産後コラム

産後の便秘と骨盤の関係

著者:院長須崎章博

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後の便秘と骨盤の関係』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後の便秘と骨盤の関係

 

女性は生理の周期でもホルモンバランスの変化が胃腸に影響を与えがちですが、最も体質が変わりやすいのが妊娠中から産後です。

骨盤の戻り具合によっては産後も胃もたれや便秘・下痢が続く場合もあり、あまりにも不調が続くと栄養がきちんと体内に吸収されなくなる危険性も。

 

妊娠中〜産後の胃腸の体質が変わりやすい?

 

妊娠初期から中期にかけては、ホルモンバランスが生理期以上に急激に変化し、つわり・食べ悪阻もあり食生活が180度変わります。

いろいろな食材をバランスよく食べる以前に、食べられるものを食べて安静にするのが最優先ですから、適切な水分補給をして排尿のサイクルを整えて浮腫み対策をしましょう。

 

妊娠後期は、胎児が大きくなるにつれて胃腸の位置が変化してうまく働けなくなるため、消化不良・食欲不振・便秘・下痢などのトラブルが増えます。

また便秘になっても子宮の張りが起きないように排便の度に「いきむ」のは避けたいですし、体内の水分は羊水の方に優先されるので便は固くなりやすいです。

そのため、妊娠中の胃腸トラブルから痔になる方がとても増えます。

 

産後は胃腸の調子が戻ったとしても、出産のために緩んだ骨盤底筋が排便をする筋力も緩めていてすぐには回復できません。

それに加えて出産によるいろいろな傷が癒えるのに少なくとも一ヵ月はかかりますから、妊娠期間と産後を合わせても、約1年は通常の胃腸の動きができないと思っておいた方が良いでしょう。

 
 
あまりにも便秘が悪化した時は

 

自力では難しい時は用量と用法を守って便秘薬を使用しながら、排便の習慣を体が忘れないようにすることも大切です。

便秘は排便が困難になるのが問題なのではなく、腸内環境の悪化から肌荒れや不定愁訴、栄養不足、代謝不全、低体温なども引き起こすことがわかっています。

骨盤の位置を徐々に妊娠前の状態に整えながら、胃腸の働きも不安のない環境へと導いていきたいですね。

 

わかば整体院では産後ケアに特化した骨盤矯正を行なっております。

産後の骨盤矯正の詳細はこちらをご覧ください。

『産褥期』って何?

 

こんにちは!産後ケアリストの能勢です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産褥期』について書いていきたいと思います(^O^)

 

【産褥期って聞いたことあります?】
 

『産褥期』って聞いたことありますか?
 

出産した後によく聞く言葉ですが、実際何の事だかわからないって方がすっごく多いんです。

産褥期って何なのか?

 

大事なのはこの時の心の変化なんです!
 

そもそも産褥期って何なのでしょうか?
 

出産後の身体が妊娠前の状態に回復するまでの期間のことで、出産後6週間から8週間のことをいいます。
 

妊娠~出産まで約10か月。そう。10か月もかかってるんです!!
 

出産直後のこの期間は、10か月間の心や身体の負担がまだまだ残っています。
 

一番大切なのは『休む』こと。

産褥の褥という字は、敷布団という意味もあり床上げをせず、いつでも寝れるようにしてくださいね。

 

家事はほどほどに、赤ちゃんと一緒に寝ることってすごく大事なんですよ。
 

ちょっと長いように思えますが、妊娠から分娩まで身体は大きく変化しました。

色んな思いがあって約10か月間過ごしてきたと思います。

よくがんばったねと自分をたくさんほめてください。

 

パパもたくさん心配されたと思いますが、つわりにも耐え身体の変化も乗りこえ出産したママにやさしい声をかけてくださいね。
 

産褥期の心理的変化は妊娠や分娩による身体的変化や損傷だけでなく、ホルモンの変動の変化で精神的にも激動な時期ともいえます。
 

分娩の達成感→今までの自分の喪失+母親役割機能の獲得
 

新たな生活のリズムの中で、赤ちゃんの授乳やお世話で心身ともに疲れやすく不安定な状態にいます。
 

どのような変化があり少しでも理解しようという気持ちがあれば、自分や周りの人にもサポートしやすくなると思います。

 

自分を褒めてあげて、赤ちゃんと一緒に大きくなりましょうね!
 

では、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

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後陣痛って何?

 

 

こんにちは!産後ケアリストの能勢です。

 

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本日は後陣痛について書いていきたいと思います(^O^)

 

【後陣痛って?】

後陣痛って言葉聞いたことありますか?

 

 

出産した後に陣痛?って思いますよね。

 

あの痛みをもう一回?しんどいなー、いやだなー。

 

ってでも私、帝王切開なので、本当の痛みはわかりません(笑)

 

ごめんなさい(笑)

 

帝王切開なので、もし次妊娠しても陣痛を体験することはないと思いますが、痛みを理解しようとする気持ちはたくさんあります。

 

この後陣痛とは、子宮が元に戻ろうとするときにでる痛みのことなんです。

 

もちろん出産のときに起こるあの痛く長い陣痛とは違いますよ。

 

ちょっとよかったでしょ?

 

でも人によっては痛みを強く感じる人もいます。

 

私は、生理痛のひどい日のような、たまに子宮をギュッと鷲掴みわれたような痛みがありました。

 

そして初産婦より経産婦の方に強く出る傾向があるんです。

 

なぜかというと初産に比べて、子宮の収縮スピードが速いため

 

より痛みを感じやすくなっているんですよ!

