となっている疲労物質も外に排出されやすいのです。

 

ホットパックを患部に当てたり、電気治療やレーザーを照射する方法があります。

 

ゆっくりと入浴したり、患部にカイロを貼るだけでも効果があるので試してみましょう。

 

ただし、炎症が起きている急性期は温めると逆に痛みが強くなるので、急性期には温熱療法は避けるのが一般的です。

 

  • 装具療法

 

コルセットなどの装具を着用して、身体の歪みやバランスの悪さを安定させます。

 

歪みの矯正効果や痛みを軽減させる効果が期待できます。

 

自分の症状に合っていないものを着用すると、逆に腰痛が悪化することもあるので専門家に相談した上で使用しましょう。

 

  • 安静にする

 

産後の腰痛は、妊娠・出産による疲れや環境が変化したことによる疲れが原因となっていることも少なくありません。

 

そんな時は無理をせず、安静に過ごすのが最も重要な治療法になります。

 

重い物を持つ・長時間立ちっぱなし・寒い場所にいるといった動作は避けてください。

 

特に、急性期は患部を極力動かさないようにして、痛みが落ち着くのを待つことが大切です。

 

 

【産後の腰痛には】

 

産後の腰痛の治療法は、

 

・骨盤矯正

・湿布・内服薬による治療

・温熱療法

・装具療法

・安静にする

 

といった方法があります。

 

整形外科・接骨院・整体・カイロプラクティックなどで施術を受けることができるので、自分のライフスタイルや体調に合ったところを選んでくださいね。

 

産後の腰痛は適切な方法で治療をすれば、完治する可能性も十分にあります。

 

治療を先延ばしにせず、早めに専門機関に通えるといいですね。

 

 

わかば接骨院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

産後の骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

産後ダイエットのタイミングと方法

産後ダイエットのタイミングと方法

 

【産後ダイエットに効果的なタイミングはいつ?】

 

妊娠中に増えた体重を一刻も早く戻したいと思っている人も少なくないですよね。

 

今までの人生で経験したことが無いくらい体重が一気に増えて、びっくりすると同時に「産んだら痩せなきゃ!!」と思ってしまう人も多いんです。

 

そうはいっても、出産を終えたばかりの女性の体は疲れ切っていますし、色々なところにダメージを受けています。

 

焦ってダイエットを始めてしまうと、思わぬ体の不調や問題の原因となってしまうこともあります。

 

ダイエットを始める時期については、以下のポイントを参考にしてください。

 

  • 自然分娩の場合

 

産後1か月~1カ月半までは、出産による疲労やダメージを回復する時間に充てましょう。

 

産後のダイエットを始めるのは、産後2カ月目以降がおすすめです。

 

ちなみにダイエットの効果が出やすいのは、産後6か月目までとされているので、集中的にダイエットに取り組むのであれば、産後2カ月~6カ月までの4か月間がねらい目です。

 

もちろん、その後もダイエットはできますが、この時期のホルモンバランスや骨盤の状態がダイエットに適しているのです。

 

ダイエットを始める時も、いきなり強い負荷がかかる激しい運動をするのではなく、最初はウォーキングやストレッチなど軽い運動から徐々に体を慣らしていくことが大切です。

 

妊娠や出産であまり動かさなかった体を急に動かすと、身体がびっくりしてしまいますよ。

 

また、身体の回復機能には個人差があるので、ダイエットを始める時期については、担当の医師に相談してみると安心です。

 

  • 帝王切開の場合

 

帝王切開で出産した場合は、自然分娩で出産した時とは違います。

 

お腹を切開して、赤ちゃんを取り出すことになるため体に傷が残り、出産後も傷の痛みがしばらく続きます。

 

自然分娩は、産後の疲労を回復する必要がありますが、帝王切開ではこれに加えて傷口の治癒を待たなければいけません。

 

傷の痛みが治まっていないのに無理にダイエットを始めると、傷口から細菌が感染したり、傷が開いてしまうこともあります。

 

帝王切開で出産をしたら、傷の回復を最優先にして2カ月間は安静に過ごしましょう。

 

自然分娩の場合は、本人の感覚でダイエットを始める時期を調整することもできますが、帝王切開の場合は、必ず担当の医師に相談してからダイエットを開始しましょう。

 

 

【どんなダイエットがいいの?】

 

「ダイエットを始めよう!」と思っても、色々なやり方があってどれを選んだらよいのかわからないですよね。

 

基本的には、自分のやりやすい方法を選ぶのが一番です。

 