 

二人、三人と出産したママ、感じたことなかったですか?
そしてもう一つ、授乳すると痛くなったことってありませんでしたか??

 

それにもちゃんと理由があるんです!

 

授乳をすると出てくるオキシトシンというホルモンにより、子宮が収縮して痛みがでてきているんです。

 

痛いのも嫌ですけど、子宮が元の大きさに戻ることは大切なことなんです。

 

少し理由がわかると私の身体がんばってるなーって思いますよね。

 

身体も休めたい時に、痛みもあり授乳もしないといけないのは大変ですね。

 

ママってほんとにすごい!!

 

後陣痛は、体の回復に必要なものなので痛みをゼロにするのは難しいかもしれません。

 

でも痛いなーって思った時は、腰や足を温めて血行を促してみてください。

 

血行が良くなると、少し痛みを和らげることができます。

 

リラックスして痛みを軽減してくださいね。

 

では、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

産後の後陣痛について様々な症例をみてきた専門家に相談することで、早期改善が期待できます。

 

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の肩こりって?

著者:院長須崎章博

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後の肩こり』について書いていきたいと思います(^O^)

 

眠ってくれた赤ちゃんの天使のような寝顔を見ている時も、気が付けば自分で自分の肩をもんでいる。

 

こんなことってありませんか?

 

産後、肩こりの悩みをご相談されるママががたくさんいらっしゃいます。

 

長時間の抱っこやおむつ替えなどでの無理な姿勢、蓄積される育児疲労、運動不足…

 

子育てをしながらの忙しい毎日に肩こりの様々な原因が潜んでいます。

 

この様なことが原因で、血行不良になった結果、コリになります。

 

では、血行不良を改善するためにはどうしたら良いのでしょうか?

 

産後の肩こり、血行不良を改善する3つの方法とは?

①歪みを整える

→体操や施術、日常生活で左右と前後が対象になる様に心がける

 

②温める

→お風呂やカイロで温めると血行が良くなりますので、肩こりにはすごく良いです。

 

③軽い運動をする

→腕を大きく回したり、全身を使う軽い運動をすると、血行が良くなって肩こりの改善に繋がります。

 

肩こりをはじめ、血行不良の痛みやだるさなどは、簡単な体操で治せることがすっごく多いんです。

 

是非、色々やってみてくださいね!

 

 

産後の肩こりについて様々な症例をみてきた専門家に相談することで、早期改善が期待できます。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

産後の骨盤矯正について詳しくはこちらをご覧ください。

 

悪露って何?

こんにちは!産後ケアリストの能勢沙智香です^ ^

 

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 今日は悪露についてお話ししますね!
 
【悪露って?】
 
出産した後って、体の中でどのようなことが起きているのか知ってますか?
 
お腹が戻って母乳が出る。
 
実は私、そんなことくらいしか思い浮かばなかったです(笑)
 
まず驚いたのは、いきなりお股から、奇妙なドロドロした液体が出てきたことです。。
 
これを悪露(おろ)っていうらしいです。
 
実際出てきたときは、ほんとビックリ!
 
出産を経験している方なら、誰もがびっくりしたのではないでしょうか?
 
この、悪露は出産後、子宮からでる分泌物なんです。
 
血液を含んでいるので、初めは赤っぽく生理の出血に似ています。
 
産後って、驚きの経験がたくさんでてきますよね。
 
私は産褥パットを初めて手にしたとき、すごく大きかったので不安になって助産師さんに悪露ってどんなものですか?と聞くと、
 
『生理の量がめちゃくちゃ多い日みたいな感じかな。』
 
と教えてもらいました。
 
そのおかげで心構えもできたし、なんとなくの想像もできました。
 
ずっと血液がでるのではなく、だいたい4週頃まで続き、出る量も減り色も白っぽく変わっていきますよ。
 
それと同時に、大きくなった子宮が妊娠前の大きさ、位置に戻ろうとします。 子宮が収縮することで、止血されて悪露はなくなっていくんですよ。
 
では、出産の時、子宮がどのくらいの大きさになったのか考えたことってありますか?
 
人にもよりますが、通常ですと5センチ程度の子宮はなんと約30センチにもなるんです。
 
ちょっとびっくりしますよね?
 
産褥期で大切なことは、身体を休めること!
 
赤ちゃんのお世話ももちろん大事ですが、自分の身体を労わることも忘れないでくださいね!
 
では、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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女性に多い産後の骨盤のゆがみ

著者:院長須崎章博

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『女性に多い産後の骨盤のゆがみ』について書いていきたいと思います(^O^)

 

肩こりがひどい、腰が痛い、体重は戻ったのにパンツがはけない

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妊娠・出産を機におこる体の不調は、骨盤のゆがみが原因になる場合がすっごく多いんです。
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妊娠中や出産時に赤ちゃんが通りやすくするために開いた骨盤は、出産後もホルモンバランスの影響により元の位置に戻りにくく、産前よりも開いた状態になってしまいます。
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その骨盤の広がりや歪みが体の色んな不調を引き起こします。
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さらに、足を組んだり、カバンなどを片方でばかり持ったりする生活習慣によっても骨盤がゆがむ原因となってしまうんですよ。
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骨盤がゆがむと体の姿勢が悪くなります。
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姿勢が悪くなると筋肉をつかわない部分がでてくるので、太りやすくなってしまいます。
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お尻が大きくなったり、下腹部がポッコリでてしまったり
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さらには肩こりや腰痛、便秘や冷え性など、さまざまな症状をひきおこしてしまいます。
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出産を経験していなくても、長時間パソコンを使用する座り仕事の方にも、立ち仕事でつい重心を片側においてしまうという方、カバンをいつも同じ方で持ってしまう。
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日常生活のちょっとした習慣によっても、骨盤のゆがみの原因となってしまいます。
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骨盤矯正ベルトや産後ガードルなどで、ゆるんだ骨盤を締めてくれたり、産後の体形変化を防いでくれたり、産後の体の不調を軽減してくれる効果があります。
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歪まない身体にするためにも、普段から左右と前後が対象になるように姿勢を気をつけることが大事。
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また、ストレッチなどを定期的に行うこともすっごく効果がありますよ。
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わかば接骨院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