運動が苦手な人は、激しいランニングなどはせず食事制限や軽いストレッチを行うなどの工夫が必要です。

 

「どんな方法がいいのかわからない。」という人は、以下にご紹介するダイエット方法を参考に、一度自分で試してみて、続けられそうな方法を組み合わせてみてください。

 

【産褥体操】

 

産褥体操は、産後すぐでも始められるように考えられたストレッチのことです。

 

産後の子宮や筋肉を回復させる効果もあり、無理のない範囲で少しずつ行うことができます。

 

体の回復が早い人は、出産した次の日から行う人もいます。

 

ここでは、産後1日目から行える産褥体操をふたつご紹介します。

 

<産褥体操①> 

 

仰向けに寝て、両手を胸の下あたりに置き、膝を立てます。

 

体に空気を入れる感じで大きく息を吸い込み、いったん止めてから思い切り吐きます。

 

これを1セットと考えて、2回~3回行います。

 

<産褥体操②>

 

仰向けに寝るもしくは座った状態で、膝を伸ばして足首の関節だけを動かす感じで前後にブラブラと30秒程度動かします。

 

続いて左右にブラブラと30秒ぐらい動かします。

 

これを1日5回~10回程度行いましょう。

 

膝を曲げないようにするのがポイントです。

 

【食事ダイエット】

 

食事を工夫して産後ダイエットをする方法もあります。

 

ただし、食事の量を制限するダイエットは出産後の体力低下や母乳育児に影響が出るのであまりお勧めできません。

 

必要な栄養はしっかりと取りつつ、余計な塩分や脂質を減らす食事を心がけましょう。

 

産後の食事ダイエットでは、次のポイントに注意しましょう。

 

①調理方法・調味料の工夫

 

脂肪分を減らすためには、油をできるだけ使わないようにしなければいけません。

 

洋食や中華はどうしても油分が多くなりがちなので、和食中心の食生活がおすすめです。

 

また、肉を調理するときは脂身をあらかじめ除去して、鶏肉の場合は皮も外すようにしましょう。

 

調味料を工夫すれば、塩分を控えめにしてもおいしい料理になりますよ。

 

同じ食材でも、揚げる・蒸す・焼く・煮るなどして調理法を変え、飽きが来ないようにしましょう。

 

②しっかりと噛む

 

産後は赤ちゃんの世話が中心になるため、お母さんは自分の生活をないがしろにしてしまうことがあります。

 

食事も疲れや時間の無さから、よく噛まないで食べてしまいます。

 

よく噛まないで食事をすると、消化に悪く、食べ過ぎにも繋がります。

 

一口につき、20回~30回は噛むように意識すると、食べ過ぎの防止にもなり、消化にもいいです。

 

【骨盤矯正】

 

産後は骨盤が緩くなっているので、施術の効果が出やすく、骨盤矯正にぴったりの時期です。

 

骨盤が歪んでいると、代謝が悪くなり、お腹周りや太ももを中心に脂肪が付きやすくなります。

 

骨盤を正しい位置に戻すことで、内臓の働きも活発になり、基礎代謝も上がるのでダイエットの効果も出やすくなります。

 

わかば整体院でも産後の女性のための骨盤矯正に関する相談・施術に対応しております。

 

骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

【患者様インタビュー】Y・K様

産後の骨盤矯正を受けられた患者様の声

Y・K様

産後どの位でご来院されましたか?
半年経たないくらい。5ヶ月くらいですね。
施術後お困りだった症状について教えてください。
背中全体がなんか重だるいのと、あと鏡を自分の体型を見た時にやっぱりちょっとお尻が垂れているなと思って、それが治ればと思って来ました。
施術後その症状はどのように変化しましたか?
寝る時に背中がすごい痛くて寝られない事もけっこうあったんですけど、それが無くなって、夜寝られるようになったのは良かったです。
あと、周りからも『痩せたね』『細くなったね』と言われることが増えました。
改善すべき点や良かった点はありますか?
やっぱり託児があるのは本当に嬉しくて、特に自分の見える範囲にあるっていうのがすごく安心できて、良かったですね。
最後に、当院の骨盤矯正を受けた方が良いと思う人はどのような人だと思いますか?
なかなか産後忙しくて自分の体型とかって見ることってないと思うんですけど、ちょっと一回お風呂で鏡とか見てもらって『あれっ!?』と思った方は一回受けてみるといいと思います。子連れでも安心して来れるの良いと思います。