 

 

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産後頻尿を1人で悩まないで

著者:院長須崎章博

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後頻尿を1人で悩まないで』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ママを悩ます「尿問題」

 

「出産」という大変な時間を乗り越えて、やっと触れることができたかわいい我が子。

 

赤ちゃんに会えた喜びと出産を終えた疲れや興奮で、お母さんになったばかりの女性には様々な感情が押し寄せるでしょう。

 

心の変化だけではありません。

 

妊娠・出産は女性の体に負担となって、多くの女性が気にされる「太った」「体型が変わってしまった」というだけでなく、筋肉や骨、体質などにも変化が出てきます。

 

出産間もない女性はこうした体の変化から様々なトラブルに悩まされることがあります。

 

頻尿や尿漏れといった「尿問題」も産後の女性に起きやすいトラブルの1つです。

 

□トイレに行ったばかりなのに、すぐに尿意を感じてしまう

 

□トイレに行ってもスッキリせず、残っている感じがする

 

□妊娠前は尿意を感じてからしばらくの間は我慢できたのに、出産後は我慢できない

 

□くしゃみや大笑いをした拍子に尿モレしてしまうことがよくある

 

□重いマザーズバックを持ち上げた拍子に尿がもれてしまった

 

出産後このような経験はありませんか?

 

こうしたトラブルを誰にも相談できずに1人で悩んでいらっしゃる女性が少なくありませんが、出産後の尿に関するトラブルは、妊娠・出産に伴って誰にでも起きる生理現象の1つなので、恥ずかしい症状ではありません。

 

出産後の頻尿、尿モレの原因

 

妊娠中、お腹の赤ちゃんが大きくなるのと同時に少しずつ大きくなる子宮がすぐ下に位置する膀胱を圧迫します。

 

上から押しつぶされることによって膀胱にためられる尿の量が少なくなってしまいます。

加えて、妊娠することで体の血液の量が増えるため腎臓の機能が高まり、より尿が排出されやすくなります。

 

妊娠中に起きやすい頻尿は出産後、子宮が元の大きさ、位置に戻り、膀胱の圧迫がなくなれば次第に解消されます。

 

その一方、産後の頻尿・尿もれは出産によってお母さんが負った体のダメージが引き金となっています。

 

原因1 骨盤底筋のゆるみ・筋力の衰え

 

骨盤の1番下の部分から子宮・膀胱・直腸などを支えている筋肉をまとめて「骨盤底筋」と呼んでいます。

 

普段、尿が出てしまわないようにないように尿道などを引き締めているのはこの「骨盤底筋」の重要な働きによるものです。

 

妊娠した女性の体は出産に備えて、少しずつ様々な変化を起こすのですが、この「骨盤底筋」に作用する女性ホルモン「リラキシン」の分泌もその1つです。

 

「リラキシン」は、出産時にお母さんのお腹から赤ちゃんが出てきやすいように、産道周辺の関節や靭帯(じんたい)を緩められます。

 

靭帯は骨と骨をつなぐコラーゲンでできた帯状や紐状の組織ですが、リラキシンの作用により体の臓器と骨盤底筋をつなぐ靭帯もゆるくなるので、尿道を引き締める力が弱まり産後の頻尿や尿モレが引き起こされるのです。

 

「リラキシン」の影響は産後半年ほどでなくなると言われますが、妊娠中だからと体に適した運動まで控えてしまったり、大きくなるお腹を抱えて必要以上に体を動かさなかったりしていると、骨盤底筋の筋力そのものが弱くなってしまい産後の頻尿・尿モレを避けることができなかったというケースもあります。

 

原因2 出産による骨盤底筋のダメージ

 

出産間近になる、赤ちゃんや羊水などで子宮の重さは5kgを超えてきます。

 

リラキシンの影響で緩みやすくなっている骨盤底筋が、こうした重みを支え続けることで筋肉の繊維はさらにのびやすくなり、出産直前にはお腹に力を入れた時に尿モレが起きやすくなります。

 

出産直後は妊娠中に受けた骨盤底筋のダメージも回復しておらず、分娩によってさらに骨盤底筋が伸びてしまうために尿道を引き締める力がさらに弱くなり、頻尿や尿モレが引き起こされます。

 

特に3500g以上の大きな赤ちゃんの出産、長時間にわたる難産、経産婦さんの場合などは骨盤底筋や靭帯が負う損傷が大きくなると言われています。

 

産後頻尿からの回復

 

ビールやコーヒーなどの利尿作用が高い飲み物をたくさん飲んだ時に、時間を空けずに何度もトイレに行きたくなるという経験は誰にでもあるでしょう。

 

「頻尿」と呼ばれる状態も同じようにトイレに行った後すぐにまた尿意を感じてしまう状態ですが、ビールを飲んだ時はトイレに行くたびに通常と同じ排尿量がありますが、頻尿では排尿量が少なくなることが特徴的です。

 

頻尿の状態では膀胱に正常時と同じ尿の量をためておくことができません。

 

①トイレの回数が1日に8回以上 ②睡眠中にトイレに行きたくなって何度も目が覚める

こうした状態が続く場合は「頻尿」であるとされます。

 

上記のような頻尿を感じていて、トイレに行ってもスッキリとしない、排尿するたびに痛みがあるという場合は、膀胱炎や子宮脱など「頻尿」に病気が隠れている場合があるので、すぐに専門の医療機関を受診する必要があります。

 

産後の頻尿・尿モレは妊娠・出産の経過によって誰にでも起こることなので、それほど心配する必要はありません。

 

お母さんが体に負ったダメージと同じように筋肉や靭帯のダメージも次第に回復し、ほとんどの方はこうした症状も出産後3~4カ月で自然に治まってきます。

 

産後頻尿・尿モレのケア

 

◎「動きすぎないで!」

2人目、3人目のお子様をご出産されたお母さんから、お母さんの退院を今か今かと待っている上のお子さんのお世話で「退院後すぐに出産前の日常生活が戻ってきました」というお話を伺うことがあります。

 

立ったり座ったりという動作や荷物を持って動き回ることが続くと、出産で傷ついた骨盤底筋にさらなる負担がかかります。

 

お母さんが出産で体に受けるダメージは想像以上に大きいもので、しっかりと回復をいておかないと頻尿・尿モレをはじめ後々様々なトラブルや体調不良に原因となります。

 

ご家族の協力を得て、産後1か月はできるだけ横になるようにしましょう。

 

◎「水分を我慢しないで!」

 

トイレが近くなることから、水分を我慢してしまう方がいらっしゃいます。

 

赤ちゃんに必要な1日600mlから800mlの母乳を作るために、お母さんの体内からは毎日1リットルの水分が奪われていることをご存知でしょうか?

 

更に水分を我慢すれば、①水分が足りずに母乳が出にくくなる②尿が作られず排泄ができなくなる③血液中の水分不足から脳梗塞などの可能性が高まる④便秘がひどくなり腸内に溜まった便が膀胱を圧迫・刺激することで頻尿がより深刻になる⑤体の水分不足から肌が荒れる、などという恐れがあります。

 

お母さんのため、赤ちゃんのためにも十分な水分をこまめに摂ることはとても大切です。

 

◎「普段の生活の中で骨盤底筋を鍛えよう!」

 

お母さんが高齢になって筋肉が衰えてきた時に、筋肉や靭帯が傷を負った影響で尿モレがひどくなるリスクがあります。

 

今後の尿モレ予防のためにも産後1か月が過ぎた頃から、無理のない範囲で骨盤底筋を鍛えることが必要です。

 

「外を歩くときは、意識的にスピードを上げる」「通勤途中、食器を洗いながらなど、肛門を意識して5秒間力強くギュッとすぼめ、10秒間力を抜いてゆるめるという動きを10回繰り返す」など、生活の中に骨盤底筋を鍛える動きを取り入れることがおすすめです。

 

産後の頻尿や尿モレは、骨盤が下がることで過活動膀胱を引き起こし頻尿の症状が出ているケースなど、1人1人状態が違っています。

 

産後の頻尿について様々な症例をみてきた専門家に相談することで、早期改善が期待できます。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後ダイエットの鍵は骨盤にあり

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後ダイエットの鍵は骨盤にあり』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後ダイエット、食べずに頑張ってもやせない理由

 

可愛い赤ちゃんを迎えて初めての年末年始をお過ごしのママもいらっしゃることでしょう。

天使の笑顔を囲んで、家族や親せきが集まっての団らんもいつも以上に楽しく、にぎやかなことと思います。

そんな時にはいつも以上にお食事が美味しく感じられ、ついつい食べ過ぎてしまうというのはよくある話です。

 

この季節は産後ダイエットに励んでいた産後間もないママたちから「産後ダイエットの効果が現われないうちに、自己最高体重を超えてしまいました」などと困ったように報告を受けることが多くなります。

 

産後の体重がなかなか落ちないことにはいくつかの理由があります。

 

①食生活

 

妊娠中はつわりがひどくて食事を全く受け付けない人や時期がある一方で、ホルモンバランスの変化、血糖値の変化、栄養バランスの変化、赤ちゃんのためといった精神的な変化から食欲が高まることがあります。

 

妊娠中に高まった食欲を出産後も引きずり、妊娠中と同じような食生活をしていれば体重は増加する一方です。

 

母乳育児をしているママは母乳をあげている間は体重の増加は抑えられますが、食欲の高まりから塩分油分の多いスナック菓子、甘い物といった極端にバランスの悪い食生活が続くと母乳が出なくなり、体重増加が進みます。

 

②運動不足による基礎代謝の低下

 

妊娠中は赤ちゃんを守るためにそれまでスポーツを続けてきた人でも激しい運動ができなくなります。

 

また、大きなお腹をかばうように体を休めるため筋肉量は減少します。

 

運動不足が日常になり、出産後も体を動かさないママは少なくありません。

 

また、筋肉量が落ちてしまったことで基礎代謝が低下するので、食事の量が変わらないとしても使われるカロリーが少なくなれば体重は増加します。

 

実はこの他にもう一つ、産後ママ特有の「痩せない理由」があります。

 

それが産後ダイエットの鍵「骨盤」なのです。

 

産後の骨盤

 

産後ママなら女性ホルモンの1つ「リラキシン」の名前はどこかで耳にしたり読んだりしたことがあるでしょう。

 

ママのお腹の中から赤ちゃんが無理なく出てこられるように、出産が近くなるとこの「リラキシン」の働きによって産道周辺の関節や靭帯がゆるみやすくなります。

 

「リラキシン」の分泌は妊娠直後から始まり、妊娠後期、出産間近に最も盛んになります。

 

ホルモンの分泌によって、関節や靭帯の緩みやすい状態は産後半年程度続きます。

 

関節や靭帯を緩める「リラキシン」が赤ちゃんの出産時だけに作用すれば問題はないのですが、実際には妊娠初期から出産半年後まで続くため、その間ママの体には「リラキシン」の影響が続くことになります。

 

イスに腰かける時に足を組む、お姉さん座りと呼ばれる横座りをする、赤ちゃんへの授乳中に胡坐をかく、おむつやミルクの準備などを詰めこんだ重たいマザーズバッグをどちらか片方の腕ばかりで持っているなど、体のどちらか一方だけに体重をかけるような姿勢を続けていると、「リラキシン」の影響でゆるみやすくなっている骨盤はすぐに歪みが生じてしまうのです。

 

猫背の姿勢でスマホを覗きこんでいても、同じようにスマホを覗きこんでいる人に比べてリラキシンの影響下にあるママの骨盤は歪みを生じやすいのです。

 

恐ろしいことに歪んだ骨盤を産後そのまま放置してしまうと、骨盤は歪んだままの形で固定してしまいます。

 

骨盤の歪みは、体のむくみ、生理不順、腰痛、肩こり、便秘、冷え症など産後ママの体に様々な不調の原因となります。

 

体の不調だけではありません。

 

産後太り、なかなか戻らないお腹のたるみ、体形の崩れなど、妊娠前のスタイルに戻ることが難しくなります。

 

そのまま太りやすい体質になってしまって、2人目、3人目と出産するごとに体重が増えてしまうという悪循環が始まってしまうケースもあります。

 

「食事を減らして頑張ったとしても、骨盤に歪みがあるうちは思うように痩せることができない。」

 

これが産後ダイエットのキーポイントであり、これまでのダイエットと同じ意識で進めていても産後ダイエットの成功はありません。

 

骨盤の歪み(ゆがみ)をセルフチェック

 

骨盤の歪みについて詳しくは医療機関で診断を受けることをお勧めしますが、ご自分でも簡易的にチェックすることができます。

産後ダイエットが上手く進まないとお悩みの方は是非トライしてみてください。

 

<その場で足踏み>

 

足元の床に印をつけておきます。

付けた印の真上に立ち、目を閉じたままでその場で50回足踏みを行います。

 

50回の足踏みの後、目を開けて床に付けた印からどのくらい動いているかをチェックします。

 

印より右に動いていた場合は右側に骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

同じように印からずれていた方向(左側、前側、後ろ側)に骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

印より1m以上離れてしまった場合は骨盤の歪みがひどい場合があるので要注意です。

 

・左右の肩の高さ

 

鏡で自分の姿勢を確認した時に、左右の肩の高さがそろっていない場合は左右どちらかの骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

右肩の位置が左肩より高い位置にあれば、骨盤の右側が左側より上がって骨盤が傾いていることが分かります、

 

・両足の開き

 

両足を前に出して、床の上に座ってみます。

 

力まずリラックスした状態でつま先の角度に注目してください。

 

基本的につま先は「V」字を作りますが、同じ角度になっているか確認しましょう。

 

開き過ぎてしまったり、閉じすぎてしまったりしている方の足と同じ側の骨盤に歪みがあることが分かります。

 

産後の骨盤矯正について

 

リラキシンンの影響から関節や靭帯にゆるみがある産後は「骨盤が歪みやすい時期」ですが、その一方で骨盤を矯正するためにはベストなタイミングでもあります。

「骨盤リセット期」とも呼ばれる産後半年までの間は、開いた骨盤がゆっくりと元に戻っていく時期なので、筋肉も骨もやわらかくほぐれていることから矯正の効果が出やすく、骨盤矯正には最適な時期なのです。

 

産後間もないママはまずは自分の体を十分に休め、出産による傷や痛みを癒すことを第一に考えましょう。

 

出産直後の骨盤矯正は、産後すぐの装着が可能な柔らかいタイプの骨盤ベルトを付けることなどから少しずつ始め、産後1か月の健診で問題がなければ体調と相談しながら運動を含めた本格的な骨盤矯正を少しずつ始めることが可能になります。

 

骨盤矯正について数多くの症例を診ている専門家の診断を受けると、自分の体調や骨盤の状態に適した骨盤矯正を受けることができます。

 

産後ママが骨盤矯正を始めると血流の促進で新陳代謝が活発になり、脂肪が燃えやすくなりやせ始め、老廃物が排出され新しい細胞が活性化されるので、全身の肌もきれいになります。

 

脂肪が燃えやすくなることでスタイルもよくなり、体の動きがスムーズになることから筋肉への負担も少なくなり、疲れにくい体になります。

 

ダイエットに効果のほか、恥骨痛、腰痛、股関節痛、尿漏れ、便秘、内臓下垂による代謝の低下などの改善にも効果がみられます。

 

また血流の促進により、冷え症やむくみの改善に加えて、肩こりや頭痛、腰痛なども解消されます。

 

産後の骨盤矯正はダイエット効果だけでなく美容面への効果、赤ちゃんと一緒に健康に過ごすための体調維持にも重要な鍵となるのです。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

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産後の頭痛と原因

 

わかば整体院院長の須崎です。

 

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本日は『産後の頭痛と原因』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後に安静にしていても頭痛に悩まされることがあるのはナゼ?

 

「出産後2時間横になっていたのに、ずっと頭痛に襲われて頭が割れそうだった。」

「鎮痛薬を飲んでもなかなか頭痛がおさまらない。」 「ズキンズキン痛んで熟睡できない。横になってもおさまらない頭痛をなんとかしたい。」

 

産後2週間は安静に、3週間目から床上げを…と言われてもなかなかゆっくりしていられないのがお母さんという存在。

 

特に、赤ちゃんが生まれてから1ヵ月は、昼夜問わず授乳とオムツ替えを頻繁に行わなければならないので、3時間とまとまって睡眠を取ることも難しいものです。

 

そんなハードな生活の中で、常に頭痛の痛みを我慢しながら過ごすのはとてもストレスが多く、産院によっては鎮痛薬を処方されない方針のところがあったり、お母さん自身に薬が合わなかったりと特効薬がないのも気持ちが浮かばれませんよね。

 

普通分娩、帝王切開、無痛分娩などを問わず、実は産後の頭痛はとても多い症状なんです。

 

◎痛みに耐える時に一時的に血圧が急上昇するから

 

普通分娩の際に重要な「いきむ」という姿勢が、実は頭痛の原因になっていることがあります。

 

陣痛の痛みを利用し、その波に合わせて全身に入ったことのない力を込めるわけですから、どんな妊婦さんでも一時的に血管に通ったことのないほどの負荷がかかります。

 

高血圧と同じ状態になるので、出産を終えた後に正常な血圧になっているかどうかを頻繁に測り、時に血圧が通常の数値に戻らない時に刃血圧を下げる薬を処方される場合もあります。

 

出産の「いきみ」で頭痛になるのは、本来であれば血圧が上昇しても脳の血流が不安定になることがないような構造になっているにもかかわらず、痛みに耐えるためにその構造の限界を超えるほどの血圧の上昇が起こるからです。

 

ただでさえ妊娠中は妊娠していない時よりも1.5ℓもの血液量が増えていると言われていますので、その血液が一気に脳に集まってくると大変な負担になることはどの妊婦さんにも同じことが言えます。

 

多くはなりませんが稀に、妊娠中に脳出血や脳梗塞になるケースもありますので、頭痛に悩まされている時は血圧の数値をこまめに把握しておくと目安になります。

 

◎極度の睡眠不足になるから

 

睡眠というのは脳が休まるのに必要不可欠なものであり、眠っている間に人間はストレスや記憶をリセットしたり整理したりすることがわかっています。

 

しかし産後まとまって取れない睡眠時間では、体の回復機能が追い付かずに脳や全身の筋肉が疲労を回復できず、万全ではない状態での毎日が続いてしまいます。

 

そのため、脳が常に緊張を強いられることになり、血管が圧迫されて頭痛を起こしやすくなるというわけです。

 

血管が動いているリズムがわかるほどの片頭痛に発展するのは、睡眠不足に原因があることが多いです。

 

◎自律神経が不安定になるから

出産という大仕事を終えた後、神経はたかぶり、疲れているのにテンションがおさまらずに眠れないということがしばしばあります。

 

「産後ハイ」とも呼ばれるこの状態は自律神経のONとOFFのスイッチが入れ替わっている状態に似ており、疲れているのに休めないということは、疲れていないのに休みたい状態を引き起こす可能性があることを意味しています。

 

そこで、リラックスしているはずなのに脳の神経が活発になり過ぎて頭痛が起きるというケースが増えるのも産後に多い特徴です。

 

◎排尿や排便にすら痛みが伴うから

 

前述のように「いきむ」時に血圧が急上昇するのも頭痛の原因となりますが、帝王切開や無痛分娩での麻酔が切れた後の生活における痛みでも頭痛を誘発することがあります。

 

術後の傷が痛む中で、這うようにお手洗いに行き、そこで排便をするにももう一度お産を繰り返すような痛みに耐えなければならない人も多いでしょう。

 

痛みを我慢している時、人間は頭蓋骨周辺に血液が集まってくるようになり、血圧の上昇と頭痛を引き起こします。

 

◎出産に開いた骨盤で血流が阻害されてしまうから

 

頭痛は、全身の血流が滞りなく流れ続けている時にはなかなか起こりません。

 

しかしどこかで止められる、あるいはどこかに集中することで、体に異変を感じて知らせるように頭痛が起こることがわかっています。

 

産後はどうしてもすぐに骨盤がもとの状態には戻らないので、骨盤の周辺で血流が阻害されて脳に必要な血液が循環せずに頭痛の原因になることがあります。

 

産後2ヵ月ほどかけてゆっくり骨盤がもとに戻っていきますが、歪んで戻ってから定着してしまうと頭痛が悪化する危険性もなくはありません。

 

他にも、産後の骨盤ベルトを締め過ぎて血流が阻害されて頭痛になってしまう人もいますので、産院でよく相談し自分に合った骨盤の戻し方を探すことを意識してみましょう。

 

産後に頭痛が悪化してしまったら

 

産後の高血圧や睡眠不足は、体が回復して赤ちゃんとの生活に慣れてくるに従い、かなりの確率で自然におさまって、頭痛の頻度も下がっていくことが多いです。

 

しかし中には、産婦人科では産後の回復が順調だと診断されているのに、頭痛がおさまらずに悪化しているとさえ感じる人も少なからずいらっしゃいます。

 

「授乳に差し支えがあるから、なるべく鎮痛薬は飲みたくない」と考えるお母さんの優しさも理解できますが、痛みに耐えることが次の痛みを誘発していることもありえるので、どうしても頭痛で何も手につかない時は、きちんと処方してもらった鎮痛薬で頭痛を押さえることも選択肢に入れておきましょう。

 

そして、頭痛の根本的な原因がどこにあるのかを把握して、自宅でできるケアから始めてみてはいかがでしょうか。

 

①入浴

 

頭痛は体のどこかで血流が悪化している時に起こりやすいので、産後に入浴しても良いと許可がでたらまずは赤ちゃんをお家の人にお願いして、ゆっくり体を休めることから頭痛の改善をスタート。

 

今まで血行不良だった所が急に血行が良くなることで頭痛が起きることもありますので、高温での入浴は避けて、40度前後のお湯で半身浴をするのがおすすめです。

 

②蒸しタオルで肩や首を温める

 

授乳の姿勢はどうしても前かがみになり、肩や首の筋肉が常に緊張状態になってしまい、血行が滞りがちです。

 

ゆっくり入浴している時間がない時でも、濡れたタオルを電子レンジで温めで首に置くだけで、血行促進に繋がります。

 

③複式呼吸を意識する

 

人間は痛みがあると呼吸が浅くなり、酸素不足になりやすいと言われています。

 

酸素が不足すると脳の血管は緊張状態が続いてしまうので、複式呼吸のような深い呼吸で全身に必要な酸素を送りましょう。

 

複式呼吸の方法がわからない人は、まず全ての息を吐き出すことを意識してみてください。

 

たくさん吸うためには、吐き出して肺にスペースを作らなければたくさんの空気を吸うことができません。

 

コツは15秒間息を吐いて、5秒で吸うのを繰り返すことです。

 

「産後の頭痛」を改善するために

 

体を休めて、十分な睡眠を取り、血行を促進して、呼吸を整える。

 

それでも頭痛が改善されない場合、骨盤の歪みにより全身のバランスが崩れてしまっていることが考えられます。

 

体のどこかに歪みがあると、人間はそれをカバーするために違う部分が頑張ってしまい、緊張状態を緩めることができません。

 

その緊張が続くと筋肉が疲労し、やがて血行不良から頭痛の原因となってしまうものです。

 

原因のわからない頭痛と戦う前に、まずは産後の体をケアしておくことが大切です。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

産後のぎっくり腰、もしもの対応

わかば整体院院長の須崎です。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

本日は『産後のぎっくり腰、もしもの対応』について書いていきたいと思います(^O^)

 

産後に「ぎっくり腰」が多くなる理由

 

「ベビーベッドに寝ている子どもを抱き上げた瞬間動けなくなった。」

「おむつを替えていて後ろにあるお尻拭きをとろうと振り返ったら激痛が走った。」 「ベビーカーでお散歩中、子どもが落としたおもちゃを拾おうとしたら腰に感じたことのない痛みがきた。」

 

慣れない子育て、休みなく続く家事、復帰間もない仕事。

 

頑張る産後ママを激しい痛みが襲う「ぎっくり腰」は正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、その名前の通り腰周辺に瞬間的にねじれる力が加わって、腰を支える靭帯や筋肉が切れたり裂けたりして神経が刺激され、体を動かすことができない、その場から動くことができないような激しい痛みが起こります。

 

腰の中央にある椎骨(ついこつ)の関節と関節を包むその周りの膜、椎間板なども傷つき、神経に圧力が加わることで痛みはさらにひどくなると言われています。

 

「ぎっくり腰」というと年配のオジサマが腰を押さえて痛みに耐えるイメージがあって、20代や30代の若いママには関係ないのではと思われる方も多いでしょう。

 

実は産後間もないママの間では「ぎっくり腰」はとても多い症状で、どんなに若いママでも産後はぎっくり腰のリスクが高くなるのです。

 

◎妊娠・出産による骨盤への影響

 

出産時に赤ちゃんが産道をスムーズに通ってママの体の外へ出てこられるように、妊娠中から「リラキシン」という女性ホルモンがたくさん作られるようになります。

 

この「リラキシン」の作用で少しずつ産道周辺の関節や靭帯がゆるみ、ママの体は出産に備えるのです。

 

ゆるんだ関節や広がった骨盤は出産後数か月をかけて元に戻りますが、その間に赤ちゃんを抱っこしたり、中腰になっておむつを替えるなど無理な姿勢を続けたり、育児の合間の楽しみに前屈みになってスマホを見るなど悪い姿勢を続けていると、骨盤に歪みが生じてしまいます。

 

また妊娠中、大きなお腹を支えるため常に反っているような状態であった腰(反り腰)が出産後も癖になっていて背中や腰に常に負担がかかった状態であるママは少なくありません。

 

本来であれば筋肉疲労は日常生活の食事、運動、睡眠で日々回復するのですが、背中や腰の筋肉にかかる負担が回復のスピードに追い付かないと疲労は蓄積を始め、ある日突然「ぎっくり腰」の症状が出てしまうのです。

 

◎育児や家事などで腰にかかる負担

赤ちゃんへの授乳、ベビーベッドから赤ちゃんを抱き上げる、中腰になって覗きこむようにおむつを替えるなど、赤ちゃんに気を配るあまり、腰の痛みも気にせずに動き回る頑張り屋のママがたくさんいます。

 

妊娠期間や出産で大きな負担がかかった腰を休ませる間もなく動き回ることで、腰の筋肉の疲労は蓄積されていきます。

 

疲労した筋肉は腰を支えきれず、ぎっくり腰の原因となります。

 

◎妊娠中、産後の運動不足による筋力の低下

妊娠中はハードな運動ができず、また出産後も自分のトレーニングに定期的に時間を割くことが難しいママはどうしても運動不足になりがちです。

 

妊娠する前に比べると筋力が低下し、筋肉に腰を支える力がないとぎっくり腰は起こりやすくなります。

 

◎日々のストレスや疲れ

ストレスを感じると自律神経に乱れが生じて体内の血管が縮こまってしまい体内の血流が悪くなります。

 

血流が悪くなると血液中の疲労物質が滞って筋肉疲労が回復せず疲労は蓄積され始めます。

 

体の中央にある腰にかかる負担は他の部位に比べても大きいので、蓄積された疲労は「ぎっくり腰」の症状として出やすくなります。

 

今、「ぎっくり腰」になってしまったら

 

どれだけ気を付けて生活していても、筋肉疲労の積み重ねや発散できないストレスなどが引き金となり、突然ぎっくり腰の痛みに襲われることがあります。

 

適切な対応、応急処置ができないとぎっくり腰の痛みが長引いたり、腰痛が慢性化してしまうこともあります。

 

激しい痛みがあった場合も何とか体を動かすことができ、医療機関が診療中であればなるべく早く受診するようにしましょう。

 

体を動かすことができないような激しい痛みを感じた場合も、しばらくすると痛みはあっても、ゆっくりと体を動かすことができるというケースがあります。

 

「動けるようになったから受診しよう」ということならいいのですが、「これで大丈夫」と安心して放置されてしまうことがあります。

 

適切な処置をしないまま放置すると痛みの原因である炎症物質が拡がって痛みが長引くことがあるので注意が必要です。

 

①医療機関の受診ができない場合

 

受診ができたら専門家の指示に従うことが大切ですが、痛みで体を動かすことができない場合や休日や深夜で医療機関の受診ができない場合はまずは安静にしましょう。

 

②楽な姿勢で安静に

 

痛みがなく自分で楽にいられる姿勢が1番ですが、仰向けに寝ると腰への負担がより大きくなるので、横向きに腰を丸めるように横になると楽になります。

 

腰が沈み込むような柔らかいソファーやベッドは避けましょう。

 

③ぎっくり腰の初期段階は「冷やす」

 

激しい痛みがあってから48時間は炎症物質が出続けるとされますが、炎症物質は冷やすことで抑えることができ同時に痛みも和らぎます。

 

痛みのピークはぎっくり腰が起きてから2-3日目にやってくるという人が多くいます。

 

痛みが治まるまではアイスバックや冷湿布などを利用して、痛めた患部しっかりと冷やし、ぎっくり腰発生から数日間は体を温める入浴は控えましょう。

 

④痛みが軽くなってきたら「温める」

 

痛みが治まってきたら少しずつ温めるようにしましょう。

 

筋肉を温めることでコリがほぐれ、血行をよくして筋肉に十分な栄養がいきわたると傷ついた筋肉の修復が早くなります。

 

温湿布の他、ゆっくりと湯船につかることも効果的です。

 

また、痛みを感じない程度に徐々に体を動かす様にすることも、血行をよくするために大切です。

 

「産後ぎっくり腰」を予防するために

 

◎今日から始める腰痛ケア

 

妊娠中、出産からの続く腰痛でお悩みのママは、専門家と相談しすぐに腰痛ケアを始めることが必要です。

 

ぎっくり腰の原因の1つとなる腰痛をケアすることで、子育てがしやすくなるだけでなくぎっくり腰の予防にもつながります。

 

◎授乳の姿勢

 

授乳中は赤ちゃんの顔を覗き込むために猫背になりやすく、腰にかかる負担が大きくなります。

 

授乳クッションを利用して、クッションの上に赤ちゃんを寝かせた状態で授乳をすると高さの調節もでき腰への負担も少なくなります。

 

◎赤ちゃんの抱っこ

 

赤ちゃんのちょうど両脇部分に手を入れて、上半身だけで抱き上げようとする力の入れ方では腰にとても大きな負担を掛けてしまいます。

 

必ず赤ちゃんに近づき膝を曲げて抱き上げるようしましょう。

 

また、赤ちゃんを抱っこしながら掃除などでかがむ動作をして腰を痛めるケースも少なくありません。

 

ママたちに人気の抱っこ紐は正しく使わないと骨盤で赤ちゃんを支えるような形になる場合があるので、説明書をしっかり読んで正しい使い方をしましょう。

 

◎骨盤ベルト、ウエストニッパー

 

骨盤ベルトやウエストニッパーは骨盤を固定することで安定がされ、元の正しい場所へ戻りやすくなりますが、着用することで腰痛の改善や重い荷物を運ぶ場合のぎっくり腰予防にも効果的です。

 

骨盤ベルトやウエストニッパーは体型が戻った後も処分せず、腰痛の悩みがあれば着用をおすすめします。

 

わかば整体院では産後のお悩みに特化した施術をしております。

 

詳細はこちらをご覧ください。